【体験談】ニューバランス FuelCell Rebel v5実費レビュー！サブ4狙いにおすすめ？湘南国際マラソンで42km走った走行性能を本音評価
ニューバランスの中でも、軽くてスピードが出せるシューズを探している方は必見です。
この記事では、ニューバランスが販売する『FuelCell Rebel v5（フューエルセル レベル v5）』を紹介します。
本製品の特徴は、下記の通りです。
- ミッドソールには推進力を与えるPEBA配合のFuelCellを採用
- 前作からアウトソールのラバーを追加した再設計
- 重量は227g
- サブ4を目指すランナーに最適
- 価格は16,940円（税込）
この記事を読めば、『FuelCell Rebel v5』の性能が分かります。
本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
FuelCell Rebel v5の基本情報を確認
『FuelCell Rebel v5』は、2025年7月1日に販売を開始したランニングシューズです。
反発性と軽量性をコンセプトとする『FuelCell Rebel』の5代目となる今作も、前作同様に、上位モデルにも採用されているPEBA配合のFuelCellミッドソールを搭載しています。
前モデルよりも足元のフォーム（前足部・踵部）が各1mm増加しており、クッション性が向上しています。
さらに、前足部にラバーを追加した再設計のアウトソールが走行をしっかりとサポートします。
サブ3.5を達成している方のトレーニング用として、またサブ4を目指すランナーのレース用としておすすめです。
| 商品名 | FuelCell Rebel v5（フューエルセル レベル v5） |
| 発売日 | 2025年7月1日 |
| 価格 (税込) | 16,940円 |
| 重量(g) ※片足 | 227g |
| ブランド | ニューバランス |
| 公式サイト | 詳細を見る |
FuelCell Rebel v5の特徴！
続いて、本製品の特徴です。
前作（FuelCell Rebel v4）と比較しながら、紹介していきます。
アッパー
前作同様、アッパーには通気性に優れたエンジニアードメッシュを採用しています。
このメッシュ素材は軽量で破れにくく、通気性も高いため、本モデルのコンセプトにしっかりマッチ。
生地は指がうっすら透けるほど薄く、暑い日でも蒸れにくいのが魅力です。
また、前作はややゆったりめの作りでしたが、今作は余分な部分を削ぎ落としてフィット感が向上。
サイズはD・2Eの2展開なので、足幅が広い方でも窮屈さを感じにくい設計になっています。
シューズ上部のこと。足を上から覆うため、”フィット感”に影響する箇所です。ニットやメッシュ素材を使用するなど、各ブランドは”通気性”と”フィット感”を追求しています。一般的にニット素材は柔軟、伸縮性に優れ、メッシュ素材は軽量、耐久性（破れにくい）、通気性に優れています。
ミッドソール
ミッドソールには、PEBAを配合したFuelCellフォームを採用しています。
この素材は、最上位モデル「FuelCell SuperComp Elite v4」にも使われており、高い反発性とエネルギーリターンが特徴。
今作ではスタックハイトが前作より1mm増え、その分フォーム量も増加しています。
結果として、反発力と推進力がより高まり、走りの効率も向上しました。
実際の履き心地はとても柔らかく、着地から蹴り出しまで弾むような安定感があります。
さらにカーボンプレートは非搭載ですが、中足部〜前足部にかけて自然に転がる形状のため、テンポの速いスピード走にも十分対応できる仕上がりです。
インソールとアウトソールの間にあるソールのこと。”クッション性”や”反発性”など、各シューズによって強みが異なります。
シュータン
シュータンは薄手ながらパッド入りで、足当たりがよく快適に履けます。
また前作と比べて厚みが増したことで、靴ひもを結んでも甲が締め付けられにくく、走っている最中の違和感も少なめです。
足の甲を包み込むベロ口のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、足の甲をホールドする役割があります。
シューレース
シューレースは程よい太さで、伸縮性のある柔らかな素材を採用しています。
足を圧迫しにくい一方で、しっかりとホールド感も確保できるため、快適かつ安定したフィット感で走れます。
シューレースは靴ヒモのこと。シューズと足を一体化させる重要な役割を持っています。
ヒールカップ
立体構造の履き口により、かかとをしっかりと固定し、走行中のシューズ内でのズレを抑えます。
かかと周りにはパッドが配置されており、包み込むようにフィットして足を安定させてくれます。
