【2024年版】ブルックスおすすめランニングシューズ5選!フルマラソン目標タイム別に解説
ブルックスおすすめのランニングシューズ教えて下さい
そんな疑問にお答えします。
ブルックスは、1914年アメリカ ペンシルバニア州で誕生した、創業100年を超えるランニングシューズ専門のブランドです。
(日本では)広告宣伝をほとんどしておらず、「つい最近、存在を知った」という方も多いかと思いますが、アメリカでは売上高No.1を誇る人気ブランドです。
(2016年のデータですが、)「Running USA」が10,000人を対象に実施した調査によると、最近購入したランニングシューズのブランドは「ブルックス」が全体の23%と、1番多いという結果となっています。
そんな今回は、ブルックスおすすめのランニングシューズをご紹介します。
サブ3〜サブ5の目安ペースごとに紹介していくので、初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
特徴・テクノロジー
ブルックスはシューズそれぞれに異なるミッドソール素材※を採用しています。
※後述する、「Guide Rail 2.0」のみミッドソール素材ではない
- スピードに優れた「DNA FLASH」
- 反発性に優れた「DNA AMP」
- クッション性に優れた「DNA LOFT」
- クッション性+反発性に優れた「BioMoGo DNA」
スピードに優れた「DNA FLASH」
DNA FLASH(DNA フラッシュ)とは窒素を注入した、ブルックス史上最も軽量なミッドソール素材です。
クッション性、反発性、軽量性の3つをバランス良く兼ね備え、最高のエネルギーリターンを実現。
フォームが独自のストライドに適応するため、スピードが自然に得られます。
ブルックスの最速のレーシング シューズとトレーニング シューズにのみ搭載されているミッドソールです。
反発性に優れた「DNA AMP」
DNA AMP(DNA アンプ)とはバネのような弾力性を実現した、ブルックス史上最高レベルの反発性を誇るミッドソール素材です。
着地と同時に膨張するフォームは着地のエネルギーを吸収し、そのエネルギーを分散させるのではなく、足へとダイレクトに跳ね返します。
その結果、1歩1歩のストライドで、躍動感のあるバネのような履き心地を実現しています。
エネルギー リターンが最も高く、非常に弾むような乗り心地が味わえます。
クッション性に優れた「DNA LOFT」
DNA LOFT(DNA ロフト)とは柔らかな履き心地を実現した、ブルックス史上最も柔らかいミッドソール素材です。
DNA LOFT v3には液体窒素が気体になるまで加熱する超臨界発泡プロセスを通じて窒素を注入。
窒素を注入することで柔らかいクッション体験を得ることができ、ソフトで反応の良い乗り心地を実現しています。
着地時の衝撃を軽減する効果があり、コンクリートの歩道から足を守ります。
クッション性+反発性に優れた「BioMoGo DNA」
「DNA LOFT」ほど柔らかくはありませんが、「DNA AMP」よりも柔らかいミッドソール素材です。
「BioMoGo DNA」はランナーの体重やペース、ストライド、フォームに対応し、衝撃を和らげます。
走行をサポートする「Guide Rail 2.0」
Guide Rail 2.0(ガイドレール 2.0)とは、腰や膝、関節を自然に動かせるようにサポートした機能です。
補助輪が自転車がどちらかの側に倒れるのを防ぐのと同じように、ガイドレールのサポートはすねとかかとの過剰な回転を軽減します。
着地時に足全体が大きく内側に倒れ込んだり(回内足)、外側に倒れ込む(過回外)と、膝にかかる負担が大きくなります。
着地時の内側や外側への倒れ込みを防ぎ、まっすぐ着地できるように抑制するテクノロジーが「ガイドレール 2.0」です。
O脚やX脚の方はガイドレールがあると、負担が軽減できるでしょう。
ブルックスおすすめランニングシューズ5選
それでは、ブルックスおすすめランニングシューズをご紹介します。
商品名 | ハイペリオン | ハイペリオンマックス | ゴースト15 | ゴーストマックス | グリセリン21 |
目標タイム | サブ3.5~4 | サブ3.5~4 | サブ5 | サブ5~6 | サブ5~6 |
アッパー | ワープニットとメッシュ | エンジニアードメッシュ | ダブルジャカードワープニット | エンジニアードワープニット | |
ミッドソール | DNA FLASH | DNA FLASH | DNA LOFT v2 | DNA LOFT v2 | DNA LOFT v3 |
プレート | – | – | – | – | |
アウトソール | ロードタックラバー | ||||
重量 | 215g | 220g | 280g | 285g | 280g |
スタックハイト (前足部・踵部) | 14mm / 22mm | 18mm / 26mm | – | – | – |
ドロップ | 8mm | 8mm | 12mm | 6mm | 10mm |
足幅 | D | D | D、2E、4E | D、2E、4E | D、2E |
