マラソン持ち物チェックリスト保存版!フルマラソン当日の必需品&便利グッズ【初心者向け】

フルマラソン・ハーフマラソンに出場しますが、何を持っていけばいいの?
フルマラソンやハーフマラソンに出場するとき、「何を持っていけばいいんだろう?」と迷いますよね。
とくに初めてのレースでは、どこまで準備すればいいのか判断がむずかしいと思います。
本記事では、フルマラソン当日に必ず必要な持ち物から、あると安心な便利グッズ、季節・天候別に用意しておきたいアイテムまでを、チェックリスト形式でわかりやすく整理しました。
フルマラソンを10回以上完走している筆者の経験もふまえて解説しているので、「これだけ準備しておけば大丈夫」と自信を持ってスタートラインに立てるはずです。
- マラソン当日の持ち物チェックリスト【まずは一覧で確認】
- マラソン時に必ず用意する持ち物
- マラソン時にあると安心な持ち物
- 【通年】マスク
- 【通年】サングラス
- 【通年】アームカバー
- 【通年】カーフスリーブ(ゲイター)
- 【通年】膝サポーター
- 【通年】足首サポーター
- 【通年】ランニングウォッチ
- 【通年】イヤホン
- 【通年】モバイルバッテリー
- 【通年】ウエストポーチ
- 【通年】バックパック
- 【通年】皮膚保護バーム・ワセリン
- 【通年】ニップシール
- 【通年】ファイテン パワーテープ
- 【通年】日焼け止めクリーム
- 【通年】リップクリーム
- 【通年】目薬
- 【通年】薬(常備薬・頭痛薬・胃薬など)
- 【通年】フラスク(給水ボトル)
- 【通年】朝食
- 【通年】飲み物(スタート前・ゴール後用)
- 【通年】電解質タブレット・塩タブレット
- 【通年】リカバリー補給食
- 【通年】ウェットティッシュ
- 【通年】ポケットティッシュ
- 【通年】ばんそうこう
- 【通年】汗拭きシート
- 【通年】冷却スプレー
- 【通年】携帯用トラベルセット(歯ブラシ等)
- 【通年】ポリ袋
- 【通年】レジャーシート
- 【通年】リカバリーサンダル
- 【夏】冷感タオル
- 【夏】クールジェル
- 【冬】ジャケット(ウインドブレーカー)
- 【冬】コンプレッションウェア(アンダーウェア)
- 【冬】ロングタイツ
- 【冬】手袋
- 【冬】ネックウォーマー
- 【冬】ホットクリーム
- 【冬】腹巻き
- 【冬】使い捨てカイロ
- 【雨】ポンチョ
- 【雨】ジップロック
- マラソン持ち物を時系列で整理
- マラソン持ち物に関するよくある質問(FAQ)
- まとめ
- 【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
マラソン当日の持ち物チェックリスト【まずは一覧で確認】

初めてのマラソンだと、「何をどれだけ持って行けばいいの?」と不安になりますよね。
ここでは、マラソンで必要な持ち物を、ざっくり一覧で整理します。
「必ず用意する」持ち物チェックリスト
- アスリートビブス
- 安全ピン(ゼッケンホルダー)
- 計測チップ
- 参加受付表・引換証
- 大会要項(大会プログラム)
- 荷物預け用ビニール袋(荷物預け用ナンバーシール)
- 本人確認書類(身分証)※運転免許証など
- ランニングシューズ
- ソックス
- ウェア一式(半袖シャツ・ハーフパンツ)
- ベースレイヤー
- キャップ
- ジェル(レース中の補給用)
- お金
- 交通系ICカード(Suica / PASMO など)
- スマートフォン
- 健康保険証
- ゴミ袋(透明のもの)
- 着替え(下着)
- バスタオル
このあたりが「最低限これがないと困る」マラソンの持ち物です。
「あると安心な」持ち物チェックリスト
- マスク
- サングラス
- アームカバー
- カーフスリーブ(ゲイター)
- 膝サポーター
- 足首サポーター
- ランニングウォッチ
- イヤホン
- モバイルバッテリー
- ウエストポーチ
- バックパック
- 皮膚保護バーム・ワセリン
- ニップシール
- ファイテン パワーテープ
- 日焼け止めクリーム
- リップクリーム
- 目薬
- 薬(常備薬・頭痛薬・胃薬など)
- フラスク(給水ボトル)
- 朝食
- 飲み物(スタート前・ゴール後用)
- 電解質タブレット・塩タブレット
- リカバリー補給食
- ウェットティッシュ
- ポケットティッシュ
- ばんそうこう
- 汗拭きシート
- 冷却スプレー
- 携帯用トラベルセット(歯ブラシ等)
- ポリ袋
- レジャーシート
- リカバリーサンダル
- 冷感タオル
- クールジェル
- ジャケット(ウインドブレーカー)
- アンダーウェア
- ロングタイツ
- 手袋
- ネックウォーマー
- ホットクリーム
- 腹巻き
- 使い捨てカイロ
- ポンチョ
- ジップロック
「宿泊時」の持ち物チェックリスト
私の経験を踏まえ、実際に持参しているものをピックアップしました。
- パジャマ
- 入浴剤
- 歯ブラシ/歯磨き粉
- 化粧水・乳液
- シャンプー/ボディソープ
- カミソリ
- ボディクリーム(乾燥が気になる人)
- メガネ
- コンタクトレンズ(予備もあると安心)
- コンタクト洗浄液/ケース
- マッサージボール/フォームローラー
- 湿布/テーピング
- 常備薬
- 着圧ソックス・リカバリーウェア
- パソコン・タブレット
- 充電ケーブル
- 延長コード/電源タップ
- 耳栓
- アイマスク
- スリッパ(ホテルのものが合わない人)
- ビニール袋・洗濯ネット(汗をかいたウェア用)
※本記事では、宿泊時の持ち物についての詳しい説明は割愛しています。
マラソン時に必ず用意する持ち物

アスリートビブス

アスリートビブス(以下、ビブス)は、大会に出場するための「チケット」のようなもので、必ずウェアの見える位置につける必要があります。
日本陸上競技連盟競技規則でも、次のように定められています。
競技者は、競技中、胸と背にはっきり見えるように2枚のナンバーカード(ビブス)をつけなければならない。
また、更衣室やスタート地点などのランナー専用エリアは、ビブスを提示しないと入れない場合もあります。
「半袖シャツ」1枚で走れる季節であればあまり気にしなくて問題ありませんが、冬場や雨の日など「ジャケット」を重ね着する場合は、どのウェアにビブスを付けるかを事前に考えておきましょう。
というのも、ビブスは安全ピンで固定するため、「ジャケット」に直接つけてしまうと、途中で暑くなっても脱ぐことができなくなってしまうからです。
そのため、たとえば次のような工夫をしておくと安心です。
- 脱ぎ着しない「半袖シャツ」にビブスをつける
- その上から、透明の「ジャケット」を着用し、ビブスがしっかり見えるようにする
こうしておくと、途中で暑くなってもジャケットだけ脱げるので、快適に走りやすくなります。
安全ピン(ゼッケンホルダー)


安全ピンは、ビブス(ゼッケン)をウェアに固定するために必要なアイテムです。
多くの場合は、大会事務局からビブスと一緒に郵送されるため、あらためて購入する必要はありません。
ただし、安全ピンで留める以上、どうしてもウェアに小さな穴が開いてしまうというデメリットがあります。
ゼッケンを安全ピンで留める前提であれば、多少の穴が開いても気にならないウェアを選んでおきましょう。
一方で、「お気に入りのウェアに穴を開けたくない」という場合は、「ゼッケンホルダー」を用意しておくのがおすすめです。
ゼッケンホルダーを使えば、ウェアに穴を開けずにビブスをしっかり固定できます。


