マラソン大会の選び方9選!特に初心者が見るべき3つのポイントとは?
初めてフルマラソンを走ろうと思っていますが、どんな基準で大会を選べばいいですか?
そんな疑問にお答えします。
まず、1年を通して、全国各地でマラソン大会は開催されています。
「東京マラソン」「大阪マラソン」のように3万人を超える大規模大会や「名古屋ウィメンズマラソン」のように女性限定など、大会によって特徴は様々です。
人によって大会を決める上での基準は異なるため、自分の中で優先順位を決めて大会を選ぶことをおすすめします。
この記事では、マラソン大会の選び方をご紹介します。
この記事を読むと、大会選びで必ず確認しておくべき点がわかります。
下記が、今回解説するポイントです。
- 開催地
- 制限時間
- 高低差(コース)
- 季節
- 大会の規模(定員)
- 参加料
- 参加賞や完走賞
- 走行距離
- 開始時刻
この中でも、初心者は「開催地」「制限時間」「高低差」を基準に、選ぶと良いでしょう。
必ず確認しておきたいポイント
それでは、必ず確認しておきたいマラソン大会の選び方をご紹介します。
今回のポイントは、下記の通りです。
- 開催地
- 制限時間
- 高低差(コース)
それでは、一つずつ見ていきましょう。
【ポイント①】開催地
開催地は重要です。
特に、初めてフルマラソンに出場する方は、「日帰りでいける場所」を選びましょう。
理由は、下記の通りです。
- 移動時間が短いと、体力を消耗しづらい
- 前日に慣れた環境(自宅)で寝れるので、身体が休まる
- レース中、ケガや体調不良になった場合でも、帰りやすい
遠方の大会の場合、飛行機や新幹線での長時間の移動となり、体力を消耗してしまいます。
また、前泊する場合、普段とは違った環境での「睡眠」することになるため、身体をしっかり休めさせれるか分かりません。
さらに、(フルマラソン当日は)練習以上の距離・時間走るわけなので、ケガをしたり、体調不良になる恐れがあり、移動時間が長いと、その日に帰れず、次の日に影響が出てしまう場合もあります。
なので、初めてのフルマラソン時は移動時間が短い、日帰りでいける大会を選びましょう。
【ポイント②】制限時間
フルマラソンには、制限時間が設けられており、一般的なフルマラソンの制限時間は5〜7時間です。
初心者の方は、制限時間が6〜7時間の大会を選びましょう。
理由は、単純に制限時間が長いほうが完走しやすいので、なるべく制限時間が長い大会を選びましょう。
詳しくは、初心者が完走しやすいフルマラソン大会27選で解説しています。
【ポイント③】高低差(コース)
高低差(アップダウン)の少ない、走りやすいコースを選びましょう。
高低差のあるコースだと平坦なコースに比べ、完走率が下がります。
特に、初心者の方は十分に”足づくり”ができていないため、アップダウンが続いたり、傾斜のキツい上り坂があると、平坦なコース以上の体力を消耗してしまいます。
なので、なるべく平坦なコースを選ぶと、体力の消耗を抑えることができ、完走の確率が上がります。
理想的な高低差は「10m以下」で、下記が高低差の少ない大会となります。
- 4m:板橋Cityマラソン(東京) 完走率:96.29%
- 8m:とくしまマラソン(徳島) 完走率:92.52%
- 10m:東京マラソン(東京) 完走率:95.9%
- 10m:さが桜マラソン(佐賀) 完走率:91.7%
もちろん、高低差10m以上でも完走率90%を超える大会はあるので、参考程度に知っておきましょう。
高低差は、公式HPのコース紹介で確認できるので、エントリー前にチェックしてみてください。
必ずではないが、確認しておきたいポイント
続いて、必ずではないが、確認しておきたいマラソン大会の選び方をご紹介します。
ポイントは、下記の通りです。
- 季節
- 大会の規模(定員)
- 参加料
- 参加賞や完走賞
- 走行距離
- 開始時刻
それでは、一つずつ見ていきましょう。
【ポイント④】季節
マラソンシーズンは10〜3月です。
この時期は、マラソンをする上で快適な気候なので、多くの大会が開催されています。
大会を選ぶときは大会開催日もそうですが、トレーニングをする時期を踏まえた上で選びましょう。
初心者がフルマラソンを完走するには、約6ヶ月前※からトレーニングする必要があります。
※あくまで目安なので、必ず6ヶ月前からトレーニングを開始する必要はない
下記が、大会開催日に対する、トレーニング開始の時期です。
- 3月上旬開催(例: 東京マラソン)なら、9月からトレーニングを開始する
- 8月末開催(例: 北海道マラソン)なら、3月からトレーニングを開始する
- 10月末開催(例: 金沢マラソン)なら、5月からトレーニングを開始する
例えば、「金沢マラソン(10月開催)」の場合、梅雨の時期(6月下旬〜7月上旬)〜8月の真夏日にトレーニングする必要があります。
また、「東京マラソン(3月開催)」の場合は、12月〜2月の寒い中、かつ(花粉症持ちの方は)花粉シーズンにトレーニングをしなければなりません。
人それぞれ「暑いのが苦手」「寒いのが苦手」があると思うので、自分に合った季節でトレーニングできるか考えた上で、大会を選びましょう。
おすすめは10〜12月開催の大会です。1〜3月に比べると気温が高く、走りやすいです。8月の真夏にトレーニングする必要がありますが、気温が低い早朝の時間帯に走ることで暑さは凌げるので、問題ないでしょう。
関連記事:雨の日でもランニングを楽しむ!ランニング初心者のためのガイドブック
