【初心者向け】冬おすすめのランニングウェア解説!寒さ対策のポイントと選び方


冬の寒い時期におすすめのランニングウェアを教えてください
そんな疑問にお答えします。
冬は寒くて、外に出るのさえも億劫ですよね。
- 「たくさん着込むと、身体が温まった時に邪魔になるし、汗冷えが気になる…」
- 「薄手で走ると、全然身体が温まらずに、震えながら走ることに…」
このように、冬のランニングは夏と違い、ウェア選びが難しいものです。
そこで今回は、冬の時期を快適に過ごすためにおすすめのランニングウェアをご紹介します。
冬のランニングウェアの選び方

まずはじめに、寒い時期にランニングする際のウェアの選び方について見ていきます。
- 着脱しやすいものを着用する
- ベースレイヤーを着用し、汗冷え対策する
- 吸汗速乾のあるウェアを着用する
- 防風性の高いジャケットで風対策する
- 保温性の高いウェアで寒さ対策する
- 小物で肌の露出を避ける
- 腹巻きを着用して内蔵を温める
- リフレクターで安全を確保する
- 生地の厚さを決める
【選び方①】着脱しやすいものを着用する
冬の時期は走り始めは寒いですが、徐々に身体も温まり、寒さもやわらいでいきます。
特に、何枚も重ね着している場合、時間とともに体温が上昇しやすく、途中で上着(ジャケット)を脱ぐこともあるでしょう。
そこでおすすめなのが、体温調節がしやすい「着脱しやすいものを選ぶ」ことです。
アームカバーや手袋といった小物は走りながらでも着脱しやすく、かつコンパクトなのでハーフパンツのポケットやウエストポーチ等に収納できます。
ジャケットの場合、生地が厚いためハーフパンツのポケットに収納できませんし、走りながら脱ぎづらいです。
再び、寒くなっても、すぐ着用できるアイテムを身につけるのが、冬のランニングのポイントです。
- 着脱しやすいアイテム
- ・手袋
・アームカバー
・イヤーウォーマー、ヘアバンド
・ネックウォーマー
・ビーニー(ニット帽)
【選び方②】ベースレイヤーを着用し、汗冷え対策する
冬のランニングで、一番対策しておきたいのが「汗冷え」です。
30分前後の走行であれば汗冷えも気になりませんが、1.5〜3時間程度走行すると、汗でウェアが濡れてきます。
(ウェアが濡れた状態だと、)冷たい風が吹いたり、立ち止まったときに、ウェアが肌に直接触れて、寒さを感じることになります。
この汗冷えを放置すると体温がどんどん低下していき、体調不良や低体温症に陥ることがあるため、対策は必須です。
汗冷え対策でおすすめなのが、ベースレイヤーを着用することです。
ベースレイヤーは肌に直接触れる部分に着用するウェアのことで、汗をすばやく吸い上げるが、(ベースレイヤー自身は)汗を吸収しないため、常にドライな状態を保つことができます。
冬の汗冷えは、あなたの体調を簡単に変化させてしまうほど強力なので、ベースレイヤーの着用をおすすめします。
- おすすめアイテム
- ・ベースレイヤー
【選び方③】吸汗速乾のあるウェアを着用する
吸汗速乾機能があるものは汗をすばやく吸収・放出してくれるので、快適な着用感が味わえます。
ウェアが汗でびちょびちょになると、不快感を引き起こし、走りに集中できません。
ランナーの中には、寒さのあまり、「ヒートテック」を着用してランニングする方もいますが、あまりおすすめできません。
ヒートテックはかいた汗を吸収しますが、汗を放出できないので、濡れたまま乾きません。
前述の通り、濡れた状態が続く(汗が残る)と、身体の冷え(汗冷え)に繋がるため、吸汗速乾のあるウェアを着用しましょう。
【選び方④】防風性の高いジャケットで風対策する
冬から春にかけて、風が強い時期になります。
風速1mの風が吹くと、体感温度を約1℃下げると言われているので、寒さだけでなく、風も対策する必要があります。
そこでおすすめなのが、防風性の高いジャケット(ウインドブレーカー)を着用することです。
防風性能の高い素材を使用したアイテムは風を通さず、寒さ対策できます。
冷たい風を浴び続けると、身体の冷えに繋がるため、寒がりな方はジャケットを用意しましょう。
【選び方⑤】保温性の高いウェアで寒さ対策する
保温性に優れたアイテムであれば、寒い日も快適です。
裏地に、裏起毛やフリース、ニット素材を採用しているものは、暖かな着用感が味わえます。
中には、発熱効果が得られる機能を搭載したウェアもあるため、寒がりな方は保温性も重視しましょう。
【選び方⑥】小物で肌の露出を避ける
指先や耳、首周りなど、ウェアでは防ぐことができない露出部分は、小物でカバーするしかありません。
指先であれば「手袋」、耳であれば「イヤーウォーマーやビーニー(ニット帽)」、首周りであれば「ネックウォーマー」といったアイテムがおすすめです。
露出部分に冷たい風を浴び続けると、肌の痛みに繋がり、ランニングを続けることが難しくなるため、小物で対策しましょう。
- おすすめアイテム
- ・手袋
・イヤーウォーマー、ヘアバンド
・ネックウォーマー
・ビーニー(ニット帽)
【選び方⑦】腹巻きを着用して内蔵を温める
内臓が冷えると身体全体の冷えに繋がるため、腹巻きを着用してお腹まわりを温めると良いでしょう。
特に、お腹が弱い(冷えやすい)方は、冷えることで体調が悪くなることもあるため、腹巻きを着用しましょう。
- おすすめアイテム
- ・腹巻き
【選び方⑧】リフレクターで安全を確保する
冬は日照時間が短いため、暗闇の中(早朝や夜間)、ランニングする機会が多くなります。
自転車や車が頻繁に通る道で走る方は、視認性を向上させるため、再帰反射(リフレクター)が搭載されたものを選ぶと良いでしょう。
走っているときに身体が動くので、外灯や車のライトに反射し、ドライバーに自分の居場所を伝えることができます。
【選び方⑨】生地の厚さを決める
最後に、自分の体質(暑がり、寒がり)を把握した上でウェアを選びましょう。
長袖シャツやジャケット、アームカバーなど、各アイテムごとに生地の厚さが異なるため、自分の体質に合わせて着こなす必要があります。
例えば、わたしの場合は”寒がり”で、走り始めて3〜10kmは汗をかくほど身体が温まりますが、10km以降は体温上昇が落ち着き、その後、身体が冷える傾向にあります。
そのため、(後半冷えることが分かっているので、)厚手のアームカバー、手袋を着用するようにし、脱いだり、再び着用したりして体温調節を行っています。
走っていても体温が上がりづらい方は「厚手」のアイテムを、体温が変化しやすい方は「厚手」と「薄手」の両方を用意しましょう。
冬におすすめのランニングウェア12選

