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【大会レポ・結果】京都マラソン2025!参加者のリアルな感想&おすすめポイント

yusuke saito
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2025年2月16日(日)に開催された「京都マラソン2025」に参加しました!

この記事では、当日の様子やレース中に感じたことをお伝えします。

京都マラソンは、京都府京都市で開催される市民マラソンで、7つの世界文化遺産の近くを巡るコースが特徴です。

美しい街並みを楽しみながら走れる、京都の魅力が詰まった大会です。

もし次回の参加を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!

【大会レポ・結果】京都マラソン2025の概要

大会名称京都マラソン2025
開催日2025年2月16日(日)
メイン会場たけびしスタジアム京都
コースたけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園内)をスタートし、平安神宮前にフィニッシュするコース
スタート時刻9:00(フルの場合)
定員16,000人
エントリー方法定員を超えた場合は抽選
参加料(税込)8,000円
制限時間6時間
関門8地点
事前発送物なし
完走賞完走メダル、フィニッシャータオル
公式サイト詳細はこちら

メイン会場

メイン会場は「たけびしスタジアム京都」です。

下記が、メイン会場周辺のマップになります。

最寄り駅は「西京極駅」で「京都駅」から約20分の場所にあります。

コース

コースは、「たけびしスタジアム京都」をスタートし、天龍寺、仁和寺、龍安寺、金閣寺、上賀茂神社、下鴨神社、銀閣寺の7つの世界文化遺産を巡ります。

さらに、「送り火」で知られる五山を望みながら走り、フィニッシュは平安神宮前。京都の美しい景観を楽しめる魅力的なコースです。

前半の5kmを過ぎたあたりからアップダウンが始まり、10kmから20kmにかけて小刻みな起伏が続くため、ペース配分が重要になります。

さらに終盤の37km過ぎには傾斜のある上り坂が待ち構えており、ここが最も厳しいポイントといえそうです。

フィニッシュ地点では、背後に平安神宮、正面には大きな鳥居がそびえ立ち、京都ならではの壮大な景色が迎えてくれます。

最後まで気持ちよく駆け抜けられる、爽快なゴールが魅力です。

エントリー方法

エントリーは「RUNNET(ランネット)」から行えます。

一般エントリー期間は2024年7月18日(木)~ 9月2日(月)で、抽選式となっていました。

フルマラソンの参加料は17,500円(税込)でした。

次回の出場を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

エントリーのタイミングを逃さないよう、事前にカレンダーに予定を入れておくと安心です。

事前発送物

本大会では、大会前日(事前)に受付が行われます。

参加案内や参加賞は事前に郵送されず、全て会場にて受け取る形となります。

事前発送物
  • なし

登録したメールアドレスに「WEB参加票(アスリートビブス引換証)」が届くので、会場にて提示することでアスリートビブスや参加賞が受け取れます。

事前受付の会場は「京都市勧業館 みやこめっせ」でした。

下記の内容物を受け取りました。

事前の受け取り物
  • アスリートビブス(計測チップ)
  • 手荷物袋
  • 手荷物袋シール
  • 大会プログラム
  • 参加記念品(申し込みされたランナーのみ)

↓ アスリートビブス(裏側に計測チップ付き)

↓ 手荷物袋

↓ 手荷物袋シール

↓ 大会プログラム

宿泊について

私は県外からの参加だったため、大会前日に「ホテル エルシエント京都八条口」に宿泊しました。

エントリーと同時に、2024年8月30日に「楽天トラベル」でホテルを予約しました。

宿泊プランは「禁煙・シングル・朝食なし」で、1泊13,600円(税込)。

設備は一般的なビジネスホテルと同様で、無料Wi-Fiや加湿空気清浄機が備わっていました。

また、館内には大浴場があり、脱衣所と浴槽が広く、とても快適でした。

大浴場は19:00ごろ利用しましたが、利用者は2〜3人ほどで、着替えや体を洗う、髪を乾かすといった一連の流れがスムーズでストレスなく過ごせました。

駅から近くアクセスも良好で、翌日の「たけびしスタジアム京都(スタート地点)」への移動もスムーズでした。

ただ、Wi-Fiの接続には少し手間がかかりました。

1台目(iPhone)を繋ぐ際に一度再起動が必要になり、2台目(iPad)を接続しようとすると、iPhoneのWi-Fiを削除しなければならないという仕様でした。

