【大会レポ・結果】第20回 湘南国際マラソン!4時間5分で完走|初参加でも分かる大会の特徴と注意点
2025年12月7日(日)開催の「第20回 湘南国際マラソン」に参加してきました!
この記事では、当日の流れやコースの特徴、レース中に感じたことなどをレポートします。
次回以降の出場を検討されている方の参考になればうれしいです。
- 【大会レポ・結果】第20回 湘南国際マラソンの概要
- 第20回 湘南国際マラソンの当日の様子
- 【17:30】夕食
- 【19:00】翌日の準備
- 【20:30】就寝
- 【2:30】起床(睡眠 6時間00分)
- 【3:30】朝食
- 【4:15〜】準備(シャワー・着替え)
- 【5:00】出発(自宅を出る)
- 【5:50】バス待機に並ぶ(新宿駅)
- 【6:00】バス出発
- 【7:20】会場到着
- 【7:35】メイン会場到着
- 【8:00】準備(着替え・補給)
- 【8:40】荷物預け(待ち時間なし)
- 【8:45】トイレ(待ち時間15分)
- 【9:00】整列完了
- 【9:00】レース開始
- 【13:14】フィニッシュ
- 【13:15】完走メダル・タオル受け取り
- 【13:30】荷物受け取り(待ち時間なし)・着替え
- 【14:30】会場を出発(バス乗車)
- 【15:30】大磯駅 出発
- 第20回 湘南国際マラソンに出場して感じたこと
- まとめ
- 【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
【大会レポ・結果】第20回 湘南国際マラソンの概要

| 大会名称 | 第20回 湘南国際マラソン |
| 開催日 | 2025年12月7日(日) |
| メイン会場 | 大磯プリンスホテル |
| コース | 西湘バイパス大磯西IC~(西湘バイパス)~唐ケ原~平塚海岸~柳島~茅ヶ崎海岸~江の島入口付近(第1折り返し)~茅ヶ崎海岸~柳島~平塚海岸~唐ケ原~(西湘バイパス)~西湘二宮IC(第2折り返し)~大磯プリンスホテル |
| スタート時刻 | 9時00分 |
| 定員 | 19,500人 |
| エントリー方法 | 先着順 |
| 参加料(税込) | 15,000円 |
| 制限時間 | 6時間30分 |
| 当日受付 | なし |
| 参加賞 | Tシャツ |
| 完走賞 | 完走メダル |
メイン会場

メイン会場は、「大磯プリンスホテル」です。
下記が、メイン会場周辺のマップになります。

最寄り駅である「大磯駅」から3.5kmの場所にあります。
また、もう一つの最寄り駅である「二宮駅」から2.5kmの場所にあります。

駅から徒歩でのアクセスはあまり良くありませんが、当日は無料シャトルバスが運行しています。
コース

コースは「西湘バイパス大磯西IC」「茅ヶ崎海岸」「江の島入口」「大磯プリンスホテル」など、海岸沿いを進んでいくルートで、走りながら潮風を感じられるのが特徴です。
大きな曲がり角やアップダウンがほとんどなく、直線的でフラットな構成のため、全体的にとても走りやすいコースとなっています。
コースの詳細については、後ほどあらためてご紹介します。
エントリー方法
エントリーは、ランニング大会情報サイト「RUNNET」と「ローチケ」の公式サイトから行います。
受付期間は2025年4月5日(土)からで、先着順となっています。
定員に達し次第、申し込みは締め切られるため、早めのエントリーがおすすめです。
フルマラソンの参加料は15,000円(税込)でした。
次回の出場を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
事前発送物
本大会では、大会プログラムやアスリートビブスなどが事前に自宅へ郵送されます。


- ナンバーカード一式
- 荷物袋
- 会場周辺図
- 参加賞 ※該当者のみ
↓ アスリートビブス(安全ピン4個付き)

↓ 計測チップ


↓ 荷物袋(荷物預け用ナンバーシールあり)