それでは、冬におすすめのランニングウェアを解説していきます。
- ベースレイヤー
- 長袖Tシャツ
- アンダーウェア
- ウインドブレーカー
- ランニングタイツ
- ロングパンツ
- 手袋
- アームカバー
- カーフスリーブ
- ネックウォーマー
- ビーニー
- イヤーウォーマー
【トップス①】ベースレイヤー

ベースレイヤーは肌に直接触れる部分(一枚目)に着用するウェアのことで、普段着用している長袖Tシャツの下に着用します。
ベースレイヤーはランニング中にかいた汗をすばやく吸収し、重ね着している長袖Tシャツにかいた汗を移動させる役割があります。
そのため、ベースレイヤー自身が汗で濡れることがありません。
汗冷え対策ができるアイテムとして、長時間走る際(冬場のフルマラソン、ウルトラマラソン)に活躍します。
ドライレイヤーベーシックノースリーブ

ファイントラックが販売する、吸汗速乾ウェアの下に着て、汗冷えや汗のベタつきを軽減するノースリーブタイプのベースレイヤー。
汗が通過しやすく、濡れ戻りしにくい非常に薄い耐久撥水素材を使用。
プラス、ファイントラック独自の撥水処理によって、かいた汗は瞬時に肌から離れ、肌をドライにキープします。
また、柔らかなメッシュ生地が、身体の動きに追従し、長時間の着用でもストレスフリーな着心地が味わえます。
さらに、150洗80点※の洗濯耐久撥水性を実現し、繰り返しのご使用でも機能を維持。
※150回洗濯後も、新品時の80%の撥水性を実現
適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れ、オールシーズン使用できるアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのベースレイヤー3選|寒い冬場に着用する効果とはで解説しています。
【トップス②】長袖Tシャツ