この点だけが少し気になりましたが、それ以外はとても快適に過ごせました。

次回大会に参加される方は、ぜひ参考にしてみてください。

京都マラソン2025の様子

それでは、前日の移動から当日の様子をご紹介します。

下記は、私が実際に行動したスケジュールです。

2日間のスケジュール
  • 10:20 京都到着
  • 10:50 京都市勧業館 みやこめっせ到着
  • 12:00 観光
  • 17:00 夕食(カレーライス)
  • 18:00 ホテルチェックイン
  • 21:00 就寝
  • 3:30 起床(6時間30分睡眠)
  • 4:00 朝食(バウムクーヘン、ヨーグルトなど)
  • 4:30 動画視聴
  • 6:00 準備(シャワー・着替え)
  • 7:20 出発・移動(ホテル出発)
  • 7:40 会場到着
  • 7:50 準備
  • 8:05 荷物預け(待ち時間なし)
  • 8:15 トイレ(待ち時間15分)
  • 8:30 整列完了
  • 9:00 レース開始
  • 13:07 フィニッシュ
  • 13:10 メダル受け取り
  • 13:30 荷物受け取り(待ち時間なし)
  • 13:35 着替え
  • 15:00 帰宅(会場を出る)

レース当日の流れ、過ごし方は下記の記事で解説しています。

関連記事:フルマラソン当日の過ごし方・1日の流れは?起床時間や朝食など

【10:50】京都市勧業館 みやこめっせ到着

「京都駅」から地下鉄を乗り継ぎ、20分ほどで「京都市勧業館 みやこめっせ」に到着しました。

受付開始は10:30でしたが、すでに多くのランナーが集まり、会場の外には列ができていました。

5分ほど並んだ後、ようやく建物内のランナー受付ゾーンへ。

まずはスマートフォンに表示されたQRコードを提示し、IDチェックとランナー照合を行いました。

その後、自分のアスリートビブスの番号の列に並び、ビブスや手荷物袋などを受け取り、受付完了です。

ここから先は一般来場者も入れるゾーンで、さまざまなブースが出展されていました。

レース当日に提供される給食の展示もあり、事前にどんなものが用意されているのか確認できたのは新鮮な体験でした。

普段は事前にチェックせずにレースに臨むことが多いため、実際に見て選ぶことで、当日どの給食を取るかイメージしやすくなりました。

また、京都らしく抹茶を楽しめるブースもあり、レース当日の表彰式が行われるスペースも設置されていました。

会場の最後には、京都の有名料理店が並ぶ「おもてなし屋台」コーナーがあり、ちょうどお昼時だったこともあって、「たん熊 北店」のうどんをいただきました。

温かいうどんが、寒い冬の京都にぴったりで、とても美味しかったです。

【17:00】夕食(カレーライス)

夕食は、毎回フルマラソン前日に欠かさず食べている「CoCo壱番屋」にしました。

今回も、「ちばアクアラインマラソン2024」「石垣島マラソン2025」の時と同じ、「海の幸カレー」に「豚しゃぶ」と「ほうれん草」をトッピングしたメニューを選びました。

