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【実費レビュー】アディダス Adizero EVO SLの性能を検証!8万円シューズを疑似体験できる新感覚モデルです

yusuke saito
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

アディダスの中でも、最も軽いトレーニングシューズを探している方は必見です。

この記事では、アディダスが販売する『Adizero EVO SL (以下、アディゼロ EVO SL)』を紹介します。

本製品の特徴は、下記の通りです。

本製品の特徴
  • 8万円超え『ADIZERO ADIOS PRO EVO 1』のイノベーションを採り入れたシューズ
  • アディゼロ現行ラインアップの中で最軽量の224g
  • サブ3〜サブ3.5向けトレーニングシューズ
  • 価格は19,800円(税込)

この記事を読めば、『アディゼロ EVO SL』の性能が分かります。

本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

アディゼロ EVO SLの基本情報を確認

2024年11月22日に販売が開始された『アディゼロ EVO SL』は、アディダスの最新ランニングシューズです。

このシューズは、2023年10月に抽選販売された8万円を超える話題のモデル『ADIZERO ADIOS PRO EVO 1(アディゼロ アディオス プロ エヴォ1)』の技術を受け継いでいます。

『ADIZERO ADIOS PRO EVO 1』は、無駄を徹底的に排除し、フルマラソン1回分の耐久性という大胆な仕様を持ちながらも、片足138gというアディダス史上最軽量を実現したシューズでした。

一方、本製品は『ADIZERO ADIOS PRO EVO 1』の特徴である軽さを継承しつつ、耐久性を大幅に向上させています。

しっかりとした素材で作られているため、長期間の使用が可能でありながら、アディゼロシリーズの中で最軽量の片足224gを実現しています。

このシューズは、サブ3〜サブ3.5を達成しているランナーのトレーニング用として特におすすめです。

軽さとクッション性、反発性のバランスが取れた「EVO SL」は、次の目標に向けて走るランナーを力強くサポートしてくれるでしょう。

商品名Adizero EVO SL (アディゼロ EVO SL)
発売日2024年11月22日
価格 (税込)19,800円
重量(g)
※片足
224 g
(27cmの場合)
ブランドアディダス
公式サイト詳細を見る

アディゼロ EVO SLの特徴!

続いて、本製品の特徴です。

アッパー

アッパーには、通気性に優れたエンジニアードメッシュが採用されています。

このメッシュ素材は、軽量でありながら耐久性に優れ、破れにくいのが特徴です。

また、アッパー全体のデザインも通気性を重視しており、アディダスのマーク部分以外は風通しが良く、熱がこもりにくい設計となっています。

長時間のランニングでも足元を涼しく保つことができる、ランナーにとって嬉しい仕様です。

アッパーとは

シューズ上部のこと。足を上から覆うため、”フィット感”に影響する箇所です。ニットやメッシュ素材を使用するなど、各ブランドは”通気性”と”フィット感”を追求しています。一般的にニット素材は柔軟、伸縮性に優れ、メッシュ素材は軽量、耐久性(破れにくい)、通気性に優れています。

ミッドソール

ミッドソールには、アディダスの低密度高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」がフルレングス(全面)で採用されています。

この素材は、トップモデルである『アディゼロ アディオス Pro 3』でも使用されており、前足部、中足部、かかと部の全体にわたって配置されることで、優れたクッション性と反発性を発揮します。

さらに、このモデルはプレート非搭載ですが、(補助的な役割で)中足部にねじれを抑えるナイロン製のプレートが搭載されているため、柔らかな着地時でも安定性をしっかりとサポートします。

また、ドロップは6.5mm(前足部:32.0mm / ヒール:38.5mm)と控えめな設計で、自然で安定した着地を可能にします。

クッション性と反発性を兼ね備えたこのミッドソールは、さまざまなランニングスタイルに対応する仕様です。

ミッドソールとは

インソールとアウトソールの間にあるソールのこと。”クッション性”や”反発性”など、各シューズによって強みが異なります。

シュータン

シュータンには、薄くて柔らかい生地が採用されています。

そのため、足の甲に優しくフィットし、快適な履き心地を提供します。

さらに、シュータンがシューズと一体化したデザインになっているため、足の甲からズレにくく、安定感のある履き心地を実現しています。

シュータンとは

足の甲を包み込むベロ口のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、足の甲をホールドする役割があります。

