【実費レビュー】WINZONE エナジージェルの効果は?味や飲むタイミング解説
WINZONE エナジージェルの効果は?
そんな疑問にお答えします。
『WINZONE エナジージェル(以下、本製品)』は、創立100年の製薬会社 日本新薬が販売している補給食です。
第76回びわ湖毎日マラソンで優勝&フルマラソン日本新記録「2:04:56」を記録した富士通の鈴木健吾選手が2年以上愛用している補給食となります。
特徴は、脂肪活用 × 足つり対策 × エネルギー補給と、3つ同時にサポートしてくれる点。
味は、全部で4種類。
・シークヮーサー風味
・マスカット風味
・パイナップル風味
・オレンジ風味
価格は307円(税込)と、他の補給食と同じくらいの価格設定となります。
公式オンラインショップやAmazon、楽天(下記リンク)で購入可能です。
WINZONE エナジージェルの基本情報
本製品はバナナ約1.3本分の「エネルギー」と足つり対策に効果的な「マグネシウム」を効率よく摂取できる世界初のエネルギー補給食です。
味
味は、全部で4種類。
・シークヮーサー風味
・マスカット風味
・パイナップル風味
・オレンジ風味
種類が豊富なので、”味の好み”に合わせて選択できます。
栄養成分
本製品は”味”によって、入っている「成分」「量」が異なります。
以下が、「パイナップル風味」「マスカット風味」「シークヮーサー風味」の場合の栄養成分です。
・エネルギー:115kcal
・たんぱく質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:28.8g
・食塩相当量:0g
・マグネシウム:50mg
・ヒドロキシクエン酸:100mg
※パイナップル風味、マスカット風味、シークヮーサー風味の場合
続いて、「オレンジ風味」の場合の栄養成分です。
・エネルギー:115kcal
・たんぱく質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:29g
・食塩相当量:0g
・マグネシウム:50mg
・ヒドロキシクエン酸:50mg
・カフェイン:50mg
※オレンジ風味の場合
ご覧のように、「オレンジ風味」のみカフェインが入っており、それにより、「ヒドロキシクエン酸」の量も(他の3種類の味を比べて)異なります。
カフェイン※はパフォーマンスを向上させる効果があるため、状況に応じて、飲み分けましょう。
※詳細は後述する
価格
1袋、税込み307円です。
1袋あたりの補給食の相場が200〜300円なので、お求めやすい価格設定になっています。
WINZONE エナジージェルの特徴
続いて、本製品の特徴です。
・バナナ約1.3本分のエネルギーが摂取できる
・足つり対策に効果があるマグネシウム配合
・脂肪燃焼効果のあるヒドロキシクエン酸配合
・カフェイン入りで疲労軽減
・携帯しやすい小型パウチ
・アンチ・ドーピング認証取得で大会でも使用可
【特徴①】バナナ約1.3本分のエネルギーが摂取できる
1袋あたり、115kcalのエネルギーが摂取できます。
これは、バナナ約1.3本分※のエネルギー量に匹敵するほどの量を、本製品で補えます。
※バナナ1本あたり86kcalで計算:日本食品標準成分表
「ランニング中にバナナ1本を食べる」と思うと、かなりのエネルギーを手軽に摂取できることが分かりますね。
【特徴②】足つり対策に効果があるマグネシウム配合
レース後半に起こりやすい「足つり」や「足のけいれん」対策ができるマグネシウム50mg配合。
足がつる原因は、下記のことが挙げられます。
- 長時間走行することによる筋肉疲労
- 発汗による水分不足
- 発汗によるミネラル不足
- 寒さによる身体の冷え
マグネシウムは、ミネラルの1種で、神経や筋肉に伝達する栄養成分です。
汗をかくことで体内のミネラル(マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど)が不足すると、筋肉に伝達ができず、足がつりやすくなります。
(レース中の)水分補給は給水所で適宜行なっているので問題ありませんが、マグネシウムは補給食から摂るしかありません。
そのため、水分補給と同時に、疲労が溜まる前からマグネシウム(本製品)を摂取することで、未然に「足つり」を防ぐことができます。
【特徴③】脂肪燃焼効果のあるヒドロキシクエン酸配合
エネルギーをすばやく筋肉に届けるヒドロキシクエン酸を100mg※(パイナップル風味、マスカット風味、シークヮーサー風味のみ)配合。
※オレンジ風味は50mg配合
ヒドロキシクエン酸の効果により、エネルギー切れを起こす前に短時間でエネルギー供給することができます。
レース中の「エネルギー切れ」は、大幅な失速の原因となり、”目標タイムでの完走”、もしくは”初めてのフルマラソン完走”が難しくなります。
なので、エネルギー補給のタイミングはとても重要なのですが、万が一、遅れたとしても、リカバリーできるのがヒドロキシクエン酸の特徴です。
また、ヒドロキシクエン酸には脂肪燃焼効果があるため、効率よく脂肪をエネルギーに変換してくれる点もポイントです。
- フルマラソンにおけるエネルギー消費について
- そもそも、人は「糖質」と「脂肪」をエネルギーに変えて走ります。
「糖質」は燃焼しやすく(エネルギー変換されやすい)、「脂肪」は燃焼しにくい(変換されるまでに時間がかかる)特徴があります。