↓ 会場周辺図

↓ 参加賞Tシャツ


レース前日の事前受付はなく、必要なアイテムはすべて事前に郵送で届きます。
そのため(遠方の方を除けば)、前泊をせずに当日そのまま会場へ向かうことが可能です。
前泊の手間がなく、日帰りで出場できる点も、この大会の大きな魅力といえるでしょう。
宿泊について
私は今回は宿泊しませんでしたが、もし宿泊するなら大会側が用意した「往路直行バス」の出発地周辺に泊まるのがおすすめです。
下記は、2025年時点の出発地と料金です。



直行バスは、都内23区(池袋駅・渋谷駅・新宿駅など)をはじめ、埼玉(大宮駅)、千葉(千葉駅)、横浜市(新横浜駅・横浜駅・戸塚駅など)まで、全29地点から乗車できます。
直行バスを利用すれば、席が確約された状態で座って会場まで移動できるのが大きなメリットです。
というのも、前回参加時は横浜駅周辺の「ホテル・ザ・ノット ヨコハマ」に宿泊し、二宮駅まで電車で移動 → そこから会場まで徒歩で向かいました。

大磯駅・二宮駅からは無料シャトルバスが運行していますが、参加者約19,000人規模の大会では、乗車まで大行列になり、1時間待ちになることも珍しくありません。
こうした移動ストレスを減らしたい方は、直行バスの出発地周辺を宿泊先に選ぶのがおすすめです。
近場で選ぶなら、横浜駅・茅ヶ崎駅・藤沢駅周辺が良いでしょう。
第20回 湘南国際マラソンの当日の様子

それでは、当日の様子をご紹介します。
下記は、私が実際に行動したスケジュールです。
前日
- 17:30|夕食
- 20:30|就寝
当日
- 2:30|起床(睡眠 6時間00分)
- 3:30|朝食
- 4:15|準備(シャワー)
- 4:30|準備(着替え・持ち物確認)
- 5:00|出発(自宅を出る)
- 5:50|バス待機に並ぶ(新宿駅)
- 6:00|バス出発
- 7:20|会場到着
- 8:00|準備(着替え・補給)
- 8:40|荷物預け(待ち時間なし)
- 8:45|トイレ(待ち時間15分)
- 9:00|整列完了
- 9:00|レース開始
- 13:14|フィニッシュ
- 13:15|完走メダル受け取り
- 13:30|荷物受け取り(待ち時間なし)
- 13:35|着替え
- 14:30|会場を出発(バス乗車)
- 15:30|大磯駅 出発
レース当日の流れ、過ごし方は下記の記事で解説しています。
関連記事:マラソン当日の過ごし方!起床・朝食・会場到着のベストタイミング完全ガイド
【17:30】夕食
レース前日の夕食は、自宅でうなぎを食べました。

最近のレースでは毎回うなぎを選んでおり、今回も同様に、しっかりとエネルギー補給をしています。
【19:00】翌日の準備

自宅にいたので、このタイミングでウェアを選び、翌日の持ち物をリュックにまとめました。
下記が、今回持参したアイテム一覧です。

- アスリートビブス
- レースウェア一式
- レースシューズ
- ランニングウォッチ
- イヤホン(移動用)
- コンタクトレンズ
- 痛み止め(ロキソニンSクイック)
- キズパワーパッド
- 経口補水液(2本)
- ウェットティッシュ
- 日焼け止めクリーム
- ワセリン
- ジェル
最近のルーティンでは、夕食前から飲み物を経口補水液に切り替え、レース中にトイレへ行く可能性をできるだけ減らすようにしています(今回もレース中はトイレに行きませんでした)。
関連記事:マラソン持ち物チェックリスト保存版!フルマラソン当日の必需品&便利グッズ【初心者向け】
【20:30】就寝
睡眠時間は最低6時間を確保するため、出発時間と起床時間から逆算し、20時30分過ぎには照明を落として就寝しました。
ホテル泊とは違い自宅だったこともあり、リラックスした状態で、スムーズに眠りにつくことができました。
【2:30】起床(睡眠 6時間00分)
レース当日は、出発の少なくとも3時間前に起床するのがマイルールですが、今回は出発の2時間30分前に起床しました。
【3:30】朝食

