【大会レポート】第40回新潟シティマラソン2024|日本海と信濃川を満喫!絶景とともに走る爽快な大会
2024年10月13日(日)に開催された「第40回新潟シティマラソン2024」に参加しました!
今回は、当日の様子やレース中に感じたことについてご紹介します。
この大会は、10月の第2週に行われるため、多くのランナーにとってマラソンシーズン※1最初のレースとして選ばれやすい大会です。
※マラソンシーズン:10月~4月
さらに、「佐渡トキマラソン」とのコラボレーション企画もあり、新潟シティマラソンと佐渡トキマラソンの両方を完走したランナーには、特別なメダルが贈られたり、スペシャルゼッケンで出走できる特典も用意されています。
今年の大会当日は、20℃を超える爽やかな青空のもと開催され、思ったよりも寒さは感じませんでした。寒がりの私でも、半袖シャツ一枚で快適に走ることができました。
もし、次回の参加を検討されている方がいれば、この情報を参考にしてみてください!
第40回新潟シティマラソン2024の概要
大会名称 | 第40回新潟シティマラソン2024 |
開催日 | 2024年10月13日(日) |
メイン会場 | デンカビッグスワンスタジアム |
コース | ワールドアスレティックス認証及び日本陸上競技連盟公認コース デンカビッグスワンスタジアム前【発】 ⇒ 新潟市陸上競技場【着】 |
スタート時刻 | 8:30 |
定員 | 9,000人 |
エントリー方法 | 先着順 |
参加料(税込) | 11,000円 |
制限時間 | 7時間 |
関門 | 10地点 |
事前発送物 | 参加案内QRコードチラシ/アスリートビブス(ゼッケン)/計測チップ/駐車証(申し込みをされた方のみ)/参加賞(Tシャツ、キャップ、トートバッグのいずれか)/手荷物預かり袋/各種広告チラシ |
完走賞 | フィニッシャータオル |
公式サイト | 詳細はこちら |
メイン会場
メイン会場は「デンカビッグスワンスタジアム(上記画像)」です。
最寄り駅は「新潟駅」で、徒歩50分、バス20分、タクシー15分の場所に位置します。
- 徒歩50分
- バス20分
- タクシー15分
駅からは離れていますが、当日は無料シャトルバスも運行しているため、アクセスの面では問題ないでしょう。
フィニッシュ地点はスタート地点と異なり、「新潟市陸上競技場(下記画像)」になります。
こちらも同様に、新潟駅までの無料シャトルバスが運行しているため、安心して駅まで戻ることができます。
コース
ワールドアスレティックス認証および日本陸上競技連盟公認コース!
スタート地点の「デンカビッグスワンスタジアム」を出発し、国の重要文化財である「萬代橋」や、メインストリートの「柾谷小路」を通り抜けます。
その後、日本一の大河「信濃川」や、佐渡島を望む「日本海」など、美しい景色を楽しみながら、ゴール地点の「新潟市陸上競技場」まで戻ってくるルートです。
レースの前半は新潟市内の街並みを進みますが、18kmを過ぎたあたりからは雄大な日本海が広がり、終盤では信濃川沿いを駆け抜けるコースとなっています。
コース全体を通して、高層ビルが少なく、開放的な景色が広がっているため、気持ちよく走ることができます。
特に中盤の日本海沿いは、数キロにわたる直進コースとなっており、海を見る機会が少ない方にとっては、間違いなくテンションが上がる瞬間です。
海風を感じながら走るこの区間は、多くのランナーにとって忘れられない体験になるでしょう。
エントリー方法
エントリーは「RUNNET」ホームページから行えます。
今年の申し込み期間は4月から始まり、先着順での受付です。
定員に達し次第、締め切られるため、参加を希望する方は早めのエントリーをおすすめします。
また、申し込みは以下の区分に分かれていました。
- 一般枠:2024年4月10日(水)~7月15日(月・祝)23:59
- メディカルランナー優先枠(医師・看護師・救急救命士のみ):2024年4月10日(水)~7月15日(月・祝)23:59
- 佐渡トキマラソン完走者優先枠(第15回佐渡トキマラソン2024(フルマラソン)を完走した方のみ):2024年4月22日(月)~7月15日(月・祝)23:59
