フルマラソン初心者向け持ち物リスト【完走経験者がおすすめする必需品は?】
フルマラソン・ハーフマラソンに出場しますが、何を持っていけばいいの?
そんな疑問を解決します。
マラソン大会当日は、たくさんの持ち物を用意する必要があります。
着用するウェアやシューズはもちろん、レース中に補給するエネルギー食や着替えなど、さまざまです。
また、気候(夏、冬)・天候(晴れ、雨)によって持ち物は変わるため、どんな環境でも走れる準備をしておくことで、安心してスタートラインに立つことができるでしょう。
今回は、フルマラソン(ハーフマラソン)時に準備しておきたい持ち物チェックリストをご紹介します。
「〇〇持っていけば良かった〜」とならないために、最高の準備でマラソン当日を迎えましょう!!!
- 必ず用意する持ち物
- あると便利な持ち物
- 【通年】キャップ
- 【通年】サングラス
- 【通年】アームカバー
- 【通年】カーフスリーブ(ゲイター)
- 【通年】膝サポーター
- 【通年】足首サポーター
- 【通年】ランニングウォッチ
- 【通年】イヤホン
- 【通年】モバイルバッテリー
- 【通年】ウエストポーチ
- 【通年】バックパック
- 【通年】皮膚保護バーム・ワセリン
- 【通年】ニップシール
- 【通年】ファイテン パワーテープ
- 【通年】日焼け止めクリーム
- 【通年】フラスク(給水ボトル)
- 【通年】朝食
- 【通年】ウェットティッシュ
- 【通年】ばんそうこう
- 【通年】ポケットティッシュ
- 【通年】薬
- 【通年】リップクリーム
- 【通年】目薬
- 【通年】リカバリー補給食
- 【通年】飲み物
- 【通年】ポリ袋
- 【通年】汗拭きシート
- 【通年】冷却スプレー
- 【通年】携帯用トラベルセット
- 【通年】リカバリーサンダル
- 【夏】冷感タオル
- 【夏】クールジェル
- 【冬】ジャケット(ウインドブレーカー)
- 【冬】アンダーウェア
- 【冬】ベースレイヤー
- 【冬】ロングタイツ
- 【冬】ロングパンツ
- 【冬】手袋
- 【冬】ネックウォーマー
- 【冬】ホットクリーム
- 【冬】腹巻き
- 【冬】使い捨てカイロ
- 【冬】温かい飲み物
- 【雨】ポンチョ
- 【雨】ジップロック
- まとめ
- 【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
必ず用意する持ち物
ゼッケン
ゼッケンは大会に出場するためのチケットみたいなもので、ウェアの見える位置につけなければなりません。
日本陸上競技連盟競技規則にも、下記のように記載されています。
競技者は、競技中、胸と背にはっきり見えるように2枚のナンバーカード(ビブス)をつけなければならない。
「半袖シャツ」1枚で過ごせる季節であれば問題ないですが、冬や雨の日で「ジャケット」など重ね着する場合は、どのウェアにゼッケンを付けるか考えておきましょう。
というのも、ゼッケンは”安全ピン”で固定するため、「ジャケット」などに直接つけた場合、途中で、脱ぐことができません。
なので、(途中で暑くなった際に脱げるように)「半袖シャツ」にゼッケンを付け、その上に透明の「ジャケット」を着用し、ゼッケンが見えるようにするなど、対応しましょう。
また、前述の通り、ゼッケンは”安全ピン”でウェアに固定するため、穴が開いても良いウェアを選びましょう。
もし、穴を開けたくない場合は、下記の「ゼッケンスナップ」を用意しておきましょう。
ゼッケンスナップの詳細は、ウェアに穴開けたくない人はゼッケンスナップがおすすめ【マラソン出場者必見】で解説しています。
計測チップ
計測チップは、当日のタイムを計測するための機器で、「ゼッケン」同様、必須アイテムです。
シューズの紐部分にチップを固定※1し、コース上に設置された機器を通過すると(自動で)タイムが計測されます。
※1 ゼッケンに付いている場合もある
当日、忘れてしまうと計測できず、”失格扱い”となるので、必ず持参しましょう。
参加受付表・引換証