今回は、大福+バウムクーヘンの組み合わせにしました。
- 大福(4個入)
- バウムクーヘン
- オレンジジュース
- R-1ドリンク
- 経口補水液
ただ、普段は朝食を摂らないこともあり、この時間からしっかり食べるのは難しく、このタイミングでは大福を1個だけにしています。
(※レース後、「もっと食べておくべきだった…」と後悔・反省することに…)
【4:15〜】準備(シャワー・着替え)
会場で慌ただしくならないよう、私はいつも自宅でレースウェアに着替えてから出発するようにしています。
今回は、「ドライレイヤー」「ハーフパンツ」「ソックス」など、当日着用する装備をすべて自宅で身につけ、そのまま会場へ向かいました。

また、足にはファイテンの「パワーテープ」を貼り、足まわりの擦れ対策として皮膚保護バームも使用しました。



最近は足の皮が剥けて出血することが多かったため、今回は保護クリーム「プロテクトJ1」を使用。


足全体にしっかり塗り込み、トラブル対策を万全にしてレースに臨みました。
【5:00】出発(自宅を出る)
直行バスを予約していたため、出発時間に間に合うよう、5:00に自宅を出発しました。
【5:50】バス待機に並ぶ(新宿駅)

前回は、会場最寄りの二宮駅から会場まで(約2km)を徒歩で移動したこともあり、今回は直行バスを予約しました。
新宿エリアの集合場所は新宿西口・新宿センタービル前。
集合時間は5:55だったため、私は5:50に到着しています。


当日は5:30から集合(受付)開始で、座席が埋まり次第、バスは順次出発していました。
列にはざっと100名ほど並んでいましたが、バスの台数も複数待機していたため、待ち時間はそこまで長くありませんでした。
【6:00】バス出発
列に並んでから10分ほどで乗車でき、6:00にバスが出発しました。
乗車前に、事前申し込みで発行される利用券を提示してからバスに乗り込みます(※事前申し込み必須)。

バスは大型バスで、席が確約されているため全員が着席できます。
補助席も使用していなかったので、全員が通常の座席で会場まで移動できました。
【7:20】会場到着



新宿駅から会場の「大磯プリンスホテル」までは、約1時間20分で到着しました。
高速道路を利用するルートだったため、信号などで止まる場面も少なく、全体的にスムーズに進んだ印象です。
私は最終便より1〜2台前のバスに乗車しましたが、最終号車も「7:30までに到着予定」となっており、結果的にほぼ定刻どおりに到着していました。
ただし、バスは全29地点から集まるため、降車後は人が一気に増えます。
バスを降りた直後から大行列で、トイレ待ちの列ができていたほか、会場へ向かう導線も列になっていました。
【7:35】メイン会場到着

バスの降車場所からは、徒歩で約15分。
思っていたより時間がかかりましたが、メイン会場へ移動できました。

数時間後に戻ってくるフィニッシュ地点も同じエリアに設置されています。




スタート1時間30分前ということもあり、会場内はすでに多くのランナーで賑わっていました。

総合案内をはじめ、さまざまなブースがこの周辺に集まっています。




↓ フォトスポット

↓ レース中に使用する給水ボトル・給水タンクの展示

↓ 参加賞Tシャツのデザイン展示

↓ 大会スポンサー「THE NORTH FACE」のショップ



↓ マイボトルに補給できる給水ブース

↓ 出店ブース(キッチンカー)エリア






【8:00】準備(着替え・補給)

更衣室・手荷物預かり所は、バスの降車場所から真反対の位置にありました。
さらに会場内の動線は一方通行になっていて(上図の黄色い矢印)、渋滞していたのもあり、移動に15分ほどかかりました。
会場には更衣室テントも用意されていますが、移動が手間なこともあり、多くのランナーは空いているスペースに荷物を置き、その場で準備している印象でした。


