【実費レビュー】メダリスト エナジージェルの効果は?味や飲むタイミング解説
メダリスト エナジージェルの効果は?
そんな疑問にお答えします。
『メダリスト エナジージェル(以下、本製品)』は、手軽にエネルギー摂取ができるジェルタイプの補給食です。
特徴は、圧倒的な「飲みやすさ」です。
ゼリーとジェルの中間くらいの食感なので、水分量が多く、ストレスなく摂取できます。
味は、全部で4種類。
・りんごとはちみつ
・グレープフルーツとはちみつ
・ブドウとはちみつ
・コーヒーとはちみつ
価格は270円(税込)と、他の補給食と同じくらいの価格設定となります。
公式オンラインショップやAmazon、楽天(下記リンク)などで購入可能です。
メダリスト エナジージェルの基本情報
(株)アリストが販売するメダリストは、書籍もいくつか出しているウルトラマラソンランナー岩本能史さんがプロデュースした補給食です。
味
味は、全部で4種類。
・りんごとはちみつ
・グレープフルーツとはちみつ
・ブドウとはちみつ
・コーヒーとはちみつ
種類が豊富なので、”味の好み”に合わせて選択できます。
栄養成分
本製品は”味”によって、入っている「成分」「量」が異なります。
以下が、「りんごとはちみつ味」の場合の栄養成分です。
・エネルギー:106kcal
・たんぱく質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:26.6g
・食塩相当量:0.21g
※りんごとはちみつ味の場合
続いて、「グレープフルーツとはちみつ味」の場合の栄養成分です。
・エネルギー:107kcal
・たんぱく質:0.3g
・脂質:0g
・炭水化物:26.4g
・食塩相当量:0.23g
※グレープフルーツとはちみつ味の場合
ご覧のように、エネルギーやたんぱく質など、わずかではありますが、量に差があります。
ですが、「1kcalでも多くのエネルギーを摂取したい!」という方を除いて、基本的には、好みの味を選べばOKです。
また、「コーヒーとはちみつ味」のみ、カフェインが入っています。
・エネルギー:105kcal
・たんぱく質:0.1g
・脂質:0.1g
・炭水化物:26.3g
・食塩相当量:0.27g
・カフェイン:50mg
※コーヒーとはちみつ味の場合
カフェイン※はパフォーマンスを向上させる効果があるため、マラソン時に欠かせない成分です。
※詳細は後述する
価格
1袋、税込み270円です。
1袋あたりの補給食の相場が200〜300円なので、お求めやすい価格設定になっています。
メダリスト エナジージェルの特徴
続いて、メダリストの特徴です。
・バナナ約1.2本分のエネルギーが摂取できる
・ゼリーとジェルの中間くらいの水分量なので飲みやすい
・咀嚼効果で満腹感が得られる
・天然系素材使用で胃に優しい
・カフェイン入りで疲労軽減
・携帯しやすい小型パウチ
・アンチ・ドーピング認証取得で大会でも使用可
【特徴①】バナナ約1.2本分のエネルギーが摂取できる
1袋あたり、105〜107kcalのエネルギーが摂取できます。
これは、バナナ約1.2本分※のエネルギー量に匹敵するほどの量を、本製品で補えます。
※バナナ1本あたり86kcalで計算:日本食品標準成分表
「ランニング中にバナナ1本を食べる」と思うと、かなりのエネルギーを手軽に摂取できることが分かりますね。
【特徴②】ゼリーとジェルの中間くらいの水分量なので飲みやすい
本製品は、(他の補給食と比べても)一番と言っても良い、圧倒的な「飲みやすさ」が特徴です。
通常、ジェルタイプの補給食はドロドロしていて、水と一緒に摂取しないと、飲み込みにくいです。
ですが、本製品はゼリーとジェルの中間くらいの水分量なので、水なしでもストレスなく飲めます。
特に、レース中は給水所以外では水分補給ができないので、自分のタイミングでエネルギー補給したい方におすすめです。
【特徴③】咀嚼効果で満腹感が得られる
本製品には半固形の塊(ゼリー)が入っているので、咀嚼しながら摂取します。
レースは3〜7時間の長時間にわたり行われますが、レース途中の12〜13時(お昼どき)にお腹が空いてきます。
1回お腹が空くと、走りに集中できなくなりますし、かといって、走行中、気軽にご飯が食べられるわけではありません。
そういった観点から、本製品を摂るだけで満腹感が得られるのは、その後のレースに影響を及ぼさない、良い点でしょう。
【特徴④】天然系素材使用で胃に優しい
本製品は天然系素材(はちみつ)を使用しているので、胃が動かなくなるレース後半でも抵抗なく摂取することが可能です。
長時間走ることで胃に行く血液が減少し、”胃痛”や”むかつき”、”吐き気”といった症状を引き起こしやすくなります。
もし、その症状が現れれば、いくら食べやすい補給食でも、身体が受け付けず、エネルギー補給ができなくなります。
なので、普段の練習時から長時間走ることで、食欲がなくなることが分かっている方こそ、(本製品は)効果的な補給食と言えるでしょう。
【特徴⑤】カフェイン入りで疲労軽減
「コーヒーとはちみつ味」にのみ、カフェイン50mg配合。
カフェインには覚醒作用があり、集中力を再度高め、一時的に疲労を軽減する効果があります。