レース前日の夕食
  • 海の幸カレー(ライス400g)+豚しゃぶ+ほうれん草

京都駅前のお店を利用しましたが、来店したとき、他のランナーもいたため、マラソン前日の定番メニューとして人気があることを改めて実感しました。

【18:00】ホテルチェックイン

夕食後、駅前のコンビニで飲み物や朝食を購入し、18:00にホテルへチェックイン。

【21:00】就寝

部屋に荷物を置いた後、すぐに大浴場へ向かい、汗を流しました。

その後、部屋に戻り、リラックスしながら明日の準備を整え、iPadで動画を見ながらリラックス。

日中の観光で歩数はすでに25,000歩を超えており、疲れた足をマッサージしながら、翌日のレースに備えました。

【3:30】起床(6時間30分睡眠)

レース当日は3:30に起床。

本来は4時に起床する予定でしたが、興奮とワクワク感で予定よりも早く目が覚めてしまいました。

【4:00】朝食(バウムクーヘン、ヨーグルトなど)

朝食は、いつもと同じメニューに。

バウムクーヘンとヨーグルト、飲み物だけで軽くエネルギーを補給しました(写真のinゼリーはレース前の補給用)。

レース当日の朝食
  • バウムクーヘン
  • ヨーグルト
  • オレンジジュース
  • R-1

前日にコンビニで購入

普段から朝食を摂らない私にはちょうど良い量でした。

【6:00】準備(シャワー・着替え)

会場に到着してから慌てないように、私はいつも事前に着替えてから向かうようにしています。

今回は、「名古屋グランパスTシャツ」「ドライレイヤー」「ハーフパンツ」「ソックス」といった装備をすべて事前に着用して会場へ向かいました。

そのほか、足にはファイテン「パワーテープ」を貼り、擦れ対策で皮膚保護バームも使用。

日焼け対策として日焼け止めクリームも忘れずに塗ってから移動しています。

↓ ファイテン「パワーテープ」

ファイテン「パワーテープ」

ファイテンのテープは貼るのと、貼らないのでは次の日の筋肉痛の痛みが異なるため、ぜひ貼ることをおすすめします。

関連記事:フルマラソンにおすすめファイテン パワーテープ!ランナーに最適な貼る場所は?

【7:20】出発・移動(ホテル出発)

7:20にホテルを出発。

本来はもう少し早くチェックアウトし、下記の電車に乗る予定でしたが、予定より遅れてしまいました。

ただ、京都駅に向かう途中、多くのランナーの姿を見かけたことで、「まだ遅くない」と安心しました。

【7:40】会場到着

予定より遅れてしまい、電車の混雑を避けるため、急遽タクシーで移動することにしました。

京都駅前ということもあり、空車のタクシーが多く走っていたため、すぐに捕まえて会場へ向かいました。

道は空いていて、信号待ち以外はスムーズに会場まで到着できました。

こちらは、7:39に撮影した最寄駅「西京極駅」の様子です。

改札を出るとすでに列ができており、スムーズに進めない状況でした。

もし電車で向かっていたら、乗り換えもあったため、さらに到着が遅れていたかもしれません。

【7:50】着替え・準備

下記が、メイン会場周辺のマップになります。

前夜の雨の影響で地面が濡れており、さらに気温も低かったため、男子更衣室で準備をすることにしました。

こちらが更衣室(かたおかアリーナ京都(京都市体育館))の様子です。

室内は暖かく、快適に準備を進めることができました。

私はホテルでウェアをすべて着用していたため、アウターを脱ぎ、シューズを履き替える程度の簡単な準備で済みました。

[参考] 着用したウェア

当日の天気は「曇り時々晴れ、一時雨」。

明け方の雨で地面は濡れており、スタート直前まで太陽が雲に隠れていました。

最高気温は12.7℃、平均気温は8.7℃と、フルマラソンには走りやすいコンディション。

数日前まで雨予報だったことを考えると、スタート前に雨が止んでくれて本当に助かりました。

レース当日の天候
  • 天気:曇時々晴一時雨
  • 最高気温:12.7℃
  • 平均気温:8.7℃
  • 最大風速:2.9m/s
  • 平均風速:1.3m/s

