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【大会レポ・結果】ちばアクアラインマラソン2024|初サブ4達成!熱い声援に包まれた記念すべき大会

yusuke saito
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2024年11月10日(日)に開催された「ちばアクアラインマラソン2024」に参加しました!

今回は、当日の様子やレース中に感じたことについてご紹介します。

この大会の特徴は、2年に1度しか開催されないため、出場する機会がとても貴重である点です。

また、自動車専用の有料道路「東京湾アクアライン」を走れる唯一のフルマラソン大会でもあります。

東京湾アクアラインは、海の上を渡る高速道路で、普段は車両しか通行できませんが、大会当日にはランナーたちが美しい海の景色を眺めながら走る特別な体験ができます。

このコースは、他では味わえない爽快感が魅力です。

もし、次回の参加を検討されている方がいれば、この情報を参考にしてみてください!

【大会レポ・結果】ちばアクアラインマラソン2024の概要

大会名称ちばアクアラインマラソン2024
開催日2024年11月10日(日)
メイン会場木更津市民体育館
コース潮浜公園前【発】 ⇒ 旧木更津市役所【着】
スタート時刻9:50
定員12,000人
エントリー方法抽選
参加料(税込)16,500円
制限時間6時間10分
関門9地点
事前発送物ナンバーカード / 参加大会オリジナルTシャツ / 結ばない靴紐「CATERPY」 / 手荷物預け袋
完走賞完走メダル
公式サイト詳細はこちら

メイン会場

レース後に撮影したものです

メイン会場は「木更津市民体育館」周辺(上記画像)です。

下記が、メイン会場周辺のマップになります。

メイン会場としての大規模な集約エリアはなく、手荷物預かり所は「旧木更津市役所」に、更衣場所は「木更津市民体育館」に分かれています。

ただ、「木更津市民体育館」にメインステージ、オフィシャルショップ、PRブース、飲食ブースがありましたので、メイン会場という認識で良いと思います。

下記が「旧木更津市役所」周辺の様子です。

ブース等はなく、ランナーの準備エリアとして開放されていました。

最寄り駅は「木更津駅」で、そこから「旧木更津市役所」までは約1.6km、徒歩でおよそ22分です。

駅から少し距離があるため、当日は時間に余裕をもって、早めに「木更津駅」に到着されることをおすすめします。

コース

コースは、木更津市にある「潮浜公園」前をスタートし、東京湾アクアラインの「海ほたる」や「三井アウトレットパーク木更津」などを通過し、木更津市と袖ヶ浦市の街中を駆け抜け、最終的に「旧木更津市役所」をゴールとするルートです。

レース前半、8.5〜18.9kmのアクアライン区間には起伏があり、さらに後半34km過ぎと38km過ぎにもアップダウンが待ち構えています。

アクアライン区間でどれだけ体力を温存できるかが、完走の鍵を握るポイントとなります。

また、コースの見どころであるアクアラインは、9km〜18kmの前半部分に設定されているため、まだ体力が十分に残っている状態で景色を楽しむことができます。

雄大な東京湾の景色を眺めながらのランニングは、この大会ならではの魅力です。

エントリー方法

エントリーは「スポーツエントリー」ホームページから行えます。

今年の一般エントリー期間は2024年3月22日〜5月9日で、抽選制となっていました。

5月31日に当落通知が送られ、当選後に入金を行うことで参加が確定します。

参加料は16,500円(税込)でした。

次回の出場を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

エントリーのタイミングを逃さないよう、事前にカレンダーに予定を入れておくと安心です。

事前発送物

本大会は事前(前日)受付はありません。

そのため、事前に下記のアイテムが自宅に届きます。

事前発送物
  • アスリートビブス/ 計測チップ付き
  • 参加大会オリジナルTシャツ
  • 結ばない靴紐「CATERPY」
  • 手荷物預け袋

↓ アスリートビブス/ 計測チップ付き

裏面には計測チップも付いているため、シューズに別途で装着する必要はありませんでした。

↓ 安全ピンも入っているため、自分で用意する必要はありません。

↓ 参加大会オリジナルTシャツ

↓ 結ばない靴紐「CATERPY」(参加賞)