レース前日〜当日に会場にて、「ゼッケン」「計測チップ」を受け取る場合、「オンラインチケット」や「参加受付表」、もしくは「引換証」が必要となります。
レース日が近づくと、大会運営側からお知らせされるので、案内に従いましょう。
大会要項
(大会によりますが、)ゼッケン・計測チップと一緒に「大会要項」も届きます。
※webパンフレットのみの大会もあり
当日の流れ(着替え場所、荷物預かり場所等)やレース上のルールが記載されています。
特に、初めてフルマラソンを走られる方は内容を把握しておくと、スムーズに行動できるでしょう。
スマートフォン
常に持ち歩いていると思いますが、スマートフォンは持っていきましょう。
キャッシュレス決算する際や、緊急時の連絡手段時に使用します。
新型コロナ対策で大会2週間前から「健康チェック」をおこないますが、健康チェックの結果をスマートフォンの画面、もしくはパソコンの画面を印刷した紙での提出が義務付けられている大会(例:北海道マラソン2022)もあります。
その際、スマートフォンがあると便利です。
中には、『東京マラソン2021』のように、スマートフォンを持ってレースに参加することが条件となっている大会もあります。
なので、スマートフォンを会場に持って行きたくない方は、レース申し込み時に「スマートフォンが必要かどうか」確認しておきましょう。
関連記事:レース中にスマホは必要?マラソン大会でスマホを持ち運ぶ方法
シューズ
シューズは、必ず用意しましょう。
ランニングシューズは、着地の際、足のグラつきを抑えてくれるので、安定性が向上します。
また、着地の衝撃を和らげるので、足の負担を軽減できます。
フルマラソンは3〜7時間の長時間に及ぶため、長時間履いていても疲れにくいシューズが望ましいです。
たまに、スニーカーを履いて走っている方がいますが、膝や足首をケガする可能性が高まりますので、足を守る意味でもランニング用シューズを用意しましょう。
シューズの選び方は、【初心者向け】正しいランニングシューズの選び方|完全ガイドで解説しています。
目標タイム別おすすめのシューズは、下記をご覧ください。
半袖シャツ・タンクトップ
「半袖シャツ」・「タンクトップ」は、1年中使用できる定番のアイテムです。
「タンクトップ」は肩口がないので、熱がこもりづらく、また、腕振りしやすいのでスピードを出す方におすすめです。
選び方ですが、「吸汗速乾性」「通気性」に優れていると、快適な着心地を提供してくれます。
他にも、「接触冷感素材」を採用しているウェアは、ひんやり涼しい肌触りなので、暑い日におすすめです。
詳しくは、フルマラソンにおすすめのランニング用半袖シャツ5選で解説しています。
気温に応じて、複数用意する
ウェアは「暑い日用」「寒い日用」「雨の日用」の3種類用意しましょう。
マラソン大会は、肌が焼けるほど暑い日、使い捨てカイロを持たないと耐えられないくらい寒い日など、気象条件に関わらず開催されます。
例えば、朝は半袖で快適なほど暖かったのに、レース途中で大雨になることもあります。
夏は熱中症、冬は低体温症など、体調不良になれば完走が難しくなります。
天候が変わりやすい時期(春・秋)に開催される大会に出場される方は、どんな気象条件でも対応できるウェアを持っていきましょう。
関連記事:暑い日(夏)のマラソン大会の服装は?おすすめアイテムやコーディネート解説
関連記事:冬のマラソン大会の服装は?おすすめアイテムやコーディネート解説
関連記事:雨の日のフルマラソンの服装|悪天候時ゴールにたどり着く19のヒント
ハーフパンツ・ハーフタイツ
「ハーフパンツ」「ハーフタイツ」も「半袖シャツ」同様、1年中使用できる定番のアイテムです。
お尻周りに汗をかきやすいので、「吸汗速乾性」「通気性」に優れていると、快適な着心地を提供してくれます。
選ぶ際は、「ポケットの数」と「(持ち物の)取り出しやすさ」を確認しましょう。
スマートフォンや補給食など持ち物が多いため、ポケットが多いと、小物をたくさん収納できて便利です。
ハーフパンツは、ランニング用ハーフパンツ(ショーツ)おすすめ10選!フルマラソン時に着用したいアイテムの選び方は?で解説しています。