シューレース

シューレースは程よい太さと十分な長さがあり、しっかりと結ぶことができます。

走行中に解ける心配がなく、ストレスなく使用できました。

シューレースとは

シューレースは靴ヒモのこと。シューズと足を一体化させる重要な役割を持っています。

ヒールカップ

立体構造の履き口が、かかとをしっかりと固定し、走行中のシューズ内でのズレを防ぎます。

さらに、かかと周りを補強することで、着地時の足首の倒れを抑え、安定感のある着地をサポートする設計になっています。

見た目以上にクッション性が高く、かかとを包み込むような快適な履き心地を提供します。

ヒールカップとは

カカトを包み込む部分のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、カカトをホールドする役割があります。

アウトソール

アウトソールには、着地時にすり減りやすい部分に耐久性とグリップ力に優れたラバーが搭載されています。

前足部には「Continental(コンチネンタル)ラバー」、かかと部には「CL(クリア)ラバー」と、異なる素材が採用されています。

この組み合わせにより、あらゆるスピードに対応できる安定感と軽量化が実現されています。

コンチネンタルラバーは、ドイツのタイヤメーカーが開発した高性能素材で、濡れた路面や滑りやすい場所でも優れたグリップ力を発揮します。

また、タイヤ技術を応用しているため、長時間使用しても摩耗しにくいという特長があります。

一方、クリアラバーは、軽量性を重視した素材で、シューズ全体の重量を抑えるのに貢献しています。

ただし、コンチネンタルラバーほどのグリップ力はなく、耐久性も控えめで、摩耗が速い傾向があります。

このシューズはエリート向けの設計であり、フォアフット走法に最適なラバー配置が施されています。

前足部の優れたグリップ力が、スピードを意識した走りをしっかりサポートします。

アウトソールとは

地面と接地する靴底のこと。グリップ力のあるラバーが搭載されていることが多く、耐久性を上げつつ、走行中のスリップを防ぎます。

アディゼロ EVO SLを使った私の体験談!

履き心地・フィット感

初めて履いた時の印象

アッパー、シュータン、ヒールカップは無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインで、一見するとサポート力が物足りなく見えるかもしれません。

しかし、実際に履いてみるとその不安は一切なく、つま先、足の甲、かかとがしっかりと包み込まれる感覚がありました。

窮屈さは全く感じず、着地時にも足がシューズ内でずれることがありませんでした。

また、つま先からかかとまで、どこで着地してもふわふわと弾むようなクッション性を楽しめます。

特に、軽量シューズでこれほどのクッショニングを体感したのは初めてで、とても新鮮な感覚でした。

「今すぐに走り出したい!」という気持ちをかき立ててくれる一足です。

サイズ感

普段履いているサイズと同じで問題ありませんでした。

私はナイキ『ペガサス プラス』、ナイキ『ズームフライ 6』、アディダス『アディゼロ Sl2』、ミズノ『ミズノネオビスタ』で26.0cmを履いており、本製品も同じ26.0cmでジャストサイズでした。