私も同様に、空いている場所を見つけて準備しています(下記のベンチで準備しました)。

今年は晴れていたので屋外でも問題ありませんでしたが、曇りや雨の日は着替えがかなり大変だと思います。
というのも屋根がほとんどなく、1万人以上が一度に入れる屋内スペースもありません。
天候次第では、着替え場所の確保に注意しておきましょう。
[参考] 着用したウェア
天気は晴れ。最高気温16.3℃、平均気温8.5℃。
レース中も日差しがあり、半袖で十分な暖かさでした。
風は弱く、全体として走りやすいコンディションでした。
- 天気:晴
- 最高気温:16.3℃
- 平均気温:8.5℃
- 最大風速:2.9m/s
- 平均風速:1.6m/s
レース当日は、次のようなウェアで臨みました。


- ドライレイヤーベーシックVネックT(ドライレイヤー)
- 参加賞Tシャツ(半袖シャツ)
- ランニングマルチポケット5インチパンツ(ハーフパンツ)
- CW-X 5本指ソックス(ソックス)
- ニューバランス 6パネルパフォーマンスキャップ(キャップ)
- ドライレイヤーウォームアームカバー(アームカバー)
- goodr A GINGER’S SOUL(サングラス)
- COROS PACE 3(ウォッチ)
- ハイドラパック スカイフラスク スピード 350(給水ボトル)
シューズはニューバランス「FuelCell Rebel v5」を選択しました。

今回は、カーボンプレートなしでもしっかりスピードに乗れるモデルを選びました。
軽量で反発も強く、疲労が溜まってきても足が動かしやすいのがポイントです。
前作の「FuelCell Rebel v4」でもフルマラソンを完走しており、そのときの感触がとても良かったことが、今回の決め手になりました。
【8:40】荷物預け(待ち時間なし)

手荷物預かり所は、大磯プリンスホテル前に設置されていました。
荷物用シールには0〜9の番号が振られており、荷物置き場は番号ごとのブロックで管理されています。


シールに記載された番号を確認し、指定のブロック内の空いているスペースに荷物を置く流れです。
なお、袋に入らない荷物は預けられないため、事前に下記のように一つにまとめておきましょう。
袋に入らないものは預かりできないので、下記のようにまとめます。


手荷物預かり所では、係員に渡すのではなく、自分で空いているスペースへ置く方式でした。



手荷物預かり所には屋根が一切ないため、雨天時は注意が必要です。
袋を二重にするなど、荷物の中に水が入らないよう、事前にしっかりと対策しておきましょう。
関連記事:マラソンの手荷物預け完全ガイド!当日の動線と失敗回避チェック
【8:45】トイレ(待ち時間15分)

トイレは待機列付近に用意されていました。
私はDブロックだったため、案内されていた「Dブロック推奨トイレ」の列に並びます。
スタート15分前でも多くの人が並んでおり、結果的に待ち時間は約15分でした。
トイレはすべて仮設トイレで、和式・洋式の両方が用意されています。
参加者が多い大会では、スタート30分前くらいから並び始めるくらい、余裕を持って行動するのが大事だと感じました。
関連記事:マラソンのトイレ問題を完全対策|レース前・レース中に失敗しない方法とは
【9:00】整列完了

スタートブロックは、アスリートビブスに記載されたアルファベット順(目標タイム順)に従って整列します。
私の割り当てはDブロックでした。


整列時間は8:00〜8:30で、8:35からスタート地点へ移動するスケジュールです。


今回はトイレ待ちが長引いたため、Dブロックの整列に間に合わず、Eブロックの最後尾からスタートする形になりました。



【9:00】レース開始
9時ちょうどにレースがスタートしました。
ここからは、撮影した場所を中心にコースの様子を紹介していきます。
私はEブロック最後尾に並んでいましたが、スタートラインを通過したのは9:08頃でした。
本大会の公式記録はネットタイム(スタートライン通過〜フィニッシュ通過)を採用しているため、整列が少し遅れても記録面ではそこまで気にする必要はありません。
ただし、後方すぎるとスタート直後は周囲のペースが遅く、前へ進むのに気を使います。
できるだけ時間内に整列するのがおすすめです。

