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【体験談】ミズノ ウエーブライダー29実費レビュー!サブ4ランナーがサイズ感・フィット感・走行性能を解説

yusuke saito
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ミズノのランニングシューズで、ジョギングからフルマラソンまで幅広く使える一足を探している方におすすめなのが、代表モデル「ウエーブライダー29」です。

このモデルの特徴は以下の通りです。

ウエーブライダー29の特徴
  • MIZUNO ENERZY NXTをミッドソールに搭載し、着地時の衝撃をしっかり吸収
  • ウエーブプレートによって、着地から蹴り出しまでの体重移動をスムーズにサポート
  • 重量は265gと軽量化(前作よりマイナス15g)
  • サブ5〜完走を目指すランナーに特に適した設計
  • 価格は17,600円(税込)

実際に履けば、その快適さと安定感を体感できるはずです。

レース用としてはもちろん、日々のジョグや練習用シューズとしても頼れる一足。

購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

ミズノ ウエーブライダー29の基本情報を確認

2025年8月22日に発売された『ウエーブライダー29』は、ミズノが販売するあらゆるランナーに対応できる万能型ジョギングシューズです。

トレーニングからレースまで幅広く活躍できる設計で、特に初心者ランナーにおすすめの一足。

ミッドソールは前作から大きく刷新され、2層構造の全体にミズノ独自の高反発素材「MIZUNO ENERZY NXT(ミズノエナジーネクスト)」を採用。これにより、接地時のクッション性と反発力がさらに高まりました。

また、2層構造の間にミズノウエーブプレートを挟み込むことで安定性を確保しつつ、シリーズの魅力であるスムーズな走り心地を一段と進化。

さらに、ウエーブプレートの構造や厚み、アウトソールのデザインを見直すことで、前作(280g)から約15gの軽量化に成功しています。

普段のジョギングから、ハーフマラソン、フルマラソンまで幅広い距離に対応でき、どんなシーンでも安定した推進力を発揮。

サブ5〜完走を目指すランナーにとって、日々のトレーニングを支える心強い相棒になるでしょう。

商品名ウエーブライダー29
発売日2025年8月22日
価格 (税込)17,600円
重量(g)
※片足
265g
ブランドミズノ
公式サイト詳細を見る

ミズノ ウエーブライダー29の特徴!

続いて、『ウエーブライダー29』の特徴です。

前作(ウエーブライダー28)と比較しながら、紹介していきます。

前作
ウエーブライダー28
アッパー
エアメッシュ
ミッドソール
ミズノエナジー(トップ)
ミズノ エナジー ネクスト(ボトム)
プレート
ナイロンプレート搭載
アウトソール
X10
重量
280g
スタックハイト(前足部・中足部・踵部)
25.0 / 38.5mm
ドロップ
13.5mm
足幅
2E、4E
発売日
2024年9月
前作からのアップデートされた点
価格 (税込)
16,500円
最新作
ウエーブライダー29
アッパー
メッシュ
ミッドソール
ミズノ エナジー ネクスト(トップ)
ミズノ エナジー ネクスト(ボトム)
プレート
ナイロンプレート搭載
アウトソール
X10
重量
265g
スタックハイト(前足部・中足部・踵部)
28.5 / 38.5mm
ドロップ
10mm
足幅
2E、4E
発売日
2025年8月22日
前作からのアップデートされた点
2層構造のミッドソール全体を、ミズノ独自の高反発素材「ミズノエナジーネクスト」に刷新。接地時のクッション性と反発力を一段と高めています。
価格 (税込)
17,600円

アッパー

アッパーにはメッシュ素材を採用しています。

生地はやや厚みがあり硬さも感じますが、つま先まわりにはゆとりを持たせているため、指先を動かしやすい設計です。

さらに、熱がこもりやすい足先には大きめの通気孔を多く配置。

ランニング中でも蒸れにくく、爽やかで快適な履き心地を実現しています。

アッパーとは

シューズ上部のこと。足を上から覆うため、”フィット感”に影響する箇所です。ニットやメッシュ素材を使用するなど、各ブランドは”通気性”と”フィット感”を追求しています。一般的にニット素材は柔軟、伸縮性に優れ、メッシュ素材は軽量、耐久性(破れにくい)、通気性に優れています。

