【初心者向け】冬の時期おすすめのランニングウェア11選!寒さ対策のポイントと服装の選び方を解説
冬の寒い時期におすすめのランニングウェアを教えてください
そんな疑問にお答えします。
冬は寒くて、外に出るのさえも億劫ですよね。
下記のように、夏とは違い、服装選びが難しいのが、冬の寒い時期の悩みです。
- 「たくさん着込むと、身体が温まった時に邪魔になるし、汗冷えが気になる…」
- 「薄手で走ると、全然身体が温まらずに、震えながら走ることに…」
そこで今回は、冬の時期を快適に過ごすためにおすすめのランニングウェアをご紹介します。
冬のランニングウェアの選び方
まずはじめに、寒い時期にランニングする際のウェアの選び方について見ていきます。
- 着脱しやすいものを着用する
- ベースレイヤーを着用し、汗冷え対策する
- 吸汗速乾のあるウェアを着用する
- 防風性の高いジャケットで風対策する
- 保温性の高いウェアで寒さ対策する
- 小物で肌の露出を避ける
- 腹巻きを着用して内蔵を温める
- リフレクターで安全を確保する
- 生地の厚さを決める
【選び方①】着脱しやすいものを着用する
冬の時期は走り始めは寒いですが、徐々に身体も温まり、寒さも和らいでいきます。
特に、何枚も重ね着している場合、時間とともに体温が上昇しやすく、途中で脱ぐこともあるでしょう。
そこでおすすめなのが、体温調節がしやすい「着脱しやすいものを選ぶ」ことです。
「長袖シャツ」の重ね着の場合、すばやく脱げないので、あまりおすすめできません。
一方、おすすめのアイテムはジャケットで、(ジャケットは)走りながらでも脱ぎやすい、かつ走りながらでも着やすいため、途中で暑くなった際でも対応しやすいです。
ジャケットは防風性や保温性に優れており、真冬でも十分、暖かさを提供してくれるため、1着持っておくと頼もしいです。
また、アームカバーや手袋といったアクセサリーも同様、走りながらでも着脱しやすく、かつコンパクトなので、使わなくなった際はハーフパンツのポケットやウエストポーチ等に収納できます。
その時の寒さ、暑さに応じて、すぐに脱いだり、着たりできるアイテムを身につけるのが、冬のランニングのポイントです。
【選び方②】ベースレイヤーを着用し、汗冷え対策する
冬のランニングで、一番対策しておきたいのが「汗冷え」です。
30分前後の走行であれば「汗冷え」も気になりませんが、1.5〜3時間程度走行すると、汗でウェアが濡れてきます。
(ウェアが濡れた状態だと、)冷たい風が吹いたり、立ち止まったときに、ウェアが肌に直接触れて、寒さを感じることになります。
この「汗冷え」を放置すると体温がどんどん低下していき、体調不良や低体温症に陥ることがあるため、対策は必須です。
汗冷え対策でおすすめなのが、ベースレイヤーを着用することです。
ベースレイヤーは肌に直接触れる部分に着用するウェアのことで、汗をすばやく吸い上げるが、(ベースレイヤー自身は)汗を吸収しないため、常にドライな状態を保つことができます。
冬の汗冷えは、あなたの体調を簡単に変化させてしまうほど強力なので、ベースレイヤーの着用をおすすめします。
【選び方③】吸汗速乾のあるウェアを着用する
吸汗速乾機能があるものは汗をすばやく吸収・放出してくれるので、快適な着用感が味わえます。
ウェアが汗でびちょびちょになると、不快感を引き起こし、走りに集中できません。
ランナーの中には、寒さのあまり、「ヒートテック」を着用してランニングする方もいますが、あまりおすすめできません。
ヒートテックはかいた汗を吸収しますが、汗を放出できないので、濡れたまま乾きません。
前述の通り、濡れた状態が続く(汗が残る)と、身体の冷え(汗冷え)に繋がるため、吸汗速乾のあるウェアを着用しましょう。
【選び方④】防風性の高いアイテムで風対策をする
冬から春にかけて、風が強い時期になります。
風速1mの風が吹くと、体感温度を約1℃下げると言われているので、寒さだけでなく、風も対策する必要があります。