参加料は、どの区分で申し込んでも一律 11,000円(税込) です。
最近のマラソン大会では参加費が値上がりすることもありますが、この大会では前回の開催時から価格は据え置かれており、11,000円での参加が可能でした。
これは、非常にありがたいポイントです。
次回の出場を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
事前発送物
本大会は事前(前日)受付はありません。
そのため、事前に下記のアイテムが自宅に届きます。
- アスリートビブス(ナンバーカード)
- トランスポンダー(計測チップ)
- 参加案内
- 参加賞(Tシャツorランニングキャップorトートバッグ)
- 手荷物袋
- 駐車券(事前に申し込んだ方のみ)
↓ アスリートビブス(ナンバーカード)2枚
↓ 安全ピンも入っているため、自分で用意する必要はありません。
↓ トランスポンダー(計測チップ)
参加賞は、大会オリジナルデザインの「Tシャツ」「ランニングキャップ」「トートバッグ」のどれか1つ選ぶことができました。
↓ わたしはいつも参加賞Tシャツを着用して走っているため、Tシャツを選択しました。
↓ 手荷物袋(45Lくらい)。結構大きめのバッグでしたが、問題なく入れることができました。
この大会では、事前受付が不要です。
そのため、遠方から参加される方を除いて、前日に現地に宿泊する必要がなく、レース当日に直接会場へ向かうことができます。
これによって、参加者にとっての負担が軽減されるのは大きな魅力です。
大会側が発表した参加者データによると、県内(市内+県内)のランナーが全体の約7割を占めていました。
参加者 (全種目合計) | 割合 | |
---|---|---|
市内 | 5,726 | 48.5% |
県内 | 2,428 | 20.5% |
県外 | 3,521 | 29.8% |
海外 | 112 | 0.9% |
計 | 11,787 | – |
地元からの参加が多い(特に県内エリア:新潟県は広いため)ことからも、事前受付が不要である点は特に地元の方々にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。
宿泊について
私は県外からの参加だったため、前泊しましたが、最寄りの新潟駅周辺には宿泊施設が充実しており、ホテルが満室になる心配は少ないでしょう。
ちなみに、私は2023年12月には予約をしていました。
実際に大会の開催日が決定したのは2024年2月15日でしたが、私は過去の開催傾向から、毎年10月の第2日曜日に開催されると予想して、早めに予約をしていました。
今年で40回目を迎える歴史ある大会なので、日程が大幅に変わることはないだろうと考えていたからです。
今年は、全体の約3割が県外からの参加者でした。
もし遠方から参加を検討されている方は、交通機関や宿泊場所を早めに確保しておくことを強くおすすめします。
第40回新潟シティマラソン2024の様子
それでは、当日の様子をご紹介します。
下記は、私が実際に行動したスケジュールです。
- 17:30 夕食(うな重)
- 21:00 就寝
- 4:00 起床(7時間睡眠)
- 4:20 朝食(コンビニおにぎり2個、オレンジジュース紙パック、ヨーグルト)
- 4:40 動画視聴・ストレッチしながら身体を起こす
- 6:00 準備・着替え
- 6:40 出発・移動(ホテル出発)
- 6:50 会場到着
- 7:10 着替え・準備
- 7:30 荷物預け(待ち時間なし)
- 7:40 トイレ(待ち時間なし)
- 8:00 整列完了
- 8:30 レース開始
- 13:30 フィニッシュ
- 13:40 フィニッシャータオル受け取り
- 13:50 荷物受け取り(待ち時間なし)
- 13:55 着替え
- 14:30 帰宅(会場を出る)
レース当日の流れ、過ごし方は下記の記事で解説しています。
関連記事:フルマラソン当日の過ごし方・1日の流れは?起床時間や朝食など