↓ 手荷物預け袋・45L

↓ オフィシャルスポンサー等からのご案内

宿泊について

私は県外からの参加だったため、「東京ベイプラザホテル」に前泊しました。

会場は木更津駅から約1km離れた場所にあったため、また、ゆっくり朝を過ごしたいという理由で、できるだけ会場に近いホテルを予約しました。

2023年12月、大会の約1年前に予約したのもあり、4,900円というリーズナブルな価格で宿泊することができました。

ホテルの近くにはコンビニやドラッグストアもあり、大会当日の朝食や飲み物をそこで手軽に購入できたのはとても便利でしたね。

また、ホテル周辺は住宅街で、大通りからも外れているため、夜の騒音もほとんど気にならず、快適に眠ることができました。

朝は木更津駅から会場に向かうため、ホテル前を通過する方がいたため、多少声は聞こえてきましたが、おそらくこの時間帯には起きていると思うので問題ないでしょう。

チェックアウトのとき、同じ大会に参加する方を何名か見かけました。

このホテルの立地は会場にも近く、周辺コンビニやドラッグストアも揃っているので、大会参加者にはとても便利だと思います。

次回大会に参加される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ちばアクアラインマラソン2024の様子

それでは、前日の移動から当日の様子をご紹介します。

下記は、私が実際に行動したスケジュールです。

2日間のスケジュール
  • 17:10 バスタ新宿出発
  • 18:15 袖ヶ浦バスターミナル到着
  • 18:30 夕食(カレーライス)
  • 22:30 就寝
  • 5:30 起床(7時間睡眠)
  • 6:00 朝食(オレンジジュース紙パック、ヨーグルト)
  • 6:15 動画視聴・ストレッチしながら身体を起こす
  • 8:00 準備・着替え
  • 8:40 出発・移動(ホテル出発)
  • 8:55 会場到着
  • 9:00 準備
  • 9:10 荷物預け(待ち時間なし)
  • 9:15 トイレ(待ち時間20分)
  • 9:50 整列完了
  • 9:55 レース開始
  • 13:53 フィニッシュ
  • 13:55 メダル受け取り
  • 13:58 荷物受け取り(待ち時間なし)
  • 14:00 着替え
  • 14:40 イベント会場到着
  • 15:30 帰宅(会場を出る)

レース当日の流れ、過ごし方は下記の記事で解説しています。

関連記事:フルマラソン当日の過ごし方・1日の流れは?起床時間や朝食など

【17:10】バスタ新宿出発

はじめは、電車で行くことも考えましたが、乗り換えの多さから、木更津駅まで直行できる高速バスを利用することにしました。

乗り場は「バスタ新宿」4階のA3です(17:10発の場合)。

私は17:10発のバスに乗るために出発の15分前に乗り場に到着しましたが、すでに10名ほど待っていました。

ちなみに、このバスは予約ができず、先着順での乗車なので、満席になると次のバスを待つ必要があります(おおよそ30分から1時間ごとの運行です)。

大型バス(40〜60席)だったため、今回は問題なく座れましたが、確実に乗りたい場合は早めに並んでおくと安心です。

料金は1,500円(終点の木更津駅は1,600円)で、降車時に支払いです(現金や交通系ICカードが使えます)。

経由地
  • バスタ新宿 発
  • 三井アウトレットパーク木更津 着
  • 木更津金田バスターミナル 着
  • 袖ケ浦バスターミナル 着
  • 木更津駅西口 終点

時刻表はこちら

このバスはアクアライン経由のため、約1時間ちょっとで木更津方面に到着します。

電車と違い、乗り換えもなく快適でしたので、(電車ではなく)バスを選択し、正解でしたね。

【18:15】袖ヶ浦バスターミナル到着

今回は、終点の木更津駅ではなく、「袖ヶ浦バスターミナル」で降車しました。

というのも、木更津駅前はごはん屋が少なく、お店を探すのに苦労しそうだったからです。

調べたところ、2つとなりの袖ヶ浦駅周辺のほうが、色々お店があったため、今回は手前で降車しました。

【18:30】夕食(カレーライス)

私はフルマラソン前日は、毎回ココイチにしています。

調べたところ、木更津駅周辺にはなく、袖ヶ浦駅近くにあったため、今回、袖ケ浦バスターミナルから向かう形でバスを降車しました。

バスターミナルから約1.5kmの距離で、まっすぐの道なりでしたので、迷うことなくたどり着けました。

下記が周辺マップになります。

ちなみに、レース前ココイチのカレーにしているのは、下記の内容を見てからです。

まだ、記憶にも新しい「MGC2023」にて大雨の中30km過ぎまで大逃げで、大会を盛り上げた川内選手のポストを見てからです。

ちなみに、初めてレース前に食べた「第8回水戸黄門漫遊マラソン(2023/10)」から「第18回 湘南国際マラソン(2023/12)」、「第1回さいたまマラソン(2024/2)」と継続しています。

ちょうど1か月前に走った「第40回新潟シティマラソン2024(2024/10)」では新潟駅周辺にココイチが無かったため、食べませんでしたが、ほぼ毎回ココイチを選択しています。