スタート地点は西湘バイパス大磯西IC付近。いきなり“自動車専用道”から走り出す、少し珍しいスタートでした。
コース図を見ても分かる通り、相模湾沿いをひたすらまっすぐ進んでいくレイアウトです。

スタート直後は、道路の端から端までランナーで埋め尽くされ、かなりの混雑。


コース上は1kmごとに距離表示があります。





この日は雲ひとつない快晴で、右手には広大な太平洋がきれいに見えました。








日差しが強い区間もあれば、木々が両サイドに並んで日陰になる区間もあります。
風もほとんどなく暑かったので、こうした日陰のエリアはかなり助かりました。




コース上には仮設トイレが設置されています。
5km地点のトイレは、見た限り多くのランナーが並んでいたため、トイレに入るとそれなりにタイムロスになりそうです。

給水エリアでは、水とスポーツドリンク(エキストラ ハイポトニックドリンク CCD)の2種類が用意されていました。

水は手前、奥のジャグでスポドリを補給できる形です。



距離表示の中には「次のトイレまでの距離」が書かれているものもあり、トイレの計画が立てやすいのはありがたいポイントでした。

私は「スカイフラスク スピード 350」の給水ボトルを用意しました。



給水ポイントは歩道側にあり、立ち止まって給水するランナーを避ける必要がありました。
ストレスなく走りたい方は、中央寄りを走るのがおすすめです。








なお、環境に配慮した大会ということで使い捨てコップは不使用。
ゴミ箱も基本的に設置されておらず、ボランティアの方がゴミ袋を用意して回収してくださっていました。



















18km地点を過ぎると江ノ島が近づいてきます。
観光名所だけあって沿道の観客も多く、熱い声援をもらえるエリア。
走る活力を一気にもらえる区間でした。






江ノ島入口で折り返し、来た道を戻っていきます。

フルマラソンの中でも特に盛り上がりがあるエリアなので、初マラソンの方はぜひ雰囲気も含めて味わいながら走ってみてください。




















さらに「湘南大橋」付近では、条件が良ければ富士山も見えます。












終盤、38km手前でフィニッシュ地点の「大磯プリンスホテル」前に戻ってきますが、ここで終わりではなく、残り約4kmのためにいったんフィニッシュ地点を通り過ぎる形になります。
真横で続々とフィニッシュするランナーが見えるので、精神的にかなりキツい区間でした。
ただ、会場横を通ると「頑張れ〜」「ラストラスト!」と声援が戻ってくるので、その声を力に変えて進みましょう。






2回目の折り返しを経て、大磯プリンスホテル内へ戻りフィニッシュ。













最後まで粘ってゴールしました。
【13:14】フィニッシュ


結果は4時間5分26秒でした。
雲ひとつない青空で、風もほとんど感じない、コンディションとしては申し分ない一日。
一方で、12月としてはやや暑さを感じる気候でもあり、途中では水を被って体を冷やすこともありました。
それでも大きなトラブルなく、無事に完走することができました。
【13:15】完走メダル・タオル受け取り


フィニッシュ後、完走メダルを受け取り、大会は無事に終了しました。
【13:30】荷物受け取り(待ち時間なし)・着替え

手荷物預かり所は待ち時間なしで、荷物は自分で回収する流れでした。
着替えは、更衣室を使わずに空いているスペースを利用して行いました。
この日は気温が15℃を超えており、風もほとんど感じなかったため、レース後も体が冷えることはありませんでした。
【14:30】会場を出発(バス乗車)

メイン会場からはコースが見えるため、レース中のランナーをそのまま応援できます。
目の前には海が広がっており、応援する側としてもとても気持ちの良い時間でした。




会場からは、大磯駅・二宮駅行き、そして大磯港行きのシャトルバスが運行していました。

私は大磯港行きのバスに乗り、そこから大磯港→大磯駅まで歩くルートを選択。

バス乗り場までの道の途中には、上からコースを見下ろすこともでき、雰囲気を楽しめました。

帰りも行きと同様のバス乗り場まで歩き、列に並びます。

待ち時間はおよそ10分ほどで、バスに乗って会場を後にしました。
【15:30】大磯駅 出発

シャトルバスは大磯港まで運行しています。
大磯港から大磯駅までは、徒歩で約11分ほどです。
ただし、大磯駅へ向かう道中には登り階段や緩やかな上り坂があります。
フルマラソン直後は脚にきやすいので、無理せず、時間に余裕を持ってゆっくり歩くのがおすすめです。
第20回 湘南国際マラソンに出場して感じたこと
会場直行バスを予約・購入して良かった