関連記事:暑い夏のマラソン練習の進め方!ランニング初心者が知っておくべき6つのポイント
【ポイント⑤】大会の規模(定員)
フルマラソンは、1,000人未満の規模の小規模大会から5,000人を超える大規模大会まで様々な大会が開催されています。
それぞれの特徴です。
- ランナーが少ないので、走りやすい
- 参加料が安い
- 給水所が少ない or ない
- 周回コースが多い
- 応援は少ない
- 観光名所を巡るコースなど、景色が楽しめる
- 給水所が豪華(ご当地グルメなど)
- 沿道の声援が途切れないので、元気を貰える
- お祭り感があり、その場にいるだけで楽しい
- 参加料が高い
- ランナーが多いので、走りづらい
もし迷ったら、「大規模大会」を選びましょう。
理由は、ランナーへのサポートが充実しており、何より会場の雰囲気や沿道の声援など、マラソンを楽しむのにふさわしい環境だからです。
【ポイント⑥】参加料
フルマラソンの参加料は、決して安くはありません。
大都市開催の大会は1万円を超える大会がほとんどで、交通費や当日までに揃えたグッズを含めると、数万円かかってしまいます。
下記が、主要大会の参加料です。
- 北海道マラソン(北海道):16,500円
- 東京マラソン(東京都):23,300円
- 金沢マラソン(石川県):15,000円
- 京都マラソン(京都府):18,000円
- 大阪マラソン(大阪府):17,200円
- 福岡マラソン(福岡県):16,400円
- 青島太平洋マラソン(宮崎県):11,800円
- NAHAマラソン(沖縄県):12,000円
※22/23シーズン時の価格
「東京マラソン」が一番高く、他の大会も1万円を超えています。
1万円を下回る大会はほとんどないため、「参加料は1万円以上かかる」ことを頭に入れ、大会を選びましょう。
関連記事:フルマラソンに出場するのにどのくらいの費用がかかるの?参加費の内訳と節約方法を紹介
【ポイント⑦】参加賞や完走賞
マラソン大会では、「参加賞」や「完走賞」が貰える大会もあります。
一般的には「オリジナルTシャツ」や「オリジナルタオル」が参加賞になっている大会が多いですが、中には、地場産品が貰える大会もあります。
- ティファニーのペンダント(名古屋ウィメンズマラソン)
- 鮭丸ごと1尾(別海町パイロットマラソン)
- メロン2玉(日本海メロンマラソン)
なので、欲しい商品が手に入る、大会の中から選ぶのも一つです。
詳しくは、豪華参加賞・完走メダルが貰えるフル・ハーフマラソン大会で解説しています。
【ポイント⑧】走行距離
フルマラソンは42.195kmですが、フルマラソン以外に、実は、さまざまな距離の大会が存在します。
「マラソンと言ったらフルマラソンだよ!」「いきなり42kmも走れないから、まずは10kmマラソンかな」と、人によって考えは様々です。
どの距離でも「完走」という経験を得ることができるので、まずは完走できそうな距離から挑戦しましょう。
詳しくは、マラソン大会の種類とは?距離に応じて色々な種類があるって知ってた?で解説しています。
【ポイント⑨】開始時刻
マラソン大会によって開始時刻は異なり、多くの大会は8:30〜9:30開始です。
マラソン当日は開始時刻の4〜5時間前に起床する※のが望ましいため、開始時刻が早いと、その分、早く起床しなければいけません。
※9:00開始の場合、4〜5時に起床する
そのため、朝が弱い方は、開始時刻が遅い大会を選びましょう。
下記は比較的、遅めの開始時刻の大会です。
- 10:00開始:佐渡トキマラソン(新潟)
- 10:00開始:館山若潮マラソン(千葉)
- 10:00開始:愛媛マラソン(愛媛)
- 10:00開始:能登和倉万葉の里マラソン(石川)
- 10:25開始:そうじゃ吉備路マラソン(岡山)
- 10:25開始:あいの土山マラソン(滋賀)
- 10:30開始:福知山マラソン(京都)
- 10:30開始:勝田全国マラソン(茨城)
- 10:30開始:KIX泉州国際マラソン(大阪)
- 10:40開始:丹波篠山ABCマラソン(兵庫)
※22/23シーズン時の場合
また、沖縄県島尻郡伊平屋村(伊平屋島)で開催される『伊平屋ムーンライトマラソン』や北海道奥尻郡奥尻町で開催される『奥尻ムーンライトマラソン』はスタート時刻が15:00、フィニッシュ時刻が21:00という変則的な時間設定の大会もあります。
暑さに弱い方や日焼けをしたくない方におすすめで、出場者の半数近くが女性ランナーと、女性に人気の大会でもあります。
早く起床する日はマラソン大会当日の1日だけですが、それでも早起きが難しい方は上記の大会を選びましょう。
まとめ
今回はマラソン大会にエントリーする際に見るべきポイントを9つご紹介しました。
改めて、おさらいです。
- 開催地
- 制限時間
- 高低差(コース)
- 季節
- 大会の規模(定員)
- 参加料
- 参加賞や完走賞
- 走行距離
- 開始時刻
この中でも、初心者は「開催地」「制限時間」「高低差」を基準に、選ぶと良いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
本日は以上です。
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【参考】大会を決めたら、ランニンググッズを揃えよう!
出場する大会を決めたら、ランニンググッズを揃えましょう。
初めて、マラソン大会に出場される方は、最低限、下記のグッズを用意しよう。
長時間に渡り行われるからこそ、あなたをサポートするグッズを身に着け、快適に走行しましょう。