ランニングにおすすめのジャケット(ウインドブレーカー)6選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
ランニングにおすすめのジャケット(ウインドブレーカー)を教えてください
そんな疑問にお答えします。
冬の時期は気温がとても低く、また、冷たい風がランナーを襲うため、走り始めてから身体が温まるまで、とても辛いです。
ですが、ジャケットは”保温性”や”防風性”に優れているので、寒さを和らげ、快適な走行が可能です。
特に、寒がりな方は長袖シャツやアンダーウェアの上に重ね着をして、寒さを凌ぐ際に役立つアイテムです。
そこで今回は、ランニングにおすすめのジャケット(ウインドブレーカー)をご紹介します。
ジャケットの選び方
まずはじめに、ジャケットの選び方を見ていきます。
- 吸汗速乾
- 防水・撥水
- 防風
- 保温性
- 通気性
- フード
- ウォッチウィンドウ
- サムホール
- リフレクター
- 重量
- フィット感
- ポケット
[選び方①] 吸汗速乾
吸汗速乾機能があるものは汗をすばやく吸収・放出してくれるので、快適な着用感が味わえます。
衣類内が汗でびちょびちょになると、不快感を引き起こし、走りに集中できません。
また、汗が残ると、身体の冷え(汗冷え)に繋がるため、あると便利な機能です。
[選び方②] 防水・撥水
雨の日もランニングされる方は、防水・撥水機能が搭載されているものを選びましょう。
防水・撥水機能の違いは、下記の通りです。
撥水機能とは、生地表面を水が転がり落ちるような作用で水を弾く機能です。生地の表面、もしくは生地を構成する糸に撥水コーティングを行うことで撥水加工を行います。このコーティング加工により、水分が生地についてもコロコロと玉状となり、転がり落ちて生地が濡れにくくなります。基本的に「少量」の水を弾くものなので、水量が多い場合には生地に水が染み込むなど、撥水効果が薄れます。
防水機能とは生地の裏側まで水を通さない機能です。レインコートや防水ケースなどのように、水の漏れや浸透を完全に防ぎ、強い雨でも水を通しません。
このように、「撥水」はあくまでも水を弾くだけの機能なので、購入するなら、水を通さない「防水」対応のものがおすすめです。
[選び方③] 防風
防風機能搭載のアイテムは、風の侵入を防ぎます。
汗をかいた状態で、常に空気が衣類内に入り込んでしまうと、身体全体の冷えに繋がり、パフォーマンスが低下してしまいます。
特に、気温の低い冬は、風が冷たく感じます。
その冷たい風を浴び続けると、いくら走行中に体温が上がるとはいえ、「徐々に体温が低下していき → 低体温症になる」危険もあるため、風の侵入を防ぐものがおすすめです。
[選び方④] 保温性
保温性に優れたタイプであれば、寒い日も快適です。
裏地に、裏起毛やフリース、ニット素材を採用しているものは、暖かな着用感が味わえます。
中には、発熱効果が得られる機能を搭載したアイテムもあるため、寒がりな方は保温性も重視しましょう。
[選び方⑤] 通気性
雨や風の侵入を防ぐ「防水・防風機能」、身体を温める「保温機能」は重要ですが、同時にジャケットの通気性も重要です。
通気性がないと、熱気が衣服の中に閉じ込められて、不快感に繋がります。
通気性が良いものは、熱気が外に逃げ、快適な着心地が味わえます。
[選び方⑥] フード
ジャケットの中には、フードが「付いているもの」「付いていないもの」があります。
フードは風雨から身を守る役割があり、寒さ対策として効果があります。
ただ、フードを被っていないときは、首元でフードが揺れ、不快に感じる場合もあるでしょう。
不快に感じやすい方は「フードが付いていないもの」、もしくは「フードが取り外せるもの」を選びましょう。
また、フードが付いているものを選ぶ際は、フィット感が調節できる「バンジーコード(ゴム)」が付いていると、走りながらでも頭からフードがズレないのでおすすめです。
[選び方⑦] ウォッチウィンドウ
ランニングウォッチ(時計)を装着して走っている方は、ウォッチウィンドウがあると、肌の露出を防ぎ、寒さが凌げます。
通常、時計の部分だけ肌が露出してしまうので、腕の一部分だけ、寒さにより痛みを感じてしまいます。
ですが、ウォッチウィンドウがあれば、時計をしたままでも、肌の露出を防げ、快適な走行が可能になります。
[選び方⑧] サムホール