スピードモデルにありがちな生地を削った作りではなく、ほどよい厚みを持たせることで、デイリートレーナーに近い快適な履き心地を実現しています。
さらに、かかと周りをしっかり補強することで、着地時の足首の倒れを抑制。
安定感のある着地をサポートする設計となっています。
カカトを包み込む部分のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、カカトをホールドする役割があります。
アウトソール
アウトソールは、着地で擦れやすい部分に耐久性とグリップ力に優れたラバーを配置しています。
今作では前作よりも前足部のラバー量を増やし、耐久性が向上。
濡れた路面でも乾いた路面でもしっかりグリップし、つま先で蹴り出す瞬間のトラクションも高まります。
その結果、ペースを上げたい場面でも推進力を得やすい設計になっています。
地面と接地する靴底のこと。グリップ力のあるラバーが搭載されていることが多く、耐久性を上げつつ、走行中のスリップを防ぎます。
インソール
インソールは取り外し可能な仕様のため、好みや足型に合わせて、より自分に合ったインソールへ交換することもできます。
中敷きのこと。足が直接触れる箇所なので、（自身の足の形に合うものを選べば、）フィット感が向上します。他にも、着地の衝撃を吸収したり、土踏まずをサポートするなどの役割があります。
FuelCell Rebel v5を履いてみた感想！
履き心地
足の形に合うか（幅広、甲高などのフィット感）
ニューバランスの足幅は「D（やや細い）」「2E（標準）」「4E（幅広）」が展開されていますが、本モデルは「D（やや細い）」と「2E（標準）」の2種類です。
前作は「D」のみでしたが、今作はワイド（2E）も用意されています。
実際に履き比べた結果、私は2Eを選びました。
足長（縦の長さ）は前作と大きく変わらない印象です。
一方で、横幅はDだとやや窮屈に感じたため、余裕のある2Eがしっくりきました。
また、前作よりパッドの厚みが増しているので、甲まわり・かかとまわりのボリューム感がアップ。
足を包み込むような履き心地になり、フィット感もより良くなったと感じます。
サイズ感
サイズは、普段履いているランニングシューズと同じで問題ありません。
大きめ・小さめといったクセは感じにくく、履いた瞬間からしっくりくるフィット感でした。
ちなみに私は普段26cmを選ぶことが多いのですが、FuelCell Rebel v5も26cmでちょうど良くフィットしました。
長時間使用したときの快適さ
FuelCell Rebel v5は軽量で、必要最低限の機能に絞ったモデルです。
軽さのおかげで一歩一歩がとても軽快に感じられ、距離が伸びても足が前に出やすい印象でした。
実際にフルマラソンでも、大きなストレスを感じずに走れました。
また、アッパーの通気性が高く、長時間履いても蒸れにくいのは大きなメリットです。
気温が高い日のトレーニングやレースでも、迷わず選べる一足だと思います。
一方で注意点もあります。
本作はアーチサポートがやや強めで、土踏まず付近が盛り上がったソール形状になっています。
そのため、アーチの形によっては常に当たってしまい、水ぶくれや走りづらさを感じる可能性があります。
過去に「シューズによって土踏まずが当たって合わなかった」経験がある方は、購入前に試着して確認するのがおすすめです。
なお、ニューバランスは別売りの高品質なインソールも展開しているので、気になる場合はインソール交換で調整するのもアリです。
私は実際にインソールを変えて履いています。
走行性能
実際の走行感
FuelCell Rebel v5は、スピード系モデルでありながら適度なクッション性も備えています。
ミッドソールには「FuelCell」を採用しており、軽さ（約220g）と反発性を両立しているのが特徴です。
レース後半で足が重くなってきた場面でも、この軽さが助けになり、足を前へ運びやすいと感じました。
着地時には“弾む”ような感覚もありますが、ジョグ向けシューズほど強い弾みではありません。
その分、着地の安定感があり、足首のぐらつき（不安定さ）も気になりにくい印象です。
硬めのソールが苦手な方でも、比較的受け入れやすい履き味だと思います。
一方で、前作と比べるとミッドソールの厚みが増した分、着地から蹴り出しまでのレスポンスはやや鈍くなったように感じました。
とはいえ、前作を履いていなければ大きく気にならないレベルです。
ペースや距離
前作同様、このシューズが最も気持ちよく走れるのは4:40〜5:40/kmあたり。
特にサブ3.5〜サブ4ペースで走る人にハマりやすい印象です。
距離はハーフはもちろん、フルマラソンでも足へのダメージが少なく、後半でも軽快に走れました。
クッション感が増した分、長時間走ったときの負担は前作より軽減されたように感じます。
