【実費レビュー】GEL-KAYANO 30(ゲルカヤノ30)の性能とは？30代目を迎えたアシックス代表作シューズ
着地の安定性やクッション性に優れたシューズを探している方は必見です。
この記事では、アシックスが販売する「GEL-KAYANO 30（以下、本製品）」を紹介します。
本製品は、GEL-KAYANOシリーズ30代目となる、アシックスのアイコン的存在のシューズです。
今作は、新たに「4Dガイダンスシステム」を搭載し、カカトだけでなく、中足部の安定性も追求し、疲労によるランニングフォームの崩れを抑制・走りをサポートします。
この記事を読めば、実際に着用した体験談と、各店鋪の最安値情報などが分かります。
本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
GEL-KAYANO 30のデザインや機能、特徴など
| 商品名 | GEL-KAYANO 30 |
| 品番 | 1011B548 |
| 発売日 | 2023年8月10日 ※2023年7月27日からアシックスオンラインストアで先行発売 |
| 価格 (税込) | 19,800円 |
| 重量 ※片足 | 303g |
| サイズ（メンズ） | 24.5〜29.0cm(0.5cm刻み)、30.0、31.0、32.0cm |
| カラー（メンズ） | Black/Black（直営店限定） Black/Sheet Rock Black/Glow Yellow Black/Illusion Blue（直営店限定） Illusion Blue/Glow Yellow（直営店限定） Deep Ocean/White（直営店限定） French Blue/Neon Lime（直営店限定） Bright Orange/White |
| 素材 | アッパー：合成繊維・合成樹脂・人工皮革（合成皮革） アウター：ゴム底 |
| ブランド | アシックス |
| 公式サイト | 詳細を見る |
アッパー
足当たりの良いニット素材を採用。
無数に開いた細かな穴が通気性を高め、ムレにくい仕様になっています。
また、部位によって密度を変えており、必要箇所を補強し、破れないように作られています
シューズ上部のこと。足を上から覆うため、”フィット感”に影響する箇所です。ニットやメッシュ素材を使用するなど、各ブランドは”通気性”と”フィット感”を追求しています。
ミッドソール
ミッドソールには、前作（GEL-KAYANO 29）より4mm厚みを増した、クッションフォーム材「FF BLAST PLUS ECO（エフエフブラストプラスエコ）」を採用。
柔らかなクッション性を実現しており、なめらかなで快適な走行をサポートしています。
インソールとアウトソールの間にあるソールのこと。”クッション性”や”反発性”など、各シューズによって強みが異なります。
新機能「4Dガイダンスシステム」搭載により、安定性と快適性向上
GEL-KAYANO 30には、長時間走行による疲労の影響で起こるランニングフォームのブレを軽減できます。
そのブレを防ぐのが新機能「4D GUIDANCE SYSTEM™（4Dガイダンスシステム）」で、この4Dガイダンスシステムには4つの特徴があります。
- 広がりを持たせたミッドソール形状
- 高反発のフォーム材
- かかと部の適切な傾斜
- 接地面積を広げたアウターソール
【特徴１】広がりを持たせたミッドソール形状
内側に広がりを持たせたミッドソールの立体形状により、倒れ込みを抑制します。
下記は、ミズノ「ウエーブライダー26」との比較ですが、横に並べてみると、ミッドソールが広がっていることが分かります。
【特徴２】高反発のフォーム材
内側のアーチ部分には、高反発なフォーム材を配置。
疲労時に必要となる中足部の安定性が向上し、快適な走行・履き心地を実現しています。
【特徴３】かかと部の適切な傾斜
カカト部に傾斜が付いていることで、ヒールストライク走法（カカトからの着地）をよりスムーズにします。
【特徴４】接地面積を広げたアウターソール
アウトソールは接地面積が広く、着地時の安定性も向上しています。
下記は、ミズノ「ウエーブライダー26」との比較ですが、気持ち、前足部が広い感じがしますね。
シュータン
（写真を見ただけでも分かる）肉厚のあるシュータンは、足の甲の形状に合わせて作られており、足を優しく包み込みます。
また、この厚みのあるシュータンが足とシューズ内の隙間を埋め、適度なフィット感で、良い履き心地を実現しています。