【4:00〜】起床・朝食
レース当日は、しっかり身体が起きた状態で出発したいので、移動2時間前の4時00分に起床しました。
そこから朝食を摂り、エネルギーを補給しています。
レース当日の朝食は「おにぎり(2〜3個)」、「オレンジジュース(紙パック)」、「ヨーグルト(その時の気分で)」が私のデフォルトです。
この日は、下記のメニューを頂きました。
- おにぎり2個
- オレンジジュース
- ヨーグルト
前日にコンビニで購入
「おにぎり」はその日の体調で量を変え、エネルギーが足りていない日は3個食べるようにしています。
[参考] レース前日のメニュー
お昼前に新潟駅に到着したので、せっかく新潟に来たのなら「新潟といえばお米」ということで、お昼はおにぎりを選びました。
新潟駅の中にある「新潟おにぎり 笑ん結(えんむすび)」で、店員さんにおすすめされた以下のおにぎりをいただきました。
- 卵黄しょうゆ漬け(259円)
- 岩のりおにぎり 紅鮭・いくら(637円)
↓ 卵黄しょうゆ漬けは、卵黄が濃厚で、まろやかな味わいがお米と絶妙にマッチしていて、とても美味しかったです。新潟のお米ならではの甘みと、しっかりとした卵黄の味が最高でした。
↓ 岩のりおにぎりは、お米の周りにたっぷりの岩のりが巻かれており、香りが良く、食感も楽しめました。中には紅鮭といくらが入っており、具材それぞれがしっかりとした味で、一口ごとに贅沢な美味しさが広がりました。海の幸がふんだんに使われた贅沢な一品で、大満足でした。
いつも、レース前日の夜は「CoCo壱番屋」にしているため、行こうと思ったのですが、新潟駅周辺には店舗が無かったため、急遽うなぎを食べることにしました。
新潟駅近くで見つけた「鰻の成瀬」に行き、うな重をいただきました。
香ばしいうなぎの味わいがとても美味しく、しっかり栄養チャージできました。
【6:00~】準備・着替え
会場に到着してから慌てないように、私はいつも事前に着替えてから向かうようにしています。
今回は、「参加賞Tシャツ(アスリートビブス付き)」「ドライレイヤー」「ハーフパンツ」「ソックス」といった装備をすべて事前に着用して会場へ向かいました。
そのほか、足にはファイテン「パワーテープ」を貼り、擦れ対策で皮膚保護バームも使用。
日焼け対策として日焼け止めクリームも忘れずに塗ってから移動しています。
↓ ファイテン「パワーテープ」
ファイテンのテープは貼るのと、貼らないのでは次の日の筋肉痛の痛みが異なるため、ぜひ貼ることをおすすめします。
【6:40】出発・移動(ホテル出発)
レース開始の2時間前、6時40分にホテルを出発しました。
駅前に宿泊していたおかげで、すぐに新潟駅に到着。移動もスムーズでした。
新潟駅前には、会場行きのシャトルバスに乗るための列がすでにできており、その列は駅のペデストリアンデッキ近くまで続いていました。
多くのランナーが集まっていたため、バスの利用は少し時間がかかるように感じましたが、しっかりと運行が管理されており、混乱はありませんでした。
当初はシャトルバスで会場まで移動する予定でしたが、列が非常に長かったため、時間短縮を考えてタクシーを利用することにしました。
タクシーなら、混雑を避けてスムーズに移動できたので、結果的に良い選択だったと思います。
【6:50】会場到着
レース開始1時間30分前には、すでに多くのランナーが会場に集まっていました。
会場の「デンカビッグスワンスタジアム」の正面には給水所が設置されており、そのすぐ隣には更衣室用のテントが用意されていました。
また、スタジアムを囲むように手荷物預かりのトラックが並んでおり、ランナーはそこに荷物を預けることができます。
ランナーの待機場所はスタジアム内のトラックとなっており、自由にスタジアム内外を行き来できるようになっていたので、記念に撮影ができました。
【7:10】着替え・準備
スタジアムの外には、更衣室用のテントが設置されており、そこで着替えることができました。
私は事前に着替えて会場に向かったため、テントの混雑具合は分かりませんでしたが、早めに準備しておくとスムーズに行動できるでしょう。