また今作は、レスポンスがやや落ちたことや、重量が約20g増えた影響もあってか、ゆっくりめのジョグでも意外と快適に走れる印象でした。
軽さや反発力があるので、いわゆるデイリートレーナー系とは少し違いますが、練習〜レースまで幅広いシーンで活躍してくれる一足だと思います。
ちなみに、ニューバランスのデイリートレーナーなら「Fresh Foam X 1080v14」がおすすめです。
大会やトレーニングでの成果
このシューズを履いて、2025年12月7日開催の「第20回 湘南国際マラソン」を完走しました。
タイムは4時間5分台、平均ペースは1kmあたり5分48秒です。
当日は「軽さ」と「反発性」に加えて、湘南国際マラソンのようなフラット基調のコースならタイムが狙えると思い、FuelCell Rebel v5を選びました。
ただ結果としては、目標の3時間55分に対して約10分遅れでのゴール。
悔しさは残りましたが、42km走ってみて、シューズの良さはしっかり感じられました。
42km走って感じたことは、まず印象的だったのは、着地の跳ね返りが心地よく、1歩1歩が軽快に進むことです。
軽さも相まって、元気なうちは足の疲労が普段より溜まりにくい感覚がありました。
前作でもフルマラソンを走っていますが、Rebelシリーズの「反発」と「軽さ」は、特にレース後半で本領発揮します。
30km以降は足が重くなりやすいですが、それでもなんとか前に足が出てくれる。
上り坂でも大きく失速せず、押していける印象でした。
クッション性もあるので、ほどよく弾む感覚が欲しい方には合うと思います。
このシューズは、軽さと反発があるぶん、前半で飛ばしすぎるタイプの人にはあまりおすすめできません。
一方で、イーブンペースで目標タイムに合わせて走れる人にはかなり相性が良いです。
力を無駄に使わず、安定したペースでレースを進めるのにぴったりな一足だと感じました。
実際、サブ4ペース付近で走っているランナーでも履いている人を何名か見かけたので、フルマラソンでサブ4（4時間切り）を目指す層とはかなり噛み合うと思います。
普段のジョグで使うのも良いですが、個人的には「フルマラソン本番で勝負シューズとして履いてほしい」と感じるシューズです。
FuelCell Rebel v5をおすすめする人
このシューズは、サブ4を目指すレース用や、サブ3.5を目指すトレーニング用に最適です。
また、柔らかい着地感を好み、軽快に走りたい方にもおすすめです。
ハーフ〜フルマラソンのレースやペース走で力を発揮する、汎用性の高い一足です！
FuelCell Rebel v5を最安で買えるのは？Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングとの価格差を解説！
| 公式サイト | 16,500円 (税込) |
| Amazon | 11,435円 (税込) |
| 楽天 | 11,830円 (税込) |
| Yahoo!ショッピング | 11,830円 (税込) |
| スーパースポーツゼビオ | 11,830円 (税込) |
| スポーツデポ・アルペン | 16,940円 (税込) |
各通販サイトのセール等で価格の変動がある場合もあるため、最新の価格は下記のリンクよりご覧ください。
まとめ
今回は、ニューバランスが販売する『FuelCell Rebel v5』を紹介しました。
FuelCell Rebel v5は、スピード系シューズでありながら適度なクッション性もあり、「軽さ」と「走りやすさ」のバランスが良い一足でした。
サイズ感は普段通りで問題なく、2Eも選べるので幅が気になる人にも合わせやすいのが魅力です。
実際に湘南国際マラソン（2025年12月7日）で42km走ってみても、着地の跳ね返りが心地よく、後半に脚が重くなってからも足が前に出やすい感覚がありました。
自分でペースをコントロールしやすく、イーブンペースで走るランナーやサブ4〜サブ3.5を狙う層には特に相性が良いと思います。
総合的には尖りすぎない分、練習〜本番まで幅広く使える“勝負にも使える万能スピードシューズ”としておすすめです。
本日は以上です。
| 商品名 | FuelCell Rebel v5（フューエルセル レベル v5） |
| 発売日 | 2025年7月1日 |
| 価格 (税込) | 16,940円 |
| 重量(g) ※片足 | 227g |
| ブランド | ニューバランス |
| 公式サイト | 詳細を見る |
ブランド別・タイム別でランニングシューズを探す
最後に、ランニングシューズを販売しているブランドをまとめました。
また、タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。
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