今回は、海の幸カレーに、豚しゃぶをトッピングしました。

レース前日の夕食
  • 海の幸カレー(ライス400g)+豚しゃぶ
  • シーザーサラダ

メニューはそのとき食べたいもの、ライスは400~500g、食べる時間帯は18時頃、遅くても19時までには食べるようにしています。

【22:30】就寝

夕食後、まっすぐ木更津駅まで向かいました。

木更津駅到着は19:00台でしたが、駅前(西口側)はコンビニしか営業しておらず、人も少なく、静かでしたね。

ちょうど、ホテル近くにドラックストアとコンビニがあったため、翌日のご飯を購入し、チェックインしました。

私はレース前日の夜のルーティンはないので、ipadで動画を見ながら、過ごしていました。

一人での宿泊でしたが、なぜかベッドが2つある部屋だったため、枕が2つ使えたのはラッキーでしたね。

【5:30〜】起床(7時間睡眠)

レース当日は5:30に起床しました。レース開始の4時間前ですね。

レース当日は、しっかり身体が起きた状態で出発したいので、だいたいこのくらいの時間に起きるようにしています。

もちろん、ホテルに泊まらず、自宅からの出発であれば、もっと早く起きなければいけなかったので、泊まって良かったと思います。

そこから朝食を摂り、エネルギーを補給しています。

レース当日の朝食は「おにぎり(2〜3個)」、「オレンジジュース(紙パック)」、「ヨーグルト(その時の気分で)」が私のデフォルトです。

ただ、前回の「第40回新潟シティマラソン2024」で食べすぎた感があり、レース途中何度もトイレに寄ったことから、今回は下記のメニューを頂きました。

レース当日の朝食
  • オレンジジュース
  • ヨーグルト

前日にドラックストアで購入

今回は「おにぎり」を封印し、飲み物とヨーグルトだけという挑戦をしました。

とはいえ、普段朝食は一切摂らないし、20km〜30km走るときも何も食べないため、問題ないかという軽い気持ちでこのようにしました。

【8:00】準備・着替え

会場に到着してから慌てないように、私はいつも事前に着替えてから向かうようにしています。

今回は、「参加賞Tシャツ(アスリートビブス付き)」「ドライレイヤー」「ハーフパンツ」「ソックス」といった装備をすべて事前に着用して会場へ向かいました。

そのほか、足にはファイテン「パワーテープ」を貼り、擦れ対策で皮膚保護バームも使用。

日焼け対策として日焼け止めクリームも忘れずに塗ってから移動しています。

↓ ファイテン「パワーテープ」

ファイテン「パワーテープ」

ファイテンのテープは貼るのと、貼らないのでは次の日の筋肉痛の痛みが異なるため、ぜひ貼ることをおすすめします。

関連記事:フルマラソンにおすすめファイテン パワーテープ!ランナーに最適な貼る場所は?

【8:40】出発・移動(ホテル出発)

レース開始の1時間前、8:40にホテルを出発しました。

会場近くに宿泊していたおかげで、移動もスムーズでした。

画像をクリックすると、拡大画像がポップアップで表示されます

ちょうど、ほかのランナーも会場に向かっており、歩道が詰まっていたため、ゆっくり歩き、15分ほどで到着しました。

【8:55】会場到着

会場周辺の様子です。

更衣室は「木更津市民体育館」内にありましたが、すでにホテルで着替えてきたため、下記の青丸箇所で準備をすることにしました。

この時間帯は封鎖されており、近くまで行くことができませんでしたが、この先にフィニッシュ地点がありました。

フィニッシュ地点

片側2車線の道路が通行止めとなっていたため、多くのランナーは中央にある縁石箇所(下記画像)に荷物を置いて準備していました。

【9:00】着替え・準備

私は下記の場所で準備を始めました。

他にも、上記の道路すぐ横にある芝生エリアも開放されており、多くの方が準備をされていました。

感じた点

この日は曇りだったため、気温が低く、肌寒かったです。幸い、雨は降っていなかったので良かったですが、この周辺は屋根がないため、天候によっては事前に着替えてから移動することをおすすめします。

[参考] 着用したウェア

この日は朝から天気が悪く、天気は曇り、最高気温16.3℃、平均気温14.2℃、最大風速4.1m/s、平均風速2.2m/sでした。

レース当日の天候
  • 天気:曇り
  • 最高気温:16.3℃
  • 平均気温:14.2℃
  • 最大風速:4.1m/s
  • 平均風速:2.2m/s
  • アクアライン上:風速7.0m/s

気象庁|過去の気象データ検索(木更津)