ミッドソール

前作に引き続き、ミッドソールには2層構造を採用しています。

今作では、この2層全体に超臨界発泡技術を用いた「MIZUNO ENERZY NXT(ミズノエナジーネクスト)」を搭載。

クッション性と反発性がさらに高まり、着地時の衝撃をしっかり吸収してくれるため、脚への負担が軽減され、長時間の走行でも快適さを保てます。

さらに、2層構造の間にはミズノ独自のウェーブプレート(ナイロンプレート)を内蔵。

安定性を維持しながら、シリーズの特長であるスムーズな体重移動と走り心地を一段と進化させています。

ミッドソールとは

インソールとアウトソールの間にあるソールのこと。”クッション性”や”反発性”など、各シューズによって強みが異なります。

シュータン

シュータンにはやや厚みのある生地を使用しており、足の甲の隙間をしっかり埋めて高いホールド感を生み出します。

さらに、シュータンはシューズ本体と一体化しているため走行中もズレにくく、安定したフィット感をキープ。

その結果、足との一体感が向上し、ストレスの少ない快適な履き心地を実現しています。

シュータンとは

足の甲を包み込むベロ口のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、足の甲をホールドする役割があります。

シューレース

シューレースは程よい太さと十分な長さがあり、しっかり結ぶことができます。

走行中、解けることがなく使用できるため、ストレスフリーでした。

シューレースとは

シューレースは靴ヒモのこと。シューズと足を一体化させる重要な役割を持っています。

ヒールカップ

履き口は立体構造になっており、かかとをしっかりと固定することで、走行中のシューズ内でのズレを防ぎます。

さらに、かかと部分にはヒールカウンター(※着地時の足首の倒れを抑え、走行の安定性をサポートするパーツ)が搭載されています。

これにより、安定したフォームを維持しながら安心してランニングに取り組むことができます。

ヒールカップとは

カカトを包み込む部分のこと。走行中に、シューズ内で足がズレないように、カカトをホールドする役割があります。

アウトソール

アウトソールには、着地で特に擦り減りやすい部分に耐摩耗性の高いラバー素材「X10」を採用しています。

「X10」は通常のラバーよりも摩耗に強く、耐久性が向上しているため、長い距離を走っても安心です。
(※摩耗=繰り返しの着地でアウトソール表面がすり減ること。摩耗性が高いとは、すり減りにくいことを指します。)

さらに「X10」は前足部からかかと部まで広範囲に搭載されているため、ヒールストライク(かかとから着地する走法)にも十分対応しています。

アウトソールとは

地面と接地する靴底のこと。グリップ力のあるラバーが搭載されていることが多く、耐久性を上げつつ、走行中のスリップを防ぎます。

インソール

取り外し可能なプレミアムインソールを採用しています。

インソールは簡単に取り外せるため、市販のインソールや自分の足に合わせたカスタムインソールに交換することも可能です。

これにより、よりフィット感を高めたり、クッション性やサポート性を強化することができます。

インソールとは

中敷きのこと。足が直接触れる箇所なので、(自身の足の形に合うものを選べば、)フィット感が向上します。他にも、着地の衝撃を吸収したり、土踏まずをサポートするなどの役割があります。

ミズノ ウエーブライダー29を使った私の体験談!

それでは『ウエーブライダー29』を着用した、わたしの感想を紹介します。

フルマラソン4時間ランナーの感想となるため、その点を御理解の上ご覧ください。

履き心地

足の形に合うか(幅広、甲高などのフィット感)