手荷物預かりのトラック周辺やスタジアム内の観客席では、ランナーたちが各自場所を確保し、準備を進めていました。
私はスタジアム内をもっと見たかったので、3階の観客席に移動して準備を行いました。
多くの観客席が開放されており、問題なく座ることができました。
さらに、スタジアム内はランナー以外の方も自由に出入りできたため、たくさんの人々で賑わっており、スタート前から盛り上がりを感じることができました。
今回は快晴で、気温もそこまで低くなかったので快適に過ごせましたが、曇りや雨の日など気温が低い場合には注意が必要です。ランナーの準備場所は基本的に屋外なので、天候によっては寒さをもろに感じることがあります。特に寒がりな方は、防寒対策をしっかりと行いましょう。レース前に体が冷え切ってしまうと、足が動かなくなってしまうこともあります。
[参考] 着用したウェア
この日は天候に恵まれ、天気は晴れ、最高気温23.7℃、平均気温18.2℃、最大風速3.6m/s、平均風速1.7m/sと、とても過ごしやすい天候でした。
- 天気:晴れ
- 最高気温:23.7℃
- 平均気温:18.2℃
- 最大風速:3.6m/s
- 平均風速:1.7m/s
そのため、私は下記のウェアで臨んでいます。
- ドライレイヤークールタンクトップ(ドライレイヤー)
- 参加賞Tシャツ(半袖シャツ)
- ランニングマルチポケット5インチパンツ(ハーフパンツ)
- シダス ラン・フィール(ソックス)
- ナイキ エアロビル テイルウィンド(キャップ)
- goodr A GINGER’S SOUL(サングラス)
- COROS PACE 3(ウォッチ)
全然、半袖シャツで問題ないくらい暖かかったです。
中には、アームカバーを着用している方もいらっしゃったので、寒がりの方は念の為持ってくるのをおすすめします。
そして、シューズはOn(オン)「Cloudmonster 2(クラウドモンスター 2)」を着用しました。
「クラウドモンスター」は昨年のフルマラソンでも着用しましたが、長時間着用しても足が疲れにくいため、とても気に入っています。
【7:30】荷物預け
手荷物預かり所は会場の外に設置されており、スタジアムを囲むように全39台のトラックが並んでいます。
ランナーは、手荷物袋に貼るシールに記載された番号に合わせて荷物を預けます。
手荷物預かりの受付時間は、6:30から7:50までとなっていました。
私が受付終了の20分前に到着した際は待ち時間はなく、スムーズに荷物を預けることができました。
受付終了前は混雑が予想されるため、早めの行動をおすすめします。
【7:40】トイレ
トイレは、スタジアムの外とビッグスワンスタジアム3階のトイレが利用可能でした。
ただし、スタジアムの客席は1層目のみが開放されており、2層目には立ち入り禁止の制限がありました。
(上記画像の通り、)私は、サッカーでいうゴール裏のトイレを使用しましたが、思ったより空いていたので、待ち時間なくスムーズに利用できました。
ただし、ゴール裏のトイレはかなり歩く距離があるため、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
【8:00】整列完了
スタートブロックの整列時間は7:30から8:10までとなっており、ランナーはアスリートビブスに記載されているアルファベット(S→A→B…)ごとに整列します。
私は8:00頃に整列したため、Cブロックの最後列に並ぶことになりました。
もし、最前列に並びたい方は、7:30の時点で整列を開始する必要があります。
下の写真は7:42に撮影した際の整列状況ですが、この時間帯でも最前列に並ぶことが可能でした。
↓ 7:42に撮影した際の整列状況
【8:00~】スタートセレモニー開始 / スタート地点へ移動
8:00からスタートセレモニーが開催され、まずは実行委員長による開式宣言が行われました。
その後、新潟市副市長の挨拶や、ゲストランナーとして参加した高橋尚子さんからの応援メッセージがあり、多くのランナーがモニター越しにセレモニーを見守りながら、スタートへの気持ちを高めていました。
