【実費レビュー】オン Cloudeclipse(クラウドエクリプス)の性能とは?リズムよく走行したい方におすすめのシューズです
On(オン)の中でも、クッション性に優れたシューズを探している方は必見です。
この記事では、オンが販売する「Cloudeclipse(クラウドエクリプス)(以下、本製品)」を紹介します。
本製品の特徴は、下記の通りです。
2層構造の「CloudTec Phase®」が、着地の衝撃を吸収
着地のエネルギーをスピードに変換する「Speedboard®」搭載
ロングジョグやリカバリージョグに最適
重量は285g
価格は20,680円(税込)
この記事を読めば、クラウドエクリプスを着用した感想が分かります。
本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
Cloudeclipse(クラウドエクリプス)の基本情報を確認
Cloudeclipse(クラウドエクリプス)は、2023年11月2日に販売を開始したランニングシューズです。
ブランド史上最も厚いミッドソールを搭載しており、着地の際の衝撃を吸収し、膝を守ります。
また、中足部には着地のエネルギーをスピードに変換する「Speedboard(スピードボード)」が搭載されており、スピード走行も可能にしています。
汎用性が高く、普段のジョグや長時間のランニング(ロング走)、レース後のリカバリーと,様々なシーンに対応しています。
商品名 | Cloudeclipse(クラウドエクリプス) |
品番 | – |
発売日 | 2023年11月2日 |
価格 (税込) | 20,680円 |
重量(g) ※片足 | 285 |
サイズ (メンズの場合) | 25.0〜31.5cm(0.5cm刻み) |
カラー | Flame / Ivory、White / Sand、Black / Frost |
ブランド | オン |
公式サイト | 詳細を見る |
Cloudeclipse(クラウドエクリプス)の特徴!
続いて、本製品の特徴です。
目標タイム | サブ4〜5 |
用途 | ロングジョグ、リカバリージョグ |
カーボンプレート | Speedboard® |
アッパー | エンジニアードメッシュ |
ミッドソール | 2層構造のCloudTec Phase® Helion®スーパーフォーム |
アウトソール | ラバーパッド |
アッパー
アッパーには、通気性に優れたエンジニアドメッシュアッパーを採用。
足の甲や両サイド部分には、空気を通す穴が開いているため、ムレにくい仕様になっています。
また、生地が柔らかいので、足の甲が高い方もフィットしやすくなっており、より快適な履き心地を実現しています。
シューズ上部のこと。足を上から覆うため、”フィット感”に影響する箇所です。ニットやメッシュ素材を使用するなど、各ブランドは”通気性”と”フィット感”を追求しています。
ミッドソール
2層構造の「CloudTec Phase®」を搭載しており、ブランド史上最も分厚いミッドソールです。
コンピューターによる有限要素解析(FEA)技術を使って、徹底的にシミュレーションされ作られた「CloudTec Phase®」は、着地する足の動きに沿って”ドミノ倒し”のように順に圧縮。
圧縮された「CloudTec(空洞の形をした「Cloudパーツ」のこと)」が元に戻る力により、波に乗るようなスムーズな重心移動を可能にしています。
その「CloudTec Phase®」を2層構造にしているため、よりフカフカな着地感と軽い蹴り出しを実現しています。
下記は、オン史上最大のCloudパーツ「CloudTec」を搭載した「Cloudmonster(クラウドモンスター)」との比較ですが、ミッドソールの厚みが分かると思います。
「Cloudパーツ」を搭載したクラウドモンスターよりスムーズな重心移動な可能なので、1歩1歩、リズムよく走行できます。
また、衝撃吸収力に優れた「Helion™スーパーフォーム製」ミッドソールを搭載しており、関節を保護しながら、足を疲れにくくしてくれます。
さらに、ランナーの走りに合わせて柔軟に曲がることができる「Speedboard®」が搭載されているので、安定した重心移動を可能にし、足を前へと押し出し、走りをサポートします。
インソールとアウトソールの間にあるソールのこと。”クッション性”や”反発性”など、各シューズによって強みが異なります。
シュータン
シュータンはニット生地を採用し、足の甲をしっかりと固定します。
シューズと一体化しているので、走行中、シュータンが足の甲からズレることなく、最後までフィットします。
(足と)一体感があり、よりストレスの少ない快適な履き心地を実現しています。
足の甲を包み込むベロ口のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、足の甲をホールドする役割があります。
シューレース
「標準(普通紐)」のシューレースを使用。
よくあるシューレースなので、結びやすいです。
走行中、解けることもなく、個人的に好みの靴ひもです。
シューレースは靴ひものこと。
ヒールカップ
立体構造の履き口により、カカトをしっかり固定し、走行時のシューズ内のズレを抑制します。