そのため、「疲れが出やすい」「集中力がきれやすい」25〜30km地点で「コーヒーとはちみつ味」(カフェイン)を摂取することで、疲労が緩和され、もうひと踏ん張りできます。
特に、記録更新を目指している方は、足が止まりだすレース後半に(「コーヒーとはちみつ味」を)摂取しましょう。
関連記事:【ランナー必見】フルマラソンでカフェインを摂取する目的|摂取方法やタイミングを解説
【特徴⑥】携帯しやすい小型パウチ
ポケットの中にラクラク入る、携帯しやすい小型パウチ。
レース時、2〜3個(ハーフパンツの)ポケットに入れていても大丈夫なほど、コンパクトで、かさばりません。
ウエストポーチやバックパックを携帯しなくても持ち運びしやすいため、手ぶらで走りたい方におすすめです。
【特徴⑦】アンチ・ドーピング認証取得で大会でも使用可
本製品はアンチドーピング認証を受けているため、信頼性は担保され、安心して摂取できます。
市民ランナーにはあまり関係ありませんが、アスリートの方は「オリンピック」などに出場する際、ドーピング検査を受けます。
ですが、上記の認証を受けている食品は、ドーピング検査に引っかからないことを意味します。
要するに、アスリートの方も安心して摂取できる食品ということです。
摂取してみた感想
公式サイトに書いてあった通り、ジェル特有のドロッとさがなく、飲みやすかったです。
メインの味(”りんご”や”グレープフルーツ”)が口に広がり、その後、ほんのり”はちみつ”が口の中に広がります。
”りんご”や”グレープフルーツ”などメインの味が口に残るため、メインの味の好みを選ぶと良いです。
また、半固形の塊(ゼリー)が入っているので、咀嚼しながら飲み込む形ですが、走りながらだと噛むのが難しかったです。
もちろん、満腹感を得るために塊のゼリーを入れているのですが、(入っていることを忘れ、)勢い良く摂取すると、喉に詰まる恐れがあるので注意が必要です。
そのため、呼吸が荒くなるレース後半ではなく、鼻呼吸で、まだまだ余裕のあるレース前半に摂取するほうが良いと感じました。
さらに、つまみ部分が大きいので、走りながらでも開封しやすかったのが、良い点です。
飲むタイミングは?
公式サイトでは、「トレーニング・レース開始30分前」「トレーニング・レース中は1時間に1回」のペースでの摂取が推奨されています。
というのも、補給食は摂取してからエネルギーに変換されるまで30分程度かかるため、短時間で大量に摂取しても効果は実感できません。
また、ジェルは胃への負担が大きく、大量に摂取すると、”胃痛”や”むかつき”、”吐き気”を引き起こしやすくなるため、1時間に1度の摂取をおすすめしています。
摂取例
仮に、サブ4目標(4時間以内完走)※であれば、11km地点(1時間経過時)、21km地点(2時間経過時)、32km地点(3時間経過時)で摂取すると良いでしょう。
※他の目標タイムの摂取タイミングはこちらをご覧ください。
また、味は全部で4種類あるので、1時間ごとに味を変えることで、飽きることなく飲めます。
スタート直前:りんごとはちみつ味(カフェインなし)
11km地点:グレープフルーツとはちみつ味(カフェインなし)
21km地点:ブドウとはちみつ味(カフェインなし)
32km地点:コーヒーとはちみつ味(カフェインあり)
レース前半は「カフェインなし」の味を摂取し、(前述の通り、)25〜30km地点で「カフェインあり」の味を摂取し、ブーストをかけましょう。
カフェインには覚醒作用があるので、疲れているからこそ効果を発揮してくれます。
まとめ・評価
最後に個人的な評価です。☆5つ満点で評価しました。
味(飲みやすさ) | (4.5 / 5.0) |
効果(マラソン向きか) | (3.5 / 5.0) |
価格(入手しやすさ) | (4.0 / 5.0) |
携帯しやすさ | (4.0 / 5.0) |
総合評価 | (4.0 / 5.0) |
味(飲みやすさ)は、ほぼ満点です。
ジェル特有のドロッとさがなく、水なしで飲める点で評価は高かったです。
効果の点では、平均ちょい上の3.5点をつけました。
理由は、他の補給食と比べエネルギー量が少なく、また、ランナーを助ける栄養成分も少なかった点でこの評価となりました。
下記は、エネルギー量を100g換算した場合の各補給食の比較です。
- エネもち(362 kcal)
- Mag-onエナジージェル(292 kcal)
- WINZONE エナジージェル(287 kcal)
- チャレンジャー・パワーリキッド(282 kcal)
- スポーツようかん(282 kcal)
- アミノサウルスジェル(264〜271 kcal)
- KODAエナジージェル(260 kcal)
- メダリスト エナジージェル(233〜237 kcal)
- アスリチューン・ポケットエナジー(223 kcal)
ご覧のように、『メダリスト』は他の補給食に比べて、エネルギー量が少ないことが分かります。
とはいえ、成分は良くても飲みづらければ意味がありませんので、そういう点で、本製品は優れているでしょう。
ぜひ、レースに出場される際の参考にしていただければと思います。
以上、メダリストのレビューでした。
関連記事:フルマラソンにおすすめの補給食15選【サブ3.5、サブ4、サブ5向け】
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