個人的には青空の下アクアラインの景色を見たかったため、晴れが良かったですが、マラソンをするには、走りやすい気温ではありました。

私は、下記のウェアで臨んでいます。

着用ウェア

写真に写っている手袋はポケットに入れていましたが、結果的に着用しませんでした。

走ってみての感想は、スタート時はそこまで寒くはありませんでしたが、アクアライン上は風が強く、とても寒かったです。

厚手のアームカバーを着用していたのですが、それでも寒かったので、天気が悪い日は防寒対策はしておいたほうが良いです。

中には、ジャケットを着用している方もいらっしゃったので、寒がりの方は念の為持ってくるのをおすすめします。

そして、シューズは3週間前のレース以来となる、ニューバランスの「FuelCell Rebel v4」を着用しました。

200gという軽さなのに、クッション感が強く、着地した際の衝撃を抑えつつ、スピードも出せる点で採用しました。

【9:10】荷物預け(待ち時間なし)

荷物は45Lの手荷物預け袋に入れ、手荷物預かり所へ預けます。

スタート1時間を切っていたので、(手荷物預かり所までの道のりは)荷物を預ける方の列ができており、迷うことなく到着しました。

そこで、各ランナーは手荷物預かり用シートに記載された受け取り窓口番号に預けます。

↓ 私の場合は、6の窓口でした。

窓口は全部で20箇所ほど用意されていたため、各窓口、混雑はしておらず、スムーズに荷物を預けることができました。

この日は1日中、雨が降っていることがなかったため、平気でしたが、下記のように屋根がついた場所で保管されているわけではありません。

雨の日は、袋を二重にするなりして、中の荷物が濡れない対策は必要だと思いました。

【9:15】トイレ(待ち時間20分)

トイレは、手荷物預かり所の横(下記場所)に仮設トイレが用意されていました。

ここには20〜30基ほど、用意されていましたが、男性用小便器タイプはなかったため、どの列も進みが悪かったです。

結果、20分ほど待つことになりました。

また、あとで知ったのですが、スタートブロック (下記場所)横には200基ほどの仮設トイレがあったそうです。

はじめからこちらを利用していれば、もう少し、待ち時間を短縮できていたかもしれません。

下記はスタート待機の様子ですが、下記の場所にトイレがありました。

【9:50】整列完了

参加案内にも記載されていましたが、手荷物預かり所からスタートブロックまで、徒歩で最大約25分程度かかります。

下記が、スタートブロックまでの道のり(黄色の線)です。

Googlemapで調べたら、1.2km(上記の黄色の線)ありました。

私はウォーキング+ジョグで向かったため、15分ほどで到着しました。

ゆっくり歩くと、20分くらいかかるため、早めに移動しましょう。

スタートブロックの整列開始は8:20からで、アスリートビブスに記載されているアルファベット(A→B→C…)ごとに整列します。

本大会はウェーブスタート(時差スタート)を採用しています。

3つウェーブに分かれ、スタート時間は下記の通り、5分毎の時差スタートとなっていました。

ウェーブ設定
  • 第1ウェーブ(A・B):9:50スタート
  • 第2ウェーブ(C・D):9:55スタート
  • 第3ウェーブ(E・F):10:00スタート