セレモニーが終了すると、いよいよランナーたちはスタジアムからスタート地点へと移動しました。
【8:30~】レース開始
スタート地点へ移動する途中でトイレに立ち寄ったため、私はD〜Eブロックでスタート時刻まで待機していました。
スタート地点ではカウントダウンが行われていたと思いますが、音が全く聞こえず、前方から聞こえてきた拍手でレースが開始したことをようやく認識しました。
↓ スタート時の様子です。
ここからは、撮影した場所を紹介していきます。
スタート直後〜1km地点
レースは、1.5kmほどの直進コースから始まります。
スタート直後には学生による演奏が行われ、沿道からの応援もあり、賑やかな雰囲気が広がっていました。
周りには高い建物がなく、快晴の空の下、とても気持ちよくスタートできたのを覚えています。
このような素晴らしい天候に恵まれたことで、自然とテンションも上がりました。
もちろん、スタート直後の混雑はどの大会でも見られる光景で、今回も例外ではありませんでしたが、少し進むとスペースができて、自分のペースで走りやすくなりました。
2〜3km地点
レースの2km地点には、「鳥屋野潟(とやのがた)」という潟(湖や沼のこと)が広がっていました。
まだ2kmしか走っていない時点でしたが、スタート地点とは違った景色が広がっていたため、気分転換になったのを覚えています。
景色の変化が、早い段階で気持ちをリフレッシュさせてくれました。
3kmを過ぎたあたりから、周囲にマンションや戸建てが見え始め、コースは一般的な街並みへと入っていきました。
それまでの自然豊かな景色から一転して、住宅街を走ることで、また違った雰囲気を感じることができました。
(上記は別の大会の写真ですが)給水所では、紙コップが机の上に並べられていて、ランナーは各自で必要な分だけ取っていくスタイルです。
机の数も十分に用意されていたので、他のランナーと接触することなくスムーズに水を取ることができました。
↓ エイドステーションのメニュー一覧
5km地点
右に曲がると、信濃川沿いのコースが続きます。
右手には建物が並んでいる一方で、左手は開けた景色が広がり、川沿いを走る心地よい風を感じながら進むことができました。
とても気持ちの良いコースで、自然の中を走っているような開放感がありました。
↓ コースには1kmごとに距離表示の看板が設置されているため、腕に装着したウォッチやスマホのランニングアプリをいちいち確認する必要はありません。
7km地点
このエリアは、コースの中で一番新潟駅に近い場所です。
周囲には「万代シティ」という大きなショッピングセンターがあり、両サイドに高い建物が立ち並んでいて、都会的な風景が広がります。
「万代シティ」を過ぎると、8km地点で新潟駅周辺の観光名所でもある国指定重要文化財「萬代橋(ばんだいばし)」を渡ります。
この橋は信濃川に架かっており、川幅が広いため、左右には開けた景色が広がり、新潟市内を一望できる絶景が楽しめます。
このエリアでは、本大会の種目の一つであるユニバーサルランのコースにもなっており、子どもたちが元気に走っている姿や、それを応援する家族たちでとても賑やかな雰囲気に包まれていました。
↓ 日中の萬代橋
↓ 萬代橋の上から信濃川を撮影
↓ ライトアップされた萬代橋
↓ 右手には、約140mの高さを誇る「朱鷺メッセ(ときめっせ)」がそびえ立ち、その存在感が一際目立っていました。
↓ 近くから撮影した朱鷺メッセ
↓ 新潟日報メディアシップの展望フロアから撮影した朱鷺メッセ
9km地点
「萬代橋」を渡り終えると、古町エリアに進み、折り返して再び「萬代橋」方面へと戻っていきます。
このエリアには、新潟市民の台所として長年親しまれてきた「ぷらっと本町」という人情溢れる商店街があり、地元の温かみを感じることができました。
また、この周辺には戦前に建てられた歴史的建造物がいくつも点在しており、歴史好きにはたまらないエリアです。
ただ、残念ながらコースからはそれらの建物を直接見ることはできませんが、前日に撮影した写真をいくつか紹介します。
↓ とある通り
↓ 鍋茶屋(2階建ての棟は明治43年、3階建ての棟は昭和13年建築)