クッション (5段階) | |||||
安定性 (5段階) | |||||
発売日 | 2023年8月 | 2023年1月 | 2022年11月 | 2023年10月 | 2024年1月 |
価格 (税込) | 20,900円 | 24,200円 | 16,500円 | 19,800円 | 22,000円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
- ハイペリオン:軽量、かつ薄底。スピード練習など短い距離向け。
- ハイペリオンマックス:ハイペリオンの厚底版。フルマラソンなど長い距離にも対応。
- ゴースト15:クッション性・反発性に優れたバランスタイプ。ブルックスを代表する1足
- ゴーストマックス:ゴーストの厚底版。ゴーストのクッションだと物足りない方向け
- グリセリン21:最高のクッション性能を誇る。柔らかい着地を好む方向け(ゴーストマックスより柔らかい)
DNA AMP:ストライドの力を吸収し、そのエネルギーを戻すように配合されたミッドソール素材。柔らかいだけではなく、弾力があるように感じられる
DNA FLASH:DNA AMP の極端な弾力性を抑え、軽量性と反応性の組み合わせによって実現された最速のミッドソール素材。最速のレーシング シューズとトレーニング シューズにのみ搭載。
DNA LOFT:非常に柔らかいクッショニングの最初のバージョン。DNA LOFT は、EVA フォーム、ゴム、空気の微調整された組み合わせで構成されており、靴ひもを締めるたびに足に非常に柔らかい履き心地をもたらします。
DNA LOFT v2:DNA LOFTの2 番目のバージョン。クッションのフォーム、ゴム、空気の配合のバランスはそのままに軽量、かつソフトな履き心地を実現。
DNA LOFT v3:DNA LOFTの最新バージョン。窒素を注入し、セル構造を変化させ、耐久性を犠牲にすることなく、より軽量で、ソフトな履き心地を実現。
【サブ3.5~4】ハイペリオン
前作の「ハイペリオンテンポ」の要素を残しつつ、新たに生まれ変わったスピード練習やレース対応のシューズ。
前作同様、ミッドソールには弾力性と反発性に優れた「DNA FLASH」を採用。
様々なランナーのストライド、スピードに反応し、高速走行をサポートします。
また、ワープニットとメッシュ素材を使用した新しいアッパーにより通気性が向上し、かつ生地が伸びにくいため、足を固定して走行時の足ズレを軽減しています。
さらに、前作よりアウトソールのグリップ力が増したことで、濡れた路面での(走行時の)安定性が向上しています。
215gという重量、かつソールの厚さが22mmと薄底なので、スピード練習で使用したい方、着地の感覚を重視したい方におすすめです。
↓ ハイペリオンテンポとハイペリオンの違い
- 薄底なので、着地の感覚を重視したい方におすすめ
- 215gの軽量、かつ「DNA FLASH」搭載で、スピードに乗って走りたい方におすすめ
- サブ3~3.5ランナーのスピード練習用
- サブ3.5~4のレースシューズ(5km~ハーフマラソンまで)
【サブ3.5~4】ハイペリオンマックス
「ハイペリオン」を厚底にしたシューズ。
「ハイペリオン」と同様の機能を備えますが、違いはソールの厚さで、「ハイペリオンマックス」は4mm厚く設計されています。
この厚みのあるミッドソール素材が着地時の衝撃を吸収し、身体にかかる負担を軽減します。
また、独自のカーブ構造であるラピッドソールテクノロジーを採用したミッドソールとアウトソールによって、重心移動をラクにし、自然なフォアフット走法(つま先着地)を実現しています。
さらに、カーボンプレートが入っていないので、カーボンが苦手な方でも履きやすいです。
サブ3.5~4を目指す方のレースシューズ(プレートなし)に、サブ3~3.5ランナーのトレーニング用におすすめです。
↓ ハイペリオンとハイペリオンマックスの違い
- 厚底なので、足を守りたい方におすすめ
- 「ハイペリオン」のソールの厚さだと物足りないと感じた方におすすめ
- サブ3~3.5ランナーのトレーニング(ロング走)用
- サブ3.5~4を目指す方のレースシューズ(フルマラソンまで)
【サブ5】ゴースト15
ブランドを代表、かつ不動の人気を誇るロングセラーモデル「ゴースト」シリーズ15代目となるシューズ。
前作に採用していた独自のクッション素材「DNA LOFT」から、配合のバランスはそのままに軽量かつソフトな履き心地を実現した「DNA LOFT v2」ミッドソールを新たに採用。
「DNA LOFT v2」ミッドソールと、クラッシュパッドのアウトソールが連動し、着地から蹴り出しまでスムーズな走り心地を実現。
また、快適性と包み込むような履き心地を実現するエンジニアードメッシュアッパーを採用することで、長時間の着用時でも快適な履き心地を提供しています。
さらに、ペットボトル8本分に相当するリサイクルポリエステルを使用した環境に優しいシューズでもあります。
ブルックスのロングセラーモデルとして、ブルックスのシューズで迷ったら「ゴースト」というくらい、1足目のシューズにおすすめのアイテムです。