まず、前足部(つま先部分)はゆとりがあり、指先を自由に動かせる設計です。

幅広のランナーでも窮屈さを感じにくく、自然に踏み込めます。

中足部も程よい余裕があり、土踏まずを強く支えるタイプではなく、フラットで自然な履き心地です。

そのため、足の形に左右されにくく、多くのランナーにフィットします。

カカト部は立体構造でしっかりとホールドされ、走行中の安定感があります。

さらにヒールカウンターが搭載されていることで、着地時に足首の倒れを抑え、フォームを安定させるサポートをしてくれます。

総合すると、クセの少ない万能モデルで、初心者から経験者まで幅広いランナーが履きやすいシューズに仕上がっています。

サイズ感

サイズは普段履いているミズノシューズと同じで問題ありません。

私自身、普段26cmを履いていますが、ウエーブライダー29も同じ26cmで縦・横ともにちょうど良いフィット感でした。

ただし、ミズノ直営店の店員※によると、今作は縦に少しゆとりがあるため、人によっては0.5cm下げて購入するケースもあったそうです。

また、足幅は2E(通常)と4E(幅広)の2タイプ展開です。

私は幅広のため4Eを選びましたが、2Eでは窮屈に感じました。足幅が広めの方は4Eを選ぶのがおすすめです。

※直営店限定のシューズ袋がもらえる特典

ウエーブライダー29をミズノ直営店で購入すると、限定のシューズ袋がプレゼントされます。

数量限定・先着順のため、在庫がなくなり次第終了となります。

ランニング用としてはもちろん、ジムや普段使いにも便利なアイテムなので、直営店での購入を検討している方にとって嬉しい特典です。

長時間使用したときの快適さ

以前に履いていたウエーブライダー27と比べると、ウエーブライダー29は明らかにクッション性能が向上していました。

ミッドソールが最新の「ミズノエナジーネクスト」に刷新されたことで、着地のたびに衝撃をしっかり吸収してくれる感覚があり、長時間走っても地面の硬さを感じにくく、脚や膝への負担が軽減されていると感じます。

かかとのホールド感も自分の足にしっかりフィットし、靴ずれや擦れが起きにくいため、安心して走れる仕上がりになっています。

さらに、つま先まわりには余裕があるため、疲れてきたときでも指を動かして緊張を和らげられるのが快適でした。

重量は265gとジョグ用シューズとしては軽めで、その軽さのおかげで疲労が出るタイミングを遅らせてくれる効果も実感できました。

ただし、アッパーの生地がやや厚めなため、夏場や気温の高い日には足のムレや指先の熱さを感じやすい点には注意が必要です。

走行性能

実際の走行感

まず、これまでのウエーブライダー同様「程よいクッション性と控えめな反発力を持つ、誰にでも合わせやすいシューズ」という印象はそのままですが、今作ではその特徴がさらに進化していました。

着地のたびに柔らかさをしっかりと感じられ、足への衝撃が軽減されるため、長時間のランニングでも安心して走ることができました。

特に良かったのは、柔らかさだけでなく内蔵プレートによる安定感です。

横ぶれや接地の不安定さが抑えられているので、足の揺れやねじれを感じにくく、硬い路面でも安心感のある走りをサポートしてくれます。

ヒール部分は38.5mmと厚みがあり、衝撃吸収性がとても高いと感じました。私は踵から着地するタイプですが、その点でもしっかりフィットしてくれました。

一方で、反発力やバネのような推進力は控えめです。

そのためスピードを求めるペース走やインターバルでは物足りなさがありますが、ジョギングやLSDなど“ゆっくり走る場面”ではこのシューズの良さが最大限に発揮されると感じました。

重量は約260gと数値的には軽量シューズではありませんが、実際に履いてみると重さはほとんど気にならず、むしろ安定感が増す印象でした。

総じて「安心して走れるジョギング向けの万能シューズ」というのが、ウエーブライダー29を履いてみた率直な感想です。

ペースや距離

イージージョグ(ゆったりペース)に非常に相性が良いシューズだと感じました。

具体的には、1kmあたり5分30秒〜7〜8分のペースで走るときに特に快適さを発揮します。

公式でも「フルマラソンサブ5〜完走を目指すランナー向け」と紹介されているように、1km6〜7分台で走る方にはまさに最適なモデルでしょう。

私自身、以前ウエーブライダー27でフルマラソンを完走しましたが、今作の29は性能がさらに進化しており、20km以上のロング走でも安心して走れる印象でした。

一方で、シューズ全体の生地が厚めで反発性能も控えめなため、スピード練習やインターバル走といった速いペースを求める場面には不向きです。

着地から蹴り出しまでの反発はあまり感じられないため、レースでサブ3.5を狙う方には別モデルをおすすめします。

ただし、サブ4〜サブ4.5を目指すランナーであれば十分対応できる性能を備えていると感じました。

ジョグ中心のランニングでは安定感と快適さをしっかりと感じられ、長時間でもストレスが少ない履き心地です。

さらに、普段履きとしても非常に優秀で、歩きや立ち仕事など日常生活でも快適に使えます。実際に私も仕事用シューズとして愛用しており、ランニング以外のシーンでも重宝しています。