↓ 旧川辰中(昭和初期の建築で、元は鍋茶屋専属の置屋)
10km地点
「萬代橋」の手前を左折し、すぐに右折すると、再び信濃川沿いを日本海に向かって進んでいきます。
このエリアでは、右手に先程「萬代橋」からも見えた「朱鷺メッセ」が真横に現れ、その迫力ある大きさに改めて驚かされるでしょう。
さらに、コースは観光名所の一つ「新潟市歴史博物館みなとぴあ」の横を通過します。
新潟の歴史や文化に触れることができる場所としても知られています。
↓ 「新潟市歴史博物館みなとぴあ」の外観
↓ 「みなとぴあ」の向かいには「旧第四銀行住吉町支店」が建っています。
上記は「旧第四銀行住吉町支店」を過ぎたあたりですが、青空と信濃川が同じ色合いをしていて、その光景がとても美しかったです。
天気に恵まれたおかげで、この澄み渡る景色を楽しむことができ、本当に幸運でした。
晴れの日だからこそ見られる特別な風景で、走っていて清々しい気分になりました。
↓ 朱鷺メッセと信濃川
11km地点
信濃川に別れを告げると、コースは再び住宅街へと入り、そこから日本海沿いへと進んでいきます。
先ほどまでの川沿いの景色とは一変しますが、景色がちょうどよい間隔で変わるため、気持ち良く走り続けることができました。
↑ ついに、右手に日本海が臨める場所までやってきました。
雑草が生い茂っていて海そのものははっきり見えませんでしたが、かすかに磯の香りが漂っており、周囲の雰囲気が一気に変わった印象を受けました。
自然の香りが感じられると、視覚以外でも風景の変化を楽しむことができ、特別な感覚を味わいました。
ここから全長1,423mの「新潟みなとトンネル」を進んでいきます。
トンネルに入ると最初は下り坂が続き、トンネルを抜ける直前には緩やかな上り坂が待っています。
この区間はややキツいエリアでしたが、(トンネル内モワッとしておらず、)涼しく快適な環境のおかげで、息苦しさを感じることなく走ることができました。
さらに、(写真でもわかる通り)トンネル内はとても明るく照らされていたため、気持ちが沈むこともなく、他のランナーとの接触を気にすることなくスムーズに進むことができました。
トンネルを抜けると、約2kmの直進が続き、折り返しポイントに到達しました。
その後は、再び同じコースを進む形になりますが、帰りのトンネルは上り坂から始まるため、地味に足に負担がかかりました。
行きは下り坂からだったので楽に感じましたが、帰りの上り坂は少し体力を削られる感覚があり、特に後半の疲労が足にダメージを与えたように思います。
19km地点
19km地点に到達すると、右手に広大な日本海を一望できる直線コースが続きます。
まるで永遠に海が広がっているかのような景色を眺めながら走ることで、「新潟みなとトンネル」で感じた疲労が少し和らいだのを覚えています。
また、この場所はレースの中間地点でもあり、『あと半分だ!』と自分に言い聞かせながら、この地点を超えていきました。
この日は気温が高く、風も弱かったため、比較的走りやすいコンディションでしたが、もし雨や強風の日だったら、この海沿いのコースはかなり走りにくくなりそうだなと感じました。
23km地点
23km地点「西海岸公園」箇所を左折し、少しの間、海沿いを離れる区間に入ります。
ここは木々に囲まれた場所で、ところどころ木が日差しを遮ってくれました。
海沿いでは日陰がほとんどなく、直射日光を受けながらのランだったので、この木陰はとても助かりました。
再び海沿いのコースに戻ると、前半の(海沿いの)区間とは違い、ガードレールなどの障害物がほとんどなかったため、より一層海を近くに感じながら走ることができました。
広がる海をしっかりと眺められるこの区間は、心地よい風を感じながらリフレッシュできるポイントでもありました。
25km地点
ここで日本海とは別れを告げ、「新潟大堰橋」を渡り、「青山海浜公園」へと向かいます。
橋の上には25km地点があり、長い距離を走ってきたことを実感しました。
「青山海浜公園」沿いの道は片側1車線で、この先が折り返し地点となっているため、反対車線では折り返してきたランナーとすれ違うエリアでした。