私は「D」なので、第2ウェーブの9:55スタートでした。

下記のように、第2ウェーブと第3ウェーブの間にはロープで仕切られていました。

私は第1ウェーブがスタートする9:50頃に整列したため、第2ウェーブの最後列に並ぶことになりました。

参考

整列時間に間に合わなかったランナーは、最後尾からのスタートとなるため、時間には十分注意しましょう。早めに会場に到着し、余裕を持って整列することが大切です。

【9:55~】レース開始

第1ウェーブがスタートしてから5分後の9:55に、第2ウェーブがスタートしました。

第2ウェーブの最後尾にいましたが、スタートしてから1分ほどでスタートラインを超えることができました。

ウェーブスタートを採用していない大会であれば、3分ほどかかるため、すぐにスタートできて良かったです。

↓ スタート時の様子です。

ここからは、撮影した場所を紹介していきます。

スタート直後〜

スタート直後、千葉県ならではのご当地キャラクターが応援してくれていて、ほっこりした気分になりました。

その後すぐに富士見大橋を渡るコースが始まり、早速アップダウンのある道を走ることに。

少しきつかったですが、橋の上からは観光名所「恋人の聖地」中の島大橋を眺めることができ、気分もリフレッシュできました。

コースは片側2車線の広い道路で、反対車線も開放されていたため、スタート直後の混雑もそれほど気にならず、スムーズに走れました。

さらに、木更津港では大きな船が見えたり、和太鼓の力強い演奏で応援を受けたりと、スタートから賑やかな雰囲気に包まれていました。

地元の方々の温かい応援がとても励みになりました。

1km

2km

↓ コース上には、とある企業が設置した「がんばれ!!ランナー」と書かれた横断幕がありました。

こういった応援メッセージを見ると、疲れも吹き飛ぶようで本当に嬉しいですね。

3km

↓ コースには、1kmごとに仮設トイレが設置されていました(写真は3.3km地点のもの)。

トイレには和式、洋式、男性用小便器が用意されており、設備がしっかりしている印象です。

大会によっては、男性用トイレが全く設置されていない場合もありますが、今回は男性用もきちんと用意されていたので、待ち時間の短縮にもつながり、とても良かったです。

4km

↓ 4.2km地点に1箇所目の給水所がありました。

給水所では、紙コップのデザインで中身が分かれていて、ポカリスエットのロゴが入った紙コップにはスポーツドリンク、白い紙コップには水が入っていました。

この工夫で、迷わず自分の欲しい飲み物を取れるのはありがたかったです。

今回の給水所の一覧です。

kmポイント給水所
4.2水、スポーツドリンク
8.0水、スポーツドリンク
13.9水、スポーツドリンク
19.4水、スポーツドリンク
21.2水、スポーツドリンク
24.0水、スポーツドリンク
25.9水、スポーツドリンク
28.0水、スポーツドリンク
30.2水、スポーツドリンク
31.9水、スポーツドリンク
33.8水、スポーツドリンク
36.5水、スポーツドリンク
38.2水、スポーツドリンク
39.4水、スポーツドリンク

5km

↓ サブ4ペースで走っていたのですが、「え?なんでここにサブ3.5のペーサーがいるの?」と一瞬びっくりしました(笑)。

本大会ではペーサーがしっかり用意されています。

ペーサーの時間設定
  • 第1ウェーブ:3時間、3時間30分
  • 第2ウェーブ:3時間30分、4時間、4時間30分
  • 第3ウェーブ:4時間、4時間30分、5時間

ペーサーは目立つように色付きのビブスを着用していて、頭には風船が付いているので、遠くからでもすぐに分かります。

さらに、背中には設定タイムが大きく書かれているので、自分の目標タイムのペーサーを探すのも簡単です。

目標のペースで走りたい方には、とても助かる仕組みだと感じました。

6km

7km

8km

↓ 8km地点に2回目の給水所がありました。

↓ 道路情報板に「もうすぐアクアライン」という文字が表示されていて、なんだか特別な雰囲気を感じました。

アクアラインならではのワクワク感が高まりました。

↓ 8.3km地点には第一関門がありました。

このように、看板が大きく、遠くからでも見やすいです。

↓ この関門を超えると、いよいよアクアラインに突入します。

↓ 普段は車でしか通れない料金所をランナーとして通過できるのは、とても新鮮な体験でした。

↓ スタートから8kmを過ぎたところで、ようやくサブ4のペーサーを発見しました。

今回はサブ4を目標にしていたので、スピードを緩めてペーサーに合わせることにしました。

これまでは自分のペースで走り続けることが多かったのですが、過去のレースでは最後までペースを維持できなかった反省もあり、今回はペーサーをしっかり利用して進む作戦に切り替えました。