長袖Tシャツはベースレイヤーの上に着用、もしくは1枚目に着用するウェアです。
生地の厚さは「薄手」と「厚手」があるため、冬だけでなく早朝のランニングや雨の日など、1年を通して活躍する万能アイテムです。
薄手の生地であれば、夏〜秋にかけての早朝や雨の降る、半袖ではやや肌寒い日におすすめです。
また、薄手であれば、半袖Tシャツやウインドブレーカーとの重ね着もしやすいため、コーディネートの幅は広がります。
一方、厚手の生地は、保温性が高く、冬の寒い時期におすすめです。
Impact NB ヒートグリッド ハーフジップ トップ

ニューバランスが販売する、保温性と吸汗速乾機能を両立するテクノロジー「NB HEAT」を採用したハーフジップトップ。
肌面に凹凸フリースを設けることで、保温効果を向上。
また、袖口にはサムホールが付いているので、手袋代わりに寒さ対策できます。
厚手の生地ながら肩を動かしやすいラグランスリーブで、快適な着用感が味わえるアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめの長袖Tシャツ8選|冬の寒さ対策に最適なロングスリーブの選び方で解説しています。
【トップス③】アンダーウェア

アンダーウェア(コンプレッションウェア)は、身体にぴったりフィットする伸縮性のあるウェアのことです。
着用するだけで身体の各部位に圧力をかけることができ、パフォーマンスアップ効果が期待できます。
また、(着用するだけで)自然と胸を張った姿勢へと矯正でき、正しい姿勢をキープしてくれます。
長袖Tシャツ同様、保温性が高く、暖かな着用感が味わえます。
長袖Tシャツとの使い分けは、下記の点が挙げられます。
- 長袖Tシャツ
- ・ゆったり着れる
・単体での着用が可能 - アンダーウェア
- ・ぴったりフィットする(締めつけ感がある)
・長袖Tシャツやジャケットの下に着用する
ランニングに対するサポート機能があるものが「アンダーウェア」、ないものが「長袖Tシャツ」と認識しておきましょう。
インスピレーションロングスリーブ

C3fit(シースリーフィット)が販売する、身体にぴったりフィットする着圧設計のロングスリーブシャツ。
関節や筋肉の余分なブレを抑制することで、パフォーマンスアップが期待できます。
また、縫い目には特殊なテープを貼り、肌面をフラットに仕上げることで、長時間の着用でもストレスが少なく設計されています。
日本人の平均的な体型に合うよう作られているので、着用によるストレスが少なく、快適な着心地を実現したアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのコンプレッションウェア(アンダーウェア)5選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【アウター①】ウインドブレーカー

ウインドブレーカー(ジャケット)は、長袖Tシャツやアンダーウェアの上に着用するアイテムです。
保温性や防水性、撥水性に優れているので、寒さを和らげ、快適な走行が可能です。
また、常に、衣類内に風が入り込んでしまうと、身体全体の冷えに繋がるため、防風機能搭載のアイテムがおすすめです。
ハイブリッドサーマルバーサグリッドフーディ

ザ・ノース・フェイスが販売する、防風性、保温力、通気性をハイブリッドに追求したジャケット。
冷気を受けやすい前身頃と肩まわり、フードには、防風性の高いグリッドフリースを配置し、保温力を向上。
また、人間工学に基づいたデザインで、バランスの良い快適な衣服内環境を提供します。
袖はやや長めに設定し、サムホールとウォッチウィンドウを装備したアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのウインドブレーカー(ジャケット)8選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【パンツ①】ランニングタイツ

ランニングタイツとは、身体にぴったりフィットする伸縮性のあるタイツのことです。
単体着用、もしくはハーフパンツやロングパンツの下に着用して走行します。
ランニングタイツには下半身をサポートする機能が搭載された「機能性タイツ」と機能が搭載されていない「サポート機能なしタイツ」があります。
機能性タイツには、テーピングのような締め付けで膝まわりをサポートしたり、筋肉に着圧をかけて疲労を軽減したり、と様々な機能が搭載されています。
寒さ対策で下半身の露出を抑えるのが目的であれば「サポート機能なしタイツ」を、パフォーマンスアップを求めるのであれば「機能性タイツ」を購入しましょう。
アドバンスカーゴロングタイツ