そこでおすすめなのが、防風性の高いアイテムを着用することです。
防風性能の高い素材を使用したアイテムは風を通さず、寒さ対策できます。
冷たい風を浴び続けると、身体の冷えに繋がるため、寒がりな方は防風性に優れたアイテムを用意しましょう。
【選び方⑤】保温性の高いウェアで寒さ対策する
保温性に優れたアイテムであれば、寒い日も快適です。
裏地に、裏起毛やフリース、ニット素材を採用しているものは、暖かな着用感が味わえます。
中には、発熱効果が得られる機能を搭載したウェアもあるため、寒がりな方は保温性も重視しましょう。
【選び方⑥】小物で肌の露出を避ける
指先や耳、首周りなど、ウェアでは防ぐことができない露出部分は、アクセサリーでカバーするしかありません。
指先であれば「手袋」、耳であれば「ビーニー(ニット帽)」、首周りであれば「ネックウォーマー」といったアイテムがおすすめです。
露出部分に冷たい風を浴び続けると、肌の痛みに繋がり、ランニングを続けることが難しくなるため、小物で対策しましょう。
【選び方⑦】腹巻きを着用して内蔵を温める
内臓が冷えると身体全体の冷えに繋がるため、腹巻きを着用してお腹まわりを温めると良いでしょう。
特に、お腹が弱い(冷えやすい)方は、冷えることで体調を崩すこともあるため、腹巻きを着用しましょう。
【選び方⑧】リフレクターで安全を確保する
冬は日照時間が短いため、暗闇の中(早朝や夜間)、ランニングする機会が多くなります。
自転車や車が頻繁に通る道で走る方は、視認性を向上させるため、再帰反射(リフレクター)が搭載されたものを選ぶと良いでしょう。
走っているときに身体が動くので、外灯や車のライトに反射し、ドライバーに自分の居場所を伝えることができます。
【選び方⑨】生地の厚さを決める
最後に、自分の体質(暑がり、寒がり)を把握した上でウェアを選びましょう。
長袖シャツやジャケット、アームカバーなど、各アイテムごとに生地の厚さが異なるため、自分の体質や、その日の気温に合わせて着こなす必要があります。
↓ 薄い生地
↓ やや厚い生地
↓ 厚い生地
例えば、わたしの場合は”寒がり”で、走り始めて3〜10kmは汗をかくほど身体が温まりますが、10km以降は体温上昇が落ち着き、その後、身体が冷える傾向にあります。
そのため、(他の人がやや厚手のウェアを着用する気温でも)厚手のアイテムを着用するようにし、寒さ対策をしています。
また、冬の時期でも時間帯によっては、薄手のシャツでちょうど良いほど暖かな日もあるため、様々なウェアを用意しておくと良い(上記写真のように)です。
冬におすすめのランニングウェア11選
それでは、冬におすすめのランニングウェアを解説していきます。
- ベースレイヤー
- 長袖シャツ
- アンダーウェア
- ジャケット
- ロングパンツ
- ロングタイツ
- 手袋
- アームカバー
- カーフスリーブ
- ネックウォーマー
- ビーニー
【トップス①】ベースレイヤー
「ベースレイヤー」は肌に直接触れる部分(一枚目)に着用するウェアのことで、普段着用している「長袖シャツ」の下に着用します。
「ベースレイヤー」はランニング中にかいた汗をすばやく吸収し、重ね着している長袖Tシャツにかいた汗を移動させる役割があります。
そのため、「ベースレイヤー」自身が汗で濡れることがありません。
肌に触れる「ベースレイヤー」は濡れていないため、冷たい風が吹いても身体の”冷え”を感じづらく、長時間走る際(フルマラソンなど)に活躍します。
[おすすめアイテム] ファイントラック ドライレイヤーベーシックVネックT
ファイントラックが販売する、吸汗速乾ウェアの下に着て、汗冷えや汗のベタつきを軽減するノースリーブタイプのベースレイヤー。
汗が通過しやすく、濡れ戻りしにくい非常に薄い耐久撥水素材を使用。
プラス、ファイントラック独自の撥水処理によって、かいた汗は瞬時に肌から離れ、肌をドライにキープします。