↓ 道路情報板には「風速7m/s」の表示です。

スタートからここまで「特に風が強い」と感じることはありませんでした。

『アクアライン(橋の上)では風が強いだろうな』と思っていましたが、予想通り、橋の上では風が強かったです。

9km

いよいよ、本格的にアクアラインに突入しました。

↓ 雲に覆われていたため景色はいまひとつでしたが、広々とした空間で走るのはとても開放的で気持ちよかったです。

ただ、右斜め前から冷たい向かい風が吹いていて、寒さがかなり堪えました。

さらに途中で雨が降り始めたことで体温が下がり、お腹が冷えてしまい、かなりきつい状況でした。

アクアラインならではの過酷さを実感しました。

10km

アクアライン上には500m間隔で仮設トイレが1つずつ設置されていました。

これらのトイレは、距離表示の役割も果たしていて、「今どこを走っているのか」がわかりやすかったのは良かった点です。

ただ、各ポイントに1つしかトイレがないため、混雑を避けたい方はアクアラインに入る前に済ませておくのがおすすめです。

11km

アクアラインはランナー、ボランティア、大会関係者以外立ち入り禁止となっています。

そのため、沿道の応援は少なめですが、等間隔で配置されたボランティアの方々が熱心に応援してくれて、本当に元気をもらいました。

このような環境でも応援を続けてくださるのはありがたかったです。

↓ さらに安心だったのは、アクアライン上にもAEDを所持したモバイル隊が自転車で巡回していたことです。

救命処置の体制が整っているのは、ランナーとして非常に心強いポイントでした。

↑ 写真では分かりづらいですが、このエリアは実は地味に上り坂が続いていました。

風や雨に加え、坂道というコンボで体力を削られる区間でしたが、「あと少し」と自分を励ましながら進みました。

↓ ちょうど、このあたりです。

12km

↓ 上り坂を終え、いよいよ下り坂に突入しました。

画像をクリックすると、拡大画像がポップアップで表示されます

それほど急な下りではありませんでしたが、上りを終えたと同時にペーサーを含め、周りのランナーが一斉にペースアップ。

ここでペースを切り替えるのは、なかなか大変でしたね。

13km

↓ 徐々に、海ほたるが近づいてきました。

↓ 道路情報板には「アクアの風を感じてGO!」の表示がありました。

風速7m/sという強い風が吹いていましたが、不思議と「キツいからこそ乗り越えたときの達成感は大きい」と思いながら走れました。

↓ ようやく、海ほたるに到着です。

↓ ここでは一般客の方々が唯一応援してくれるポイントでもあり、声援を受けるたびに元気が湧いてきました。

14km

↓ 海ほたるパーキングエリアの14km地点に給水所が設置されていました。

この給水所は、コース上に2カ所しかない「特産品おもてなしスポット」の1つ目でもありました。

私は水分補給だけで済ませたため、実際には手に取りませんでしたが、提供されていたおもてなしメニューを見ると、どれも美味しそうでしたね。

海ほたる【おもてなしスポット①】
  • 海ほたるの夜空に
  • 焼き鯵ピロ
  • 房州紀行びわゼリー
  • 房州の想い出びわ餅
  • カントリーマアムびわ

個人的には、ゼリーを試してみたかったです。

↓ 海ほたるを折り返し、いよいよアクアライン後半戦に突入です。

ここからは、来た道をそのまま折り返す形になるため、再びアップダウンが待ち構えています。

↓ 特に、おもてなしスポットを出た直後にはいきなり上り坂があり、早速体力を試される展開です。

15km

↓ 下り坂に入ると、視界が一気に開け、先の先まで見通せるようになりました。

とても良い景色で、思わず感動してしまいました。

↓ アクアラインでは、反対車線にもランナーがいるため、互いに声を掛け合いながら走れるのが良かったです。

沿道からの声援が少ない分、ランナー同士で励まし合い、コース全体が温かい雰囲気に包まれていました。

16〜18km

↓ 最後尾を走行する監察車の後ろには輸送バスが何台も通過していく様子も。

アクアラインの通行止め時間が決まっているため、撤収作業も随時進められていました。

この光景を見ると、運営の方々のご苦労を改めて感じます。

↓ あいにくの天気ではありましたが、初めてのアクアライン走行はとても楽しく、貴重な経験になりました。

19km

↓ アクアラインを降りると、地元の方々が大勢出迎えてくれていて、温かい声援に心がほぐれました。

20km

↓ 目の前には「木更津かんらんしゃパーク キサラピア」が見えてきて、三井アウトレットパーク木更津周辺エリアに到着しました。

↓ このエリアはハーフマラソンのフィニッシュ地点でもあり、多くの観客がランナーを出迎えてくれていました。

↓ ここでフルマラソンとハーフマラソンのコースが分岐します。

ハーフの部に参加していたランナーとお別れするのは少し寂しかったですが、フルマラソンの後半戦に向けて気持ちを引き締め直しました。

21km

賑わいを見せていたアウトレット周辺に別れを告げ、コースは袖ケ浦方面へと進んでいきます。

ハーフマラソンの部とコースが分岐したことで、一気に人が減り、急に静かになった印象を受けました。

それでも、ペーサー周りのランナーたちは『ここからが本番!』と言わんばかりの雰囲気で、一気に表情が引き締まり、戦闘モードに入ったように見えました。

中間点(21.0975km)