ミズノ ウエーブライダー29をおすすめする人

『ウエーブライダー29』は、クッション性と安定感に優れた万能ジョグシューズです。

特にサブ5〜完走を目指すランナーや、普段のジョギングを快適に続けたい人にぴったりのモデルです。

『ウエーブライダー29』は、次のようなランナーに最適です。

ウエーブライダー29をおすすめする人

フルマラソンでサブ5〜完走を目指す初心者ランナー
クッション性と安定感が高いため、初めてフルマラソンに挑戦する方でも安心して使えます。推進力が強すぎないので、無理なく自分のペースで走れるのも魅力です。

ジョギングやLSDなど、ゆったりしたペース中心で走りたい人
反発力が控えめで、ゆっくり走るときに心地よさを発揮します。ジョグLSD(ロング・スロー・ディスタンス)のように、長時間ゆったり走る練習に最適です。

脚や膝への負担を減らし、クッション性と安定感を重視する人
最新の「MIZUNO ENERZY NXT」が衝撃を吸収し、膝や脚へのダメージを軽減。安定性を高めるウェーブプレートも搭載されており、安心して走り続けられます。

幅広・甲高にも対応するシューズを探している人(2E/4E展開あり)
足幅のバリエーションが用意されているので、足型に合ったサイズを選びやすいのも特徴。特に幅広のランナーでも窮屈さを感じにくいです。

20km以上のロング走でも安心して走り切りたい人
長時間走ってもクッション性が持続し、疲労を感じにくいため、20km以上のロング走や本番のフルマラソンでも活躍します。

普段履きや立ち仕事など、日常でも快適に使えるシューズを探している人
クッション性と安定感が高いため、長時間の立ち仕事や通勤・普段履きにも活躍。走るときだけでなく、日常の歩行でも快適です。

ミズノ ウエーブライダー29を最安で買えるのは?Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングとの価格差を解説!

公式サイト17,600円 (税込)
Amazon16,500円 (税込)
楽天17,600円 (税込)
Yahoo!ショッピング17,600円 (税込)
スーパースポーツゼビオ17,600円 (税込)
スポーツデポ・アルペン17,600円 (税込)
※2025年9月時点の最安値

各通販サイトのセール等で価格の変動がある場合もあるため、最新の価格は下記のリンクよりご覧ください。

まとめ

今回は、ミズノが販売する『ウエーブライダー29』をご紹介しました。

改めて感じるのは、ミズノのランニングシューズの中でもクセが少なく、誰もが履きやすい万能モデルに仕上がっているという点です。

特に、サブ5〜完走を目指す初心者ランナーや、ジョギング中心で走る方におすすめです。

幅広・甲高に対応する2E/4E展開もあり、多くのランナーにフィットします。

さらに、20km以上のロング走はもちろん、日常の普段履きや立ち仕事でも快適に使える汎用性の高さも魅力です。

「速さを追求する一足」というよりは、安定感・快適性・使いやすさを重視したオールラウンドモデル。

これからランニングを始めたい方や、安心して長く走れるシューズを探している方に最適といえるでしょう。

気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

本日は以上です。

商品名ウエーブライダー29
発売日2025年8月22日
価格 (税込)17,600円
重量(g)
※片足
265g
ブランドミズノ
公式サイト詳細を見る

ブランド別・タイム別でランニングシューズを探す

最後に、ランニングシューズを販売しているブランドをまとめました。

また、タイムごとにもまとめていますので、目指しているタイムにあったシューズを探してみて下さい。

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【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。

初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。

マラソン大会の選び方

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Yusuke Saito
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マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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