ハーフタイツは、ランニングにおすすめのハーフタイツ5選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
ソックス
ソックスは足先の冷えを軽減したり、足全体の疲労軽減など、パフォーマンスアップの効果があります。
長時間走ることで「土踏まず」が下がってくるので、アーチサポート機能があると「土踏まず」を支え、パフォーマンスの低下を防ぎます。
また、膝下までしっかり覆われる長さのロング丈タイプは寒さ対策だけでなく、レース後半に起こりやすい「ふくらはぎのけいれん対策」ができる、便利アイテムです。
特に、長時間の走行時に効果を発揮するので、普段ランニングソックスを履いていない方は、レースに合わせて1足購入されることをおすすめします。
詳しくは、ランニングソックスおすすめ10選|フルマラソン時に着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
マスク
レース時の着用は”任意”ですが、(レース前後の)会場内でのマスク着用は絶対です。
普段から着用しているので問題ないと思いますが、忘れずに持っていきましょう。
また、レース時に着用したい場合は、通気性に優れ、呼吸しやすいもの、かつ激しい揺れでもズレないフィット感が求められます。
おすすめのマスクは、ランニングにおすすめのマスク6選!着用する効果と苦しくないマスクの選び方は?で解説しています。
補給食
補給食とは、レース前半から中盤にかけて、失われた栄養素(エネルギーやミネラルなど)を補うための食品です。
フルマラソン完走に必要なエネルギー量は2,600kcalです。
しかし、人間は体内に1,600kcalのエネルギーしか貯めることができません。
約1,000kcalは不足するため、不足した分のエネルギーをレース中に都度補給する目的で活躍します。
補給食には、「固形タイプ」や「ジェルタイプ」など、さまざまな種類があるため、事前に自分の好みのモノを選んでおきましょう。
詳しくは、フルマラソンにおすすめの補給食15選【サブ3.5、サブ4、サブ5向け】で解説しています。
着替え
レース後は、汗(や雨)でウェアが濡れているため、着替え(下着含め)は欠かせません。
夏でも低体温症になる場合があるので、厚めの生地の服を用意しておくと安心です。
また、疲労で足や腕が上がらなかったりするため、ジーパンやシャツなど着づらいものではなく、「パーカー」や「スウェットパンツ」、「ジャージ」などゆとりのある服を選びましょう。
タオル
レース後の汗拭き用、または寒い時期の防寒対策として用意しましょう。
大会によっては近くに銭湯があったり、シャワールームが完備されているので、大きいサイズ・小さいサイズの2種類あるといいでしょう。
お金
言うまでもありませんが、お金は持っていきましょう。
会場までの交通費、コンビニで食べ物・飲み物を購入する際など、必要な場面は多いです。
また、レース中の緊急的な水分補給で自動販売機を使う場合もあるので、小銭を用意しておくと良いでしょう。
健康保険証
フルマラソン中、ケガや体調不良になることも考えられます。
なので、レース後、そのまま病院に駆け込めるように持っていきましょう。
ゴミ袋(透明のもの)
雨の日のレース準備中や終了後に荷物が濡れるのを防いだり、レース後、汗で濡れたウェアを入れたりと、さまざまな場面で活躍するアイテムです。
また、ゴミ袋の3箇所(頭、両腕)に穴を開けて※、上から被れば、カッパ代わりになるので、雨が降っているレースで活躍します。
※ハサミでカット
さらに、(冬の)レース前の待機時間に被ることで、防寒対策としても使用できます。
あると便利な持ち物
続いて、あると便利な持ち物をご紹介します。
「通年」「暑い日(夏)」「寒い日(冬)」「雨の日」の4つに分けているので、出場する時期に合わせてご覧ください。
【通年】キャップ
日差しや雨を防げるキャップは、夏だけでなく、1年を通じて活躍するアイテムです。