C3fit(シースリーフィット)が販売する、段階着圧設計で「太もも」や「ふくらはぎ」をしっかりとサポートするランニングタイツ。
適度な着圧で、膝関節や(太ももやふくらはぎの)筋肉のブレを抑制することで、パフォーマンスアップが期待できます。
また、ストレッチ性に優れた素材を採用することで、身体のさまざまな動きにしっかりと追従し、快適な走行が可能です。
さらに、右の太もも部分にポケットを配置し、薄手のジャケットや補給食が収納できるのも魅力です。
C3fitのコンプレッションタイツをできるだけシンプルに仕上げ、従来製品(当社比較)より価格を抑えたエントリーモデルです。
詳しくは、ランニングタイツおすすめ5選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【パンツ②】ロングパンツ

ロングパンツは単体着用、もしくはランニングタイツの上に着用するウェアです。
保温性や防風性に優れているので、寒さを和らげ、快適な走行が可能です。
ランニングタイツは身体にぴったりフィットする着用感に対して、ロングパンツはゆったり履けるため、締めつけ感が苦手な方におすすめです。
ランニングハイブリットパンツ

アシックスが販売する、防風性を備え、風が強い日・エリアでの着用がおすすめのランニングパンツ。
前面には防風性に優れた素材を採用することで衣類内への風の侵入をブロックし、寒さを軽減。
また、汗処理機能を搭載しているので、衣類内に汗がたまるのを防ぎ、快適な着用感が味わえます。
さらに、背面にはストレッチニット素材を採用し、走行中の激しい動き(もも上げ)に追従します。
ウエスト後部に補給食や貴重品の収納に便利なファスナー付きポケットがあるので、持ち物が脱落せず携帯できるアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのロングパンツ8選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【アクセサリー①】手袋

手袋は、指先の冷えを抑えるアイテムです。
指先が冷えると身体全体の体温が低下し、筋力の低下や関節の硬直など、その後のパフォーマンスに影響を及ぼすので、着用必須です。
選ぶ際は保温性はもちろん、体温調節しやすい指先を出せるものや手袋をつけたままスマートフォンの操作ができるタッチパネル対応のものが最適です。
メリノグローブ ライト

R×L(アールエル)が販売する、熱を逃がさず、体温を一定に保ってくれる素材「メリノウール」を使用したランニンググローブ。
ウールの中でも最高級のメリノウールは調温、調湿性に優れており、適度な暖かさを保ち、柔らかい風合いで快適な着用感を実現。
また、汗をすばやく吸収・拡散するので、汗をかいても寒くなりにくいです。
さらに、手袋を外さずにランニングウォッチの画面を確認できる「ウオッチウィンドウ」搭載で、手首を冷やさず使用することが可能です。
メリノウールの特徴でもある、温かい着用感が味わえるため、寒さが苦手な方にぴったりのアイテムです。
詳しくは、ランニンググローブおすすめ8選!ランニング時に手袋を着用する効果や選び方は?で解説しています。
【アクセサリー②】アームカバー

アームカバーは、腕に着用するアイテムです。
肌の露出箇所(両腕)に着用することで、体温の低下を抑え、寒さ対策することができます。
アームカバーは走りながらでも着脱しやすいため、主に、半袖Tシャツと組み合わせて着用することが多いです。
トレーニングはもちろん、レース時にも活躍するアイテムで、多くのランナーが冬のレース時に着用しています。
アームカバー

CW-X(シーダブリューエックス)が販売する、フィット感があり、吸汗速乾性のよいアームカバー。
吸汗速乾性のあるストレッチ素材を使用し、常に快適な着心地を実現。
また、腕口には滑り止めゴムが付いているので、(腕振りにより)ずれ落ちにくく設計されています。
他にも、UVカット率90%以上の日焼け防止機能や夜も安心のリフレクト仕様など、さまざまな機能が搭載されたアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのアームカバー10選|着用する効果や選び方は?で解説しています。
【アクセサリー③】カーフスリーブ