関連記事:【実費レビュー】ミズノ ランナップ ゼッケンホルダー!安全ピン不要でウェアに穴を開けない神アイテム
関連記事:【実費レビュー】アシックス ゼッケンスナップとは?ウェアに穴開けたくない人必見
計測チップ

計測チップは、レースタイム(スタートからゴールまでの時間)を記録するための機器です。
大会ごとに形状や仕様が異なり、シューズの紐に取り付けるタイプや、ビブスにあらかじめ貼り付けられているタイプなどがあります。
↓ シューズの紐に取り付けるタイプ



↓ ビブスにあらかじめ貼り付けられているタイプ


この計測チップが、スタート地点・途中の計測ポイント・ゴール地点を通過したタイミングを自動で読み取り、「グロスタイム(号砲からの時間)」や「ネットタイム(スタートラインを通過してからの時間)」を算出します。


そのため、計測チップを装着せずにスタートしてしまうと、正式なタイムが記録されません。
正しいタイムを残すためにも、大会案内に記載された装着方法をよく読み、指定された位置に確実に取り付けましょう。
レース不参加の場合は返却が必須!

体調不良やケガ、急な予定などでレースを欠場する場合は、計測チップの返却が必要です。
多くの大会では、返却用の封筒が同封されています。チップを封筒に入れ、案内に記載された期日までに必ず返送しましょう。
紛失したり返却が遅れたりすると、紛失扱いとしてチップ代の弁償を求められる場合もあるため注意が必要です。
参加受付表・引換証


参加受付表・引換証は、マラソン大会に「正式にエントリーしていること」を証明する書類です。
ビブス・計測チップなどが「事前に自宅へ郵送される大会」の場合は、参加受付表・引換証を当日用意する必要がないこともあります。大会ごとの案内を必ず確認しましょう。
多くの大会では、主に前日受付の際に、この参加受付表・引換証を提示し、ビブスや計測チップ、荷物預け用の袋などと交換してもらいます。

紙に印刷して持参するパターンと、スマホ画面でQRコードや受付番号を提示するパターンがありますので、大会の案内を必ず事前に確認しておきましょう。
紙での持参が必要な場合は、前日までに自宅で印刷しておくのがおすすめです。
スマホ提示OKの大会でも、会場で電波が弱いことがあるため、事前にスクリーンショットを保存しておくなど、余裕をもって準備しておくと安心です。
大会要項(大会プログラム)



大会要項(大会プログラム)は、そのマラソン大会の「取扱説明書」のようなものです。
開催日時やコース情報だけでなく、当日のスケジュール、受付場所、スタートブロックの並び順、荷物預かりの方法、更衣室・トイレの場所、関門・制限時間、救護体制など、レースに関する大事な情報がひととおり掲載されています。
最近は、紙の冊子が自宅に郵送される大会もあれば、公式サイトやマイページ上のPDFを各自で確認するスタイルの大会も増えています。
最低でも下記は確認しておきましょう。
- 受付時間・場所
- スタート時刻・集合時間
- 荷物預かりの締切時刻
- 関門の位置と制限時間
- 会場マップ(更衣室・トイレ・救護所など)
初めて参加する大会や、大規模な都市マラソンの場合は、移動導線が複雑なことも多いので、大会要項(大会プログラム)を事前にチェックしておくことをおすすめします。
荷物預け用ビニール袋(荷物預け用ナンバーシール)




荷物預け用ビニール袋(45L程度の大きさ)は、レース当日に着替えやタオルなどの手荷物を「荷物預かり所」に預けるための袋です。
多くの大会では、ビブスと一緒に事前送付されるか、前日受付の際に配布されます。
袋には、ビブス番号と同じ番号の「荷物預け用ナンバーシール」を貼る方式が一般的です。
当日の流れは、おおまかに次のとおりです。
- ビニール袋に着替えやバスタオルなどを入れる
- 指定のスペースに荷物預け用ナンバーシールを貼る
- 荷物預かり所に預ける
- ゴール後、ビブス番号を伝え(または提示し)、荷物を受け取る
大会によっては「袋に入る分だけ預かり」「貴重品は預かり不可」など預け入れに関するルールが細かく決められている場合もあります。
事前に大会要項の「荷物預け」の項目を確認しておくと安心です。
関連記事:マラソンの手荷物預け完全ガイド!当日の動線と失敗回避チェック
本人確認書類(身分証)※運転免許証など

本人確認書類は、その大会にエントリーしている本人であることを証明するための書類です。
運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、学生証など、氏名と顔写真(または生年月日)がわかるものを1点用意しておくと安心です。
とくに都市型マラソンや大規模大会では、前日受付や当日のランナー受付で「本人確認書類の提示が必須」となっているケースがよくあります。
ランニングシューズ



ランニングシューズは、マラソン当日の走りを左右する「いちばん重要な持ち物」です。
フルマラソンやハーフマラソンでは長時間走り続けるため、サイズが合っていない靴や、クッション性の低い靴を履いてしまうと、マメ・靴ずれ・膝や足首の痛みにつながることがあります。
本番で使うシューズは、必ず事前の練習から履き慣らしておくことが大切です。
「新品をいきなり本番で下ろす」のは失敗パターンの定番なので、履き慣れた一足を万全の状態で用意しておきましょう。
シューズの選び方は、【初心者向け】正しいランニングシューズの選び方|完全ガイドで解説しています。
目標タイム別おすすめのシューズは、下記をご覧ください。
ソックス

ソックスは、ランニングシューズと同じくらい大事なアイテムです。
フルマラソンでは何万歩も走るため、ソックス次第で「マメ・擦れ・爪のトラブル」が起きるかどうかが大きく変わります。
おすすめは、ランニング専用の機能性ソックスを使うことです。
たとえば、
- 汗を素早く逃がすポリエステルなどの速乾素材
- 土踏まず(アーチ)をサポートしてくれる設計
- すべり止め付きで、シューズの中で足がズレにくいもの
といったタイプを選ぶと、長時間走っても快適さが続きやすくなります。
また、5本指ソックスは指同士の擦れを防ぎたい人や、マメができやすい人に人気です。
シューズと同じく、ソックスも本番で初めておろすのはNG。
レース当日は普段のロング走で問題がなかった「いつもの一足」を履いて臨むのがおすすめです。
詳しくは、マラソン用ランニングソックス最強おすすめ7選|フルマラソン向け靴下の選び方と効果で解説しています。
ウェア一式(半袖シャツ・ハーフパンツ)