日差しを浴びすぎると体力を消耗するため、長時間にわたり走り続けるフルマラソンでは欠かせません。
また、雨や風から目や顔を守るため、集中して走ることができます。
詳しくは、ランニングにおすすめのキャップ12選|着用する効果や選び方は?で解説しています。
【通年】サングラス
サングラスは視認性を向上させるなど、パフォーマンスを高める効果があります。
目に紫外線を浴び続けると脳にストレスが溜まり、疲労を感じやすくなります。
ただでさえ、レース中は疲労が溜まりやすいため、目に紫外線を入れないように対策は必須です。
また、ほこりや虫、雨粒などの異物の侵入を防げるため、ストレスなく走行したい際におすすめです。
詳しくは、ランニングにおすすめのサングラス10選|着用するメリットと選ぶ際のポイントで解説しています。
【通年】アームカバー
アームカバーとは両腕に着用するアイテムで、腕の冷えを抑えたり、腕振りを安定させ、疲労を軽減する効果があります。
「半袖シャツ」や「タンクトップ」と組み合わせて着用することが多く、途中で暑くなれば、簡単に脱ぐことができるので、体温調節しやすい特徴があります。
また、接触冷感素材を採用しているものは、ひんやり涼しい肌触りなので、日焼け対策しつつ、夏の暑い時期に着用することも可能です。
詳しくは、ランニングにおすすめのアームカバー10選|着用する効果や選び方は?で解説しています。
【通年】カーフスリーブ(ゲイター)
カーフスリーブ(ゲイター)とは両ふくらはぎに着用する、コンプレッションタイプのアイテムです。
着圧設計により、ふくらはぎの筋肉のブレを抑制することができ、運動効率をアップさせる効果があります。
また、ハーフパンツ(やハーフタイツ)とセットで着用することで、足首から膝にかけて、肌の露出が防げるため、寒さ対策として効果的です。
詳しくは、ランニングにおすすめのカーフスリーブ(ゲイター)6選|着用する効果や選び方は?で解説しています。
【通年】膝サポーター
普段のトレーニング時から膝に違和感がある人は、サポーターで膝を固定して走ることをおすすめします。
膝を固定することで膝の負担を軽減できるため、(着用することで)痛みを抑える効果があります。
途中棄権は悪いことではないですが、せっかく出場するからには最低限の対策はしておきましょう。
詳しくは、ランニングにおすすめの膝サポーター7選|着用する効果と選ぶ際のポイントは?で解説しています。
【通年】足首サポーター
膝サポーター同様、足首に違和感がある人は、サポーターで足首を固定して走ることをおすすめします。
足首を固定することで着地時のグラつきを軽減できるため、負担を軽減したり、痛みを抑える効果があります。
詳しくは、ランニングにおすすめの足首サポーター5選|着用する効果と選ぶ際のポイントは?で解説しています。
【通年】ランニングウォッチ
ランニングウォッチとは、「距離やペースの測定」、「心拍測定」、「トレーニングプランの作成」など、ランニングデータを収集してくれるデバイスです。
日々のトレーニングはもちろん、レース本番でも1kmごとのペースを表示するなど、目標のタイムで完走できるようサポートをしてくれます。
レース当日は、現在のペースから「制限時間内に完走できるか」や「フィニッシュ予想タイムを算出する」など役立つ機能もあります。
詳しくは、【2024年】初心者におすすめランニングウォッチ14選!人気ブランドと選び方を紹介で解説しています。
【通年】イヤホン
普段から音楽を聞いて走っている方には、必需品と言えるアイテムです。
着用するなら、耳を塞がずに着用できる「オープンイヤー型イヤホン」がおすすめです。
理由は、大会によって、「片耳のみOK」や「スタッフの声が聞こえる程度の音量」などルールが設けられているからです。
多くのランナーが一斉にスタートするため、接触事故を防ぐために、周囲の音が聞こえることが重要です。
一人で走るわけではないので、周りへの配慮を忘れずに音楽を楽しみましょう。
おすすめのイヤホンは、【ランナー目線】ランニングにおすすめのオープンイヤー型イヤホン4選で解説しています。
【通年】モバイルバッテリー