↓ ゴースト14とゴースト15の違い
- ブルックスを代表する1足。迷ったら「ゴースト」を選べば間違いなし
- サブ3.5~4ランナーのトレーニングシューズに最適
- サブ5を目指す方のレースシューズに最適
関連記事:【実費レビュー】ブルックス「ゴースト15」の性能とは?ブランドを代表するリピーター率No.1モデルです
【サブ5~6】ゴーストマックス
ブルックスを代表するゴーストシリーズから登場した厚底シューズ。
ミッドソールにはクッション性に優れた「DNA LOFT v2」を採用。
分厚いソールが地面からの衝撃を軽減し、ケガ、痛みから身体を守り快適な履き心地を実現しています。
また、ミッドソールの独自のカーブ構造「グライドロールロッカー」により、着地から蹴り出しまで流れるような足の運びをアシストし、ラクに走れるようサポートしています。
さらに、幅広の設計により着地の安定性が向上し、着地時の足ブレを防ぎます。
『ゴースト15』よりクッション性能が高いため、ケガ、痛みから身体を守りたい方におすすめです。
↓ ゴースト15とゴーストマックスの違い
- 「ゴースト」のクッションを厚めにしたモデル
- サブ3~4ランナーの高強度練習後のリカバリージョグ用に最適
- ランニング初心者、かつ「ゴースト」のクッションだと物足りない方に最適
【サブ5~6】グリセリン21
ブルックス史上最もソフトな履き心地を実現した、1990年代後半から始まった”グリセリン”シリーズ21代目となるシューズ。
前作同様、ミッドソールには弾力性と反発性に優れた「DNA LOFT v3」を採用。
今作は、前作よりソールの厚さが2mm増したことで、より跳ねるようなソフトな乗り心地を実現しています。
また、アウトソールには弾力性に優れた「ロードタックラバー」が採用され、柔らかな着地をサポートしています。
さらに、アッパーは「エンジニアードワープニット」が採用され、足をしっかり包み込むようなフィット感ある履き心地を実現しています。
ブランド史上最もソフトな履き心地のシューズとして、クッション性を求める方におすすめです。
↓ グリセリン20とグリセリン21の違い
- 最大級のクッション性能を誇り、柔らかなクッショニングを楽しめる
- サブ3~4ランナーのロングジョグやLSDなどトレーニング用シューズに最適
- ランニング初心者の1足目のシューズに最適
まとめ
今回は、ブルックスおすすめのランニングシューズをご紹介しました。
商品名 | ハイペリオン | ハイペリオンマックス | ゴースト15 | ゴーストマックス | グリセリン21 |
目標タイム | サブ3.5~4 | サブ3.5~4 | サブ5 | サブ5~6 | サブ5~6 |
アッパー | ワープニットとメッシュ | エンジニアードメッシュ | ダブルジャカードワープニット | エンジニアードワープニット | |
ミッドソール | DNA FLASH | DNA FLASH | DNA LOFT v2 | DNA LOFT v2 | DNA LOFT v3 |
プレート | – | – | – | – | |
アウトソール | ロードタックラバー | ||||
重量 | 215g | 220g | 280g | 285g | 280g |
スタックハイト (前足部・踵部) | 14mm / 22mm | 18mm / 26mm | – | – | – |
ドロップ | 8mm | 8mm | 12mm | 6mm | 10mm |
足幅 | D | D | D、2E、4E | D、2E、4E | D、2E |
クッション (5段階) | |||||
安定性 (5段階) | |||||
発売日 | 2023年8月 | 2023年1月 | 2022年11月 | 2023年10月 | 2024年1月 |
価格 (税込) | 20,900円 | 24,200円 | 16,500円 | 19,800円 | 22,000円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
- ハイペリオン:軽量、かつ薄底。スピード練習など短い距離向け。
- ハイペリオンマックス:ハイペリオンの厚底版。フルマラソンなど長い距離にも対応。
- ゴースト15:クッション性・反発性に優れたバランスタイプ。ブルックスを代表する1足
- ゴーストマックス:ゴーストの厚底版。ゴーストのクッションだと物足りない方向け
- グリセリン21:最高のクッション性能を誇る。柔らかい着地を好む方向け(ゴーストマックスより柔らかい)
トレーニングやレースなど、それぞれの目的に合わせたシューズを選んでみてください。
↓ 他のブランドのシューズはこちら
また、タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。
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フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
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