レース当日に着用する半袖シャツとハーフパンツは、走りやすさと快適さを左右する重要なアイテムです。
フルマラソンでは長時間汗をかき続けるため、速乾性に優れたランニング用ウェアを選ぶのがおすすめです。
とくに意識したいポイントは次のとおりです。
- 汗を素早く乾かしてくれるポリエステルなどの機能性素材
- 肌と擦れやすい脇・腰まわり・太もも内側の縫い目がごろつかないもの
- 走っていてストレスにならないフィット感(ピチピチすぎず、ダボダボすぎない)
- ジェルや鍵を入れられるポケットの位置・深さ(落としにくいかどうか)
季節によっては、半袖シャツの下にベースレイヤーを重ねたり、アームカバーで体温調整したりすることもありますが、基本となるのはこの「半袖+ハーフパンツ」の組み合わせです。
シューズやソックスと同じく、本番で初めて着るウェアは避けるのが鉄則です。
普段のロング走やペース走で何度か試してみて、「擦れない・暑すぎない・動きやすい」と感じたウェアを、本番用として用意しておきましょう。
関連記事:フルマラソンにおすすめのランニング用半袖シャツ5選
関連記事:ランニング用ハーフパンツ(ショーツ)おすすめ5選!フルマラソン時に着用したいアイテムの選び方は?
関連記事:ランニングにおすすめのハーフタイツ4選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
ベースレイヤー

ベースレイヤーは、半袖シャツの「下」に着るインナーウェアで、汗を素早く吸い上げて乾かし、体温をできるだけ一定に保つ役割があります。
フルマラソンでは長時間走り続けるため、汗で身体が冷えたり、逆に熱がこもりすぎたりしないようにすることが重要です。
そこで活躍するのが、ランニング用のベースレイヤーです。
気温が低いレースでは「保温性のあるベースレイヤー」、気温が高いレースでは「汗抜けの良い薄手タイプ」を選ぶと、体感温度がかなり変わります。
こちらも他のウェア同様、本番前に何度か練習で着てみて、擦れないか・暑すぎないかを確認してから使うのがおすすめです。
関連記事:ランニング用ベースレイヤー完全ガイド!冬・マラソンの汗冷え対策とおすすめ
キャップ

キャップは、マラソン当日の「頭まわりの快適さ」を守ってくれるアイテムです。
日差しよけ・雨よけ・汗対策の役割があり、フルマラソンやハーフマラソンでは1つ持っておくと安心です。
晴れた日は、直射日光から頭と顔を守り、熱中症や日焼けのリスクを軽減してくれます。
雨の日でも、ツバがあることで顔にかかる雨をある程度防げるため、視界が確保しやすくなります。
こちらも他のウェアと同じく、本番前に練習で何度か試しておくことが大切です。
「締め付けが強すぎないか」「汗をかいたときに不快にならないか」を事前にチェックしておくと、当日も快適に走れます。
関連記事:【2025年版】ランニングキャップおすすめ4選!効果・選び方まで徹底解説
ジェル(レース中の補給用)


ジェルは、レース中にエネルギーを素早く補給するためのアイテムです。
フルマラソン完走に必要なエネルギー量は約2,600kcalと言われていますが、人間の体内に蓄えられるエネルギーは約1,600kcalほどしかありません。
つまり、約1,000kcal分はレース中に補給する必要があるということです。
フルマラソンでは、体内の糖質(グリコーゲン)が途中で不足しやすく、そのまま走り続けると「30kmの壁」と呼ばれる失速や強い疲労感につながります。
そこで活躍するのが、吸収しやすい形で糖質を補給できるエナジージェルです。
ジェルには「ドロっと系」「サラッと系」などさまざまなタイプがあり、味や飲みやすさの好みも人それぞれです。
本番で初めて使うのではなく、練習の段階でいくつか試して自分に合うジェルを選んでおきましょう。
また、胃腸が弱い人は、一気に飲み込まず、少しずつ分けて摂ることで身体への負担を減らすことができます。
関連記事:フルマラソンにおすすめの補給食15選【サブ3.5、サブ4、サブ5向け】
お金

お金は、マラソン当日の「万が一」に備えるために必ず持っておきたいアイテムです。
会場まで・会場からの交通費、コンビニや売店での飲み物・軽食の購入、体調不良などで途中リタイアした際の移動費(タクシー代など)などです。
最近はキャッシュレス決済が使える場面も増えていますが、すべてがICカードやスマホ決済に対応しているとは限らないため、現金も少しは持っておくと安心です。
目安としては、交通費+飲食代+タクシー代を含めて「2,000〜3,000円前後」を財布とは別の小さなポーチなどに入れておくとよいでしょう。
スマホやICカードとあわせて、「帰りの足を確保できるくらい」は持っておくイメージです。
交通系ICカード(Suica / PASMO など)

交通系ICカードは、マラソン当日の移動やちょっとした買い物をスムーズにしてくれるアイテムです。
とくに大きな大会では、レース前後の駅やコンビニが混雑しやすいため、ICカードで素早く支払えるかどうかでストレスがかなり変わります。
事前に「往復の交通費+少し余裕分」をチャージしておき、財布とは別のポケットやポーチに入れておくと、当日の移動がぐっとラクになります。
スマートフォン

スマートフォンは、マラソン当日の「情報・連絡・決済」をまとめて担ってくれる必須アイテムです。
主な役割は、たとえばこんな感じです。
- 参加受付表・オンラインチケットの提示(QRコード表示 など)
- 大会要項や会場マップ、コース図の確認(PDFを保存しておくと便利)
- 電車・バスの乗り換え案内や帰りのルート確認
- モバイルSuicaなどを使ったキャッシュレス決済
- 家族・友人との連絡、待ち合わせ
- レース前後の写真撮影・記録用メモ
盗難・紛失リスクもあるので、画面ロックや顔認証・指紋認証を必ず設定しておき、緊急時に連絡が取れるよう、家族や友人の連絡先もすぐ開ける状態にしておきましょう。
関連記事:レース中にスマホは必要?マラソン大会でスマホを持ち運ぶ方法
健康保険証

健康保険証は、マラソン当日に「もしものとき」に備えるために持っておきたいアイテムです。
レース中やレース後に、転倒によるケガや、脱水・熱中症などで救護所や病院のお世話になる可能性はゼロではありません。
その際、健康保険証があればスムーズに診察を受けられます。
原本を持ち歩くのが心配な場合は、コピーを財布とは別のポーチに入れておくのも一つの方法です(ただし、病院によっては原本の提示を求められることもあります)。
特に、遠征レースで土地勘がない場合や、初めてのフルマラソンに挑戦する場合は、念のため健康保険証を1枚入れておくと安心感がぐっと高まります。
ゴミ袋(透明のもの)

ゴミ袋(透明のもの)は、「荷物入れ」「雨対策」「後片付け」と、いろいろな場面で活躍する万能アイテムです。
レース後の汗びっしょりになったウェアやタオルを入れて持ち帰る袋として使えるほか、雨の日には荷物やリュックにかぶせて中身を雨から守る簡易カバーとしても使えます。
また、スタート前の防寒・雨よけとして、首の部分に少し穴を開けて頭からかぶれば、簡易ポンチョ代わりにもなります(使用する際は、大会ルールもあわせて確認しておきましょう)。


「透明のもの」が推奨されるのは、中身が一目で確認しやすく、安全面の理由から大会側が透明袋を指定していることが多いためです。
100円ショップなどで数枚まとめて用意しておき、1〜2枚を折りたたんでバッグに入れておくと、当日なにかと重宝します。
着替え(下着)

フルマラソンを走り終えたあとの下着は、汗でびっしょり&体温も下がりやすい状態になります。
そのままの格好で長時間いると、身体が冷えて風邪をひいたり、お腹や腰まわりを冷やして体調を崩す原因にもなります。
レース後は、まず下着だけでもサッと着替えるのがおすすめです。
汗で濡れた下着はビニール袋やゴミ袋に入れておけば、他の荷物を濡らさずに持ち帰れます。
バスタオル