レースは3〜7時間に及ぶため、音楽を聴いたり、写真を撮ったりするとスマートフォンの充電がなくなります。
レース中に携帯する必要はありませんが、帰宅時に充電がないということにならないために、必要な方は持っていきましょう。
【通年】ウエストポーチ
(ハーフパンツのポケットでは入りきらないほど)荷物を携帯したい方は、ウエストポーチがあると便利です。
ウエストポーチには「ポーチタイプ」と「ベルトタイプ」があります。
ポーチタイプは着脱しやすく、かつウエストのサイズ調整がしやすいので、レース中にお腹周りの締め付けがキツくなっても安心です。
一方、ベルトタイプは”腹巻き”のような締め付けるフィット感で、ズレにくい特徴があります。
それぞれメリットデメリットがあるため、好みで選びましょう。
詳しくは、ランニング向けおすすめウエストポーチ6選|フルマラソンでも揺れにくいポーチの選び方は?で解説しています。
【通年】バックパック
バックパックとは、背中に背負うリュックやベストのことです。
背中に背負うため、ポーチよりポケットへのアクセスはしづらいですが、両肩で固定するため、揺れにくいメリットがあります。
また、持ち物がたくさん収納できるため、飲み物やジャケット(ポンチョ)、冷却スプレーなど、「ポーチ」では収まらないほどの荷物を持ち運びたい方におすすめです。
詳しくは、ランニング用バックパックおすすめ5選|揺れないリュックの選び方は?で解説しています。
【通年】皮膚保護バーム・ワセリン
長時間走り続けると、皮膚(乳首や股など)とウェアが擦れて、痛みを伴う場合があります。
場合によっては出血するため、「痛すぎて走りに集中できない」ってランナーもいるほど。
皮膚保護バーム・ワセリンは皮膚の保湿効果が期待できる保湿剤で、塗ることで肌の表面に”バリア・油膜”を張ることができるので、擦れ対策ができます。
走行中、擦れやすい箇所(肩、脇、股、乳首など)に、塗ると良いでしょう。
また、水を弾くので、雨の日に身体全体に塗ることで体温の低下を抑えてくれます。
関連記事:ランニング中の擦れ対策!摩擦による擦れが起こる原因と擦れを防ぐ方法
関連記事:【実費レビュー】ボディグライド Bodyの性能とは?ランニング中の擦れ対策に最適な皮膚保護バーム
【通年】ニップシール
乳首とウェアの擦れ対策で、ニップシールを貼るのも一つです。
特に、寒い日は乳首が立ちやすく、ウェアと擦れて痛みを伴いますので、冬の時期におすすめです。
【通年】ファイテン パワーテープ
フルマラソン完走後は、日々のトレーニング以上の負荷が重くのしかかるため、下半身(ふくらはぎ、もも裏、お尻周りなど)に筋肉痛がやってくるでしょう。
その筋肉痛を軽減してくれるのが、「ファイテン パワーテープ」です。
丸シールタイプで、炭化チタンがコーティングされているので、レース前に筋肉痛になりそうな箇所に貼ることで、(レース後の)筋肉痛を和らげてくれます。
レース後の筋肉痛にも効果はありますが、事前に貼っておくことで次の日に響かないのでおすすめです。
詳しくは、フルマラソンにおすすめファイテン パワーテープ!ランナーに最適な貼る場所は?で解説しています。
【通年】日焼け止めクリーム
夏〜秋の時期はもちろん、冬のレース時も日焼け止めクリームを塗りましょう。
冬でも紫外線は多く、3〜7時間走り続けるフルマラソンでは、一気に”日焼け”をしてしまいます。
キャップや長袖シャツ、アームカバー等で、日差しを完全にシャットアウトするのは不可能なので、少しでも肌にダメージを与えないように対策しましょう。
【通年】フラスク(給水ボトル)
SDGsの観点から、参加条件に、マイボトル(給水ボトル)の携帯が義務付けられている大会も出てきました。
従来は、(運営スタッフが用意した)紙コップに入った水を補給していましたが、ランナー自ら、マイボトルに水を入れて補給します。
現在は『湘南国際マラソン』のみなので、該当者は用意しましょう。
おすすめのフラスクは、ランニングにおすすめのフラスク5選!フルマラソン時の水分補給に最適なボトルの選び方は?で解説しています。