私自身は8km過ぎにサブ4ペーサーに追いつき、それから中間点まではペーサーを追う集団の中で走りました。

サブ4を目指す場合、イーブンペース(5:40/km)で走ると、中間点は1:59:33で通過する計算ですが、実際には1:57:00前後で通過しました。

このペースの正確さには『さすがペーサー!』と思わず感心してしまいました。

22km

中間点を過ぎると、景色がガラリと変わります。

これまでの賑やかさや都会的な風景から一転、田畑が広がるのどかな景色へと移り変わりました。

アクアラインマラソンは「アクアラインを走れる」という華やかなイメージが強かったので、後半にこうした落ち着いた景色が待っているのは少し意外でしたね。

23〜25km

↓ 後半に入ると、これまで気にならなかった小さなアップダウンが、意外とペースに影響してきました。

これまではペーサーを使わず単独走で走ることが多かったため、自分のペースを崩すことはほとんどありませんでした。

しかし、今回は集団走だったので、下り坂でペースを上げるランナーがいたりして、流れが乱れる場面が増えてきました。

上り坂でも同じように、目の前のランナーがペースダウンすることがあり、その度に左右に位置を変えて抜こうとする動きが必要になり、思った以上に体力を消耗しました。

↓ 特に22〜23kmの間で、ペースが10秒ほど上がった瞬間があり、無理についていったランナーが何人か集団から離れていくのが見えました。

26km

この区間は、両サイドに住宅が続くコースで、景色の変化がほとんどないため、少し単調に感じる部分もありました。

しかし、その代わりに地域住民の方々が私設エイドステーションをたくさん用意してくださっていて、温かさを感じられる区間でもありました。

私設エイドステーション

近隣住民や応援者が、ボランティアのような形で用意したエイドステーションのことです。

チューペットアイス、コカ・コーラ、冷却スプレーなど、思わず手を伸ばしたくなるものばかりでしたが、私は朝食を摂らずにスタートした影響で、胃が空っぽの状態に。

さらに水分を摂りすぎたこともあって腹痛が起きてしまい、ありがたい差し入れには気持ちだけ受け取って通過しました。

27km

27km地点を過ぎたところで、トイレ休憩を取りました。

この1分以上のロスが響き、ここからは単独走(一人旅)となりました。

↓ こちらは袖ケ浦市農畜産物直売所「ゆりの里」周辺の様子です。

多くの方が声援を送っていて、とても賑やかな雰囲気でした。温かい応援が力になりますね。

28〜34km

この区間ではペーサーを追うことに必死で、写真を撮ったり景色を楽しむ余裕は全くありませんでした。

そのため、ほとんど記憶がないのですが、写真だけは残しておきます。

↓ ここは後半の難所の一つ、「ほたる野地区」のアップダウンです。

ペーサーを追うためにペースを上げたこともあり、この上り坂は非常に急に感じました。

そして、下り坂もかなり急で、ブレーキをかけないと膝に大きな負担がかかりそうな印象でした。

大会の参加案内にも「特に、33km過ぎからの坂は要注意です」と書かれていた通りの厳しい区間でした。

35km

ほたる野の下り坂を終えると、ようやく35km地点の看板が見えてきました。

↓ ちょうどこのあたりで、ようやくサブ4のペーサーに追いつきました。

約8kmもの間、必死に追いかけ続けた結果です。

トイレ休憩での遅れを取り戻すために、約8km追いかける形となりました。

↓ 折り返し地点を過ぎ、再びペーサーと並走する形に戻りました。

36〜40km

↓ 37km地点を過ぎると、後半のもう一つの難所、「清見台地区」のアップダウンが待ち構えていました。

この坂もほたる野地区と同じくらいの傾斜ですが、37kmも走った後の疲労もあって、さらにきつく感じました。

歩いているランナーも増え、私もペーサーに遅れないよう必死に追いかけていました。

41km〜フィニッシュ

↓ ラスト1kmの看板が見えてきました。

ラスト300mほどで、並走していたペーサーの前に出てフィニッシュしました。

苦しい区間も多かったですが、無事にゴールできた達成感でいっぱいです。

【13:53】フィニッシュ

結果は3時間57分54秒でした。

アクアラインのアップダウンや後半2箇所の急なアップダウンを乗り越え、何とかサブ4を達成しました。

正直なところ、大人しくペーサーにしっかりついていったおかげです。

そして、今回着用した「FuelCell Rebel v4」の軽さも大きな助けになりました。

【13:55】メダル受け取り

フィニッシュ後は、完走メダルや飲み物、そして千葉の特産のお菓子などをいただきました。

フィニッシュ後に受け取ったもの
  • 完走メダル
  • ボディメンテドリンク(ペットボトル)
  • 水(ペットボトル)
  • ボディメンテゼリー
  • 千葉のお菓子セット

【13:58】荷物受け取り(待ち時間なし)

荷物はレース前に預けた場所で受け取る形でした。

同じ窓口でフィニッシュした方が数名待っていましたが、スムーズに受け取ることができました。

【14:00】着替え

レース後には青空が広がり、天気も回復。

気持ちよく帰り支度をすることができました。

本来の更衣室は「木更津市民体育館」ですが、少し離れているため、私は手荷物預かり所の近くで帰る準備をしました。

【14:40】イベント会場到着

更衣室のある「木更津市民体育館」はイベント会場も併設されていて、多くの人で賑わっていました。

↓ トークショーの様子

↓ 様々な飲食ブースがありました。

↓ 私は「焼きそば」をいただきました。

【15:30】帰宅(会場を出る)

