【実費レビュー】Mag-onエナジージェルの効果は?味や飲むタイミング解説
Mag-onエナジージェルの効果は?
そんな疑問にお答えします。
『Mag-onエナジージェル(以下、本製品)』は、マグネシウムの専門メーカーが販売する、吸収力の高い水溶性マグネシウムを使用した補給食です。
マグネシウムは、レース中盤〜後半にかけて「足がつる」「足がケイレンする」などといった症状を防いでくれる効果があるため、マラソンに最適な栄養素です。
味は、全部で6種類。
・アップルフレーバー
・グレープフルーツフレーバー
・ウメフレーバー
・青みかんフレーバー
・ピンクグレープフルーツフレーバー
・レモンフレーバー
価格は302円(税込)と、他の補給食と同じくらいの価格設定となります。
公式オンラインショップやAmazon、楽天(下記リンク)で購入可能です。
Mag-onエナジージェルの基本情報
本製品は、バナナ約1.3本分の「エネルギー」と足つり対策に効果的な「マグネシウム」が同時に摂れる補給食です。
公式によるアンケート調査で、「Mag-onに期待することは何ですか?」の質問に対し、93%が「足つり・ケイレン防止」と回答しています。
それだけ、本製品の「マグネシウム」に魅力を感じていることが分かりますね。
味
味は、全部で6種類。
・アップルフレーバー
・グレープフルーツフレーバー
・ウメフレーバー
・青みかんフレーバー
・ピンクグレープフルーツフレーバー
・レモンフレーバー
種類が豊富なので、”味の好み”に合わせて選択できます。
栄養成分
本製品は”味”によって、入っている「成分」が異なります。
以下が、「アップルフレーバー」「グレープフルーツフレーバー」「ウメフレーバー」の場合の栄養成分です。
・エネルギー:120kcal
・たんぱく質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:30g
・食塩相当量:0.14g(ナトリウム:55mg)
・マグネシウム:50mg
※アップルフレーバー、グレープフルーツフレーバー、ウメフレーバーの場合
続いて、「青みかんフレーバー」「ピンクグレープフルーツフレーバー」「レモンフレーバー」の場合の栄養成分です。
・エネルギー:120kcal
・たんぱく質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:30g
・食塩相当量:0g
・マグネシウム:50mg
・カフェイン:25mg
※青みかんフレーバー、ピンクグレープフルーツフレーバー、レモンフレーバーの場合
ご覧のように、「アップルフレーバー」「グレープフルーツフレーバー」「ウメフレーバー」には、ナトリウムが入っています。
また、「青みかんフレーバー」「ピンクグレープフルーツフレーバー」「レモンフレーバー」には、カフェインが入っています。
カフェイン※はパフォーマンスを向上させる効果があるため、状況に応じて、飲み分けましょう。
※詳細は後述する
価格
1袋、税込み302円です。
1袋あたりの補給食の相場が200〜300円なので、お求めやすい価格設定になっています。
Mag-onエナジージェルの特徴
続いて、本製品の特徴です。
・バナナ約1.3本分のエネルギーが摂取できる
・足つり対策に効果があるマグネシウム配合
・汗で失われるナトリウムを配合
・カフェイン入りで疲労軽減
・携帯しやすい小型パウチ
【特徴①】バナナ約1.3本分のエネルギーが摂取できる
1袋あたり、120kcalのエネルギーが摂取できます。
これは、バナナ約1.3本分※のエネルギー量に匹敵するほどの量を、本製品で補えます。
※バナナ1本あたり86kcalで計算:日本食品標準成分表
「ランニング中にバナナ1本を食べる」と思うと、かなりのエネルギーを手軽に摂取できることが分かりますね。
【特徴②】足つり対策に効果があるマグネシウム配合
レース後半に起こりやすい「足つり」や「足のけいれん」対策ができるマグネシウム50mg配合。
足がつる原因は、下記のことが挙げられます。
- 長時間走行することによる筋肉疲労
- 発汗による水分不足
- 発汗によるミネラル不足
- 寒さによる身体の冷え
マグネシウムは、ミネラルの1種で、神経や筋肉に伝達する栄養成分です。
汗をかくことで体内のミネラル(マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど)が不足すると、筋肉に伝達ができず、足がつりやすくなります。
(レース中の)水分補給は給水所で適宜行なっているので問題ありませんが、マグネシウムは補給食から摂るしかありません。
そのため、水分補給と同時に、疲労が溜まる前からマグネシウム(本製品)を摂取することで、未然に「足つり」を防ぐことができます。
特に、本製品のマグネシウムは、吸収力の高い水溶性マグネシウムを使用しているため、体内にすばやく溶け、(マグネシウムを)急速チャージできます。
【特徴③】汗で失われるナトリウムを配合
「アップルフレーバー」「グレープフルーツフレーバー」「ウメフレーバー」にのみ、ナトリウム55mg(食塩相当量0.14g)配合。
ナトリウムは汗で失われるミネラルの1種で、筋肉の収縮・弛緩の働きを保つ効果を持ちます。
ナトリウムが体内から減少することで、筋肉の収縮・弛緩がうまくいかなくなり、「足つり」が起こります。