前回の反省を活かし、今年は直行バスのチケットを購入しました。
確実に座って会場まで移動できる環境を整えたのが大きなポイントです。
前回参加時は、まず最寄りの二宮駅まで電車で移動しました。
二宮駅からは無料シャトルバスが出ていますが、私が到着した7:20時点ですでに長蛇の列。
結局、バスを待つのをやめて、会場まで歩くことにしました。
その結果、二宮駅→会場まで約2.5kmを約50分かけて移動することに。
レース前にこの距離を歩くのは、正直かなり消耗します。
混雑を避けるなら、二宮駅には遅くとも6:30着が理想です。
なので、次回参加を検討している方は、自宅の最寄り駅から二宮駅(または大磯駅)に6時台に到着できるか、事前に時刻表を確認しておくのがおすすめです。
私の場合、最寄り駅の始発に乗っても6:30には間に合わなかったため、直行バスを選びました。
直行バスなら移動中はずっと座っていられますし、二宮駅・大磯駅からの移動(徒歩や無料シャトルバス)も回避できます。
会場前までラクに到着できて、とにかくストレスフリーでした。
正直、片道4,000円でも払う価値は十分あります。来年以降に出場を考えている方は、ぜひ利用してみてください。
会場内が一方通行で、着替え場所・手荷物預かり所までの移動に時間がかかった

今年は、前回参加時にはなかった会場内の一方通行ルールがあり、移動に少し苦労しました。
会場内を西→東、東→西へ移動する分には道幅も広く、そこまで混雑していません。
ただ、会場内にある2か所の階段付近がボトルネックになっており、ここで大きく混雑していました。
階段は通路が狭く、やや傾斜もあるため、昇り降りに時間がかかります。
その結果、周辺で渋滞が起き、移動に思った以上に時間を取られました。
実際に、バス到着後に着替え場所へ向かうだけでもかなり時間がかかり、結果として整列が遅れる原因にもなりました。
この導線については、今後改善の余地があると感じました。
会場内のトイレが参加者に対して、圧倒的に少なかった

一方通行の導線上、荷物を預けたあとにトイレへ寄る場合、利用するのは主に(地図上の)赤丸のエリアになります。
ただ、この赤丸のトイレは合計170基。

一方で、フルマラソンの男子出走数は約14,000人のため、単純計算すると1基あたり約85人が利用することになります。
実際、私もレース前にトイレへ並びましたが、待ち時間は約15分。
その影響で整列に間に合わず、ボランティアの誘導によりEブロック最後尾からスタートすることになりました。
運営側も「A・B・C・Dブロック推奨トイレ」と案内して分散を促していましたが、実際にどの程度分散できていたかは正直わかりません。
個人的には、和式・洋式の仮設トイレに加えて、男性用の小便器(簡易タイプ)を数基でも増設していれば、もう少し回転が上がり、待ち時間を減らせたのではと感じました。
湘南国際マラソンは公式記録がネットタイムのため、スタートが遅れても記録自体は大きく不利になりません。
とはいえ、レース前のストレスを減らす意味でも、トイレ待ち時間は少しでも短い方が良いと思います。
天候によっては着替え・荷物預けが過酷になる

湘南国際マラソンは、コースはもちろん、メイン会場や手荷物預かり所も含めて屋根のあるエリアがほとんどありません。
公式の更衣室はテント形式のため、雨風はある程度しのげます。
ただし数が限られているので、実際には多くのランナーが屋外で準備する前提になり、雨の日は濡れながら着替えることになります。
手荷物預かり所も同様に屋根がないため、貴重品やスマホなどの電子機器を持ち込む場合は、防水対策が必須です(袋を二重にする、ジップロックに入れるなど)。
12月開催で気温も低くなりやすいので、天候次第ではかなり過酷なレースになると感じました。
とはいえ今回は快晴で、風もほとんどなし。
上記のような心配はまったく不要で、準備からスタートまで快適に過ごせました。
整列時間がかなりタイト