気象庁|過去の気象データ検索(京都府)

私は、下記のウェアで臨んでいます。

着用ウェア

スタート時は寒かったため、アームカバーと手袋を着用しました。

シューズはミズノ「ミズノネオビスタ」を選択。

1か月前の「石垣島マラソン2025」では「ミズノ ネオ ゼン」を使用しましたが、今回はよりレース向けの「ネオビスタ」で臨むことに。

【8:05】荷物預け(待ち時間なし)

手荷物預かり所(手荷物トラック)は全17カ所設置されており、アスリートビブスや手荷物袋シールに記載された番号の場所に預ける仕組みでした。

荷物は専用の手荷物預け袋に入れ、紐でしっかり結んでから預けます。

手荷物預けの受付時間は6:50~8:15でしたが、預かり所が17カ所に分かれていたおかげで混雑は少なく、ちょうど6番のトラックが空いていたため、待ち時間なしでスムーズに預けることができました。

【8:15】トイレ(待ち時間15分)

手荷物を預けた後、ランナー専用の「ランナー入り口」内にあるトイレを利用しました。

参加者が1万人を超える大規模な大会ということもあり、トイレには長蛇の列ができていました。

男性トイレでは個室が常に混雑しているのはもちろん、小便器にも列ができており、約15分ほど並ぶことに。

今回は「たけびしスタジアム京都」内の常設トイレを利用できたため、仮設トイレではなく、清潔で快適だったのが救いでした。

【8:30】整列完了

整列時間は8:00~8:44で、今回は8:30に整列を完了しました。

Dブロックのスタートでしたが、整列時間の15分前に並んだにもかかわらず、すでにDブロックの最後列(Eブロックの先頭付近)となっていました。

また、周囲を見渡すと、気温が低いのもあり、カッパやポンチョを着て寒さをしのいでいるランナーが多く見られました。

私も寒さ対策としてアシックスのポンチョを着用し、スタート2分前に脱ぎました。

【9:00】レース開始

8:45からスタートセレモニーが始まり、開会宣言やゲストの紹介が行われました。そして、9:00ちょうどにレースがスタートしました。

ここからは、撮影した場所を紹介していきます。

スタート〜4km

今回はDブロックの後方からのスタートとなり、号砲が鳴ってから4分後にようやくスタートラインを越えました。

スタート直後の光景は圧巻で、4車線の道路がランナーで埋め尽くされ、大規模大会ならではの人の多さを実感しました。

1km地点に到達。スタート直後にトイレに立ち寄ったこともあり、手元の時計では1km6分55秒を計測。

トイレに寄る前までは、おそらく5:20〜5:40/kmのペースで走っていたため、道幅が広いこともあり、Dブロックの位置でも十分に走れるスペースが確保できていました。