そのため、レース中に本製品を摂取し、ナトリウムを補給することで、足つりを予防できるでしょう。
【特徴④】カフェイン入りで疲労軽減
「青みかんフレーバー」「ピンクグレープフルーツフレーバー」「レモンフレーバー」にのみ、カフェイン25mg配合。
カフェインには覚醒作用があり、集中力を再度高め、一時的に疲労を軽減する効果があります。
そのため、「疲れが出やすい」「集中力がきれやすい」25〜30km地点でカフェインを摂取することで、疲労が緩和され、もうひと踏ん張りできます。
特に、記録更新を目指している方は、足が止まりだすレース後半に(「青みかんフレーバー」「ピンクグレープフルーツフレーバー」「レモンフレーバー」を)摂取しましょう。
関連記事:【ランナー必見】フルマラソンでカフェインを摂取する目的|摂取方法やタイミングを解説
【特徴⑤】携帯しやすい小型パウチ
非常にコンパクトで厚みもないので、携帯しやすい補給食です。
レース時、2〜3個(ハーフパンツの)ポケットに入れていても大丈夫なほど、持ち運びしやすいです。
大きさはこんな感じ。
成人男性の片手ですが、手のひらに収まるサイズ感です。
ウエストポーチやバックパックを携帯しなくても持ち運びしやすいため、手ぶらで走りたい方におすすめです。
摂取してみた感想
ジェルタイプなので、ジェル特有のドロッとさがありました。
味は、とても濃く、喉が渇いていない「運動前」は水なしでも大丈夫ですが、喉が渇いているときは水と一緒に摂取したほうが良い印象を受けました。
とても濃い味なので、好みは分かれそうです。
ただ、味は美味しいので、そこに関してはストレスなく摂取できると思います。
公式サイトのアンケート調査でも、8割が「味に満足」と回答しています。
また、つまみ部分が出っ張っているので、走りながらでも開けやすいのもポイントです。
飲むタイミングは?
公式サイトに記載はありませんでしたが、「トレーニングやレース開始10分前、トレーニング・レース中は1時間に1度の摂取」が良いでしょう。
というのも、補給食は摂取してからエネルギーに変換されるまで30分程度かかるため、短時間で大量に摂取しても効果は実感できません。
また、ジェルは胃への負担が大きく、大量に摂取すると、”胃痛”や”むかつき”、”吐き気”を引き起こしやすくなるため、1時間に1度の摂取をおすすめしています。
公式サイトでのアンケート結果は以下の通りです。
摂取するタイミングは、「運動前」より「運動中」のほうが多い結果となっています。
足つり対策であるマグネシウムが多く含まれているため、運動中(ランニング・レース)に飲むことをおすすめします。
摂取例
仮に、サブ4目標(4時間以内完走)※であれば、11km地点(1時間経過時)、21km地点(2時間経過時)、32km地点(3時間経過時)で摂取するという形です。
※他の目標タイムの摂取タイミングはこちらをご覧ください。
また、味は全部で6種類あるので、1時間ごとに味を変えることで、飽きることなく飲めます。
スタート直前:アップルフレーバー(カフェインなし)
11km地点:グレープフルーツフレーバー(カフェインなし)
21km地点:ウメフレーバー(カフェインなし)
32km地点:ピンクグレープフルーツフレーバー(カフェインあり)
レース前半は「カフェインなし」の味を摂取し、(前述の通り、)25〜30km地点で「カフェインあり」の味を摂取し、ブーストをかけましょう。
カフェインには覚醒作用があるので、疲れているからこそ効果を発揮してくれます。
まとめ・評価
最後に個人的な評価です。☆5つ満点で評価しました。
味(飲みやすさ) | (3.5 / 5.0) |
効果(マラソン向きか) | (4.5 / 5.0) |
価格(入手しやすさ) | (3.5 / 5.0) |
携帯しやすさ | (4.5 / 5.0) |
総合評価 | (4.0 / 5.0) |
「効果」「携帯しやすい」の点で評価は高いですが、「味(飲みやすさ)」ではやや評価が下がりました。
「味」の点では、ジェル特有のドロッとさに加え、濃い味なので、人によって好みは分かれるかなと。
ただ、「マグネシウム」を含んでいる補給食は少ないため、その点で差別化できる補給食でもあります。
下記は、エネルギー量を100g換算した場合の各補給食の比較です。
- エネもち(362 kcal)
- Mag-onエナジージェル(292 kcal)
- WINZONE エナジージェル(287 kcal)
- チャレンジャー・パワーリキッド(282 kcal)
- スポーツようかん(282 kcal)
- アミノサウルスジェル(264〜271 kcal)
- KODAエナジージェル(260 kcal)
- メダリスト エナジージェル(233〜237 kcal)
- アスリチューン・ポケットエナジー(223 kcal)
ご覧のように、他の補給食の中でもエネルギー量は多いことが分かります。
さらに、マグネシウムも同時に摂取できる点で評価は高いでしょう。
ぜひ、レースに出場される際の参考にしていただければと思います。
以上、マグオンのレビューでした。
関連記事:フルマラソンにおすすめの補給食15選【サブ3.5、サブ4、サブ5向け】
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