バスタオルは、レース後の汗拭き用、または寒い時期の防寒対策として必ず用意しておきたいアイテムです。
ゴール後は一気に身体が冷えやすいため、汗をしっかり拭き取りつつ、肩や腰に掛けて体温を保てるようにしておくと安心です。
また、下着を着替えるときのエチケットとしてもバスタオルは役立ちます。
腰に巻いたり、体にかけたりすれば、人目のある更衣スペースでも周りに配慮しながらスムーズに着替えることができます。
マラソン時にあると安心な持ち物

続いて、あると便利な持ち物をご紹介します。
「通年」「暑い日(夏)」「寒い日(冬)」「雨の日」の4つに分けているので、出場する時期に合わせてご覧ください。
【通年】マスク

マスクは、レース前後の移動や会場での滞在時にあると安心なアイテムです。
電車・バスなどの公共交通機関や、更衣室・受付周辺など人が密集しやすい場所では、咳エチケットや風邪・ウイルス対策として役立ちます。
また、冬場の大会では「冷たい外気で喉がやられやすい」という人にとって、スタート前までマスクをしておくことで喉の保護にもなります。
花粉症の時期であれば、花粉対策としても有効です。
関連記事:ランニングにおすすめのマスク6選!着用する効果と苦しくないマスクの選び方は?
【通年】サングラス

サングラスは、マラソン中の「目を守るためのアイテム」です。
強い日差しや路面の照り返しから目を保護し、紫外線によるダメージや眩しさによる疲労を軽減してくれます。
特に快晴の日や海沿い・河川敷のコースでは、サングラスの有無で目の疲れ方が大きく変わります。
また、風やホコリ、花粉が目に入るのを防いでくれるのも大きなメリットです。
長時間外を走るフルマラソンでは、目の不快感が積み重なると集中力も落ちてしまいますが、サングラスをかけておけば視界をクリアに保ちやすく、走ることに意識を向けやすくなります。
関連記事:ランニングにおすすめのサングラス10選|着用するメリットと選ぶ際のポイント
【通年】アームカバー

アームカバーは、マラソン中の「体温調整」と「日焼け対策」に役立つ便利アイテムです。
半袖シャツと組み合わせて使うことで、腕だけを保護できるのが大きな特徴です。
朝は肌寒いけれど、走っているうちに暑くなるような日でも、アームカバーをしておけば、暑くなったタイミングで手首側からスッとまくったり、途中で外したりして調整しやすくなります。
また、日差しの強いレースでは、腕の紫外線対策としても効果的です。
半袖のままだと直射日光を長時間浴び続けることになりますが、アームカバーをしておけば日焼けをある程度防げるうえ、汗を吸ってくれるのでベタつきも軽減されます。
季節や天候の変化に対応しやすく、荷物にもなりにくいので、「半袖だけだと少し心配だな」というときに一枚持っておくと安心です。
関連記事:ランニング アームカバーおすすめ6選!フルマラソンで失敗しないアームスリーブの選び方
【通年】カーフスリーブ(ゲイター)

カーフスリーブ(ゲイター)は、ふくらはぎをピンポイントでサポートするアイテムです。
ふくらはぎに適度な圧をかけることで、走行中の筋肉のブレを抑え、疲労感やダメージを軽減してくれる効果が期待できます。
フルマラソンのように長時間走り続けるレースでは、後半になるほどふくらはぎへの負担が大きくなります。
脚がつりやすい人や、終盤に脚が重くなりがちな人にとっては、心強いサポートアイテムと言えます。
また、ハーフパンツ(やハーフタイツ)と組み合わせて着用すると、足首から膝にかけて肌の露出を抑えられるため、寒さ対策としても効果的です。
本番で使う場合は、普段のロング走やポイント練習でも一度試しておき、自分の脚との相性や着用感を確認しておくと安心です。
関連記事:ランニングにおすすめのカーフスリーブ(ゲイター)6選|着用する効果や選び方は?
【通年】膝サポーター

膝サポーターは、走行中の膝まわりを安定させるためのサポートアイテムです。
膝関節やその周辺の筋肉を適度に圧迫・固定することで、ブレを抑え、痛みの軽減やケガの予防につながることが期待できます。
フルマラソンのように長時間走り続けるレースでは、後半になるほど膝への負担が大きくなるため、違和感を感じやすい人や、過去に膝を痛めた経験がある人にとって心強い存在です。
関連記事:ランニングにおすすめの膝サポーター7選|着用する効果と選ぶ際のポイントは?
【通年】足首サポーター

足首サポーターは、走行中の足首まわりを安定させるためのサポートアイテムです。
足首に適度な圧をかけたり、可動域を少し制限したりすることで、ひねりやグラつきを抑え、捻挫や違和感の再発予防に役立ちます。
過去に足首を捻ったことがある人や、着地のたびに不安を感じやすい人にとって、心強い補助になってくれます。
関連記事:ランニングにおすすめの足首サポーター5選|着用する効果と選ぶ際のポイントは?
【通年】ランニングウォッチ

ランニングウォッチは、マラソン中の「ペース管理」と「距離・時間の把握」に役立つアイテムです。
現在のペースや走行距離、経過時間がひと目でわかるので、「飛ばしすぎて後半バテる」「思ったよりペースが落ちていた」などの失敗を防ぎやすくなります。
フルマラソンでは、一定のペースを刻み続けることが完走や目標タイム達成のカギになります。
ランニングウォッチがあれば、1kmごとのラップタイムを確認しながら、自分の狙ったペースに近いリズムで走れているかをその場でチェックできます。
心拍数が測れるタイプであれば、オーバーペースになっていないかの目安にもなります。
関連記事:【2024年】初心者におすすめランニングウォッチ8選!人気ブランドと選び方を紹介
【通年】イヤホン

イヤホンは、マラソン中の「気持ちを整えるための相棒」のようなアイテムです。
音楽を聴きながら走ることで、緊張がほぐれたり、単調になりがちなレース後半の良い気分転換になったりと、メンタル面を支えてくれます。
一方で、大会によってはイヤホンの使用に関するルールや注意事項が設けられている場合があります。
「片耳のみ着用可」「スタッフの声が聞こえる程度の音量にすること」などといった決まりがあるケースも少なくありません。
耳をふさがずに使えるオープンイヤー型イヤホンなどを利用し、周囲の音やスタッフのアナウンスがきちんと聞こえる状態で使用することが大切です。
関連記事:【ランナー目線】ランニングイヤホンおすすめ3選!オープンイヤー型で安全&快適に走れる
関連記事:マラソン中に音楽を聴く(イヤホン着用)のはOK?大会ルールとメリット・注意点まとめ
【通年】モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、マラソン当日にスマートフォンやランニングウォッチの電池切れを防ぐための心強いアイテムです。
大会当日は、受付用のオンラインチケット表示、コースや会場マップの確認、家族や友人との連絡、帰りのルート検索、キャッシュレス決済など、意外とスマホを使う場面が多くなります。
さらに、レース中にGPSアプリでログを取ったり、音楽を聴いたり、写真や動画を撮ったりすると、バッテリーの消耗は一気に早くなります。
そんなとき、コンパクトなモバイルバッテリーをひとつ持っておけば、安心して一日を過ごせます。
【通年】ウエストポーチ