足の甲を包み込むベロ口のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、足の甲をホールドする役割があります。
シューレース
程よい太さで、とても結びやすいです。
シューレースは靴ひものこと。
ヒールカップ
カカトの形状に合わせた立体構造になっており、ホールド感が良く、高いフィット性を提供します。
足首が直接触れる部分は厚みのある生地を採用しているため、快適な履き心地を実現しています。
カカトを包み込む部分のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、カカトをホールドする役割があります。
衝撃緩衝機能「PureGEL」テクノロジーがカカトの負担を軽減
前作（GEL-KAYANO 29）と比較し、「PureGEL」は約65%やわらかく、約10%の軽量化を実現しており、よりソフトな着地が味わえます。
アウトソール
アウトソールにはアシックスの従来ラバーと比較し、約3倍の耐摩耗性をもつ素材を採用。
耐久性が向上し、より長い距離走行できます。
地面と接地する靴底のこと。グリップ力のあるラバーが搭載されていることが多く、耐久性を上げつつ、走行中のスリップを防ぎます。
インソール
取り外し可能なインソールを使用。
取り外しできるため、別のインソールに変更し、より自分の足に合ったインソールに変更することも可能です。
中敷きのこと。足が直接触れる箇所なので、（自身の足の形に合うものを選べば、）フィット感が向上します。他にも、着地の衝撃を吸収したり、土踏まずをサポートするなどの役割があります。
GEL-KAYANO 30を使った私の体験談！
それでは本製品を着用した、わたしの感想を紹介します。
これまでGEL-KAYANOを履いたことがなく、新作（GEL-KAYANO 30）が出たタイミングで購入しました
[体験談①] 走行（着地）時の安定感があり、とても走りやすい
アウトソールの面積が大きく、かつミッドソールの立体形状により、着地時に安定感があり、とても走りやすかったです。
どうしても、長い時間走る日の後半は疲れからか、着地が不安定になるときがありますが、本製品の特徴である「4Dガイダンスシステム」効果で、不安定さが軽減された感じがします。
本製品はアンダープロネーション（着地時にカカトが内側に倒れ込む）に対応しているため、クセのある走り方をする方にも優しいシューズです。
[体験談②] クッション性があるので、足の負担が少ない印象
カカトに搭載された「PureGEL（ピュアゲル）」により、着地時のクッション性を感じやすいです。
試着時、一発目に着地したときに「とても柔らかい」と感じましたが、走行時も同じ感覚が味わえました。
ヒールストライク走法（カカトから着地する）で走るため、より実感したのかもしれません。
クッション効果により、足の負担が軽減できるため、ケガを防ぎたい方や長時間走行したい方におすすめです。
[体験談③] 足が優しく包み込まれているように感じる履き心地
シュータンとカカト部の生地が肉厚なので、シューズ内に足を入れたときに、包み込まれるような履き心地が味わえます。
肉厚だからといって、”窮屈さ”はありません。
カカト、足の甲にしっかりとフィットするため、走行時もストレスなく着用できました。
[体験談④] アウトソールのグリップ力により、滑りにくい
アウトソールのグリップ力が気持ちよく発揮され、地面をしっかり掴み、蹴り出す動作がしやすいです。
着地時に滑ると、エネルギーが分散されますが、本製品はしっかりと着地できるので、蹴り出しの動作に無駄なく、スピードを落とすことなく、進める印象です。
滑りやすい、道路の白線やマンホールでも問題なく進むことができるので、減速せずに走行できました。
[体験談⑤] 反発力は感じないので、自分の走力でスピードを出す必要がある
つま先部分が反り上がっているため、重心を前へ持っていくと、自然と前へ転がるように導いてくれますが、走行時、そこまで前へ進む感じはありません。
また、反発力もあまり感じなかったため、スピードを出す場合は、自分の”走力”に頼るしかありません。
事実、本製品はサブ5〜フルマラソン完走モデルのため、どちらかというと、初心者向けのシューズです。
スピードは求めず、ゆっくり走りたい方に向いているアイテムと言えるでしょう。
[体験談⑥] ウォーキングシューズとしても最適