また、人間の体内に貯めておける「糖質」の量は約1,500kcalで(「脂肪」は約7,000kcal)、フルマラソン完走には2,500kcal必要なので、必然的に1,000kcal足らない計算になります。
そこで、重要なのが、「脂肪」を効率よくエネルギーに変換すること。
その「脂肪」の燃焼を助けてくれるのが「ヒドロキシクエン酸」であり、本製品になります。
【特徴④】カフェイン入りで疲労軽減
「オレンジ風味」にのみ、カフェイン50mg配合。
カフェインには覚醒作用があり、集中力を再度高め、一時的に疲労を軽減する効果があります。
そのため、「疲れが出やすい」「集中力がきれやすい」25〜30km地点で「オレンジ風味」(カフェイン)を摂取することで、疲労が緩和され、もうひと踏ん張りできます。
特に、記録更新を目指している方は、足が止まりだすレース後半に(「オレンジ風味」を)摂取しましょう。
関連記事:【ランナー必見】フルマラソンでカフェインを摂取する目的|摂取方法やタイミングを解説
【特徴⑤】携帯しやすい小型パウチ
非常にコンパクトで厚みもないので、携帯しやすい補給食です。
レース時、2〜3個(ハーフパンツの)ポケットに入れていても大丈夫なほど、持ち運びしやすいです。
大きさはこんな感じ。
成人男性の片手ですが、手のひらに収まるサイズ感です。
ウエストポーチやバックパックを携帯しなくても持ち運びしやすいため、手ぶらで走りたい方におすすめです。
【特徴⑥】アンチ・ドーピング認証取得で大会でも使用可
本製品はアンチドーピング認証を受けているため、信頼性は担保され、安心して摂取できます。
市民ランナーにはあまり関係ありませんが、アスリートの方は「オリンピック」などに出場する際、ドーピング検査を受けます。
ですが、上記の認証を受けている食品は、ドーピング検査に引っかからないことを意味します。
要するに、アスリートの方も安心して摂取できる食品ということです。
摂取してみた感想
「シークヮーサー風味」「マスカット風味」を食べましたが、とても美味しく、飲みやすかったです。
「シークヮーサー風味」に関しては酸味があるので、疲れている状態でもグビグビ摂取できます。
また、ジェルタイプですが、ジェル特有のドロッとさがなく、水なしで摂取できる点も評価が高いです。
飲むタイミングは?
公式サイトに記載はありませんでしたが、「トレーニングやレース開始10分前、トレーニング・レース中は1時間に1度の摂取」が良いでしょう。
というのも、補給食は摂取してからエネルギーに変換されるまで30分程度かかるため、短時間で大量に摂取しても効果は実感できません。
また、ジェルは胃への負担が大きく、大量に摂取すると、”胃痛”や”むかつき”、”吐き気”を引き起こしやすくなるため、1時間に1度の摂取をおすすめしています。
摂取例
仮に、サブ4目標(4時間以内完走)※であれば、11km地点(1時間経過時)、21km地点(2時間経過時)、32km地点(3時間経過時)で摂取するという形です。
※他の目標タイムの摂取タイミングはこちらをご覧ください。
また、味は全部で4種類あるので、1時間ごとに味を変えることで、飽きることなく飲めます。
スタート直前:パイナップル風味(カフェインなし)
11km地点:マスカット風味(カフェインなし)
21km地点:シークヮーサー風味(カフェインなし)
32km地点:オレンジ風味(カフェインあり)
レース前半は「カフェインなし」の味を摂取し、(前述の通り、)25〜30km地点で「カフェインあり」の味を摂取し、ブーストをかけましょう。
カフェインには覚醒作用があるので、疲れているからこそ効果を発揮してくれます。
まとめ・評価
最後に個人的な評価です。☆5つ満点で評価しました。
味(飲みやすさ) | (4.5 / 5.0) |
効果(マラソン向きか) | (4.5 / 5.0) |
価格(入手しやすさ) | (4.0 / 5.0) |
携帯しやすさ | (4.5 / 5.0) |
総合評価 | (4.0 / 5.0) |
個人的に高評価の補給食です。
”エネルギー”や”マグネシウム”、”カフェイン”といったマラソンに必要な栄養素が豊富に含まれています。
また、味が美味しく、飲みやすかった点でこの評価となりました。
下記は、エネルギー量を100g換算した場合の各補給食の比較です。
- エネもち(362 kcal)
- Mag-onエナジージェル(292 kcal)
- WINZONE エナジージェル(287 kcal)
- チャレンジャー・パワーリキッド(282 kcal)
- スポーツようかん(282 kcal)
- アミノサウルスジェル(264〜271 kcal)
- KODAエナジージェル(260 kcal)
- メダリスト エナジージェル(233〜237 kcal)
- アスリチューン・ポケットエナジー(223 kcal)
ご覧のように、他の補給食と比べてもエネルギー量は多いことが分かります。
ぜひ、レースに出場される際の参考にしていただければと思います。
以上、ウィンゾーンのレビューでした。
関連記事:フルマラソンにおすすめの補給食15選【サブ3.5、サブ4、サブ5向け】
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