この道は、片側1車線の狭さに加え、道路中央にカラーコーンやラバーポール(オレンジ色の柔軟なポール)が設置されているわけではありません。
そのため、中央線をはみ出してくるランナーとの接触リスクがあり、やや走りにくいコースでした。
さらに、緩やかなアップダウンが続いており、『やっと30km、あと12kmだ!』というタイミングで、この試練が待ち構えていました。
反対車線ですれ違うランナーの表情が辛そうだったのがとても印象的で、ここまで走ってきた距離とアップダウンがその苦しさを物語っていました。
30km地点
30km地点を過ぎると、コースは信濃川沿いの遊歩道へと続きます。
ここから約5km南下し、折り返してから2km北上し、「平成大橋」を渡ってさらに反対側の遊歩道を約1km北上する流れです。
横には信濃川が広がり、とても美しい景色が楽しめました。
ただ、遊歩道や河川敷を走ったことがある方ならわかると思いますが、景色に大きな変化がないため、精神的には非常に辛い区間でした。
特に、この時点で30km以上走っており、足の疲労も限界に近づいていたため、この5kmの区間がレースで一番キツかったです。
そんな中、33km地点ではゲストランナーの高橋尚子さんが応援してくれていて、ランナー一人ひとりとハイタッチをしながら元気を与えてくれていました。
ちょうど折り返し地点だったため、私は折り返す前と後で計2回ハイタッチすることができ、そのたびに大きなエネルギーをもらいました。
↓ 折り返し後は下のルートを走る
↓ 平成大橋
↓ 平成大橋を渡り、再び遊歩道を北上
39km地点
遊歩道ゾーンを終えると、「本川大橋」を渡り、フィニッシュ地点の「新潟市陸上競技場」まで、直線のコースが続きます。
フルマラソンを走るたびに40kmを超えると、足の疲労が限界に達し、スピードは出せなくなりますが、一歩一歩を確実に進めることだけを意識していました。
フィニッシュが近づくにつれて、沿道からの声援もどんどん増え、その応援が最後の力となって、とても元気をもらいました。
大会によってはフィニッシュ前に陸上競技場を半周することもありますが、この大会では競技場に入ってからラスト100mの直線コースだったため、余計な負担が少なく、助かりました。
【13:30】フィニッシュ
結果は5時間04分15秒。
今回が初めての新潟でのマラソンだったこともあり、景色をしっかり目に焼き付けながら走ることができ、とても楽しめました。
新潟の美しい自然や街並みを感じながら走ることで、疲労を忘れる瞬間もあり、思い出に残るレースとなりました。
【13:40】フィニッシャータオル受け取り
フィニッシュ後は、フィニッシャータオルと、水(ペットボトル)、サトウのごはんを受け取りました。
- フィニッシャータオル
- 水(ペットボトル)
- サトウのごはん
【13:50】荷物受け取り
荷物は競技場から少し離れた場所で受け取りとなりました。
預けた時と同じ番号のトラックでの受け取りでしたが、スムーズに進み、待ち時間はほとんどありませんでした。この点は非常に良かったですね。
他の大会では、荷物の受け取りに20分以上かかることもあるため、今回はストレスなく受け取れたのが助かりました。
【14:30】帰宅(会場を出る)
帰りは大会のシャトルバスで新潟駅まで戻りましたが、そのシャトルバス乗り場の手前には「おもてなしブース」が設置されていました。
- サンドイッチ、唐揚げ(佐渡汽船商事)
- ベトナム料理、ベトナムコーヒー(JVCOFEE)
- 生姜醤油唐揚、焼きそば、チュロス(Chaea-Day)
- 握り寿司、ちらし寿司(弁慶)
- 持ち振る舞い(サトウ食品)
- 血管年齢測定、体組成計・記念撮影コーナー(第一生命)
- 試飲、サンプリング(味の素)
- PRブース(ロッテ)
- PRブース(ダスキン)
- PRブース(新潟ハーフマラソン)
- PRブース(佐渡市)
- PRブース(郡山市)
さまざまな飲食ブースが並び、どれも美味しそうなものばかりで、目移りしてしまうほどでした。
特に「餅振る舞いコーナー」では、学生たちが手作りしたお餅が配布されていて、私もいただきました。