見た目ほどの肉厚のある履き口ではないですが、しっかりとカカトを包み込み、高いフィット感が味わえます。
また、カカト周りには硬い素材(黄色の部分)を使用し、補強することで、着地時の足首の倒れを抑制し、安定した着地を促す設計となっています。
ランニングを始めたばかりの方や、長時間の走行時は”筋力不足”や”疲れ”から着地が安定しないことがあるため、その不安定な着地を軽減してくれます。
カカトを包み込む部分のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、カカトをホールドする役割があります。
アウトソール
着地によりアウトソールの表面がすり減る場所にはラバーを搭載し、耐久性・グリップ性が向上。
ソールが擦れにくいため、より長い距離走行できます。
また、濡れた路面でも地面を掴み、滑りにくく作られています。
地面と接地する靴底のこと。グリップ力のあるラバーが搭載されていることが多く、耐久性を上げつつ、走行中のスリップを防ぎます。
重量
重量は、285g(片足)です。
見た目の割には重さは感じず、スムーズな走行が可能です。
同じ厚底の「クラウドモンスター」は275gなので、10gしか変わりません。
カラー
↓ Flame / Ivory
↓ White / Sand(公式サイト / アートスポーツのみ販売モデル)
↓ Black / Frost
「White / Sand(白 / 黄色)」は公式サイト、もしくはアートスポーツのみ販売されているカラーです。
そのほかは、Amazonや楽天市場、スポーツショップなどで購入できます。
Cloudeclipse(クラウドエクリプス)を使った私の体験談!
[体験談①] ブランド史上最も厚いミッドソールが着地時にかかる、足の衝撃を軽減
本製品の最大の特徴でもある2層構造の「CloudTec Phase®」搭載により、着地の衝撃が吸収され、膝などの負担が軽減されている感覚が味わえました。
私の場合、ソールが薄いシューズを履くと、着地の衝撃をダイレクトに受け、(ランニング後に)足の疲労感や膝の痛みが出てしまいます。
ですが、本製品は見た目でも分かるくらい分厚いミッドソールを搭載しているので、足の疲労度は少なく、翌日も違和感なく走ることができる点が良かったです。
[体験談②] そこまでフワフワした着地感ではないので、スムーズに走行できる
『分厚いミッドソール』と聞くと、柔らかな(フワフワした)着地※をイメージされる方が多いと思います。
※例:ニューバランス「Fresh Foam X 1080 v13」
私も、実際にロードでの走行までは、そのように感じていました。
まず、試着時に、その場で足踏みすると、ソールが潰され、(ソールが)元に戻る反動で、フワフワした着地が味わえました。
ですが、走行時は、沈むような着地感ではなかったため、スムーズな走行ができたのは良かったです。
どうしても、下に沈みすぎると、スピードを出すことができません。
本製品はその点、下に沈まずに、スピードを落とすことなく走行できたため、高いクッショニング、かつスピード走行できるモデルを探している方にはぴったりなシューズです。
[体験談③] 「CloudTec Phase®」により、流れるように走ることができる
「CloudTec Phase®」は、カカトからつま先に向かってCloudパーツが順々に圧縮する設計で、まるで、”ドミノ倒し”かのように、着地時に圧縮します。
その圧縮されたCloudパーツが元に戻る力により、波に乗るような感覚で、スムーズな重心移動を可能にしているのが「CloudTec Phase®」の特徴です。
説明の通り、走行中、終始、波に乗っている感覚で、着地から蹴り出しまでの一連の動作がスムーズに行うことができました。
重心移動がスムーズなあまり、1km、2km、3kmと、距離を伸ばしていくごとにスピードに乗って、どんどんペースが上がっていく感じが気持ちよかったです。
クセがないので、初心者ランナーの方でも扱いやすく、楽しく走ることができます。
[体験談④] 5:00〜5:40/kmが最適
様々なペースで走ってみましたが、一番しっくりきたペースは「5:20/km」になります。
本製品にはスピードモデルにも搭載されている「Speedboard®(スピードボード)」を搭載しており、着地のエネルギーを推進力に変換するため、スピード走行にも適しています。
また、波に乗るような感覚で、スムーズな重心移動を可能にする「CloudTec Phase®」も相まって、疲労が溜まったときでも、自然と足が前へ出てくるため、長時間のランニング時もスピードを維持できます。
もちろん、(あなたの)走力によっては4:30〜4:50/km前後のスピードも出せるポテンシャルは持っています。
あくまで、「5:00〜5:40/km(サブ3.5〜4)」のペースで長時間走る際に、最も優れたパフォーマンスを発揮してくれるように感じました。
[体験談⑤] 足幅が広い方でも、ゆったり履きやすい
本製品は、オンの中でも比較的、大きめに作られているため、足幅が広い方でも、ゆったり履くことができます。
オンシューズは足幅が狭いモデルも多く、私の足に合わないモデル※もあります。
