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フルマラソンに出場する頻度・間隔は?年間何回出場するのが良い?

yusuke saito
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初心者ランナー
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フルマラソンを走る際、どのくらいの頻度(間隔)でエントリーすればいいですか?

そんな疑問にお答えします。

マラソンシーズン(10〜3月)が始まると、毎週のように全国各地で大会が開催されます。

走るのが好きな方にとっては、さまざまな大会に出場して完走を重ねたいと思うことでしょう。

しかし実際は、フルマラソンを走りきった直後に「もう当分走りたくない…」と思ってしまうほど、身体へのダメージが大きい競技でもあります。

さらに、マラソン大会は当日のエントリーができないため、出場を決める段階で、数週間〜数ヶ月先の体調(コンディション)を予測する必要があります。

そこでこの記事では、私自身の経験をもとに、フルマラソンに出場する際の“適切な頻度・間隔”について解説します。

もし「年に1回だけ走れれば十分」という方であれば、あまり気にしなくてOKです。

ですが、「年に複数回出たい」「月に何回も走りたい」というように、フルマラソンを頻繁に走りたい方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

フルマラソンに出場する頻度・間隔

ここでは私の経験も踏まえ、フルマラソン完走回数をもとに、解説していきます。

今回は、下記の2パターンを紹介します。

出場する頻度・間隔
  • 初めて挑戦する方:年間1回
  • フルマラソン完走経験がある方:年間2〜3回

初めて挑戦する方:年間1回

該当する方
  • 生まれて初めてフルマラソンに挑戦する方
  • 過去フルマラソンを途中棄権しており、まだ完走経験がない方
  • 随分前にフルマラソン完走経験はあるが、長らく運動をしていない方

上記に該当する方は、年間1回のフルマラソン出場がおすすめです。

まず、初めてフルマラソンに挑戦する方の多くは、練習で30km走を行う機会はほとんどなく、やっても1回程度でしょう。

多くの場合、長くても20〜25kmまでしか走っておらず、ほぼ“ぶっつけ本番”のような状態でスタートラインに立つことになります。

その結果、30km以降のラスト12kmが非常にキツくなるのが現実です。

足が痛くなったり、体力の限界で歩きながらゴールを目指すことも少なくありません。

せっかく参加費を払って出場した大会なので、「無理してでも完走しよう」という気持ちで一歩一歩進む方も多く、フィニッシュ後に「もう二度とフルマラソンは走りたくない…」と感じてしまっても不思議ではありません。

さらに、もしこのあとに別の大会を控えていた場合、「参加費(1〜2万円)がもったいないから、嫌でも走ろう」と無理をしてしまうこともあります。

ただし、このような状況で膝や足首などに違和感や痛みを感じながら無理に走り続けると、レース後に症状が悪化し、1ヶ月以上の休養が必要になることもあります。

そうなると、次のレースには間に合わず、仮に出場しても完走は難しくなってしまいます。

特に、初めてフルマラソンに出場する方は、自分がどのような身体状態でゴールするか予測がつかないため、まずは年1回の出場から始めるのが安全です。

また、すでにフルマラソン完走経験がある方でも、「42km」という距離の厳しさを知っているからこそ、十分な練習量を積まないとギリギリの完走になってしまうことがあります。

たとえば、久しぶりに走る方や、しばらく運動から離れていた方は、完走経験者であってもフルマラソン用の身体に戻す必要があります。

その意味でも、無理をせず、年1回の出場を目安にするのが良いと感じています。

私の経験談

私が初めてフルマラソンを完走したときは、レース前の練習で痛めた膝をかばいながら、何とか完走しています。

流れとしては下記の通りです。


1度は30km走をしたほうが良いという情報を多く見かけ、レース1ヶ月前に30km走を行い膝を痛める

膝の状態は治らず、痛い状態でレースに臨むも、20km地点で限界がきて後半はほとんど歩き、何とかフィニッシュする

(膝の)状態が悪化して、その後、1ヶ月走れない状態に

その後、レースの予定があれば、当然DNS※だった

※DNS(Did Not Start)は、エントリーしたものの、スタート地点に立てなかった場合の棄権方法(欠場扱い)