ウエストポーチは、スマートフォンやジェル、ICカードなど「走るときに身につけておきたい小物」をひとまとめにして持ち運べるアイテムです。
フルマラソンでは、スマホやジェルをどう持つか悩みがちですが、ウエストポーチがあれば腰まわりにコンパクトに収まり、両手を空けたまま走ることができます。
レース中に必要なものをハーフパンツのポケットだけで管理しようとすると、落としてしまったり、取り出しづらかったりとストレスになることがあります。
その点、ウエストポーチならファスナー付きのポケットにまとめて入れられるので、安心して走ることができます。
関連記事:ランニング向けおすすめウエストポーチ6選|フルマラソンでも揺れにくいポーチの選び方は?
【通年】バックパック

バックパックとは、背中に背負うリュックやランニングベストのことです。
ウエストポーチに比べると、背中側にあるぶんポケットへのアクセスはしづらいですが、両肩でしっかり固定できるため、走っていても揺れにくいというメリットがあります。
また収納力が高く、飲み物やジャケット(ポンチョ)、冷却スプレーなど、「ポーチには入りきらない荷物」を持ち運びたい人に向いています。
荷物が多くなりがちなフルマラソンや、気温や天候の変化が大きいレースで特に重宝するアイテムです。
関連記事:ランニング用バックパックおすすめ5選|揺れないリュックの選び方は?
【通年】皮膚保護バーム・ワセリン


皮膚保護バーム・ワセリンは、マラソン中の「擦れトラブル」を防ぐためのアイテムです。
フルマラソンでは、長時間同じ動きを繰り返すことで、太ももの内側やわき、足の指まわりなど、肌同士やウェアとの摩擦が大きくなり、ヒリヒリしたり、皮膚が赤くただれたりしやすくなります。
走る前に、擦れやすい部分に皮膚保護バームやワセリンを塗っておくことで、肌表面に油膜をつくり、摩擦をやわらげることができます。
一度ひどく擦れてしまうと、その箇所が気になって走りに集中できなくなったり、ゴール後もしばらく痛みが続いたりします。
特に、太ももの内側、乳首まわり、靴下とシューズの境目、腰回りのゴムが当たる箇所などは、トラブルが出やすいので念入りにケアしておくと安心です。
関連記事:ランニング中の擦れ対策!摩擦による擦れが起こる原因と擦れを防ぐ方法
関連記事:【実費レビュー】ボディグライド Bodyの性能とは?ランニング中の擦れ対策に最適な皮膚保護バーム
【通年】ニップシール

ニップシールは、ランニング中の「乳首の擦れ」を防ぐためのアイテムです。
特に男性ランナーの場合、Tシャツと乳首がこすれ続けることで、レース後には血がにじむほど痛くなることもあり、その予防として使われます。
走る前に、乳首の上にペタッと貼るだけで、ウェアとの直接的な摩擦を防ぐことができます。
フルマラソンのように長時間走るレースでは、前半は何ともなくても、30km以降になって急にヒリヒリしてくることが多いため、事前にニップシールを貼っておくと安心です。
【通年】ファイテン パワーテープ

ファイテン パワーテープは、気になる部位に貼ることで、筋肉のハリやコリのケアをしやすくする丸型シールタイプのテープです。
ふくらはぎや太もも、腰、肩まわりなど、「張っているな」「重だるいな」と感じる場所にペタッと貼るだけで使えるので、テーピングのように難しい巻き方を覚える必要がないのが特徴です。
フルマラソン完走後は、日々のトレーニング以上の負荷がかかるため、ふくらはぎ・もも裏・お尻まわりなど下半身を中心に、強い筋肉痛が出やすくなります。
そこで活躍してくれるのがファイテン パワーテープです。
炭化チタンがコーティングされた丸シールタイプで、レース前に「筋肉痛がきそうだな」という箇所にあらかじめ貼っておくことで、レース後の筋肉のハリや違和感を和らげる目的で使うことができます。
レース後に貼ってケアに使うのも良いですが、事前に貼っておくと翌日に響きにくいと感じるランナーも多く、フルマラソンの前後に持っておくと心強いケアアイテムです。
関連記事:フルマラソンにおすすめファイテン パワーテープ!ランナーに最適な貼る場所は?
【通年】日焼け止めクリーム

日焼け止めクリームは、マラソン中の強い日差しから肌を守るために欠かせないアイテムです。
フルマラソンやハーフマラソンでは、数時間にわたって屋外に晒されるため、曇りの日でも想像以上に日焼けします。
特に、顔・首まわり・腕・脚などは直射日光を浴びやすく、そのまま走り続けるとレース後に肌がヒリヒリしたり、翌日以降までダメージが残ることも少なくありません。
レース当日は、スタート前にしっかり塗っておくのはもちろん、汗で流れやすい部分には少し多めに塗っておくと安心です。
顔だけでなく、首の後ろや耳、腕・脚など露出している箇所にも忘れずに広げましょう。
汗や給水でどうしても落ちてくるので、本気で日焼けを避けたい人は、スタート前に一度しっかり仕込んでおき、あとはアームカバーやキャップと組み合わせて「焼けにくい状態」をつくっておくイメージで使うと効果的です。
【通年】リップクリーム

リップクリームは、マラソン中の乾燥やひび割れから唇を守るためのアイテムです。
長時間外気にさらされるフルマラソンでは、風や日差し、汗の塩分などの影響で、想像以上に唇が乾きやすくなります。
ゴール後に「唇だけやたら荒れている」ということも珍しくありません。
スタート前にひと塗りしておくだけでも、乾燥や皮むけの予防になりますし、特に冬場や風の強い日はこまめに塗り直せるよう、ポケットやポーチに入れておくと安心です。
【通年】目薬

目薬は、マラソン中の乾燥やホコリ、花粉から目を守るためのアイテムです。
長時間外を走っていると、風で目が乾いたり、砂ぼこりや花粉が入ったりして、ゴロゴロした不快感やかすみ目を感じやすくなります。
特に、河川敷や海沿い、風の強い日などは、レース中・レース後に目が疲れたような感覚が残ることも少なくありません。
スタート前やゴール後に目薬をさしておくことで、目の乾燥や不快感を和らげやすくなります。
花粉症の人やコンタクトレンズを使用している人は、普段から使い慣れた目薬を一本ポーチに入れておくと安心です。
【通年】薬(常備薬・頭痛薬・胃薬など)

薬(常備薬・頭痛薬・胃薬など)は、マラソン当日の「もしもの不調」に備えるために持っておきたいアイテムです。
普段から飲んでいる持病の薬はもちろん、頭痛が出やすい人は頭痛薬、胃が弱い人は胃薬など、自分の体質に合わせた最低限の薬を用意しておくと安心です。
フルマラソンは早起きや移動、緊張、気温の変化などで体に負担がかかりやすく、レース前後に体調を崩してしまうこともあります。
いざというときに「いつも飲んでいる薬が手元にある」だけで心の余裕も生まれるので、小さなポーチに入れておくとよいでしょう。
【通年】フラスク(給水ボトル)


フラスク(給水ボトル)は、レース中に自分で水分を持ち運ぶためのアイテムです。
近年はSDGsの観点から、マイボトル(給水ボトル)の携帯が参加条件として義務付けられている大会も出てきました。
その場合、フラスクを持っていないとそもそも出走できないケースもあるため、事前に大会要項をよく確認しておきたいところです。
フラスクには、手のひらサイズのものや細長いスリムタイプなどがあり、ランニングポーチやランニングベストに入れておけば、公式エイドの間隔が長い区間でも、自分のタイミングですぐに給水できます。
関連記事:ランニングにおすすめのフラスク5選!フルマラソン時の水分補給に最適なボトルの選び方は?
【通年】朝食