カーフスリーブ(ゲイター)は、ふくらはぎに着用するアイテムです。
伸縮性のある生地で作られており、身体に密着するような、ぴったりフィットする着用感が味わえます。
着用することで、ふくらはぎのムダな筋肉の揺れを抑えたり、(足の露出を抑え)寒さを軽減するなど、より快適に走るための機能が搭載されています。
一般的にはハーフパンツやハーフタイツとセットで着用するもので、多くのランナーが冬のレース時に着用しています。
スポーツスリーブX30 足用

ファイテンが販売する、生地全体にファイテン独自技術である「アクアチタンX30(チタンをナノレベルで水中に分散したもの)」を搭載したカーフスリーブ。
アクアチタンには「身体をリラックス状態へとサポート」する効果があり、着用するだけでパフォーマンスアップが見込めます。
また、ふくらはぎに着圧をかけることで筋肉のムダな動きを抑制し、筋肉疲労を抑えます。
さらに、ふくらはぎの形状に合わせた専用設計なので、足にぴったりフィットし、激しい動きでも快適な着用感を実現したアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのカーフスリーブ(ゲイター)6選|着用する効果や選び方は?で解説しています。
【アクセサリー④】ネックウォーマー

ネックウォーマーは首元を暖かく保ち、冷たい風を守る役割のあるアイテムです。
着用することでTシャツでは防げない、首元の肌の露出を抑える役割を果たし、体温の低下を抑えます。
また、ネックウォーマーの中には、顔の下半分(口元、鼻、耳)を覆うフェイスカバータイプもあるため、マスク代わりに使用することもできます。
さらに、着脱しやすいので、走行中に身体が温まれば脱ぐことで、首元の体温を下げることができる(体温調節が容易)点も特徴です。
MTN TOUR2COOL WOOL

サロモンが販売する、熱を逃がさず、体温を一定に保ってくれる素材「メリノウール100%」を使用したネックウォーマー。
メリノウールは調温、調湿性に優れており、適度な暖かさを保ち、柔らかい着け心地が一日中持続。
また、軽量、かつ伸縮性に優れているので、それぞれの顔にしっかりフィットし、快適な着用感を実現しています。
シャツや上着に入れ込みやすい形状なので、首元の隙間を埋め、保温性を高めたアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのネックウォーマー7選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【アクセサリー⑤】ビーニー

ビーニー(ニット帽)は頭全体を暖かく保ち、冷たい風から頭を守る役割のあるアイテムです。
特に、ウェア(Tシャツやジャケット)では防げない、耳部分の肌の露出を抑える役割を果たし、体温の低下を抑えます。
また、ビーニーを被ることで、長い髪をまとめることができます。
キャップでは耳の露出は防げないので、髪の毛が上下に揺れて鬱陶しく感じる方は、ビーニーで寒さ対策するのがおすすめです。
GTDウールビーニー

ザ・ノース・フェイスが販売する、肌面に水分を含まないポリプロピレン素材を使用したビーニー。
疎水性を持つポリプロピレンのメッシュ組織が汗を吸い上げ、肌面をドライな状態に保ちます。
また、表側にリサイクルポリエステルとウールの混紡素材を使用し、保温性も向上させています。
銀イオンによる抗菌防臭加工を施し、走行中に汗をかいても清潔さを保つアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのビーニー(ニット帽)6選|寒い冬場に着用する効果と選ぶ際のポイントを解説で解説しています。
【アクセサリー⑥】イヤーウォーマー

イヤーウォーマー(ヘアバンド)は耳の冷えを防ぐ、冬の時期におすすめのアイテムです。
ビーニーと違い、頭全体を覆わないので、頭がムレるのが苦手な方は、イヤーウォーマーがおすすめです。
UAイヤーマフ

アンダーアーマーが販売する、保温性と吸汗速乾性に優れたフリース素材を使用したイヤーマフ。
耳に合わせて長さを調整できるアジャスターを採用し、快適な着け心地を実現したアイテムです。
詳しくは、ランニングにおすすめのイヤーウォーマー(ヘアバンド)3選で解説しています。
おすすめのコーディネート例