スタートして約2km地点で、4時間30分のペースランナーを発見。

京都マラソン2025のペースランナー設定タイム

京都マラソンのペーサーは目標タイムが書かれたビブスを着用し、風船を掲げているため、遠くからでも視認しやすい仕様になっています。

最初は4時間のペーサーに追いついたのかと思いましたが、よく見ると4時間30分のペーサーでした。

4時間30分のペーサーはEブロックスタートだったため、「なぜ追いついた?」と不思議に思いましたが、どうやら私がトイレに寄っている間に追い越されていたようです。

3km地点に差し掛かると、道幅が片側1車線に狭まり、ペースが10秒ほど落ちるほど混雑していました。

まだ序盤で他のランナーも元気なため、後方から駆け抜ける人も多く、接触に注意しながら走る必要がありました。

スタートしてから20分後の9:20の気温は7℃でした。

スタート30分前の8:30には晴れ間が見える瞬間もありましたが、スタート時には太陽が雲に隠れ、やや肌寒く感じました。

体感温度は、実際の気温よりも低く感じましたね。

4kmを過ぎるとコースは右折し、「桂川」沿いに入ります。

曇り空ではありましたが、一気に視界が開け、開放感のあるゾーンへ。

どんよりとした気持ちが軽くなり、左手に広がる景色を楽しみながら走りました。

青空の下なら、さらに美しい景色が見られたのではないかと思いながら、心地よく進んでいきました。

4.5km地点で最初の給水所に到着。

給水所には「1/6」といった表示があり、あと何カ所机が設置されているのかが遠くからでも分かるようになっていました。

給水のタイミングを事前に判断しやすく、スムーズに利用できたのが良かったです。

5km〜9km

京都マラソンのコース上には「ビューポイント」のパネルを掲げたボランティアが立っており、京都ならではの観光名所や景色を紹介してくれていました。

京都マラソン・ビューポイント

ちょうど「桂川」付近では、「五山送り火の鳥居形」が見えるポイントがあったようですが、私はどれか分かりませんでした。

ただ、パネルには方角を示す「矢印」も記されており、走りながらでも探しやすい工夫がされていたのが良かったです。

6kmを過ぎると「渡月橋」を見ることができました。

そして、6.1km地点には第1関門が設置されていました。

ここで「嵐山高架道路」のアップダウンに差し掛かります。

スタート後最初のアップダウンでしたが、高架下には電車が通る線路があり、やや長めの上りが続く印象でした。

その後はしばらく平坦な道が続き、要所要所で京都らしい景色を楽しめる飽きのこないコースでした。

9kmを過ぎると、2度目の上り坂に突入。

距離が長いうえに傾斜もあり、思った以上にきつい坂でした。

ようやく上りきったかと思いきや、さらにもうひとつ上り坂が続き、なかなか終わりが見えません。

10km〜14km

上り終えると、今度はやや急な下り坂へ。

私は下り坂では自然とスピードが上がってしまうため、適度にブレーキをかけながら慎重に進みました。

左手には「仁和寺」が見えてきました。

遠くからでもその存在感は際立ち、間近に現れたときの迫力は圧巻でした。

その後、「龍安寺」のビューポイントを通過。

コース上から建物自体は見えませんでしたが、京都の名所のすぐそばを走ることができるのは、京都マラソンならではの魅力でした。

さらに正面には「平野神社」のビューポイントも登場。

ここからは片側2車線の大通りへと入り、京都ならではの「金閣寺」の道路標識が目に入りました。

15km〜19km

15km地点を過ぎた看板を確認し、左に曲がると、大きな鳥居が目の前に現れました。

その先には「今宮神社」があり、その壮大な姿に気持ちが高まりました。

目の前で見るとその迫力は圧巻で、立ち止まって写真を撮るランナーの姿も見られました。

ここからは「賀茂川」沿いの道へと進んでいきます。

20km〜24km

中間点に到達しました。

このあたりは、反対車線のランナーとすれ違うポイント。

お互いに声を掛け合って励まし合える、応援が生まれる素敵な区間です。

また、先行するランナーの位置が分かるため、私は常にサブ4のペーサーを探しながら走っていました。

23kmを過ぎたところで折り返し地点に到達し、来た道を戻っていきます。