1日、本製品を履いていましたが、クッション性もあり、アウトソールの面積が広いのもあり、いつもより足の疲労度が少なかったです。
走行時より、歩行時のほうが跳ねるようなクッション性を感じたため、ラクに歩くことができます。
また、クッション性が高いことから、足への負担がとても少なく、久しぶりに運動する方にピッタリです。
GEL-KAYANO 30をおすすめする人
最後に、わたしの体験談をもとに、「おすすめする人」を紹介します。
本製品の一番の特徴は、足の疲労による着地の不安定さやランニングフォームの崩れを抑えることができる点です。
特に、長時間・長距離走ることで（足の疲労は）より顕著に現れるため、現時点で長い時間・距離走れない方には、効果をより実感できるでしょう。
走行ペースは初心者向けのフルマラソン完走やサブ5（7分06秒/km）を目指している方向けなので、ランニングを始めたばかりの方や初めてフルマラソンに挑戦する方におすすめです。
また、サブ4やサブ3.5を目指している方のトレーニングシューズとしても最適です。
クセがなく、人を選ばないシューズです。アシックスのフラッグシップモデルということだけあり、30年も続いている理由が分かりました。初めてランニングシューズを購入される方の一足目に相応しいシューズと言えるでしょう。
最後にサイズの確認！
「ノーマルサイズ（STANDARD）」と「ワイドサイズ（EXTRA WIDE）」の2展開！
本製品は足幅が普通の「ノーマルサイズ（STANDARD）」、幅広設計の「ワイドサイズ（EXTRA WIDE）」の2タイプ（+ 足の長さ）展開です。
- ノーマルサイズ（STANDARD）
- ワイドサイズ（EXTRA WIDE）
足の幅が広い方は「ワイドサイズ」を選択、そうでない方は通常幅の「ノーマルサイズ」を選択すればOKです。
ちなみに、わたしは「やや幅広」の足なので、今回はワイドサイズ（EXTRA WIDE）を購入しています。
正確な数値が知りたい方はアシックスストアで足型測定してもらおう！
自分で測ることもできますが、「正確なサイズを知りたい」「幅広かどうか知りたい」方はアシックスストアにある専用の測定器で足型を測定してもらいましょう。
下記が、わたしが測定器で測定した結果・データです。
測定できる場所は東京や大阪など6店鋪
測定できる場所は、下記の6店鋪です。
- アシックス東京銀座
- アシックス原宿フラッグシップ
- アシックスラン東京丸の内
- アシックスストア神戸
- アシックスストア大阪
- アシックス大阪心斎橋
測定は「無料」です。
計測後、すぐにデータが貰えるため、シューズ選びの参考にしてみてください。
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GEL-KAYANO 30を最安で買えるのはスーパースポーツゼビオ！Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングとの価格差を解説！
| 公式サイト | 19,800円 (税込) |
| Amazon | 19,800円 (税込) |
| 楽天 | 19,800円 (税込) |
| Yahoo!ショッピング | 19,800円 (税込) |
| スーパースポーツゼビオ | 17,820円 (税込) |
| スポーツデポ・アルペン | 11,990円 (税込) |
「スーパースポーツゼビオ」が17,820円※と、公式サイトより安く購入できます。
※クーポンを利用した場合の価格（スーパースポーツゼビオにログインするとクーポンが貰える）
ただし、各通販サイトのセール等で価格の変動がある場合もあるため、最新の価格は下記のリンクよりご覧ください。
まとめ
今回は、アシックスの「GEL-KAYANO 30」を紹介しました。
改めて、アシックスのフラッグシップであり、かつ初心者から上級者まで幅広いレベルに対応した、アシックスのシューズを初めて購入しようとしている方におすすめのモデルとなっています。
本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
本日は以上です。
ブランド別・タイム別でランニングシューズを探す
最後に、ランニングシューズを販売しているブランドをまとめました。
また、タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。
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