これがざっくりとした初フルマラソン完走時の流れですが、私は1回で良かったと思っています。

1回で良かったと思った理由
  • 心身とも疲弊していたので、次のフルマラソンに出場できる状態ではなかった
  • 1万円近い参加費がムダにならずに済んだ

フルマラソン完走経験がある方:年間2〜3回

該当する方

昨年の大会で歩かずにフルマラソンを完走した方

前年にフルマラソンを完走し、足に痛みなどのトラブルがなかった方であれば、当年は年間2〜3回の出場も問題ないでしょう。

痛みやケガがなかったということは、身体がフルマラソンの負荷に耐えられる状態だったということ。

そのため、次のレースも同じようにケガなく終えられる可能性が高く、スケジュールも立てやすくなります。

一方で、レース後に足の痛みが続いてしまった方は、翌年のレースでも同様のトラブルが起こるリスクがあるため、レース間隔をしっかり空けることを検討したほうが良いでしょう。

ちなみに私自身も、前年のフルマラソンを痛みなく終えることができたため、翌年は2回以上のレースに出場する選択をしました。

2025年
■2025年2月23日:いわきサンシャインマラソン
■2025年2月16日:京都マラソン
■2025年1月19日:石垣島マラソン

2024年
■2024年11月10日:ちばアクアラインマラソン
■2024年10月20日:東京レガシーハーフマラソン
■2024年10月13日:新潟シティマラソン

2023年
■2023年12月3日: 湘南国際マラソン
■2023年10月29日:水戸黄門漫遊マラソン

2022年
■2022年11月3日:ぐんまマラソン

エントリー時に気をつけたのは、フルマラソン同士の間隔を1ヶ月以上空けることです。

過去の経験から、フルマラソン後の回復には少なくとも2週間はかかると感じていたため、無理なく次も走れるようにと、1ヶ月後の大会を選びました。

もちろん、回復にかかる時間は人それぞれです。

普段のトレーニング状況や体の状態によって異なるため、自分自身の体調をしっかりと見極めたうえで、出場する大会のタイミングを決めることが大切です。

関連記事:「2週連続フルマラソンは可能?」実際に挑戦してみた結果

フルマラソンは年間2回がベスト

マラソンシーズンは10〜3月です。

その中でも10〜12月(秋冬)と、1〜3月(冬春)の2つのレース時期に分けられます。

マラソンシーズン
  • レース期1:10〜12月(秋冬)
  • レース期2:1〜3月(冬春)

複数回出場したい方は、各時期1回ずつ出場するのが良いでしょう。

下記が例になります。

例)東京都にお住まいの方
  • 湘南国際マラソン(12月)
  • 板橋Cityマラソン(3月)
例)京都府にお住まいの方
  • 福知山マラソン(11月)
  • 京都マラソン(2月)
例)福岡県にお住まいの方
  • 福岡マラソン(11月)
  • 北九州マラソン(2月)

最低でも1ヶ月、エントリーする大会によっては2ヶ月ほど間が空くので、次のフルマラソンも万全の状態で臨むことができます。

大会の選び方、各地方の大会については下記の記事で解説しています。

関連記事:マラソン大会の選び方9選!特に初心者が見るべき3つのポイントとは?

まとめ

今回はフルマラソンに出場する頻度・間隔について解説しました。

改めて、今回紹介したポイントです。

ポイント
  • 初めてフルマラソンに挑戦する方は、年間1回がベスト
  • 昨年フルマラソン完走経験がある方は、翌年は年間2回がベスト
  • 複数回出場する場合は、10〜12月(秋冬)と1〜3月(冬春)でそれぞれ1回ずつにする
  • フルマラソンの間隔は最低1ヶ月。理想は2ヶ月ほど間を空ける

初めてフルマラソンに挑戦する方は、フルマラソン後の疲労・ダメージを考慮して年間1回の出場をおすすめします。

複数回出場したい場合は、しっかりとしたパフォーマンスが発揮できるよう、1ヶ月以上の間隔を空けることをおすすめします。

本日は以上です。

関連記事:マラソンの年間計画の立て方!初レースに向けてトレーニングプランの基本ガイド

関連記事:フルマラソンに出場するのにどのくらいの費用がかかるの?参加費の内訳と節約方法を紹介

関連記事:豪華参加賞・完走メダルが貰えるフル・ハーフマラソン大会

【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。

初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。

マラソン大会の選び方

購入すべきランニンググッズ

完走するためのトレーニング方法

レース前日や当日の過ごし方

▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ

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ABOUT ME
Yusuke Saito
Yusuke Saito
マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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