また、このシューズの足幅タイプは「2E(標準)」のみです。

『ズームフライ 6』では「標準」、アシックス『MAGIC SPEED 4』では「幅広」を選んでいますが、本製品は「標準」でしっかりフィットしました。

長時間使用したときの快適さ

本製品はどこで着地してもクッションがしっかりと反発するため、優れた反発性を感じます。

さらに、220gの軽さが一歩一歩の軽快さを生み出し、長距離を走っても足が前に出やすい設計です。

また、柔らかい着地感のおかげで、足に直接衝撃が伝わることがなく、非常に足に優しい履き心地が味わえます。

私のように、硬い着地感が苦手な方には特におすすめです。

加えて、通気性もよく、薄いソックスを着用すれば足蒸れは気になりません。

夏場やフルマラソンのように汗をかきやすい場面でも快適に使用できるシューズです。

グリップ力・耐久性

路面での滑りにくさ

着地する場所によって、安定性にやや違いがある印象を受けました。

中足部からかかと部で着地する場合、ラバーがない分、雨の日や早朝に地面が凍結しているような状況では相性があまり良くないと感じました。

また、落ち葉がたくさん積もる公園で試し走りをしましたが、落ち葉がアスファルトを覆っている場所では、少し滑りやすさを感じました。

体勢が傾くほどではありませんが、足元に注意を払わないと「転ぶかもしれない」と不安になる場面もありました。

軽量化のため、ラバーの使用が必要最低限に抑えられているため、この点は仕方がない部分ともいえます。

一方で、つま先周りはしっかりとグリップが効いており、地面をしっかり捉える感覚があります。

このグリップ性能は「フォアフット走法で走ってください!」と言わんばかりの設計になっており、つま先で着地するランニングスタイルに最適です。

想定できる寿命

他の分厚いラバーを搭載したシューズと比べると、耐久性にはやや不安が残ります。

しかし、フルマラソン1回分の耐久性しかなかった『ADIZERO ADIOS PRO EVO 1』と比べると、はるかに耐久性は向上しています。

個人的には、約400km程度は性能が落ちることなく使用できるのではないかと思います。

ただし、耐久性に不安があるため、個人的には練習用にガツガツ使うよりも、ハーフマラソンやフルマラソンなどのレース用シューズとして使用します。

軽量さと性能を活かして、レースシーンでの活躍を期待できる一足です。

走行性能

実際の走行感

このシューズは弾むようなクッション性、そして約220gの軽さを兼ね備えています。

ミッドソールにはアディダスが誇る低密度高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO」がフルレングスで搭載されており、高い反発性を実現しています。

足が重くなったときも、この軽さと反発が大きな助けになり、足を前に出しやすいと感じました。

さらに、硬めのソールが苦手な方にとっても、このシューズは快適な選択肢となるでしょう。

弾むようなクッション性がありながら、ジョグ向けシューズほど柔らかすぎず、中足部にプレートがあるため着地時の安定感もしっかりしています。

そのため、足首がぐらつくような不安定さを感じることはありませんでした。

また、プレートが未搭載のため、自分の走力や状況に合わせてスピードを調整しやすく、トレーニング用シューズとしても非常に使いやすい一足です。

ペースや距離

このシューズの最適なペースは、4:00〜5:00/kmで、サブ3〜サブ3.5を目指すランナーにぴったりです。

個人的には、4:10〜4:30/kmが最も快適で、走行中にロッカー形状とミッドソールのクッションが最大の反発力を発揮してくれました。

特に、フォアフット走法(指の付け根あたりで着地)ではシューズの性能を最大限に引き出すことができます。

一方で、ミッドフット走法(足裏全体で着地)やヒールストライク走法(かかとで着地)では、反発力をあまり感じられないため、フォアフット走法のランナーにおすすめです。

また、5:20/km以上のペースでは、軽さや柔らかさが目立つだけで、シューズ本来のポテンシャルを活かしきれない可能性があります。

このシューズは、『ADIZERO ADIOS PRO EVO 1』を使用するようなスピード志向のランナー向けに設計されています。

そのため、4:10〜4:30/kmのペースで走り続ける走力が求められるため、私の場合は10kmレースやハーフマラソンに最適だと感じました。

サブ3.5を目指すフルマラソンにも適していますが、ペースが4:58/km程度だとシューズの恩恵を最大限受けられないかもしれません。

購入を検討する際には、ペースや走力に応じて最適かどうかをよく考えることをおすすめします。

大会での成果

レースで着用したら、追記いたします。

他のシューズとの比較

ニューバランス『FuelCell Rebel v4』

本製品は、プレート未搭載で軽量、さらに弾むようなクッション感が特徴です。

類似するシューズとして、ナイキ『ペガサス プラス』やニューバランス『FuelCell Rebel v4』が挙げられます。

今回は、私が所有している『FuelCell Rebel v4』と比較してみました。

結論から言うと、総合的に優れているのは本製品です。

スピード、クッション性、履き心地のいずれも、本製品が勝っていると感じました。

スピード性能の比較

スピード面では、本製品が4:00〜5:00/kmのペースに適しているのに対し、『FuelCell Rebel v4』は5:00〜6:00/kmが最適という印象です。