【通年】朝食
(朝早くて)朝食を摂る時間がない、朝食を摂ったが小腹が空いたときに備えて、糖質が多くて、手軽に食べれるものを用意しておくとよいでしょう。
下記が、食事例です。
- バナナ1本
- カステラ2切れ
- ようかん1〜2個
- どら焼き1個
- エネルギーゼリー1個
- 果汁100%オレンジジュース
会場に到着して食べる(レース開始1時間半前)場合は、「おにぎり」や「パン」のような固形物だとレース開始までに消化吸収が間に合わないので、上記のメニューがおすすめです。
【通年】ウェットティッシュ
トイレ(水道)が近くにない場合に役立つのがウェットティッシュです。
手の汚れを落としたり、モノを拭いたりする際に便利です。
【通年】ばんそうこう
転んだり、靴擦れした際のケアグッズとして、レース中に数枚持っておくと安心です。
【通年】ポケットティッシュ
鼻水が出た場合や、汚れを拭きたいときに役立ちます。
また、トイレに紙がなかった際にも対応できます。
【通年】薬
”頭痛”や”腹痛”を起こした際に役立ちます。
長時間走ると体調が悪くなる方は、症状に合わせて持っていきましょう。
【通年】リップクリーム
体内の水分が不足してくると、唇が乾燥してきます。
一度、乾いてしまうと気になって仕方がない方は、「リップクリーム」があると便利です。
特に、冬場は乾燥しやすいので、持っておくと安心です。
【通年】目薬
目が乾きやすい(コンタクト)方は、持参しましょう。
特に、風が強い日はすぐ乾いてしまうので、あると便利です。
【通年】リカバリー補給食
レース後の栄養補給として、ゼリータイプの補給食を準備しておきましょう。
完走後は荷物を受け取ったり、着替えをしたりと、すぐにコンビニやレストラン等に行くことが難しいです。
レース後は、身体のエネルギーが枯渇しており、そのまま放置していると疲労回復が遅れてしまいます。
次の日へ疲労を残さないよう、早めの栄養を補給しましょう。
おすすめの補給食は、マラソン後の疲労回復におすすめのサプリメント(リカバリー補給食)5選で解説しています。
【通年】飲み物
コース上には「給水所」が設けられ、水やスポーツドリンクが用意されています。
しかし、給水所以外では水分補給をすることができませんので、夏場など喉が渇きやすい日はポーチやリュックに「飲み物」を入れてレースに望むと良いでしょう。
また、レース後は身体の水分が不足して、脱水気味な症状になっている場合もあります。
なので、レース中に携帯する用とは別に、「経口補水液」や「スポーツドリンク」、「水」などを準備しておくと、いざというときに対応できます。
レース後、近くにコンビニや自動販売機がないケースが多いため、すぐに補給できるよう500ml〜2Lを目安に用意しておきましょう。
【通年】ポリ袋
ゴミ箱を一切用意していない大会もあるため、ポリ袋があると、ゴミを入れる際に役立ちます。
レース中に摂取する補給食には、どろどろのジェルが入っており、(補給食の)ゴミをそのままポケットに入れてしまうと、ベタついてしまいます。
なので、ポリ袋を用意しておくと、パンツを汚さずにまとめておけるので安心です。
【通年】汗拭きシート
会場にシャワールームがない場合、汗をかいた身体で帰宅するのは気分が悪いです。
そんなときに気分転換も含め、身体を拭く「汗拭きシート」があると便利です。
匂い予防になるし、身体がサッパリするので、持っていて損はありません。
【通年】冷却スプレー
長時間走ると、身体中(ひざや太もも、足首など)に、熱が溜まります。
また、今までに感じたことがないほどの痛みで歩けない場合もあると思います。
冷却スプレーは、(一時的に)筋肉の炎症を抑える効果があるため、痛みを軽減させる意味であると便利です。
【通年】携帯用トラベルセット
歯ブラシやシャンプー、ボディーソープ、整髪料など、必要な方は持っていきましょう。
前泊する方や、会場に完備されているシャワールームを利用する際に役立ちます。
【通年】リカバリーサンダル
リカバリーサンダルとは、疲労回復や負荷を軽減する効果のあるサンダルです。