続いて、コーディネート例をご紹介します。
秋〜初冬
コーディネート例①

半袖だけでは肌寒い日は、半袖シャツ + アームカバー + ロングタイツの組み合わせがおすすめです。
アームカバーは着脱しやすいため、暑くなれば脱いで、体温調節しましょう。
コーディネート例②

半袖だけでは寒くて耐えられないが、ジャケットを着るほど寒くない日は、長袖シャツ + ロングタイツの組み合わせがおすすめです。
長袖シャツは「薄手のもの」「厚手のもの」があるので、寒さに応じて選択しましょう。
真冬

寒さが厳しい場合は(長袖シャツとロングタイツの上に)ジャケットとロングパンツを重ね着し、寒さ対策します。
ジャケット、ロングパンツともに防水性や防風性に優れているものだと、雨が降ったり、強風の日でも快適にランニングできます。
アクセサリー(寒さに応じて)

「秋〜初冬」「真冬」のコーディネートにプラスし、寒さに応じてアクセサリー(小物)を着用しましょう。
「厚手」「薄手」の両方のアイテムを用意しておくと、様々な天候に対応でき、快適にランニングすることができます。
例
・「薄手の手袋」と「厚手の手袋」
・「薄手のアームカバー」と「厚手のアームカバー」
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寒い時期にランニングする際のポイント

続いて、寒い時期にランニングする際のポイントを解説します。
【ポイント①】天候(気温、風、雨)を確認する

走る前に、天候(気温、風、雨)を確認しましょう。
例えば、気温が14℃の場合でも、晴れている日と曇りの日では、同じ14℃でも体感温度が異なります。
また、風速1mの風が吹くと、体感温度を約1℃下げると言われています。
そのため、気温14℃でも風速5mの場合、体感温度は9℃となり、とても寒さを感じることでしょう。
風が強い日は防風加工されたウェアを着て風の侵入をシャットアウトしたり、気温が低く、かつ曇っている場合は厚手のウェアを着るなど天候に合わせて選びましょう。
【ポイント②】厚着しすぎない

ランニングすれば体温が上昇するため、厚着(重ね着)しすぎないようにしましょう。
家の中は寒かったことを理由に、厚手のウェアを何枚も重ね着して走ると、大量の汗をかいてしまいます。
その後、ウェアを脱いで体温調節するが、かいた汗が時間と共に冷えて、いわゆる「汗冷え」が起こる場合もあるでしょう。
なので、肌に触れる箇所(1枚目)は吸水速乾性に優れたウェアを採用し、その上に厚手の長袖シャツやジャケットを重ね着し、寒さ対策しましょう。
ポイント
2枚が最適(長袖シャツorアンダーウェア + ジャケット)
【ポイント③】ワセリンを塗り、防寒対策

ワセリンを塗ることで、肌の表面に油膜を作り(身体の熱を逃さない)、体温の低下を抑えてくれる効果があります。
また、ウェアと皮膚が擦れることで起こる炎症も防いでくれるので、肌を守ることができます。
ウェアと皮膚が擦れると、寒さと相まって余計に痛みを感じやすいので、「肩」「股」「乳首」「脇」など、擦れやすい箇所にワセリンを塗り、対策しましょう。
【ポイント④】ホットクリームを塗り、防寒対策

肌(特に、露出部分)に、ホットクリームを塗ることで防寒対策できます。
ホットクリームには、トウガラシなどの温感成分を含有しており、腕やお腹まわり、太ももなどに塗ることで身体をポカポカと温めてくれます。
寒がりな方や、肌の露出面積が大きいウェア(シングレットやハーフパンツ)で走る方におすすめです。
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【ポイント⑤】温かい飲み物を飲む

身体が冷えている場合、温かい飲み物を飲み、体内から温めてあげるのも一つです。
温かい飲み物を飲むことで「深部体温(体の内部の温度のこと)」が上がり、厚着するだけでは上がりづらい内臓の温度を上げることができます。
深部体温が低いまま走り出すと、身体が思うように動かず、ケガの原因となるため、注意しましょう。
まとめ
今回は、冬の時期におすすめのランニングウェアをご紹介しました。
最後に改めておさらいです。
ぜひ、ランニングする際に参考にしてみてください。
本日は以上です。
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
- マラソン大会の選び方
- 購入すべきランニンググッズ
- 完走するためのトレーニング方法
- レース前日や当日の過ごし方
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