また、柔らかな生地が、身体の動きに追従し、長時間の着用でもストレスフリーな着心地が味わえます。
さらに、150洗80点※の洗濯耐久撥水性を実現し、繰り返しのご使用でも機能を維持。
※150回洗濯後も、新品時の80%の撥水性を実現
適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れ、オールシーズン使用できるアイテムです。
レビュー記事:【実費レビュー】ファイントラック ドライレイヤーベーシックVネックTの効果とは?冬のランニング・レース時に汗冷え予防できるウェアです
関連記事:ランニングにおすすめのベースレイヤー12選!汗冷えや汗による不快感を軽減するアイテムです
【トップス②】長袖シャツ
「長袖シャツ」はベースレイヤーの上に着用、もしくは1枚目に着用するウェアです。
生地の厚さは「薄手」と「厚手」があるため、冬だけでなく、夏〜秋の早朝・夜間、曇りの日など、1年を通して活躍する万能アイテムです。
薄手の生地であれば、秋から初冬にかけての早朝や夜間など、「半袖シャツ」ではやや肌寒い日におすすめです。
また、「アンダーウェア」や「ジャケット」との重ね着もしやすいため、コーディネートの幅は広がります。
一方、厚手の生地は、寒い日でも単体着用が可能なほど保温性が高いため、重ね着したくない方におすすめです。
[おすすめアイテム] ランニングPRO-FITウインドブロックハーフジップ長袖シャツ
アシックスが販売する、防風ニットを使用した長袖シャツ。
保温性に優れた防風ニットを使用することで、気温の低い日でも暖かさをキープ。
また、フロントジッパーがあることで、必要に応じてジッパーを下げることで、衣類内に空気(冷気)を送り、体温調節できます。
さらに、アシックススポーツ工学研究所で検証された「PRO-FIT TECHNOLOGY」を採用しているため、より動きやすさをサポートしています。
冬のランニングを動きやすさから保温性までサポートするアイテムです。
レビュー記事:【実費レビュー】アシックス ランニングPRO-FITウインドブロックハーフジップ長袖シャツの性能とは?気温10〜15℃の冬のランニングに最適な長袖シャツです
関連記事:ランニングにおすすめの長袖Tシャツ8選|冬の寒さ対策に最適なロングスリーブの選び方
【トップス③】アンダーウェア
「アンダーウェア(コンプレッションウェア)」は、身体にぴったりフィットする伸縮性のあるウェアのことです。
着用するだけで身体の各部位に圧力をかけることができ、パフォーマンスアップ効果が期待できます。
また、(着用するだけで)自然と胸を張った姿勢へと矯正でき、正しい姿勢をキープしてくれます。
「長袖シャツ」同様、保温性が高く、暖かな着用感が味わえます。
「長袖シャツ」との使い分けは、下記の点が挙げられます。
- 長袖シャツ:ゆったり着れる、単体での着用が可能
- アンダーウェア:ぴったりフィットする、長袖シャツやジャケットの下に着用する
長袖という点は同じですが、ランニングに対するサポート機能があるものが「アンダーウェア」、ないものが「長袖シャツ」と認識しておきましょう。
[おすすめアイテム] JYURYU TOP
CW-X(シーダブリューエックス)が販売する、ゴルフやマラソン等、上半身の動きが重要なスポーツにおすすめのアンダーウェア。
肩甲骨まわりのラインが左右の肩甲骨をバランスよく支えて、腕振りの動作をスムーズに。
また、背面中央にあいたデザインが、左右の肩甲骨の動きを妨げずに、運動時の疲労を軽減します。
さらに、吸汗速乾性に優れた素材を採用しているので、汗による不快感を軽減してくれます。
「肩甲骨」、「広背筋」、「腹斜筋」をサポートする、上半身を効率よく動かしたい方におすすめのアイテムです。
関連記事:ランニングにおすすめのコンプレッションウェア(アンダーウェア)3選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【アウター①】ジャケット
「ジャケット」は、「長袖シャツ」や「アンダーウェア」の上に着用するアイテムです。
保温性や防水性、防風性に優れているので、寒さを和らげ、快適な走行が可能です。
アイテムによって生地の厚さ(保温性能)が異なるため、寒がりな方は厚手のアイテム、重ね着によるゴワゴワ感が苦手な方はやや厚手のアイテムを選ぶと良いでしょう。
[おすすめアイテム] RUNNINGウインタージャケット
アシックスが販売する、防水透湿機能と保温性を兼ね備えたジャケット。
肌面へ起毛加工した、3層構造の防水ラミネート生地を使用しており、雨風をシャットアウト。
また、保温力が必要な体幹部分には、中わた入りの保温パネル配置し、保温性を追求しています。
冬場の雨の日や気温が低い日に、暖かさを提供してくれるアイテムです。
レビュー記事:【実費レビュー】アシックス RUNNINGウインタージャケットの性能とは?真冬のランニングにおすすめのジャケットです
関連記事:ランニングにおすすめのウインドブレーカー(ジャケット)8選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【パンツ①】ロングパンツ
「ロングパンツ」は単体着用、もしくは「ロングタイツ」の上に着用するウェアです。
保温性や防風性に優れているので、寒さを和らげ、快適な走行が可能です。
ゆったり着用できるため、締めつけ感が苦手な方におすすめです。
[おすすめアイテム] ランニングマルチポケットロングパンツ
アシックスが販売する、長距離ランニングに必要な収納機能を追求したロングパンツ。
ウエスト周囲にポケットを装備しており、エネルギージェルやスマートフォンなど、さまざまな小物が収納可能。
また、伸縮性に優れた素材を採用することで、より身体へしっかりと追従し、持ち物の脱落を防ぐように設計されています。
収納力があるため、ウエストポーチやリュックを持ちたくない方におすすめのアイテムです。
レビュー記事:【実費レビュー】アシックス ランニングマルチポケットロングパンツの性能とは?ウエスト周囲にポケットを搭載したロングパンツです
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【パンツ②】ロングタイツ
「ロングタイツ」とは、身体にぴったりフィットする伸縮性のあるタイツのことです。
単体着用、もしくは「ハーフパンツ」や「ロングパンツ」の下に着用して走行します。
「ロングタイツ」には下半身をサポートする機能が搭載された「機能性タイツ」と機能が搭載されていない「サポート機能なしタイツ」があります。
機能性タイツには、テーピングのような締め付けで膝まわりをサポートしたり、筋肉に着圧をかけて疲労を軽減したり、と様々な機能が搭載されています。
寒さ対策で下半身の露出を抑えるのが目的であれば「サポート機能なしタイツ」を、パフォーマンスアップを求めるのであれば「機能性タイツ」を購入しましょう。
[おすすめアイテム] MCSランコンプレッションタイツ
2XU(ツータイムズユー)が販売する、筋肉疲労や痛みを軽減する段階的圧縮設計のロングタイツ。
段階的着圧で血流を最大にするよう設計することで、リカバリーを早め、筋肉痛を軽減します。
また、高フィラメント糸を使用することで、汗を肌から素材の外へ逃がし、汗冷えを防ぎます。
さらに、筋肉、腱、筋膜の主要なグループを解剖学的にマッピングして、筋肉の振動、疲労、損傷をさらに軽減する仕様なので、パフォーマンス向上にも役立ちます。
各種マラソン大会や駅伝など、TVや現地観戦などでもお馴染みの2XUコンプレッションアイテムです。
関連記事:ランニングタイツ(ロングタイツ)おすすめ7選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【アクセサリー①】手袋
「手袋」は、指先の冷えを抑えるアイテムです。
指先が冷えると身体全体の体温が低下し、筋力の低下や関節の硬直など、その後のパフォーマンスに影響を及ぼすので、着用必須です。
選ぶ際は保温性はもちろん、体温調節しやすい指先を出せるものや「手袋」をつけたままスマートフォンの操作ができるタッチパネル対応のものが最適です。
[おすすめアイテム] メリノウール グローブ ライト
R×L(アールエル)が販売する、熱を逃がさず、体温を一定に保ってくれる素材「メリノウール」を使用したランニンググローブ。
ウールの中でも最高級のメリノウールは調温、調湿性に優れており、適度な暖かさを保ち、柔らかい風合いで快適な着用感を実現。
また、汗をすばやく吸収・拡散するので、汗をかいても寒くなりにくいです。
さらに、手袋を外さずにランニングウォッチの画面を確認できる「ウオッチウィンドウ」搭載で、手首を冷やさず使用することが可能です。
メリノウールの特徴でもある、温かい着用感が味わえるため、寒さが苦手な方にぴったりのアイテムです。
レビュー記事:【実費レビュー】アールエル メリノウール グローブ ライト(MWA9505)の性能とは?7〜13℃の冬のランニングにおすすめの手袋です
関連記事:ランニンググローブおすすめ7選!ランニング時に手袋を着用する効果や選び方は?
【アクセサリー②】アームカバー
「アームカバー」は、腕に着用するアイテムです。
肌の露出箇所(両腕)に着用することで、体温の低下を抑え、寒さ対策することができます。
「アームカバー」は走りながらでも着脱しやすいため、主に、半袖シャツと組み合わせて着用することが多いです。
トレーニングはもちろん、レース時にも活躍するアイテムで、多くのランナーが冬のレース時に着用しています。
[おすすめアイテム] メリノウール アームウォーマー
R×L(アールエル)が販売する、熱を逃がさず、体温を一定に保ってくれる素材「メリノウール」を使用したアームカバー。
ウールの中でも最高級のメリノウールは調温、調湿性に優れており、適度な暖かさを保ち、柔らかい風合いで快適な着用感を実現。
また、汗をすばやく吸収・拡散するので、汗をかいても寒くなりにくいです。
さらに、「上腕」「肘」「前腕」の3つのエリアに分けて編地を変えることで、(腕振りをしても)ズレ落ちにくい構造を実現しています。
温かい着用感が味わえるため、寒さが苦手な方にぴったりのアイテムです。
関連記事:【実費レビュー】アールエル メリノウール アームウォーマー(MWA9301)の性能とは?12〜3月の冬の寒さ対策におすすめです
関連記事:ランニングにおすすめのアームカバー10選|着用する効果や選び方は?
【アクセサリー③】カーフスリーブ
「カーフスリーブ(ゲイター)」は、ふくらはぎに着用するアイテムです。
伸縮性のある生地で作られており、身体に密着するような、ぴったりフィットする着用感が味わえます。
着用することで、ふくらはぎのムダな筋肉の揺れを抑えたり、(足の露出を抑え)寒さを軽減するなど、より快適に走るための機能が搭載されています。
一般的には「ハーフパンツ」や「ハーフタイツ」とセットで着用するもので、多くのランナーが冬のレース時に着用しています。
[おすすめアイテム] ふくらはぎ用サポーター
CW-X(シーダブリューエックス)が販売する、CW-X独自のテーピング原理で「ふくらはぎ」と「すね」をサポートしたカーフスリーブ。
ふくらはぎを支え上げるように配備されたテーピングが、ランニング時のふくらはぎの収縮をサポート。
また、CW-X独自の段階着圧設計により、筋肉のムダな動きを抑え、ふくらはぎの疲労を軽減します。
さらに、縫い目をなくし、肌ざわりがやさしい仕様なので、長時間の着用もストレスフリーなアイテムです。
関連記事:ランニングにおすすめのカーフスリーブ(ゲイター)6選|着用する効果や選び方は?
【アクセサリー④】ネックウォーマー
ネックウォーマーは首元を暖かく保ち、冷たい風を守る役割のあるアイテムです。
着用することでTシャツでは防げない、首元の肌の露出を抑える役割を果たし、体温の低下を抑えます。
また、ネックウォーマーの中には、顔の下半分(口元、鼻、耳)を覆うフェイスカバータイプもあるため、マスク代わりに使用することもできます。
さらに、着脱しやすいので、走行中に身体が温まれば脱ぐことで、首元の体温を下げることができる(体温調節が容易)点も特徴です。
[おすすめアイテム] A-I-Mハイブリッドネックウオーマー
アシックスが販売する、寒い時期に着用できるネックウォーマー。
裏地(首が触れる部分)には軽量性・保温性を追求した両面起毛のフリース素材(POLARTEC®ポーラテック)を使用。
「ポーラテック」とはアメリカ ポーラテック社が発明したフリース(ニット素材のようなもの)素材で、起毛したパイルが空気層に体温を閉じ込め、抜群の暖かさを提供します。
また、ドローコードが付いているので、フィット感の調節が可能なアイテムです。
レビュー記事:【実費レビュー】アシックス A-I-Mハイブリッドネックウオーマーの性能とは?真冬でも暖かなフリース素材を使用したネックウォーマーです
関連記事:ランニングにおすすめのネックウォーマー4選|着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
【アクセサリー⑤】ビーニー
「ビーニー(ニット帽)」は頭全体を暖かく保ち、冷たい風から頭を守る役割のあるアイテムです。
特に、ウェア(Tシャツやジャケット)では防げない、耳部分の肌の露出を抑える役割を果たし、体温の低下を抑えます。
また、ビーニーを被ることで、長い髪をまとめることができます。
キャップでは耳の露出は防げないので、髪の毛が上下に揺れて鬱陶しく感じる方は、ビーニーで寒さ対策するのがおすすめです。
[おすすめアイテム] エンデュランスビーニー
ザ・ノース・フェイスが販売する、クールマックス素材を使用した保温ビーニー。
クールマックス素材は通常の繊維より表面積の大きい異形断面糸を使用しており、すばやく吸水し、水分をすばやく乾かす役割があります。
そのため、運動中の汗によるベタツキを軽減し、ドライで快適な着用感を実現します。
また、縫い目を使用しないホールガーメント製法を採用。
ホールガーメントは継ぎ目のない“無縫製”なので、継ぎ目によるゴワつきがなく、快適な着心地とフィット感を得られるアイテムです。
関連記事:ランニングにおすすめのビーニー(ニット帽)5選|寒い冬場に着用する効果と選ぶ際のポイントを解説
冬のおすすめコーディネート例
続いて、コーディネート例をご紹介します。
秋〜冬
コーディネート例①
- 半袖シャツ
- アームカバー
- ハーフパンツ
「半袖シャツ」だけでは肌寒いが、途中で暑くなりそうな日は、「アームカバー」がおすすめです。
「アームカバー」は着脱しやすいため、暑くなれば脱いで、体温調節しましょう。
コーディネート例②
- 長袖シャツ
- ロングパンツ(薄手)
- 手袋
「ジャケット」を着るほど寒くない日は、「長袖シャツ」がおすすめです。
「長袖シャツ」は「薄手の生地」「厚手の生地」があるので、寒さに応じて選択しましょう。
コーディネート例③
- 半袖シャツ
- アンダーウェア
- ロングパンツ(薄手)
- 手袋
ジャケットは嵩張るが、重ね着して寒さ対策したい場合は、「半袖シャツ」と「アンダーウェア」の重ね着がおすすめです。
「アンダーウェア」は生地が分厚くないので”腕振り”しやすく、身軽な状態で走行可能です。
コーディネート例④
- 長袖シャツ
- ジャケット(薄手)
- ロングパンツ(薄手)
- 手袋
「長袖シャツ」だけでは物足りない場合は、薄手の「ジャケット」を羽織ると良いでしょう。
「ジャケット」は途中で暑くなれば、走りながらでも脱ぎやすいため、体温調節しやすいメリットがあります。
真冬
コーディネート例①
- 長袖シャツ
- ジャケット(厚手)
- ロングパンツ(厚手)
- 手袋
- ネックウォーマーやビーニー
寒さが厳しい場合は、厚手の「ジャケット」と「ロングパンツ」を着用し、寒さ対策します。
「ジャケット」と「ロングパンツ」ともに、”保温性”、”防風性”に優れているものだと、雨が降ったり、強風の日でも快適にランニングできます。
また、必要に応じて、「ネックウォーマー」や「ビーニー」を着用して、肌の露出を抑えましょう。
関連記事:冬のマラソン大会の服装!おすすめアイテムやコーディネート解説
寒い時期にランニングする際のポイント
続いて、寒い時期にランニングする際のポイントを解説します。
【ポイント①】天候(気温、風、雨)を確認する
走る前に、天候(気温、風、雨)を確認しましょう。
例えば、気温が14℃の場合でも、晴れている日と曇りの日では、同じ14℃でも体感温度が異なります。
また、風速1mの風が吹くと、体感温度を約1℃下げると言われています。
そのため、気温14℃でも風速5mの場合、体感温度は9℃となり、とても寒さを感じることでしょう。
風が強い日は防風加工されたウェアを着て風の侵入をシャットアウトしたり、気温が低く、かつ曇っている場合は厚手のウェアを着るなど天候に合わせて選びましょう。
【ポイント②】厚着しすぎない
ランニングすれば体温が上昇するため、厚着(重ね着)しすぎないようにしましょう。
家の中は寒かったことを理由に、厚手のウェアを何枚も重ね着して走ると、大量の汗をかいてしまいます。
その後、ウェアを脱いで体温調節するが、かいた汗が時間と共に冷えて、いわゆる「汗冷え」が起こる場合もあるでしょう。
なので、肌に触れる箇所(1枚目)は吸水速乾性に優れたウェアを採用し、その上に厚手の長袖シャツやジャケットを重ね着し、寒さ対策しましょう。
【ポイント③】ワセリンを塗り、防寒対策
ワセリンを塗ることで、肌の表面に油膜を作り(身体の熱を逃さない)、体温の低下を抑えてくれる効果があります。
また、ウェアと皮膚が擦れることで起こる炎症も防いでくれるので、肌を守ることができます。
ウェアと皮膚が擦れると、寒さと相まって余計に痛みを感じやすいので、「肩」「股」「乳首」「脇」など、擦れやすい箇所にワセリンを塗り、対策しましょう。
関連記事:ランニング中の擦れ対策!摩擦による擦れが起こる原因と擦れを防ぐ方法
【ポイント④】ホットクリームを塗り、防寒対策
肌(特に、露出部分)に、ホットクリームを塗ることで防寒対策できます。
ホットクリームには、トウガラシなどの温感成分を含有しており、腕やお腹まわり、太ももなどに塗ることで身体をポカポカと温めてくれます。
寒がりな方や、肌の露出面積が大きいウェア(シングレットやハーフパンツ)で走る方におすすめです。
関連記事:クリオ「パフォーマンス ホットジェル」レビュー!寒い時期のランニング・マラソン時に活躍する温感クリーム
【ポイント⑤】温かい飲み物を飲む
身体が冷えている場合、温かい飲み物を飲み、体内から温めてあげるのも一つです。
温かい飲み物を飲むことで「深部体温(体の内部の温度のこと)」が上がり、厚着するだけでは上がりづらい内臓の温度を上げることができます。
深部体温が低いまま走り出すと、身体が思うように動かず、ケガの原因となるため、注意しましょう。
まとめ
今回は、冬の時期におすすめのランニングウェアをご紹介しました。
最後に改めておさらいです。
ぜひ、ランニングする際に参考にしてみてください。
本日は以上です。
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【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