朝食(おにぎり・パンなどレース前に食べるもの)は、フルマラソン当日にしっかり走るための「ガソリン」のような存在です。
スタート時点でエネルギーが不足していると、序盤から体が重く感じたり、後半の失速につながりやすくなります。
基本は、おにぎりやパン、バナナなど「普段から食べ慣れているもの」をレース前にしっかり食べておくことが大切です。
理想はスタートの2〜3時間前くらいまでに済ませておき、胃の中が落ち着いた状態でスタートラインに立てると安心です。
遠征レースの場合や、会場近くのコンビニが混雑しそうなときは、前日のうちに朝食用の軽食を買っておくとバタバタせずにすみます。
「何を食べるか」「どのタイミングで食べるか」をあらかじめ決めておき、当日はそれに沿って淡々と補給できるようにしておきましょう。
関連記事:フルマラソン当日の朝食のポイント!おすすめの食事メニューや補給の流れは?
【通年】飲み物(スタート前・ゴール後用)

飲み物(スタート前・ゴール後用)は、レース当日の体調管理に欠かせないアイテムです。
スタート前は、緊張や移動で意外と汗をかいていることが多いため、水やスポーツドリンクなどで少しずつこまめに水分を入れておきましょう。
直前に一気飲みするとお腹がタプタプしやすいので、スタート1時間前くらいから少量ずつ飲んでおくイメージがおすすめです。
ゴール後は、発汗によって失われた水分と電解質を補うことが大切です。
まずはスポーツドリンクや経口補水液などで水分とミネラルを補給し、そのあとに喉の渇きが落ち着いてきたら、水やお茶などでゆっくり整えていくと身体がラクになります。
会場の自販機やコンビニが混み合うことも多いので、ペットボトルを1〜2本あらかじめ持っていくと安心です。
関連記事:ランニング初心者のための水分補給ガイド!おすすめの飲み物や水分補給のタイミングは?
【通年】電解質タブレット・塩タブレット

電解質タブレット・塩タブレットは、マラソン中の発汗によって失われたナトリウムなどの電解質を補うためのアイテムです。
フルマラソンでは長時間にわたって汗をかき続けるため、水だけを飲み続けていると、体内のバランスが崩れて「足がつる」「頭がボーッとする」といった不調につながることがあります。
特に暑い時期のレースや、汗をかきやすい体質の人にとっては心強い味方になります。
タブレットタイプであれば、エイドや給水所で水を飲むタイミングに合わせて、口の中で溶かしたり、噛んで摂取したりするだけなので手軽です。
ジェルと組み合わせて使うことで、エネルギーと電解質の両方をこまめに補給しやすくなります。
夏場のレースや、過去に足つりで苦しんだ経験がある場合は、1〜2本ポーチに入れておくと、それだけで安心感がぐっと高まります。
関連記事:【実費レビュー】塩熱サプリの効果は?味や飲むタイミング解説
【通年】リカバリー補給食

レース後の栄養補給として、ゼリータイプの補給食を準備しておきましょう。
フルマラソンを走り終えた直後の体は、エネルギー(糖質)も筋肉の材料(たんぱく質)も大きく消耗している状態です。
そのまま何も食べずに長時間過ごしてしまうと、回復が遅れたり、強い筋肉痛や全身のだるさにつながりやすくなります。
ゴール後30分〜1時間以内を目安に、たんぱく質入りのゼリーやヨーグルトドリンク、カロリーメイトのような栄養補助食品を少しでも口にしておくと、疲労回復の助けになります。
すぐに食事がとれない場合でも、ポーチや荷物預けにリカバリー用の軽食を1つ忍ばせておけば、「とりあえずこれだけ入れておこう」と体をいたわることができるのでおすすめです。
関連記事:マラソン後の疲労回復におすすめのサプリメント(リカバリー補給食)5選
【通年】ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、マラソン当日の衛生ケアやちょっとした汚れを拭き取るのに便利なアイテムです。
スタート前に手や顔をさっと拭いたり、ゴール後に汗やベタつきを軽くリセットしたりと、タオルだけではカバーしきれない細かい部分を清潔に保つことができます。
トイレ使用後に手を拭いたり、ジェルが袋から漏れてベタベタしてしまったときに拭き取ったり、屋外のベンチに座る前に軽く拭くなど、あると出番が多いのがウェットティッシュです。
【通年】ポケットティッシュ

ポケットティッシュは、マラソン当日に地味ですが出番の多いアイテムです。
トイレ使用後に紙がなかったときの備えとしてはもちろん、鼻水が出たときや、ジェルが手についてベタついたとき、ちょっとした汚れを拭き取りたいときなど、あると何かと助かります。
特に冬場や花粉の季節は、走っている最中や待ち時間に鼻をかみたくなることも多いため、ポーチやポケットに1〜2個入れておくと安心です。
【通年】ばんそうこう
ばんそうこうは、マラソン中やレース後の「ちょっとしたケガ」や「靴ずれ」に備えるためのアイテムです。
フルマラソンでは、長時間のランニングでシューズやソックスがこすれて、かかとや足の指まわりにマメができたり、皮がむけてしまうことがあります。
そんなとき、すぐにばんそうこうを貼れるようにしておくと、痛みを和らげたり、悪化を防いだりすることができます。
また、転んでしまったり、爪がシューズに当たって軽く出血したときにも応急処置として使えます。
【通年】汗拭きシート

汗拭きシートは、マラソン当日の不快感をリセットするのに役立つアイテムです。
レースを走り終えたあと、全身のベタつきをさっと拭き取ることで、気分をリフレッシュできます。
首まわりやワキ、背中、胸元などをひと通り拭いておくだけでも、かなりさっぱりした状態で着替えに移ることができます。
シャワーをすぐに浴びられないときや、帰りの電車に乗る前に、少しでも清潔感を整えておきたい場面でも重宝します。
【通年】冷却スプレー

冷却スプレーは、マラソンで熱を持った脚や体を一時的にクールダウンさせるためのアイテムです。
特に暑い時期のレースや、脚の疲労感が強くなってきた後半で、ふくらはぎや太ももにスプレーすると、ひんやりとした感覚でスッと楽になるように感じられます。
ゴール後も、火照った脚や腰まわりに吹きかけることで、ほてりを抑えたり、だるさを和らげるケアとして使えます。
【通年】携帯用トラベルセット(歯ブラシ等)

歯ブラシやシャンプー、ボディーソープ、整髪料などが必要な方は、コンパクトなトラベルセットとして持っていきましょう。
前泊する場合や、会場にあるシャワールームを利用するときにあると、とても便利です。
【通年】ポリ袋

ポリ袋は、細かい荷物をまとめたり、濡れたものやゴミを分けて入れておくのに便利なアイテムです。
レース後の濡れたソックスや使い終わったジェルの空き袋、汗で湿ったマスクなどをそのままバッグに入れてしまうと、ほかの荷物までベタついたり汚れたりしてしまいますが、ポリ袋に入れておけば簡単に分別できます。
大きめのゴミ袋とは別に、スーパーのレジ袋サイズや小さめのポリ袋を数枚持っておくと、「ちょっとこれだけ分けておきたい」という場面で重宝します。
【通年】レジャーシート

レジャーシートは、レース前後を快適に過ごすためにあると便利なアイテムです。
雨上がりや地面が湿っている日でも、1枚敷いておけば地面に直接座らずにすみ、冷えたアスファルトや芝生の上でもお尻や腰を冷やしにくくなります。
また、荷物を一時的に置くスペースとしても使えるので、その場を離れるときにも自分のエリアが分かりやすくなります。
【通年】リカバリーサンダル