通常のサンダルより着地による衝撃を吸収し、足の負担を減らすため、フルマラソンのように長時間走った後に着用することで効果を発揮します。
レース後は、足が痛すぎて、朝履いてきたシューズが履けない場合もあります。
サンダルであれば、足を入れるだけなので、痛みがあっても履きやすいのでおすすめです。
詳しくは、リカバリーサンダルおすすめ7選!ランニング後に着用する効果とは?で解説しています。
【夏】冷感タオル
「冷感タオル」は水に濡らすことで、ひんやり冷たくなるアイテムです。
冷却効果が期待できるため、「熱中症予防」に効果大です。
走行中は体温が上昇しやすいため、常に、体温を下げてあげることが重要です。
コース上には「給水所」があるので、その都度、(冷感タオルを)水で濡らし、身体を冷やしましょう。
レースでも使えますが、夏場トレーニングする際にも活躍するため、一つ持っておくと安心です。
関連記事:【実費レビュー】ミズノ ネッククーラーの性能とは?水に濡らすだけでひんやり冷たいタオル
【夏】クールジェル
冷感成分が入っており、腕や足、背中などに塗ることで、「ひんやり冷たい」スッキリとした爽快感を味わえます。
暑がりな方や、レース当日、気温が高い日の暑さ対策におすすめのアイテムです。
関連記事:【実費レビュー】ファイテン EXTREME クールジェルの性能とは?肌に塗る暑さ対策グッズ
【冬】ジャケット(ウインドブレーカー)
「アンダーウェア」や「長袖シャツ」を着ても、なお、寒い日に活躍するアイテムです。
防風加工されたものは「寒さ対策」、防水加工されたものは「雨対策」と、様々な場面で活躍します。
特に、ゆっくり走る方は体温が上昇しにくいので、ウインドブレーカーで防寒対策すると良いでしょう。
詳しくは、ランニングにおすすめのウインドブレーカー(ジャケット)8選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【冬】アンダーウェア
アンダーウェアは「半袖Tシャツ」や「ジャケット」の下に着用するアイテムです。
コンプレッション(圧迫)タイプのものは、上半身(腕、肩など)の筋肉に着圧をかけることで、ムダな筋肉の揺れを抑え、パフォーマンスアップ効果が期待できます。
中には、姿勢を矯正するアイテムもあり、自然と胸を張った姿勢へと矯正でき、正しい姿勢をキープしてくれます。
詳しくは、ランニングにおすすめのコンプレッションウェア(アンダーウェア)5選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【冬】ベースレイヤー
ベースレイヤーは肌に直接触れる部分に着用(一枚目に着用)するウェアのことです。
発汗による冷え(汗冷え)を抑える役割を果たし、冬場のランニングを快適なものにしてくれます。
汗をかいた状態で冷たい風を浴び続けると「低体温症」になる恐れがあるため、後半、歩く予定の方は着用して対策しましょう。
詳しくは、ランニングにおすすめのベースレイヤー12選!汗冷えや汗による不快感を軽減するアイテムですで解説しています。
【冬】ロングタイツ
ロングタイツは「ハーフパンツ」の下に着用する、身体にぴったりフィットする伸縮性のあるアイテムです。
タイツには下半身をサポートする機能が搭載された「機能性タイツ」と、機能が搭載されていない「サポート機能なしタイツ」があります。
機能性タイツの場合、テーピングのような締め付けで膝まわりをサポートしたり、筋肉に着圧をかけて疲労を軽減したり、と様々な機能が搭載されています。
価格も機能性タイツのほうが高いので、寒さ対策で下半身の露出を抑えるのが目的であれば「サポート機能なしタイツ」、パフォーマンスアップを求めるのであれば「機能性タイツ」を購入しましょう。
詳しくは、ランニングタイツおすすめ5選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【冬】ロングパンツ
「ハーフパンツ」、もしくは「ロングタイツ」の上、または直接、着用するアイテムです。
ロングパンツは保温性や防風性に優れているので、寒さを和らげ、快適な走行が可能です。
また、ゆとりある着用感なので、寒がりな方は「ロングタイツ」の上に重ね着をして、寒さを凌ぎましょう。
詳しくは、ランニングにおすすめのロングパンツ8選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【冬】手袋
手袋は、指先の冷えを抑えるなど、寒い日に活躍するアイテムです。
指先が冷えると身体全体の体温が低下し、低体温症など、レース中盤から後半にかけてのパフォーマンスに影響が出るため着用をおすすめします。
また、汗を拭いたり、転倒によるダメージを最小限に抑えるなど便利なアイテムです。
詳しくは、ランニンググローブおすすめ8選!ランニング時に手袋を着用する効果や選び方は?で解説しています。
【冬】ネックウォーマー
ネックウォーマーは、Tシャツでは防げない、首元の肌の露出を抑える役割を果たし、体温の低下を防ぐことができます。
また、口元や鼻まで覆うフェイスカバータイプもあるため、マスク代わりに使用することもできます。
詳しくは、ランニングにおすすめのネックウォーマー4選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【冬】ホットクリーム
ホットクリームには、トウガラシなどの温感成分を含有しており、腕やお腹まわり、太ももなどに塗ることでポカポカと身体を温めてくれます。
寒がりな方や、当日、肌の露出面積が大きいウェア(シングレットやハーフパンツ)で走る方におすすめのアイテムです。
関連記事:クリオ「パフォーマンス ホットジェル」レビュー!寒い時期のランニング・マラソン時に活躍する温感クリーム
【冬】腹巻き
お腹が冷えやすい人は、「腹巻き」で冷えを防ぎましょう。
普段の生活とは違い、レース中は薄着で走るため、しっかり対策をしないとお腹が冷えてしまいます。
お腹が冷えると腹痛や下痢を起こし、何度もトイレに駆け込み、最悪の場合、リタイアすることになりかねません。
普段のトレーニング時から、お腹がゴロゴロする方は「腹巻き」をすると良いでしょう。
【冬】使い捨てカイロ
(大会にもよりますが、)整列してからスタートするまで10〜30分ほどの待機時間があります。
(薄着ということもあり、)冬はじっと立っていることが難しいほど寒いので、この待機中に、身体が冷えないように対策する際におすすめです。
【冬】温かい飲み物
完走後は荷物を受け取ったり、着替えをしたりと、すぐにコンビニや自動販売機、銭湯に行くことが難しいです。
なので、保温性の高い水筒にお茶やスープを用意しておくと、その場で温まることができます。
【雨】ポンチョ
雨の日にあると便利な持ち物は、ポンチョです。
雨に濡れ続けると体温が低下し、低体温症になる恐れがあります。
また、濡れすぎるとウェアが重くなり、走りに影響が出てしまいます。
フルマラソンは雨が降っていても開催されるため、ポンチョを着て、雨対策をしましょう。
ポンチョを用意する際は、(上写真のように)ゼッケンが透けて見えるよう、透明なものを購入しましょう。
詳しくは、【レビュー】フルマラソンで活躍するアシックス ポンチョ|雨・寒さ対策に最適なアイテムですで解説しています。
【雨】ジップロック
スマホやお金(紙幣)、カード類など濡れたくないものを収納する際に役立ちます。
水の侵入を防ぐので、雨が降っているときは必須でしょう。
まとめ
今回は、フルマラソンに必要な持ち物についてご紹介しました。
大会2週間前から持ち物リストを確認しておき、必要なものは”前もって”用意しておきましょう。
ぜひ、しっかり準備をして、万全な状態でレース当日を迎えましょう。
以上、フルマラソン持ち物リストでした。
関連記事:フルマラソン1週間前の過ごし方!食事や練習メニュー紹介
関連記事:フルマラソン前日の過ごし方!やってはいけない4つのこと
関連記事:フルマラソン当日の過ごし方・1日の流れは?起床時間や朝食など
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