『FuelCell Rebel v4』は反発力が控えめで、サブ4を目指す方には最適なシューズですが、より高いスピードを求めるランナーには本製品が適しています。

クッション性の比較

クッション性については、本製品の弾むような感覚が非常に際立っています。

一方、『FuelCell Rebel v4』はクッション性がやや控えめで、弾む感覚は少ない印象です。

履き心地の比較

履き心地に関しては、『FuelCell Rebel v4』のアーチを支える独特の構造が影響しており、履き比べると足裏が擦れる感覚があります。

本製品はフラットな設計なので、より多くのランナーにフィットすると感じました。

履き比べてみると、本製品がフラットな形状なのに対し、『FuelCell Rebel v4』はアーチ部分が盛り上がっています。

重量の比較

一方、重量では『FuelCell Rebel v4』が優れています。

約200gとさらに軽量なため、疲労が溜まってきた後半でも足運びがスムーズです。

ただし、軽量であることが必ずしも快適性やパフォーマンスに直結するわけではないと感じました。

アディゼロ EVO SLをおすすめする人

おすすめする人
  • 1kmを4分台で走行できる走力を持つランナーにおすすめ
  • フォアフット走法を練習したい方におすすめ
  • ジョグ、スピード練などトレーニング用を求める方におすすめ

どんなランナーに適しているか

このシューズは、1kmを4分台で走行できる走力を持つランナーに最適です。

5分台のペースではシューズの反発性能を十分に活かせないため、スピードを意識するランナー向けと言えるでしょう。

また、フォアフット走法を練習したい方にもおすすめです。

このシューズは、フォアフット走法時に最も反発力を発揮する設計のため、自然とつま先からの着地を意識できるようになり、ペースも気持ちよく上がります。

おすすめの用途(ジョギング、インターバル、レース)

このシューズは主にトレーニング用として設計されており、ジョギング、スピード練習、ペース走など、さまざまなトレーニングシーンで活躍します。

特に、4:00〜5:00/kmのペースが快適なランナーに適しており、このペースがジョグペースであればジョギング用として、レースペースであればレース用としても使用できます。

各ランナーのレベルや目標に応じて活用の幅が広がるため、自分のペースに合わせた使い方を見つけてください。

補足

私自身は1kmを3分台で走れるほどの走力がないため、シューズのエリート向け性能を試しきれていません。しかし、このシューズの設計や特徴から、3分台のペースもラクラク出せるポテンシャルがあると感じます。


今回のレビューはサブ4ランナーとしての視点で書いていますので、その点を考慮して参考にしていただければ幸いです。

アディゼロ EVO SLを最安で買えるのは公式サイト!Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングとの価格差を解説!

公式サイト19,800円 (税込)
Amazon19,800円 (税込)
楽天19,800円 (税込)
Yahoo!ショッピング19,800円 (税込)
スーパースポーツゼビオ19,800円 (税込)
スポーツデポ・アルペン19,800円 (税込)
※2024年11月時点の最安値

各通販サイトのセール等で価格の変動がある場合もあるため、最新の価格は下記のリンクよりご覧ください。

まとめ

今回は、アディダスが販売する『アディゼロ EVO SL』を紹介しました。

改めて、重量約220gと、軽さが特徴のサブ3〜サブ3.5向けのスピードシューズです。

4:00〜5:00/kmのペースで走行したい方におすすめです。

本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

本日は以上です。

商品名Adizero EVO SL (アディゼロ EVO SL)
発売日2024年11月22日
価格 (税込)19,800円
重量(g)
※片足
224 g
(27cmの場合)
ブランドアディダス
公式サイト詳細を見る

ブランド別・タイム別でランニングシューズを探す

最後に、ランニングシューズを販売しているブランドをまとめました。

また、タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。

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【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。

初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。

マラソン大会の選び方

購入すべきランニンググッズ

完走するためのトレーニング方法

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Yusuke Saito
Yusuke Saito
マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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