リカバリーサンダルは、レース後の足への負担をやわらげるために履き替えたいアイテムです。
フルマラソンを走り終えた直後の足裏やふくらはぎはかなりダメージを受けており、そのまま硬いスニーカーで長時間歩き回ると、疲労感やむくみがさらに強くなりやすくなります。
ゴール後にクッション性の高いリカバリーサンダルに履き替えることで、足裏への衝撃をやわらげ、ふくらはぎやアキレス腱まわりの負担も軽く感じやすくなります。
レース後は足が痛みすぎて、朝履いてきたシューズが履けない場合もありますが、サンダルであれば足を入れるだけなので、痛みがあっても履きやすいのが利点です。
関連記事:リカバリーサンダルおすすめ5選!ランニング・マラソン後に着用する効果とは?
【夏】冷感タオル

冷感タオルは、暑い時期のマラソンで体をクールダウンするために役立つアイテムです。
水で濡らして絞り、軽く振ることでひんやり感が出るタイプが多く、首や肩にかけておくだけでも体感温度を下げやすくなります。
炎天下のスタート待機や、レース後に火照った体を冷やしたいときに特に重宝します。
首元や額、うなじなどを集中的に冷やすと、全身の暑さが少しラクになるので、夏場の大会や気温が高い日のレースでは1枚あるだけでかなり違います。
ゴール後に冷感タオルを使って体を落ち着かせてから着替えに入ると、ぐったり感も少し和らぎやすくなるので、真夏レースに挑戦する方にはぜひ用意しておきたいアイテムです。
関連記事:【実費レビュー】ミズノ ネッククーラーの性能とは?水に濡らすだけでひんやり冷たいタオル
【夏】クールジェル

クールジェルは、走り終えたあとの「ほてり」や「だるさ」をやわらげるために使える冷感ケアアイテムです。
冷感成分が含まれており、腕や足、背中などに塗ると、ひんやりと冷たい感覚とともにスッキリとした爽快感を味わえます。
暑がりの方や、レース当日の気温が高い日には、暑さ対策としてとても心強いアイテムです。
関連記事:【実費レビュー】ファイテン EXTREME クールジェルの性能とは?肌に塗る暑さ対策グッズ
【冬】ジャケット(ウインドブレーカー)

ジャケット(ウインドブレーカー)は、寒い時期のマラソンや風が強い日のレースで、体温を守るために欠かせない防寒アイテムです。
スタート前の待ち時間は体を動かさない時間が長く、気温が低い日は一気に体が冷えてしまいます。
ウインドブレーカーを1枚羽織っておけば、風や冷気をある程度シャットアウトでき、スタート直前まで体を冷やしにくくできます。
また、レース序盤の冷え対策として着ておいて、途中で暑くなったらファスナーを開けたり、歩道側で安全を確認しつつ脱いで腰に巻いたりと、体感に合わせて調整しやすいのもポイントです。
ゴール後も、汗が引いてくるタイミングで一気に体が冷えやすいので、ジャケットをサッと羽織れるよう荷物に入れておくと安心です。
関連記事:ランニングにおすすめのジャケット(ウインドブレーカー)6選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【冬】コンプレッションウェア(アンダーウェア)

コンプレッションウェア(アンダーウェア)は、寒い時期のマラソンで体を冷やさないための“土台”となるインナーです。
冬のレースでは、走り始める前や序盤はとくに冷えやすく、汗をかいたあとに風が当たると、一気に体温が奪われてしまいます。
そうした冷えを防ぐために、「半袖Tシャツ」や「ジャケット」の下に保温性のあるアンダーウェアを重ねて着用します。
また、コンプレッション(圧迫)タイプのものは、上半身(腕・肩など)の筋肉に適度な着圧をかけることで、ムダな筋肉の揺れを抑え、パフォーマンス向上にもつながるとされています。
中には、姿勢サポート機能を備えたタイプもあり、自然と胸を張った姿勢へと導き、正しいフォームをキープしやすくしてくれます。
関連記事:ランニングにおすすめのコンプレッションウェア(アンダーウェア)3選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【冬】ロングタイツ

ロングタイツは、寒い時期のマラソンで脚を冷やさないための防寒アイテムであり、同時に脚全体をサポートしてくれるランニングウェアです。
太ももやふくらはぎ、膝まわりまで生地で覆うことで、冷たい風や気温から脚を守り、筋肉が冷えて動きづらくなるのを防いでくれます。
特に冬場や風の強いレースでは、ショートパンツだけで走るよりも、ロングタイツを1枚はさんでおいたほうが、序盤から終盤まで安定して動きやすく感じる人が多いです。
また、コンプレッション機能のあるロングタイツは、脚の筋肉に適度な圧をかけることで、揺れを抑えたり、疲労感の軽減をサポートしてくれると言われています。
長時間走り続けるフルマラソンでは、後半になるほど太ももやふくらはぎのダメージが蓄積しやすいため、「脚が重くなりやすい」「太ももが張りやすい」と感じている人にとって心強いアイテムです。
関連記事:ランニングタイツ(ロングタイツ)おすすめ7選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【冬】手袋

手袋は、寒い時期のマラソンで「指先の冷え」を防ぐために欠かせないアイテムです。
気温が低い日のスタート前や、風が強いレースでは、手先からどんどん冷えて感覚がなくなってしまうこともあり、そのまま走り続けると全身の体温も奪われやすくなります。
薄手のランニング用手袋をしておけば、スタート待機中でも指先の冷えをやわらげられ、走り始めてからも快適に腕を振りやすくなります。
レース中に暑くなってきたら、ポケットやウエストポーチにしまうこともできるので、防寒用としてひとつ持っておくと安心です。
スマホ操作や時計のボタンを押す場面が多い人は、タッチパネル対応のランニンググローブを選んでおくと、着けたままでもストレスなく使えます。
冬のフルマラソンや朝スタートのレースに出るなら、忘れずに準備しておきたい防寒小物です。
関連記事:ランニング手袋おすすめ6選|冬のマラソンで指先が冷えないランニンググローブの選び方
【冬】ネックウォーマー

ネックウォーマーは、寒い時期のマラソンで首まわりや喉を冷えから守るための防寒アイテムです。
首元は冷たい風が当たりやすく、ここが冷えると全身も一気に冷えやすくなるため、冬のレースではあるかないかで体感温度がかなり変わります。
口元まで少し引き上げておけば、スタート前だけマスク代わりのように使えるのも便利なポイントです。
特に冷えやすい人や、冬の早朝スタート・風の強いレースに出るときは、1枚用意しておくと安心です。
関連記事:ランニングにおすすめのネックウォーマー4選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【冬】ホットクリーム

ホットクリームは、寒い時期のマラソンで「冷え対策」と「ウォーミングアップの補助」として使われるアイテムです。
トウガラシなどの温感成分を含有しており、太ももやふくらはぎ、腰まわりなどに塗り込むことで、じんわりとした温かさを感じやすくなります。
気温が低い日でも、スタート前から脚まわりを冷やしにくくなるのがメリットです。
特に、冷えやすい人や、冬のレースで「序盤から脚が動きにくい」と感じやすい人にとっては、スタート前に塗っておくことで心理的な安心感にもつながります。
関連記事:クリオ「パフォーマンス ホットジェル」レビュー!寒い時期のランニング・マラソン時に活躍する温感クリーム
【冬】腹巻き