帰りは木更津駅から電車で帰りました。

新宿まで乗り換えなしで行ける特急「新宿さざなみ2号」が運行されていたため、こちらを利用しました。

全席指定席のため、事前に特急券(えきねっとで購入可)が必要ですが、行きのバスと同様、快適に移動できて良かったです。

ただ、この特急はアクアラインマラソン用の特別運行のため、本数が2〜3本しかありませんでした。

次回以降参加される方は、事前に運行時間を調べておくことをおすすめします!

ちばアクアラインマラソン2024に出場して感じたこと

沿道からの声援が過去一番大きく、迫力満点だった

これまで5回以上フルマラソンを経験してきましたが、今回のような迫力のある声援は初めてでした。

まさに、体全体で後押しされるような感覚でした。

学校が近いエリアでは、幼稚園児、小学生、中学生といった子どもたちが、100mほどにわたって並び、大声で声援を送ってくれていました。

この日は日曜日にもかかわらず登校日だったようで、大勢の子どもたちとその熱気に、周りのランナーも驚いていました。

例えるなら、好きなアーティストのライブで、開演時に舞台袖からメンバーが登場してきたときの歓声に匹敵するほどの盛り上がりでしたね。

しかも、こうした声援は1箇所だけではなく、フルマラソンのコース中、何箇所かで同じような応援を受けることができました。

これだけの応援に支えられたおかげで、自己ベスト(PB)を更新することができたと思います。

給水やトイレなど、ランナーサポートが充実

給水所は全14箇所、給食所は全15箇所設置されていました。

それに加えて、一部の給水所では左右両サイドに設けられていたため、混雑が分散され、スムーズに給水を取ることができました。

通常、給水所では混雑でスピードを落としたり、立ち止まらざるを得ないこともありますが、左右に分散されていることで、スピードを維持したまま補給ができたのはありがたかったです。

また、トイレの数も充実していて、コース全体で約735基、ほぼ1km間隔で設置されていました。

特にアクアライン上でも等間隔にトイレが設けられていたため、「次のトイレがどれくらい先なのか?」といった不安を感じることがありませんでした。

私はフルマラソン中、必ず1回以上トイレに行くので、これだけトイレの数が多いと非常に安心できます。

トイレ待ちの心配がないことで、走りに集中できたのはとても良かったです。

アクアライン上の給水所までの距離が不安ではあった

給水所の設置間隔は、前半が4kmごと、後半は2〜3kmごとでした。

ただ、実際にフルマラソンを完走して感じたのは、アクアライン上の給水所の不足についてです。

アクアライン上(9〜18km地点)には、海ほたるに1箇所だけ給水所が設置されています。

そのため、アクアライン手前の8.0km地点の給水所から次の給水所がある13.9km地点の海ほたるまでは、約6km間隔で給水できない状況でした。

このアクアライン区間は日差しを遮るものが一切なく、晴天時には直射日光を浴び続けるため、かなり厳しいと感じました。

さらに、傾斜のある上り坂もあり、体力の消耗が激しくなる部分です。

同様に、アクアラインを折り返した後も、海ほたるの給水所(13.9km地点)から19.4km地点の給水所まで約5km給水ができません。

この日は曇りで気温も低かったため、前半、喉が渇くことはありませんでしたが、晴天や暑い日のレースでは厳しい状況になるかもしれません。

個人的には、アクアライン上にもう1箇所給水所があれば安心だと感じました。

次回参加される方は、この点を頭に入れて準備されるといいと思います。

特に晴天時には、事前にしっかりと水分補給をしておくか、携帯用の水分補給アイテムを持参すると安心です!

まとめ

今回は、『ちばアクアラインマラソン2024』の大会の様子を紹介しました。

大会名称ちばアクアラインマラソン2024
開催日2024年11月10日(日)
メイン会場木更津市民体育館
コース潮浜公園前【発】 ⇒ 旧木更津市役所【着】
スタート時刻9:50
定員12,000人
エントリー方法抽選
参加料(税込)16,500円
制限時間6時間10分
関門9地点
事前発送物ナンバーカード / 参加大会オリジナルTシャツ / 結ばない靴紐「CATERPY」 / 手荷物預け袋
完走賞完走メダル
公式サイト詳細はこちら

初めての出場となりましたが、サポートが充実しており、沿道の声援にも後押しされ、とても楽しく走ることができました。

次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。

本日は以上です。

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Yusuke Saito
Yusuke Saito
マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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