この区間は特に京都らしさを感じるポイントが少なく、単調な道が続くため、気持ち的にもやや苦しい時間となりました。

25km〜29km

写真は撮りませんでしたが、27km過ぎから29km地点手前までは「京都府立植物園」内を通るコースでした。

それまでの道路とは一変し、周囲は木々に囲まれ、一気に景色が変わりました。

自然の中を走る心地よさを感じる一方で、道幅が狭くなり、ランナー同士の距離が近くなるため、やや走りづらい区間でもありました。

30km手前で、コースは河川敷へと続いていきました。

30km〜34km

河川敷区間は約3kmにわたって続き、写真の通り終始道幅が狭いコースでした。

30kmを過ぎるとペースが落ちるランナーも増えてくるため、ペースアップしたい人にとってはやや走りづらい区間だったかもしれません。

33km地点で河川敷を抜け、右手には「京都御苑」が見えてきました。

ここは先行するランナーとすれ違うポイントでもあり、お互いに声を掛け合いながら励まし合える区間でした。

34km地点で折り返し、再び来た道を戻っていきます。

35km〜39km

ここから「京都市役所」方面へと進んでいきます。

スタートからこれまで高いビルがほとんどなかったため、都市部の景色が広がるこの区間は良い気分転換になりました。

市役所前では、多くの方が沿道から声援を送ってくださり、賑やかな雰囲気に包まれていました。

その熱い応援に背中を押され、残りの距離に向けて気持ちを奮い立たせました。

39km手前から、最後の難所となる上り坂に突入。

距離が長いうえに道幅も狭く、歩くランナーを避けながら進む必要があったため、上り坂そのものよりも左右に避ける動作のほうが体力を消耗しました。

39kmを過ぎると折り返し地点があり、ようやく上ってきた道を下りに入ります。

40km〜フィニッシュ

40km地点に到達しました。

緩やかな下り坂でしたが、これまでの走行距離によるダメージが大きく、思ったほどスピードを上げることができませんでした。

ラスト1kmは直線が続き、ゴールが見えているのになかなか近づかない感覚があり、想像以上に長く感じました。

そして、フィニッシュ地点では大きな鳥居が迎えてくれ、初めてのフィニッシュの瞬間を特別なものにしてくれました。

【13:07】フィニッシュ

結果は4時間7分14秒でした。

初めての関西でのマラソン大会となった「京都マラソン」。

京都ならではの美しい景色を楽しめる、魅力的なコースでした。

事前にアップダウンが多いと聞いていましたが、実際に走ってみると思った以上に坂が多く、どの坂もきつく感じる厳しいレースに。

それでも、沿道からの温かい声援や美しい景色に支えられ、最後まで気持ちを切らさずに走りきることができました。

【13:10】メダル受け取り

完走メダルを受け取り、大会は無事に終了しました。

【13:30】荷物受け取り(待ち時間なし)

荷物の受け取り場所は、前日に受付会場として使用されていた「京都市勧業館 みやこめっせ」でした。

場所によっては列ができていましたが、私が預けた6番は待ち時間がなく、スムーズに荷物を受け取ることができました。

レース後に、ボディメンテゼリー・京都米おにぎり・茶の菓の給食を受け取りました。

お腹が空いていたこともあり、すぐにゼリーやおにぎり、お菓子をいただきましたが、どれも疲れた体に染み渡る美味しさでした。

【14:00】おつかれさま広場へ移動

「みやこめっせ」内で着替えを済ませた後、同会場3階にあるランナー専用エリア「おつかれさま広場」へ移動しました。

ここでは温かいみそ汁が配られており、冷えた体をしっかり温めることができました。

その後、「おでむかえ屋台(飲食エリア)」へ移動しました。

このエリアはランナー以外も自由に出入りできるため、多くの人で賑わっていました。

私は「ソーセージ」をいただき、レース後のエネルギー補給をしました。

【15:00】帰宅(会場を出る)

帰りは「烏丸御池駅」行きのシャトルバス(100円)が運行していたため、利用することにしました。

15時の時点で10分ほど待つだけでスムーズに乗車できました。

電車だと座れない可能性があり、さらに「みやこめっせ」から駅まで歩く必要があったため、京都駅へ向かうならシャトルバスの利用がおすすめです。

京都マラソン2025に出場して感じたこと

給水・トイレなど、ランナーサポートが充実!