手袋を着用するのが苦手な方は、袖にサムホールが付いたアイテムがおすすめです。
穴に親指を引っ掛けて、袖を手袋代わりに使用できます。
(手袋と違って、)指先は露出しているため、体温調節しやすく、また、靴ヒモを結びやすいので、レース中のタイムロスを防ぐことができます。
[選び方⑨] リフレクター
冬は日照時間が短いため、暗闇の中、ランニングする機会が多くなります。
自転車や車が頻繁に通る道で走る方は、視認性を向上させるため、再帰反射(リフレクター)が搭載されたものを選ぶと良いでしょう。
走っているときに身体が動くので、外灯や車のライトに反射し、ドライバーに自分の居場所を伝えることができます。
[選び方⑩] 重量
重量が軽いほうが、パフォーマンスを妨げることなく走行できます。
中には、人間工学に基づきデザインされ、ムダを削ぎ落としたアイテムもあります。
長時間走る場合、重いと負担が大きいため、可能な限り、軽いものを選びましょう。
[選び方⑪] フィット感
長袖シャツやアンダーウェアなどを上に重ね着するため、ゆとりあるものを選びましょう。
特に、冬モノのウェアは生地が厚いため、スリムなジャケットを選ぶと窮屈な着心地になってしまいます。
試着する際は、腕振りを行い、腕の可動範囲を確認しましょう。
また、フードが付いているものは、首元にゆとりがあると、ストレスなく着用できます。
[選び方⑫] 収納力(ポケットの数)
長い時間(距離)ランニングする方は、ポケットの数も確認しましょう。
スマートフォンや補給食(ジェル)、音楽プレーヤーなど、走る時間が長いほど持ち物は多くなります。
また、手袋やネックウォーマー、サングラスなど走行中に使用しなくなったアイテムを収納するスペースがあると安心です。
試着する際は、走りながらでもポケットの持ち物が手に取りやすいか、持ち物が揺れないか確認しましょう。
また、ポケット部分に防水機能があると、雨が降ってきても、持ち物が濡れずに済みます。
おすすめのジャケット6選
それでは、おすすめのジャケットをご紹介します。
オウン ザ ラン ジャケット
アディダスが販売する、リサイクル素材で作られたウインドジャケット。
悪天候下で雨風を防ぐアディダス「WIND. RDY」テクノロジーを採用しており、急な天候の変化にも対応可能。
また、立体的に成形した袖がランニング時のフィット感を高め、走行時のストレスを軽減しています。
さらに、リフレクター、フィット感を調節できるフード、ジップポケットを装備し、暗い場所での視認性と優れた防風性を発揮すると同時に、小物も持ち運べます。
リサイクル素材を100%使用した、プラスチック廃棄物ゼロを目指すアディダスの取り組みの一つがカタチになったアイテムです。
ブランド | アディダス |
吸汗速乾 | |
防水・撥水 | ● |
防風 | ● |
保温性 | |
通気性 | |
フード | ● |
ウォッチウィンドウ | |
サムホール | |
リフレクター | ● |
サイズ | S、M、L、XL |
素材 | ポリエステル100% |
品番 | HZ4523 |
価格 (税込) | 8,800円 |
公式サイト | 詳細を見る |
RUNNINGウインタージャケット
アシックスが販売する、防水透湿機能と保温性を兼ね備えたジャケット。
肌面へ起毛加工した、3層構造の防水ラミネート生地を使用しており、雨風をシャットアウト。
また、保温力が必要な体幹部分には、中わた入りの保温パネル配置し、保温性を追求しています。
冬場の雨の日や気温が低い日に、暖かさを提供してくれるアイテムです。
関連記事:【実費レビュー】アシックス RUNNINGウインタージャケットの性能とは?真冬のランニングにおすすめのジャケットです
ブランド | アシックス |
吸汗速乾 | |
防水・撥水 | ● |
防風 | |
保温性 | ● |
通気性 | ● |
フード | |
ウォッチウィンドウ | |
サムホール | |
リフレクター | ● |
サイズ | S、M、L、XL |
素材 | ポリエステル100% |
品番 | 2011C936 |
価格 (税込) | 23,760円 |
公式サイト | 詳細を見る |
ランニングパッカブルはっ水ウーブンジャケット
アシックスが販売する、パッカブル(折り畳んでコンパクトになる)タイプのジャケットです。
防風性・はっ水性を備えた軽量なウーブン素材を採用しており、多少の雨や風に対応。
また、背面にはベンチレーションを設け、衣類内に熱気が溜まらないよう対策されています。
さらに、サイドにはスマートフォンやカギなどが収納可能な大きさのポケットが搭載されているので、短時間のランニングにおいて持ち物を携帯するのに便利です。
ランニングだけでなく、さまざまな野外アクティビティで活用できる汎用性の高いアイテムです。
ブランド | アシックス |
吸汗速乾 | |
防水・撥水 | ● |
防風 | ● |
保温性 | |
通気性 | ● |
フード | ● |
ウォッチウィンドウ | |
サムホール | |
リフレクター | ● |
サイズ | S、M、L、XL |
素材 | ポリエステル100% |
品番 | 2011C890 |
価格 (税込) | 12,540円 |
公式サイト | 詳細を見る |
Impact ヒートジャケット
ニューバランスが販売する、保温性に優れたボンディング中綿80gを前面に充填したジャケット。
独自テクノロジー「NB Heat」が寒さを防ぐ優れた保温性と、吸湿速乾機能で衣類内を快適にキープ。
また、肌面に凹凸フリースを設け、デットエア(衣類内の温めた空気を外へ逃さないためのスペース)を確保することで、保温効果を向上させています。
さらに、背中と袖を軽量であたたかな裏起毛フリース素材を採用することで、寒さをシャットアウトします。
気温が低い日のランニング時も、暖かく快適な着用感が味わえるアイテムです。
ブランド | ニューバランス |
吸汗速乾 | ● |
防水・撥水 | |
防風 | |
保温性 | ● |
通気性 | |
フード | ● |
ウォッチウィンドウ | ● |
サムホール | |
リフレクター | ● |
サイズ | S、M、L、XL |
素材 | リサイクルポリエステル60%、ポリエステル40% |
品番 | MJ33255 |
価格 (税込) | 23,100円 |
公式サイト | 詳細を見る |
ミズノサーマルチャージジャケット
ミズノが販売する、特定の部分だけを温める設計を用いたジャケット。
全身ではなく、特定の筋肉だけを重点的に温める設計なので、筋本来の力を発揮させるようサポート。
また、全身を温めるわけではないため、体温の上昇を抑え、不快感を軽減します。
さらに、背面にはベンチレーションを設け、衣類内に熱気が溜まらないよう対策されています。
主要な筋肉を温め、走り始めからパフォーマンス向上をサポートするアイテムです。
ブランド | ミズノ |
吸汗速乾 | |
防水・撥水 | |
防風 | |
保温性 | ● |
通気性 | ● |
フード | ● |
ウォッチウィンドウ | |
サムホール | |
リフレクター | ● |
サイズ | S、M、L、XL |
素材 | ポリエステル100% |
品番 | J2ME2570 |
価格 (税込) | 15,180円 |
公式サイト | 詳細を見る |
ハイブリッドサーマルバーサグリッドフーディ
ザ・ノース・フェイスが販売する、防風性、保温力、通気性を追求したジャケット。
冷気を受けやすい前身頃と肩まわりには防風性に優れた生地を、そして、リサイクルポリエステルの大きさの異なる2つのグリッドフリースを適所に配置し、二重構造で保温力を向上。
また、背面にはベンチレーションを設け、衣類内に熱気が溜まらないよう対策されています。
さらに、袖はやや長めに設定し、サムホールとウォッチウィンドウを装備し、指先の冷えを抑えます。
人間工学に基づいたデザインで、気温の低い日のランニング時を想定して、快適な衣服内環境を提供するアイテムです。
ブランド | ザ・ノース・フェイス |
吸汗速乾 | |
防水・撥水 | |
防風 | ● |
保温性 | ● |
通気性 | ● |
フード | ● |
ウォッチウィンドウ | ● |
サムホール | ● |
リフレクター | ● |
サイズ | S、M、L、XL |
素材 | ポリエステル92%、ポリウレタン8% |
品番 | NL72277 |
価格 (税込) | 20,900円 |
公式サイト | 詳細を見る |
まとめ
今回は、ランニングにおすすめのジャケットをご紹介しました。
冬の寒さの中でも、身体を温めるアイテムとして活躍するので、ぜひトレーニング(レース)時に採用してみてください。
今回は以上です。
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