砂糖醤油で味付けされたお餅は、焼き加減も絶妙で、疲れた体に染み渡るような美味しさでした。
第40回新潟シティマラソン2024に出場して感じたこと
スタート前のトイレが常設なのが良かった
会場がスタジアムなので、常設のトイレを利用できるのは大きなメリットでした。
仮設トイレだと、モワッとした空気や匂いが気になることがありますが、常設トイレならそのようなストレスがありません。
さらに、スタジアムは多くの観客を収容する設計のため、トイレの数が豊富です。
実際、列ができているトイレもありましたが、待ち時間なしで利用できるトイレもありました。
レース直前はトイレが混雑しがちですが、トイレの数が多いスタジアムならではのメリットを感じました。
荷物預け・受け取りの待ち時間ゼロでストレスなし
本大会では、スタート地点とフィニッシュ地点が異なるため、手荷物はトラックで運搬されます。
トラックに積み込める荷物には制限があるため、今回は39箇所に分かれた手荷物預け場所が用意されていました。
そのおかげで、ランナーがうまく分散され、荷物を預ける際に待ち時間が全くありませんでした。
フィニッシュ後の荷物受け取りも同様にスムーズで、待ち時間ゼロで荷物を受け取ることができ、すぐに着替えができた点はとても良かったです。
ファンランと時間を分けてほしい
フルマラソンの部とファンランの部は、同じ時間にスタートします(並ぶ場所も同じです)。
さらに、序盤のコースも全く同じなので、最初の区間では大渋滞が発生していました。
フルマラソンは42km、ファンランは10kmの距離であるため、どうしてもファンランの参加者の方が速いペースで走ることが多く、真横を次々と抜かれていきます。
私もコース上で横にズレたい場面がありましたが、後ろからどんどんランナーが抜いていくため、非常に走りづらく感じました。
8km地点でようやくフルマラソンとファンランのコースが分かれ、混雑も解消されたのでホッとしましたが、それまでの混雑は気になって仕方ありませんでした。
大きなアップダウンがなく、走りやすかった
後半にはところどころアップダウンがありましたが、振り返ると一番キツかったのはトンネル内のアップダウンでした。
しかも、このトンネルは往復するため、じわじわと足にダメージが蓄積します。
とはいえ、このトンネルの区間がレース前半にあるため、体力的にまだ余裕があったのが救いでした。
後半のアップダウンも、他の大会に比べるとそこまで厳しくはなく、全体的には走りやすいコースだと感じました。
ただし、コースの一部は海沿いなので、風が強いとその影響を大きく受ける可能性があり、そこは注意が必要です。
まとめ
今回は、『第40回新潟シティマラソン2024』の大会の様子を紹介しました。
大会名称 | 第40回新潟シティマラソン2024 |
開催日 | 2024年10月13日(日) |
メイン会場 | デンカビッグスワンスタジアム |
コース | ワールドアスレティックス認証及び日本陸上競技連盟公認コース デンカビッグスワンスタジアム前【発】 ⇒ 新潟市陸上競技場【着】 |
スタート時刻 | 8:30 |
定員 | 9,000人 |
エントリー方法 | 先着順 |
参加料(税込) | 11,000円 |
制限時間 | 7時間 |
関門 | 10地点 |
事前発送物 | 参加案内QRコードチラシ/アスリートビブス(ゼッケン)/計測チップ/駐車証(申し込みをされた方のみ)/参加賞(Tシャツ、キャップ、トートバッグのいずれか)/手荷物預かり袋/各種広告チラシ |
完走賞 | フィニッシャータオル |
公式サイト | 詳細はこちら |
初めての出場となりましたが、天候にも恵まれ、青空のもと、景色も良く、沿道の声援にも後押しされ、とても楽しく走ることができました。
次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。
本日は以上です。
関連記事:フルマラソン・ハーフマラソン出場歴
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