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【大会レポート】第18回 湘南国際マラソン|マイボトルでの給水方法が思いのほか快適だった件

yusuke saito

2023年12月3日(日)、第18回 湘南国際マラソンに出場してきましたので、当日の様子やレース時に感じたことをご紹介します。

全国でも珍しい、「200ml以上の給水ボトルを持参する」ことが参加条件として追加されている大会です。

そのため、ランナーはマイボトルを携帯し、給水ポイントに着いたら、(マイボトルに)水分を入れ補給しながら走ることとなります。

ほかの大会では体験できないことなので、自分のタイミングで給水したい方には最適な大会でしょう。

次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。

第18回 湘南国際マラソンの概要

大会名称第18回 湘南国際マラソン
開催日2023年12月3日(日)雨天決行
メイン会場大磯プリンスホテル
コース西湘バイパス大磯西IC~(西湘バイパス)~唐ケ原~平塚海岸~柳島~茅ヶ崎海岸~江の島入口付近(第1折り返し)~茅ヶ崎海岸~柳島~平塚海岸~唐ケ原~(西湘バイパス)~西湘二宮IC(第2折り返し)~大磯プリンスホテル
スタート時刻9時00分
定員19,500人
エントリー方法先着順
参加料(税込)15,000円
制限時間6時間30分
関門・第1関門(約5.1km)  … 閉鎖時刻10:10
・第2関門(約10.8km)… 閉鎖時刻10:56
・第3関門(約14.2km)… 閉鎖時刻11:24
・第4関門(約19.2km)… 閉鎖時刻12:03
・第5関門(約21.9km)… 閉鎖時刻12:25
・第6関門(約28.3km)… 閉鎖時刻13:17
・第7関門(約35.0km)… 閉鎖時刻14:13
・第8関門(約37.1km)… 閉鎖時刻14:29
・第9関門(約39.6km)… 閉鎖時刻14:55
事前発送物アスリートビブス(ナンバーカード)、計測チップ、参加賞Tシャツ
完走賞完走記念メダル

メイン会場

メイン会場は、「大磯プリンスホテル」です。

最寄り駅である「大磯駅」から3.5kmの場所にあります。

※Googleマップ調べ

また、もう一つの最寄り駅である「二宮駅」から2.5kmの場所にあります。

※Googleマップ調べ

駅からのアクセスは良くありませんが、当日は”無料シャトルバス”が運行しています。

湘南国際マラソンでは、二宮駅のご利用を推奨していたので、次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。

コース

引用元:水戸黄門漫遊マラソン公式サイト

コースは「西湘バイパス大磯西IC」、「茅ヶ崎海岸」、「江の島入口」、「大磯プリンスホテル」など、海岸沿いを進んでいくため潮風を感じられるコースとなっています。

曲がり角やアップダウンがほとんどなく、真っ直ぐでフラットなコースなので、とても走りやすいです。

コースの詳細は後述します。

完走率

過去開催された大会データです。

開催日出走者完走者完走率
第18回
(2023年)
15,438 ⼈14,268 ⼈92.4%
第17回
(2022年)
13,082人12,230人93.4%
第16回
(2021年)
開催中止(新型コロナウイルス感染症の拡大のため)
第15回
(2020年)
開催中止(新型コロナウイルス感染症の拡大のため)
第14回
(2019年)
18,153人16,821人92.7%

完走率は90%を超えていることから、初フルマラソンでも完走しやすいコースと言えるでしょう。

また、制限時間は6時間30分(9分14秒/kmペース)もあり、ゆっくり走っても十分に完走が目指せる点もポイントです。

エントリー方法

エントリーは「RUNNET」ホームページから行います。

受付期間は4月からで、”先着順”※のため、エントリー開始日に申し込めば、ほぼ確実に出場できます。

※ 定員になり次第、締め切り

参加料(税込)は15,000円です。

事前発送物

事前に、「アスリートビブス(ナンバーカード)」、「計測チップ」、「参加賞Tシャツ」が自宅に届きます。

↓ チラシ

↓ 参加賞Tシャツ

↓ 荷物預け袋

↓ アスリートビブス(ナンバーカード)