京都マラソンは、給水所14か所・給食所8か所と、サポートが充実していました。

給水所には複数のテーブルが設置されており、混雑が分散されてスムーズに給水できました。

コース上にはトイレが約323基設置され、ほぼ1km間隔で配置。

トイレ看板には「設置数」と「次のトイレまでの距離」が記載されていたので、「今行くか、次にするか」が判断しやすく、とても便利でした。

スタート会場にも計713基あり、一部はスタジアム常設トイレだったため、利用しやすかったです。

私はレース中ほぼ毎回トイレに行くので、これだけ数があるのは本当に助かりました。

スタート前は防寒対策が必須!

過去5大会の天気を見ると、曇りや雨が多め。

今年は雨こそ降らなかったものの、前夜に雨が降った影響で地面が濡れ、レース前の気温も低めでした。

更衣室でアウターを脱ぐと、想像以上に寒く、ポンチョに加えて厚手のジャケットを着たかったほど。

中には半袖の方もいましたが、鳥肌が立っていて寒そうでした。

次回参加する方は、ウインドブレーカーやポンチョを用意するのがオススメです。

小刻みなアップダウンが多いコース

10km過ぎから、小刻みなアップダウンが続くコースでした。

特に上りが地味に長く、走るリズムが崩れやすく、前半から足に疲労を感じました。

後半も30km地点の河川敷に入る前までアップダウンがあり、34km過ぎに両太ももがつりかけました。

平坦なコースとは違い、足に負担がかかるので、事前にアップダウン対策をしておくと良さそうです。

前日受付会場で、京都の有名料理が楽しめた!

前日受付会場には「おもてなし屋台」コーナーがあり、京都の有名料理店が出展していました。

私は一人参加だったため、夜に有名店に行く余裕がなく、こうして手軽に京都グルメを味わえたのは嬉しかったです。

京寿司、わらびもち、宇治抹茶、京料理など、多くの屋台が並び、どれを食べるか迷うほど。

遠征ではご当地グルメを食べずに帰ることが多いのですが、今回は前日に京都の味を楽しめたのが良かったです。

※ちなみに、1泊2日の遠征でしたが、実際に京都グルメを楽しんだのはこの1食だけでした。

宿泊施設が多く、選びやすい

京都マラソンは、主要駅である「京都駅」からアクセスが良いのが特徴です。

事前受付会場「みやこメッセ」や、スタート会場「たけびしスタジアム京都」への移動時間が短く、便利でした。

そのため、ホテルは京都駅周辺がオススメ。

京都駅周辺には多くのホテルがあり、好みに合った宿泊施設を選びやすいのもポイントです。

駅前には飲食店やコンビニも多く、忘れ物をしたときや、ちょっとした買い物にも困りませんでした。


マラソン前日は歩きすぎに注意!

今回は1泊2日で、レース翌日に京都を離れる予定だったため、観光できるのは土曜日の午後の数時間だけでした。

京都に来る機会は滅多にないため、ついあちこち巡ってしまい、前日受付後に平安神宮 → 南禅寺 → 八坂神社 → 二条城 → 下鴨神社と観光しました。

なるべく電車やタクシーを利用し、歩く距離を抑えたつもりでしたが、結果的に25,000歩も歩いていました。

夕方には足が重く、かなり疲れてしまい、「やりすぎた…」と後悔。

その影響か、レース当日はスタート5kmで足の重さを感じ、残り30kmを走るのが精神的にしんどくなりました。

観光するなら1〜2か所に絞るのが無難ですね。

とはいえ、これほど観光地が多い京都の魅力も改めて実感しました。

まとめ

今回は、『京都マラソン2025』の大会の様子を紹介しました。

人気の観光都市・京都ならではの賑わいと、沿道の熱気、美しい景色を楽しみながら走ることができ、とても充実した大会でした。

京都の魅力を存分に感じながら走れる素晴らしいマラソンです。

次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。

本日は以上です。

関連記事:フルマラソン・ハーフマラソン出場歴

【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。

初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。

マラソン大会の選び方

購入すべきランニンググッズ

完走するためのトレーニング方法

レース前日や当日の過ごし方

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Yusuke Saito
Yusuke Saito
マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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