※現に、2023年10月発売の「Cloudflow 4」は合わなかった
ですが、本製品は足幅が広めの方でも、窮屈さはなく、快適に着用できます。
「クラウドモンスター」も大きめに作られたモデルですが、「クラウドモンスター」同様のサイズ感なので、足幅が広い方におすすめのアイテムです。
[体験談⑥] 安定感抜群の着地を支えるアウトソールのグリップ力
地面と接地しやすい場所には、ラバーが搭載されており、地面をしっかり掴み、蹴り出す動作がしやすいです。
着地時に滑ると、エネルギーが分散されますが、本製品はしっかりと着地できるので、蹴り出しの動作に無駄なく、スピードを落とすことなく、進める印象です。
滑りやすい、道路の白線やマンホールでも問題なく進むことができるので、減速せずに走行できました。
また、ラバーがあるので、シューズの耐久性はおそらく500〜800km(累計走行距離)ほどはあると思います。
なので、1足を長く使い続けたい方に最適です。
Cloudeclipse(クラウドエクリプス)をおすすめする人
ブランド史上最も厚いミッドソールを搭載した本製品は、着地の衝撃を抑え、膝へのダメージを軽減する効果があります。
下に沈みすぎないクッショニングと、2層構造の「CloudTec Phase®」により、スムーズな走行を可能にし、クッション性がありつつ、スピードを出すことができる点が強みだと感じました。
主には、フルマラソン サブ3.5〜4を目指す方の30〜60分のジョグや、20km前後のロング走などトレーニング用として最適です。
オンのシューズでトレーニング用、レース用をそれぞれ1足ずつ購入するなら、下記の位置づけになります。
- レース用:Cloudmonster(クラウドモンスター)
- トレーニング用:Cloudeclipse(クラウドエクリプス)
サブ3.5〜4を目指す場合
「クラウドモンスター」と比較すると、反発性が劣り、長時間走行にやや不安がある点から、そのように評価しました。
フルマラソンとなると、「クラウドモンスター」のほうが最後まで安定して走行できるため、トレーニング用として購入すると良いでしょう。
最後にサイズの確認!
本製品は、足幅が普通の「スタンダードモデル」のみの展開です。
オンシューズは幅が狭いモデルが多いですが、本製品は幅広の設計なので、足幅が広い方でも履くことができます。
そのため、普段から、幅広設計(ワイドモデル)のシューズを履いている方は、そのシューズと同じサイズで問題ないでしょう。
私は、アシックス 「GEL-KAYANO 30」と、ミズノ 「ウエーブライダー27」はワイドサイズの26cmを購入していますが、本製品も26cmでピッタリでした。
一方、普段からノーマルタイプを購入している方は、「そのシューズと同じサイズ」、もしくは「0.5cm小さいサイズ」で問題ないでしょう。
不安な方は店舗に行き、試着することをおすすめします。
関連記事:ランニングシューズを試着するならAmazon「Prime Try Before You Buy」がおすすめ!無料で試着できるサービスを利用してみた
Cloudeclipse(クラウドエクリプス)を最安で買えるのは公式サイト!Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングとの価格差を解説!
公式サイト | 20,680円 (税込) |
Amazon | 20,680円 (税込) |
楽天 | 20,680円 (税込) |
Yahoo!ショッピング | 20,680円 (税込) |
スーパースポーツゼビオ | 取り扱いなし |
スポーツデポ・アルペン | 20,680円 (税込) |
どこも、「公式サイト」と同じ価格で販売されています。
ただし、各通販サイトのセール等で価格の変動がある場合もあるため、最新の価格は下記のリンクよりご覧ください。
まとめ
今回は、オンの「Cloudeclipse(クラウドエクリプス)」を紹介しました。
改めて、本製品はブランド史上最も厚いミッドソールを搭載したシューズです。
主に、サブ3.5〜4(5:00〜5:40/km程度)を目指している方のトレーニング用シューズに最適です。
本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
本日は以上です。
商品名 | Cloudeclipse(クラウドエクリプス) |
品番 | – |
発売日 | 2023年11月2日 |
価格 (税込) | 20,680円 |
重量(g) ※片足 | 285 |
サイズ (メンズの場合) | 25.0〜31.5cm(0.5cm刻み) |
カラー | Flame / Ivory、White / Sand、Black / Frost |
ブランド | オン |
公式サイト | 詳細を見る |
ブランド別・タイム別でランニングシューズを探す
最後に、ランニングシューズを販売しているブランドをまとめました。
また、タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。
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