整列時間は8:00〜8:30の30分間のみでした。
他の大会だと、レース開始の10分前くらいまで整列できるケースも多いので、案内をしっかり見ていなかった方は、指定ブロックに間に合わなかった人もいたのではと思います。
私もその一人で、本来はDブロックでしたが、整列できたのは一つ後ろのEブロック。
しかもEブロックの中でも最後尾だったため、体感的にはほぼFブロック先頭に近い位置からのスタートでした。
指定ブロックからスタートしたい方は、トイレ待ち時間も見込んだうえで、7:45頃には準備を終えて荷物を預けておくのが理想だと感じました。
一方で、整列締切が早いぶん、整列後にトイレへ行きたくなる人もいるはずです。
実際、スタート後の最初のトイレエリアでは多くのランナーが並んでいました。
記録を狙う方は、ブロック位置よりも「レース前にトイレを済ませる」ことを優先した方が安心です。
自身で給水するスタイルは意見が分かれる(今年はマイナスに働いた)

湘南国際マラソンといえば、マイボトルを携帯して、自分で給水するスタイルが特徴です
これは好みが分かれるポイントだと思います。
- 喉が渇きやすい人は、自分のタイミングで給水できる
- ジェル摂取のタイミングを組み立てやすい
- こまめに飲めるので、脱水対策になる
- 立ち止まる分、タイムロスが出る
- 何度も止まると、リズムが崩れやすい
- 給水ボトルを持つのが、邪魔に感じる人もいる
今年は暑かったこともあり、レース中はかなりこまめに給水しました。
結果として、脱水や熱中症にならずに済んだのは良かった点です。
一方で私の場合、給水で合計10回ほど立ち止まり、1回あたり約10秒かかったので、他の大会と比べるとタイムロスになっています。
さらに、給水所の数が限られているうえに、紙コップの大会と違って「常に手元にボトルがある」ため、ついこまめに飲みすぎてしまう傾向がありました。
その結果、お腹に水が溜まってしまい、35km過ぎに気持ち悪くなる場面も。
ペースを落としたことで悪化は避けられましたが、マイボトル給水はメリットがある反面、自分で考えながら水分量を調整する難しさも感じました。
とても単調なコース。アップダウンが少なく走りやすいが、風向き次第ではツライ

湘南国際マラソンのコースは、ひたすら直進する単調なレイアウトが特徴です。
大きなアップダウンもほとんどなく、全体的にフラットなので、走りやすいコースだと感じました。
河川敷のような「同じ景色の中を淡々と走るコース」が苦ではない方なら、比較的ラクに進めるはずです。
一方で、同じ景色が続くのが苦手な人は、気持ちが切れやすく、苦戦するかもしれません。
また、風が強い日は要注意。
直線が多いぶん、風向きによっては追い風・向かい風の影響を常に受けやすく、体感的にかなりキツくなることがあります。
まとめ
今回は、『第20回 湘南国際マラソン』の大会の様子を、実体験をもとに詳しく紹介しました。
フラットで走りやすい一方、整列時間のタイトさやトイレの少なさ、会場内の一方通行導線など、事前に知っておきたい注意点も多い大会だと感じます。
また、マイボトル給水や屋根の少ない会場構成など、湘南国際マラソンならではの特徴もあり、評価は人によって分かれるでしょう。
一方で、海沿いを走る開放感や、江ノ島周辺の声援、天候に恵まれた日の気持ちよさは、この大会ならではの魅力です。
事前準備をしっかり行えば、ストレスを最小限に抑え、レースそのものに集中できます。
これから参加を検討している方は、アクセス方法・当日の動線・トイレや給水の対策を事前にイメージしておくことをおすすめします。
本記事が、湘南国際マラソンに挑戦する際の参考になれば幸いです。
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ


