そんな疑問にお答えします。
流し(ウインドスプリント)とは、全力疾走の70〜80%の力で走るトレーニング方法です。
スピード練習の一種で、心肺機能の向上や身体を早いスピードに慣れさせるなど、スピードアップを目的とした大事なトレーニングとなります。
そんな今回は、流しのトレーニング方法についてご紹介します。
トレーニング前後の心肺機能への刺激入れにもおすすめですので、ぜひ取り入れてみましょう。
流しとは?

流しとは、全力疾走の70〜80%の力で走るトレーニング方法です。
流しは、「WS(ウインドスプリント)」とも言います。
スピード練習の一種で、心肺機能の向上や身体を早いスピードに慣れさせるなど、スピードアップを目的とした大事なトレーニングとなります。
50m〜150mの距離で3〜5本を目安に行います。
1本では効果が薄いので、必ず複数回行うようにしましょう。
また、やり方は2種類。
- 流しのやり方
- ・走り始めから全力疾走の70〜80%の力で走る
・全力疾走の60→70→80%と徐々にペースを上げていく
徐々に上げていく方が走りやすいので、個人的におすすめです。
流しで得られる効果とは?

流しで得られる効果は2つあります。
- 流しの効果
- ・心肺機能の向上
・早いスピードで走るときの身体の使い方を身につける
それでは、それぞれをみていきましょう。
心肺機能の向上
心肺機能を鍛える(酸素を多く取り込む力)ことで、持久力アップが期待できます。
持久力をアップさせるには「脂肪を使う能力」を上げる必要があります。
人は走り続けるために「糖」と「脂肪」この2つをエネルギーに変えていきますが、通常「糖」のほうが消費しやすく、枯渇すると走れなくなります。
「糖」の消費を防ぐために、「脂肪」も一緒に使う必要があります。
ただ、「脂肪」をエネルギーに変えるには、体内に多くの酸素を必要とし、酸素を多く体内に取り入れる能力をあげる必要があります。
ですので、流し(ウインドスプリント)で心肺に大きな負荷をかけることで、多くの酸素を取り入れる能力を上げることができ、持久力アップが期待できます。
早いスピードで走るときの身体の使い方を身につける
腕の振りやストライドを大きくして走るため、早いスピードでの身体の使い方を身につけることができます。
ジョグやLSDなどゆったりしたペースとは違った身体の使い方をするので、初めは戸惑うかもしれません。
ただ、早いスピードに身体が慣れてくれば、自然とスピードも上がり、結果タイム向上にも繋がります。
また、スピード練でしか鍛えられない筋肉を鍛えることができるので効果大です。
流しはトレーニング前後に取り入れよう!

流しは、トレーニング前後に行います。
トレーニング前の場合は、身体がまだ温まっていないので、心肺に刺激を入れる目的で行います。
また、トレーニング後の場合は、ジョグやLSDなどとセットで行う場合が多いです。
- 流しを行うタイミング
- ・トレーニング前… 心肺に刺激を入れる目的
・トレーニング後… ジョグやLSDなどのセット練
トレーニング例
ここで、トレーニング例を紹介します。
- 6〜8kmジョグ + 100m流し(2〜3本)
- 120分LSD + 50m流し(2〜3本)
このように、ゆっくりとしたペースでのトレーニングとセットで「流し」を入れることで、スピード練も一緒にできるのでおすすめです。
まとめ
今回は流しの効果について解説しました。
流しとは、全力疾走の70〜80%の力で走るトレーニング方法です。
50m〜150mの距離で3〜5本を目安に、ジョグなどとセットで行うと良いでしょう。
ぜひ、同じペースでのジョグしか行なっていない方は、身体に負荷をかける目的で行なってみてはいかがでしょうか。
以上、流しについてでした。
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