↓ 計測チップ

レース前日の事前受付の必要がないため、(遠方の方を除き)前泊する必要がなく、レース当日に会場に向かうことができます。

また、レース開始は9時00分からです。

会場最寄駅である「大磯駅」や「二宮駅」までは、「新宿駅」や「東京駅」から60分ほどの距離なので、都内からでも十分に間に合います。

前泊する必要がないため、日帰りでも出場できる点もポイントです。

当日の様子

それでは、当日の様子をご紹介します。

下記は、私が実際に行動したスケジュールです。

  • 20:00 就寝
  • 3:30 起床(7時間30分睡眠)
  • 3:45 朝食(コンビニおにぎり3個、オレンジジュース紙パック、ヨーグルト、ヤクルト1000)
  • 4:10 休憩(テレビ見ながらストレッチなど)
  • 4:30 シャワー
  • 4:50 準備・着替え
  • 6:00 出発・移動
  • 7:20 最寄り駅到着(二宮駅)
  • 8:10 会場到着
  • 8:25 トイレ
  • 8:30 着替え・準備
  • 8:40 荷物預け
  • 8:50 整列完了
  • 9:00 レース開始
  • 13:20 フィニッシュ
  • 13:22 完走メダル受け取り
  • 13:35 荷物受け取り、着替え
  • 14:30 帰宅(会場を出る)

レース当日の流れ、過ごし方は下記の記事で解説しています。

関連記事:フルマラソン当日の過ごし方・1日の流れは?起床時間や朝食など

【3:30〜】起床・朝食

レース当日は、しっかり身体が起きた状態で出発したいので、移動する3時間前の3時30分に起床しました。

そこから朝食を摂り、エネルギーを補給しています。

レース当日の朝食は「おにぎり(2〜3個)」、「オレンジジュース」、「ヤクルト1000」、「ヨーグルト(その時の気分で)」が私のデフォルトです。

「おにぎり」はその時のコンディションで量を変え、エネルギーが足りていない日は3個食べるようにしています。

また、私はお腹が弱いほうなので、レース中の腹痛を緩和させるため、「ヤクルト1000」を飲んで、腸内環境を整えるようにしています。

【4:50】準備・着替え

会場に到着してからスムーズに準備できるよう、事前に着替えてから向かうようにしています。

主に、「ソックス」「ハーフパンツ」を着用し、「半袖シャツ」や「アームカバー」等は会場到着後、着用するようにしています。

また、レース後の筋肉痛軽減のためにファイテン「パワーテープ」、擦れ軽減のためにボディグライド「Body」、パフォーマンス向上のために「イナーメ・スポーツアロマ」を使用しています。

↓ ファイテン「パワーテープ」

毎回、「太もも」、「もも裏」、「ふくらはぎ」、「お尻」、「肩」に貼っています。

レビュー記事:フルマラソンにおすすめファイテン パワーテープ!ランナーに最適な貼る場所は?

↓ ボディグライド「Body」

スティックタイプなので、手を汚すことなく使用できます。

「肩」、「乳首」、「鼠径部」、「足首」、「足の指の間」など擦れやすい箇所に塗っています。

レビュー記事:【実費レビュー】ボディグライド Bodyの性能とは?ランニング中の擦れ対策に最適な皮膚保護バーム

↓ イナーメ・スポーツアロマ

アスリート向けに開発されたアロママッサージオイルで、「太もも」や「ふくらはぎ」、「股関節」、「首周り」など気になる箇所をマッサージしながらオイルを塗っています。

レビュー記事:【レビュー】イナーメ・スポーツアロマの効果とは?ランニング前後に塗るマッサージオイルの効果を検証してみた

【7:20】最寄り駅到着(二宮駅)

最寄り駅は「大磯駅」と「二宮駅」です。

はじめは「大磯駅」で無料シャトルバスに乗ろうとしましたが、下記のポストを見て会場まで歩く※ことを決め、「二宮駅」で降りました。

※大磯駅から会場まで3.8km、「二宮駅」から会場まで2.6km

写真はありませんが、7時20分の段階で、駅前は、シャトルバスを待つ人で埋め尽くされていました。

今回は、徒歩の選択をしましたが、歩いている方も多く、歩道はマラソン参加者で埋め尽くされていました。

「徒歩ルート」が用意されており、前の人に付いていけば会場まで到着できるため、初参加の方も安心して向かうことができます。

また、会場までのルートにはコンビニが2つ(セブン-イレブン、ローソン)があったため、飲み物やご飯を買いそびれた方はこちらを利用すると良いでしょう。

また、コンビニの駐車場には仮設トイレも設置されていたので、どうしても我慢できない方は、そちらを利用すると良いでしょう。

補足

会場のトイレのほうが混雑していたため、待ち時間を短縮するなら、コンビニのトイレを利用すれば良かったと感じました。

会場まで2.6kmの距離でしたが、8時10分ごろ到着したので、50分ほど歩いていたことになります。

当日、シャトルバスを利用しようとしている方は、6時00分、遅くても6時30分までに「二宮駅」に到着していると、余裕を持って会場に行けると感じました。

[参考] 個人的には、会場直通バスを予約しとけば良かったと後悔!!!

『湘南国際マラソン』では会場までの直通バスが出ており、最寄り駅(大磯駅、二宮駅)からシャトルバスに乗ったり、徒歩で移動する手間を省くことができます。

都内23区(池袋駅、渋谷駅、新宿駅など)、埼玉県(大宮駅)、千葉県(千葉駅)、横浜市(新横浜駅、横浜駅、戸塚駅など)など全27地点の駅から乗ることができます。

価格は神奈川エリアで3,000円、都内23区で3,400円と、距離に応じて価格が異なります。

無料シャトルバスや徒歩で向かうほうが安いですが、最寄り駅の混雑具合を考えると、次からは直通バスを予約しようと思えたほど、直通バスを利用したほうがラクだと思います。

【8:10】会場到着・トイレ

徒歩ルートは決まっているため、歩いてきた人は(上の画像)続々と会場へと入っていきます。

到着したときには、既に「D列」の整列が開始(8:00〜)してしていました。

トイレを我慢していたため、下記のトイレを利用しましたが、「D列に整列する人」と「徒歩で来た人」が並んだことで行列ができており、約15分並ぶことになりました。

徒歩で会場まで向かう人は、時間に余裕を持ったほうが良いと感じました。

【8:30】着替え・準備

更衣室は、(上記画像の)会場中央らへんにあります。

ただ、トイレが混雑しており、レース開始まで時間が迫っていたので、下記の場所で着替えました。

荷物は、専用の荷物預け袋に入れます。

事前に、すべての荷物が袋に入るか調べておきましょう。

袋に持ち物をすべて入れないと預けることができませんので。

この日は半袖シャツでも十分なほど暖かかった

この日は快晴で、8時台で8〜9℃、日中は13〜14℃まで気温が上がり、そこまで寒くありませんでした。

そのため、「アームカバー」や「アンダーウェア」を着用せず、「半袖シャツ」単体で臨みました※。

念のため、「手袋」と「アームカバー」をポケットに収納して参加

下記が8時50分過ぎの整列時の様子です。

半袖シャツ単体の方が多く、薄手のジャケットを着ている人も、レース直前に脱いでいたほど走る前から気温は高かったです。

ちなみに、私は下記のウェアで臨みました。

着用ウェア

【8:40】荷物預け

荷物預かり所は会場中央にあり、ナンバーカード下一桁ごとに分かれています。

ランナーは各自で指定された場所まで荷物を預けに行きます。

多くの大会ではスタッフに荷物を渡しますが、本大会ではスタッフがおらず、各自で荷物を置くスタイルです。

時間ギリギリだったのもあり、混雑はしておらず、スムーズに預けることができました。

【8:50】整列完了

整列時間は、8時00分から8時30分までです。

整列は、アスリートビブスに記載されたブロック(A〜G)に並ぶことができます。

8時30分からスタート地点まで移動するため、並べなかった方は後方からスタートする形となります。

ちなみに、私は時間内に並べなかったため、後方からスタートしています。

本大会の公式記録は、ネットタイム(スタートライン通過時刻からフィニッシュラインを通過した時刻)を採用しているため、仮に、整列が遅れたとしても、そこまで気にすることはありません。

ただ、後方すぎると、スタート直後の周りのランナーのスピードが遅く、かき分けるように進まないといけないので、なるべく時間内に整列するのが良いでしょう。

【9:00〜】レース開始

ここからは、走っていて気になった点を紹介します。

ひたすらまっすぐ進むコース

スタート地点は西湘バイパス大磯西IC付近と”自動車専用道”から始まります。

コース情報を見て分かる通り、相模湾沿いの道をひたすらまっすぐ進んでいきます。

序盤は(道が)人で埋め尽くされているため、人をかき分けて進みたくなると思います。

ですが、余計なエネルギーを使うだけなので、(人をかき分けるのは)なるべく最小限に抑え、ウォームアップのつもりで進むと良いでしょう。

また、”自動車専用道”とあって、スタート直後ですが、沿道の応援がない(少ない)のが特徴です。

11km地点(サザンビーチちがさき付近)

11km地点の様子です。

4時間ペースで進んでいるランナーが多い場所ですが、ご覧の通り、まだ混雑していました。

人によっては、かき分けながら進んでいたため、「まだまだ渋滞は続きそうだ」と思いながら進んでいました。

このエリアでは「ドーナッツ」「チョコレート」「塩分タブレット」がいただけました。

23年大会の給食地点と給食物です。

茅ヶ崎公園
(10.8km)
熱中飴タブレット、レーズン、ハニードーナツ
辻堂海浜公園西駐車場
(14.2km)
熱中飴タブレット、レーズン、不二家チョコ
中部バス駐車場
(19.2km)
熱中飴タブレット、レーズン、エナジージェル(メダリスト)
浜須賀
(23.9km)
熱中飴タブレット、レーズン、ういろう
相模川流域下水道
左岸処理場
(28.3km)
熱中飴タブレット、レーズン、バナナ
唐ケ原
(33.9km)
熱中飴タブレット、バナナ、湘南銘菓(湘南バターどら焼き、高麗山、湘南平)

個人的に、19.2km地点で貰えた「エナジージェル(メダリスト)」が嬉しかったです。

大会名物「給水ポイント」

本大会はゴミを削減するため、紙コップでの給水を廃止し、マイボトルで給水する形を採用しています。

↓ マイボトル

給水ポイントは200m間隔で設置されており、ランナーは各々給水ポイントで飲み物を入れ、給水していきます。

一度、立ち止まり給水する必要があるため、多少のタイムロスになりますが、一方で、好きなタイミングで飲み物を飲むことができたのが良かったです。

参考

飲み物は「水」「クエン酸」「麦茶」「カルピス」などが用意されていました

16km地点(神奈川県立湘南海岸公園)

「江ノ島」に近づくにつれ、開放的な景色が広がります。

18km過ぎに折り返し地点があるため、反対車線から続々とランナーがフィニッシュ地点へ戻っていく姿を見ることができます。

それぞれ反対車線のランナーに向かって声援を送りあっている姿が見れる、素敵な区間でもあります。

18km地点(新江ノ島水族館)

18kmにもなってくると、混雑が緩和され、余裕を持って進むことができました。

観光名所なだけあって、両サイドの沿道には多くの観客が熱い声援を送ってくださり、走る活力を貰うことができます。

18.5km地点(江ノ島)折り返し地点

18.5km付近に折り返し地点があります。

ここまで、90°の左折・右折することなく、まっすぐ進んできたため、「とても走りやすいな」という印象を受けました。

途中、7km地点に「トラスコ湘南大橋」にてアップダウンがありましたが、それ以外はほぼ平坦な道なので、走りやすいコースです。

37km地点(西湘バイパス)

フィニッシュ地点である「大磯プリンスホテル」付近は、左手に相模湾が一望でき、疲れた身体を癒やしてくれました。

”自動車専用道”なので、沿道の応援がなく、周りのランナーの頑張りを見て、自身を奮い立たせながら走っていた記憶があります。

残り5kmと、一番キツい区間なので、景色を楽しみながら進むと良いでしょう。

38km手前地点(大磯プリンスホテル)

38km手前でフィニッシュ地点の「大磯プリンスホテル」前に戻ってきますが、残りの4km分を進むため、フィニッシュ地点を通り過ぎます。

真横では続々とフィニッシュするランナーの姿を見ることができ、精神的にもツライ区間です。

ですが、会場の横を通り過ぎるときには「頑張れ〜」「ラストラスト」と声援が戻ってくるため、その声援を力に変え、進みましょう。

フィニッシュ地点

39.6km地点で2回目の折り返し地点「西湘二宮IC」があり、折り返せば残り2kmです。

ここまでくれば、再度、元気が湧いてくるので、ラスト力を振り絞り進みましょう。

最後は「大磯プリンスホテル」内に戻り、フィニッシュです。

【13:20】フィニッシュ・完走メダル受け取り

フィニッシュ後は計測チップを返却し、完走賞の受け取りになります。

完走賞は「完走メダル」でした。

【14:30】帰宅(会場を出る)

帰りは、会場から大磯港付近の「OISO CONNECT」まで無料シャトルバスが出ています。

14時30分頃は待ち時間なく、スムーズに乗車できました。

そこから大磯駅までは徒歩11分なので、私の場合、行きに比べ、とてもラクに移動でき良かったです。

湘南国際マラソンに出場して感じたこと

二宮駅から歩いて向かう予定の方は6時台に到着していることが望ましい

今回は、二宮駅から徒歩で向かいました。

GoogleMapでは約2.5km、35分とありましたが、実際は50分ほどかかっています。

それだけ、道が混雑していたため、なるべく早い時間に(駅に)到着していることが望ましいです。

8時30分の整列に間に合いたい方は6時台(遅くても6時30分)までに駅に到着していると良いでしょう。

整列の場所にこだわりがない(後ろからでもOK)の方は、私と同じ7時20分二宮駅到着でも十分です。

下記の混雑レベルに従って、向かいましょう。

マイボトルはなくても大丈夫!マイカップでOK!

第18回(23年)大会の参加条件には、「必ず水分200ml以上が入ったマイボトルを携帯してスタートしてください」という記載がありました。

ですが、私の場合、スタート前に給水する時間がなく、空のマイボトルを携帯しスタート地点へ向かいましたが、運営スタッフの確認はなく、注意されることもありませんでした。

また、マイボトルを携帯しているかの確認もなかったため、マイボトル・マイカップを購入したくない方は携帯せずにスタートはできます。

レース後の「第18回湘南国際マラソン アンケート」には、

『スタート前にどのぐらいの水分をマイボトルに入れましたか?』という質問に対し、

「0ml」「100ml」「200ml」「300ml」「マイボトルを携帯していない」

という項目があったことから、運営側も携帯せずに走っているランナーがいるだろうと把握しているのだと思います。

ただ、何も携帯せずに走ると一切水分補給できないため、最低でもマイカップは用意しましょう。

100円ショップに行けばプラスチック製の軽いコップが売っているため、どうしてもお金をかけたくない方は、100円ショップのコップを用意しましょう。

自身で給水するスタイルは、私個人的には良かった!

(下記のように、)多くの大会では給水所に紙コップが置かれており、各自で受け取り、給水します。

ですが、(前述の通り)本大会はマイボトルに水分を入れ、給水する形でした。

走る前は、

  • 「タイムロスが生じる」
  • 「何度も立ち止まるため、リズムが崩れる」
  • 「給水ボトルを携帯するのは邪魔」

などの心配がありました。

まず、「タイムロスが生じる」に関しては、私個人的には直前で足首を痛めたこともあり、タイムを狙う必要がなくなり、そこまでの影響はありませんでした。

私の場合、1回の給水は5〜6秒かかったので、仮に、計10回入れたとすると、1分ほどロスすることになります。

人によっては「数秒もムダにしたくない」という方もいるため、1秒でもムダを削減したいかたにとっては、この給水方法はデメリットですね。

続いて、「何度も立ち止まるため、リズムが崩れる」に関しては前半、元気があるうちは、かなりリズムが崩された印象です。

というのも、前半は人混みに紛れて、給水ポイントが分かりづらく、急ブレーキをかける必要があったためです。

ただ、後半は「ペースが落ちてきた」「目の前にランナーがいない」こともあり、そこまで走りに影響はありませんでした。

最後に、「給水ボトルを携帯するのは邪魔」に関しては、こちらもそこまで走りに影響はありませんでした。

350mlのボトルを携帯しましたが、喉が乾いたタイミングで給水するので、満タンまで入れても半分近くなくなるため、軽い状態で携帯できます。

また、私が用意したボトルは、手で持ち運びやすいタイプだったので、普段通り走ることができました。

最後に、好きなタイミングで給水できたのが、最大の利点でした。

200m間隔で設置されているので、水分補給に困ることなく、この点においては、他の大会より優れている点です。

給水ポイントにはゴミ箱が設置されていないので、不便だった

本大会は給食ポイント(10.8、14.2、19.2、23.9、28.3、33.9km)にのみ、ゴミ箱が設置されていました。

他の大会では紙コップを捨てるため、給水ポイントにもゴミ箱があるため、長い時間ゴミを携帯して走らなければいけなかった点が不便でしたね。

ウエストポーチ等はなく、すべてハーフパンツのポケットに持ち物を入れていたのもあり、ゴミを入れるポケットは用意していませんでした。

特に、ジェルを入れると、ポケット内がベタつくため、そこだけがデメリットでした。

出場する方は、ゴミ袋を用意したり、ゴミを入れる専用のポケットを確保しましょう。

直進コースなので、風向きによってはツライ

18回(23年)大会は、風が強く、レース後半の19〜40km地点は”向かい風”でした。

それも、海沿いで、風を遮る建物等がないため、余計に体力を消耗してしまいました。

多くのランナーは、この向かい風にだいぶ、苦戦したと思います。

直進コースは走りやすいメリットはありますが、その分、風の影響をモロに受けるコースのため、当日の天候次第ではツラいレースになりうるなという印象です。

まとめ

今回は、『第18回 湘南国際マラソン』の大会の様子を紹介しました。

今回、初めての出場となりましたが、天候にも恵まれ、青空のもと、景色も良く、沿道の声援にも後押しされ、とても楽しく走ることができました。

次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。

本日は以上です。

【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。

初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。

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Yusuke Saito
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マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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