腹巻きは、寒い時期のマラソンで「お腹・腰まわりを冷えから守る」ためのアイテムです。
お腹まわりは冷えに敏感な部分で、ここが冷えると体全体のパフォーマンスが落ちたり、トイレが近くなったり、レース後に体調を崩す原因にもなりやすくなります。
特にお腹が弱い人や、冬の早朝スタート・気温が一桁台のレースに出る場合は、1枚仕込んでおくだけで安心感がかなり違ってきます。
【冬】使い捨てカイロ

使い捨てカイロは、寒い時期のマラソンで体を内側から温めるための心強い防寒アイテムです。
特に、スタート前の待ち時間や、ゴール後に汗が引いて一気に体が冷えるタイミングで、お腹や腰まわり、背中などに貼っておくと、冷えを和らげやすくなります。
お腹が冷えやすい人や、気温一桁台のレースでは、「貼るカイロ」を腰のあたりに1つ仕込んでおくだけでも安心感がかなり違います。
【雨】ポンチョ

ポンチョは、雨の日のマラソンで体や荷物をまとめて雨から守ってくれるアイテムです。
上からすっぽりかぶるだけで、頭から腰まわりまで一度に覆うことができるため、スタート前の待ち時間や会場までの移動中にレインジャケット代わりとして重宝します。
特に、冷たい雨や風が強いコンディションでは、スタート前に体を濡らしてしまうと一気に体温が奪われ、レース序盤から体が動きにくくなってしまいます。
ポンチョをかぶっておけば、スタート直前までウェアを濡らさずに済み、号砲が近づいてきたタイミングで外して走り出すことができます。
ポンチョを用意する際は、ゼッケンがきちんと見えるように、透明タイプのものを選ぶと安心です。
関連記事:【実費レビュー】フルマラソンで活躍するアシックス ポンチョ|雨・寒さ対策に最適なアイテムです
【雨】ジップロック

ジップロックは、雨や汗から荷物を守るためにあると便利なアイテムです。
スマートフォンや交通系ICカード、現金、参加受付表の控えなど、絶対に濡らしたくないものをジップロックに入れておけば、雨天時や汗でバッグの中が湿っている状況でも安心して持ち運ぶことができます。
また、ジェルや塩タブレットなどの補給食をひとまとめにして入れておく使い方もおすすめです。
万が一、ジェルがこぼれてしまっても、ジップロックの中だけで被害をおさえられます。
レース後の濡れたソックスや小物類を一時的に入れておくのにも使えるので、大小数枚用意しておくと、荷物の整理や防水対策に幅広く活躍してくれます。
マラソン持ち物を時系列で整理
次に、「いつ何を用意するか」を時系列で整理しておきましょう。
マラソン前日に準備しておきたい持ち物とチェックポイント

前日までに
- ゼッケン・計測チップ・参加証を一つの封筒にまとめる
- シューズやウェア、ソックス、補給食を一式レイアウトしておく
- 天気予報をチェックし、当日のウェアと防寒・雨対策を決める
- 朝食に食べるもの・レース中に摂る補給食を確認
- 移動ルート・集合時間・スタート時刻を再確認
このあたりを済ませておくと、当日の朝に慌てずに済みます。
関連記事:フルマラソン前日の過ごし方!やってはいけない4つのこと
当日の朝〜スタート前に持っておきたいもの・済ませておきたいこと

当日の朝は、予定より少し早めに行動するのがポイントです。
着替え・ゼッケン装着・荷物預け・トイレなど、会場到着後も意外とやることが多いので、スタート1.5〜2時間前に会場到着を目安にすると余裕ができます。
スタート直前に補給ジェルや軽食を摂る予定の場合は、持ち物に入れ忘れないよう注意しましょう。
関連記事:マラソン当日の過ごし方!起床・朝食・会場到着のベストタイミング完全ガイド
ゴール後〜帰宅までに必要な持ち物とリカバリーアイテム

ゴール後は、着替えと冷え対策・栄養補給が大切です。
汗で濡れたウェアを乾いた服に着替え、タオルで身体を拭いてから、防寒用のジャケットやウインドブレーカーを羽織りましょう。
おにぎり・ゼリー飲料・プロテインバーなど、手軽に食べられるリカバリー用の食べ物をバッグに入れておくと、帰宅までの時間も楽になります。
マラソン持ち物に関するよくある質問(FAQ)
最後に、「マラソン 持ち物」でよくある疑問にQ&A形式で答えていきます。
- 初マラソンで「持っていけばよかった」となりがちな持ち物は?
-

多いのは、擦れ対策グッズ(ワセリン・ニップシール)・防寒用の上着・リカバリーサンダルなどです。
特に防寒具は、スタート前とゴール後の寒さ対策として「持ってきてよかった」と感じる人が多いアイテムです。
- 現金はいくらくらい持って行けば安心ですか?
-

会場までの交通費や、飲み物・軽食の購入を想定して、5,000円程度あれば十分なことが多いです。
会場でお金を使うとすれば、レース後にイベントエリアにて飲食を購入するくらいです。
行きと帰りを含めれば、交通費や飲み物、食べ物の購入代金くらいです。
そこまでお金は使わないため、必要最低限用意しておけば良いです。
もし途中で体調不良などが心配な場合は、タクシー代を含めて少し多めに持っておいても良いでしょう。
現金とあわせて、交通系ICカードのチャージも忘れずに。
- 荷物はどこに預ける?手荷物預かり方法は?
-

多くの大会では、受付近くに荷物預かり(クローク)が用意されています。
配布された袋に荷物を入れ、アスリートビブスの番号などで管理する方式が一般的です。
配布された袋に入り切らない場合は預かれないため、事前に袋に収納できるか確認する必要があります。
特に遠征の場合は荷物が増えるため、最低限の持ち物にする(厳選する)、もしくはホテルに預ける、最寄り駅のコインロッカーに預けるなどの対応が必要です。
手荷物預かりをベースに、持ち物は用意しましょう。
- スマホは持って走るべき?持つ場合のおすすめの持ち方
-

スマホは、緊急時の連絡やゴール後の待ち合わせ、レース中の撮影や音楽再生、アプリを用いて距離の計測など、持っておくと便利な場面が多いです。
持って走る場合は、揺れにくいウエストポーチやランニングベスト、ハーフパンツのポケットに収納が定番です。
中には、私のように手でもって、走る方もいます。
防水ケースやジップロックに入れておけば、汗や雨からも守れるため、天候が悪い日は準備しましょう。
まとめ
今回は、フルマラソン・ハーフマラソン当日に用意しておきたい持ち物を、「必須アイテム」と「あると安心な便利グッズ」、さらに季節・天候別に整理してご紹介しました。
レース当日は、走る前の移動・待ち時間、レース中、ゴール後と、シーンごとに必要なものが少しずつ変わります。
「とりあえず全部カバンに突っ込む」ではなく、この記事のチェックリストを参考にしながら、自分のレーススタイルや体質、当日の天気に合わせて取捨選択していくのがおすすめです。
前日〜当日の朝にこの記事を見ながらチェックしていけば、「あ、アレ忘れた…」を防ぎつつ、安心してスタートラインに立てるはずです。
本日は以上です。
関連記事:フルマラソン1週間前の過ごし方!食事や練習メニュー紹介
関連記事:フルマラソン前日の過ごし方!やってはいけない4つのこと
関連記事:マラソン当日の過ごし方!起床・朝食・会場到着のベストタイミング完全ガイド
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ





