マラニックの楽しみ方!持ち物やおすすめコース紹介
「ランニングが続けられない」「長時間走るのが苦手」と悩んでいませんか?
実は、マラニックを行うことで、楽しみながら長時間走ることができます。
私は、普段のトレーニングがツラくなったり、モチベーションが上がらないときは、気分転換も含めてマラニックを行うようにしています。
そこで、この記事では、無理せず長時間走ることができる、マラニックのやり方を紹介します。
この記事を読むと、マラニックのポイント、あると便利な持ち物、おすすめコースが分かります。
マラニックとは
ランニングを楽しむ方法として、マラニックというものがあります。
マラニックとは、「マラソン」と「ピクニック」をかけ合わせた造語で、目的地を決め、その目的地までランニングしながら景色を楽しむトレーニング方法です。
マラニックの良い点は、走る速度や時間の決まりがないこと。
途中で寄りたい場所・お店があれば、その都度寄り道をしながら進んでいくため、ストレスなく楽しめます。
また、走る距離や時間を設定しないため、無理なくランニングを行えます。
グループ(仲間)で走れば、互いを支え合いながら進めるため、疲労感も少なく、改めて、「ランニングの楽しさ」を学ぶことができるでしょう。
マラニックのメリット
[ポイント1] 走る楽しさが味わえる
毎回、同じコース、同じ距離を走っていれば、次第に飽きてしまいます。
また、「〇〇km走らなきゃ!」「〇〇時間走らなきゃ!」と毎日のトレーニングメニューを組んでしまうと、やらされている感が出て、純粋に楽しめません。
そんなときは、行きたかった場所やお店(目的地)を決め、自由に走る「マラニック」がおすすめです。
トレーニングというより、(旅行に来て)観光している気持ちになるので、良い気分転換になります。
せっかくランニングを始めたからには継続することが大事なので、ときには、ゆっくり走りながら景色を楽しむ回を設けるのも良いでしょう。
[ポイント2] 自然と長い距離を走れる
時間やペースを気にすることなく走るため、自然と長い距離を踏むことができます。
本来であれば、定期的にウォッチやランニングアプリを確認して、「今、何キロ走ったかな〜」「ペースが落ちてきたな〜」と、逐一、状況を把握してしまいがちです。
しかし、マラニックは、景色を見ていたら「いつの間に、こんな距離走っていた」というように、気づいたら長い距離を走っていたという感覚で走れます。
私自身も、東京駅から東京ディズニーリゾート(15km)やお台場(10km)までのをマラニックしますが、家の周辺で行う10〜30km走よりラクに走れます。
20〜30kmの長距離走るのが苦手な方は、練習にマラニックを取り入れると自然と持久力※が身につくでしょう。
※長い時間走り続けられる力のこと。はじめは10分走るのがやっとでも、3ヶ月後、休まずに90分走れるようになれば、持久力が向上したことになる
マラニックのやり方・ポイント
[ポイント1] 目的地(ゴール地点)を決める
まず、どこに行きたいか、目的地(ゴール地点)を決めましょう。
テレビや雑誌で紹介されていたお店、普段行かない街、写真映えする景色の良い場所(桜の名所、紅葉の名所)など、様々です。
・気になるお店
・普段行かない街
・景色の良い場所
・温泉
一人、もしくはグループで相談し、気になる場所を自由に設定しましょう。
[ポイント2] スタート地点を決める
スタート地点は、目的地まで(現在の走力から)走って行ける範囲で決めます。
一人であれば「自宅」をスタート地点にするのもよし、グループであれば「駅」をスタート地点にするのも良いでしょう。
おすすめは、「ランニングステーション(以下、ランステ)」をスタート地点にすることです。
荷物を預けられたり、着替えできたり、シャワールームを完備している施設
ランステは荷物を預けられるため、グループでマラニックする際の集合場所に最適です。
また、自宅からだと行ける範囲が限られますが、様々なエリアにあるランステをスタート地点にすることで、複数の目的地を設定可能です。
[ポイント3] 目的地までのルートを決める
スタート地点からゴール地点までのルート※を決めます。
※GoogleMapでスタート地点とゴール地点を設定すれば、ルートが表示されます
ルートはGoogleMapで表示された最短ルートでもいいですし、当日の状況に応じて決めるのでも良いです。
↓ GoogleMapで設定した、東京駅から東京ディズニーリゾートまでのルート
また、ルートは「確実に走れる距離」で設定しましょう。
今まで、10kmしか走ったことないのに、いきなり20kmのルートを設定してしまうと、ゴールまで辿り着けません。
まずは、確実に走れる距離でルートを設定し、あとは途中で寄りたい場所を増やし、走行距離を調整しましょう。
マラニックを重ねるごとに、5km、10km、15kmと走れる距離が伸びてくれば、行ける範囲も広がり、さらに楽しめるでしょう。
[ポイント4] グループで走る
マラニックは長時間(長距離)、かつ普段、走り慣れていないコースを走ることになります。
体調が悪くなったり、ケガをしたときに備え、仲間と一緒に走ると安心です。
また、話し相手がいれば、情報交換できますし、ランニング中も退屈することがないのでおすすめです。
[ポイント5] トイレ休憩場所を決めておく
公園や施設など、トイレ休憩ができる場所を決めておきましょう。
特に、女性がいる場合はきれいなトイレが求められるため、「ショッピングセンター」や「道の駅」などがルート上にあると安心です。
[ポイント6] 公共交通機関を使って引き返せるルートを選ぶ
体力の限界で走れなくなったことを想定し、公共交通機関を使って引き返せるルートを選びましょう。
街ナカであれば、電車やバスが多いので問題ありませんが、郊外は電車が通っていなかったり、バスの本数が少ない場合もあります。
ルートを決める段階から調べておき、万が一に備え、すぐに引き返せるようにしましょう。
[ポイント7] 信号のある・なし
休憩を多めに入れたい場合は、敢えて信号が多いルートを通り、信号待ちの間に休憩しましょう。
逆に信号が多いと、リズムが崩れてしまう方は、なるべく信号のないルートを選びましょう。
マラニックの持ち物
マラニックは長時間走るため、飲み物や食べ物、着替えなどの持ち物が必要です。
ウエストポーチやバックパック(リュック)に入れて、持ち運びましょう。
下記が持ち物例です。
- スマートフォン
- 地図を見たり、調べものをする際に役立ちます
- モバイルバッテリー
- スマートフォンを充電する際に役立ちます
- イヤホン
- 一人でランニングする際に役立ちます
- お金(交通系ICカード)
- 食べ物や飲み物を購入する際に使用します
- キャップやサングラス
- 日差しの強い日に役立ちます
- アームカバーや手袋
- 寒い日に役立ちます
- ウインドブレーカー
- 寒い日に役立ちます
- タオル・着替え
- 温泉に入る方は用意しましょう
- 補給食
- ランニング中に失われるエネルギーを補うため、ジェルタイプの補給食を用意しましょう
- タブレット、塩飴
- 熱中症対策に、塩分補給できるタブレットがあると安心です
- ばんそうこう
- 靴擦れした際に役立ちます
- 薬
- 頭痛や腹痛を起こした際に役立ちます。
- リップクリーム
- 脱水気味な状態になると、唇が渇くため、渇きが気になりやすい方はあると安心です
- 目薬
- 目が乾きやすい(コンタクト)方は、持参しましょう。
- ポケットティッシュ
- 鼻水が出た場合や汚れを拭きたい場合に役立ちます。また、トイレに紙がなかった際にも対応できます。
- ジップロック
- スマホやお金(紙幣)、カード類など濡れたくないものを収納する際に役立ちます。急な雨にも対応できます
何が起こるか分からないので、お金(ICカード)は必須です。
食べ物、飲み物の購入や、交通手段を利用する際に役立ちます。
また、夏は熱中症対策、冬は寒さ対策など季節に応じて、適切なグッズを用意しましょう。
長時間走るため、「日差し」や「冷たい風」をしっかり対策しておかないと、体調不良になる恐れがあります。
関連記事:暑さ対策・熱中症対策できるランニンググッズおすすめ10選
関連記事:【初心者向け】冬おすすめのランニングウェア解説!寒さ対策のポイントと選び方
コース例
過去、走ったコース
最後に、私が実際に走ったコースをご紹介します。
- 「東京駅 → 銀座 → 豊洲 → お台場」(約10km)
- 「東京駅 → 葛西 → 東京ディズニーリゾート」(約15km)
- 「東京駅 → 隅田川テラス」(約5km)
↓ 東京駅 → お台場(片道 約10km)
↓ 東京駅 → 東京ディズニーリゾート(片道 約15km)
↓ 東京駅 → 隅田川テラス(片道 約5km)
東京駅周辺にはランステがあり、かつ東西南北それぞれに名所があるため、スタート地点に最適です。
わたしの場合、東京駅から行きたい場所(お台場や浅草など)をGoogleMapで検索し、指定された最短ルートをもとに、途中、気になる場所(お店)を寄り道をして走っています。
また、目的地(ゴール地点)は東京駅から往復走っても帰れる範囲にし、最悪、電車やバスに乗って帰れる場所を選んでいます。
その他のコース
他にも、「山手線一周ラン(約40km)」や「とあるフルマラソンを同じコースを走る」「桜の名所を走るお花見ラン」など、様々です。
- 山手線一周ラン(約40km)
- 実際に開催されているフルマラソンとまったく同じコースを走る
- 桜の名所を走るお花見ラン
- 散歩や旅行雑誌をもとに、行きたい場所を巡る
マラニックは走るだけでなく、コースを決めるところから楽しめます。
「テレビや雑誌を見て興味を持った場所」や「前々から気になっていたお店」を目的地にするなど、自分オリジナルコースを作成してみてください。
自宅周辺にランステがない場合
自宅周辺にランステがない場合は、「温泉施設」をスタート・ゴール地点にするのも良いでしょう。
温泉施設の一部では、ランニングする方向けに「脱衣所・ロッカーを貸し出している」ところもあります。
・JFA夢フィールド 幕張温泉 湯楽の里(千葉県)
・南青山 清水湯(東京都)
駐車場があれば車で来ることもできますし、ランニング後は温泉に浸かり、リフレッシュすることも可能です。
自宅周辺にあるか、ぜひ探してみてください。
まとめ
今回は、マラニックについて紹介しました。
改めて、マラニックとは目的地を決め、その目的地までランニングしながら景色を楽しむトレーニング方法です。
観光している感覚で、楽しみながら走ることができるため、色々な場所を訪れてみてください。
本日は以上です。
タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
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