【大会レポート】第33回ぐんまマラソン|ニューイヤー駅伝のコースを走ることができる大会です
2023年11月3日(金・祝)、『第33回ぐんまマラソン』の当日の様子やレース時に感じたこと※をご紹介します。
※出場は第32回、第33回は観戦
次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。
第33回ぐんまマラソンの概要
大会名称 | 第33回ぐんまマラソン |
開催日 | 2023年11月3日(金・祝)雨天決行 |
メイン会場 | 正田醤油スタジアム群馬(群馬県立敷島公園内) |
コース | 日本陸上競技連盟公認 |
スタート時刻 | 9時00分 |
定員 | 5,000人 |
エントリー方法 | 先着順 |
参加料(税込) | 11,500円 |
制限時間 | 6時間以内で走れる方(グロスタイム) |
当日受付 | なし |
参加賞 | 大会オリジナルTシャツ |
完走賞 | オリジナル完走記念タオル |
開催日
『第33回ぐんまマラソン』は今回で33回目の開催となりますが、毎年、文化の日(11/3)に開催されています※。
第17回大会以降、毎年11月3日開催
2023年(今年)は金曜日開催と、運良く3連休の初日の開催となっています。
メイン会場
メイン会場は、「正田醤油スタジアム群馬」です。
大会当日は、「高崎駅」「新前橋駅」「前橋駅」各駅とメイン会場周辺を結ぶ、無料シャトルバスが運行しています。
- R高崎駅(東口): 所要時間約40分
- JR新前橋駅(東口): 所要時間約15分
- JR前橋駅(南口): 所要時間約15分
駅からのアクセスはよくありませんが、行き、帰りともに無料シャトルバスが出ているため、レース当日、都内からの出場も可能です。
前泊される方は、「高崎駅」「新前橋駅」「前橋駅」周辺に泊まり、当日、シャトルバスで会場に向かうと良いでしょう。
コース
日本陸上競技連盟公認のコースです。
「正田醤油スタジアム群馬」をスタートし、利根川沿い、「イオンモール高崎」、「群馬県庁」など、前橋市・高崎市の景色を楽しみながら、メイン会場の「正田醤油スタジアム群馬」まで戻ってきます。
落差のあるアップダウンはありませんが、逆に、平坦な道が少ないコースとなります。
ただ、コース高低図を見るほど、大きなアップダウンはないため、走りやすいでしょう。
コースの詳細は後述します。
エントリー方法
エントリーは「RUNNET」ホームページから行います。
受付期間は2023年6月5日(月)で、締切は8月21日(月)23:59です。
”先着順”のため、定員になり次第、締め切りになります。
事前発送物
事前に、「アスリートビブス(ナンバーカード)」、「計測チップ」が自宅に届きます。
レース前日の事前受付の必要がないため、(遠方の方を除き)前泊する必要がなく、レース当日に会場に向かうことができます。
また、レース開始は9時00分からです。
「東京駅」から「高崎駅」までの所要時間は50分(6:08発 → 6:57着)なので、都内からでも十分に間に合います。
前泊する必要がないため、日帰りでも出場できる点もポイントです。
第33回ぐんまマラソンの当日の様子
それでは、当日の様子をご紹介します。
レース当日の流れ、過ごし方は下記の記事で解説しています。
関連記事:フルマラソン当日の過ごし方・1日の流れは?起床時間や朝食など
参加賞引換所
「参加賞Tシャツ」の受け取りは、補助陸上競技場内に設置されています。
手荷物預かり所
補助陸上競技場内に「手荷物預かり所」が設置されています。
ランナーは、この場所でレースの準備(着替え、エネルギー補給、ストレッチなど)を行います。
また、5、6、7、8、9番の「手荷物預かり所」の後ろは、段差があり、ランナーは座って支度ができるスペースがあります。
(男子)更衣室
「男子更衣室」は、アースケア敷島サッカー・ラグビー場内に設置されています。
ウォーミングアップ、ストレッチ用グラウンド
アースケア敷島サッカー・ラグビー場にはストレッチ・ウォーミングアップ用としてグラウンドが開放されていました。
ランナーは各々、身体を動かし、レースに備えていました。
ウォーミングアップ用トラック
正田醤油スタジアム群馬にはウォーミングアップ用としてトラックが開放されていました。
ランナーは各々、身体を動かし、レースに備えていました。
トイレ
トイレは正田醤油スタジアム群馬内や、その周辺に設置されています。
様々な場所に、数多く設置されているので、そこまで待たずに利用できます。
給水所
補助陸上競技場出入り口には、「給水所」が設置されています。
手荷物を預け、レース前、最後の水分補給に多くのランナーが補給していました。
スポーツブース
「手荷物預かり所」近くにはスポーツブースがあり、ランニングウェアやエネルギージェルが販売されていました。
仮に、忘れ物をした場合や、追加でアイテムが欲しい場合でもスポーツブースがあるおかげで、万全の状態でスタートラインに立つことができます。
また、レース後の栄養補給やケアグッズも購入できるため、万が一、ケガをした場合でもその場(会場)で対応できます。
- ジャンプスポーツ
- ファイテンIPコーナー高崎
- ロムスポーツ
- スーパースポーツゼビオ
整列
整列時間は8時20分〜8時50分です。
S〜Eブロックがあり、それぞれ指定されたブロックに整列します。
レース開始
ここからは、走っていて気になった点を紹介します。
スタートして左に曲がると、開放的な片側二車線道路を走行
スタートから600〜700mほどは、片側一車線の道路です。
両サイドに民家があるため、やや閉鎖的な景色(上記写真)です。
1km手前で左に曲がると、片側二車線道路へと移り、フルマラソンでしか走ることができない片側二車線道路となり、「ようやく、フルマラソンがスタートした」という気持ちになります。
ここから再度、左に曲がる「田口町南」交差点(4km地点)までは、緩やかな上りとなるため、ウォーミングアップのつもりで進むと良いでしょう。
5km過ぎからは利根川の流れを間近に楽しめる
5km地点には、給水所、トイレ、救護所があります。
「アルファベットチョコレート」が置いてあるので、糖質(エネルギー)の補給に最適です。
また、応援隊である「前橋商業高校 吹奏楽部」がランナーを応援しているため、とても元気が貰える区間です。
まだスタートしてから5kmですが、走る”活力”になったのを覚えています。
8km地点でメイン会場横を通過する
スタートしてからメイン会場周辺をぐるっと1周して、8km地点でメイン会場である「正田醤油スタジアム群馬」横を通過します。
ここから、メイン会場からどんどん離れていくため、「これ以上走れない。身体が限界!」となった方は、棄権するに最適な区間となります。
会場が真横にあるため、すぐに荷物を受け取り、着替え・休憩することができます。
大渡橋を渡ると、緩やかな上り区間へと進む
9km過ぎに「大渡橋」を渡り、4kmほど西へ進んでいきます。
ここは緩やかな上り区間となるため、序盤から飛ばしている方は、ここでは体力を使いすぎないよう注意しましょう。
11km手前には上越線の線路を超えるための「陸橋」があり、上り坂になります。
また、「大渡橋」から、しばらくは片側二車線道路ですが、「陸橋」を下ると、片側一車線道路へと変わります。
反対車線は車が走行しているため、ランナーを抜かす場合は、注意して走行するようにしましょう。
「イオンモール高崎」前は沿道からの応援で元気が貰える
13km過ぎの「青梨子町南」交差点を左折すると、片側二車線道路へと変わり、開放的で走っていて気持ち良い区間となります。
特に、15km地点の「イオンモール高崎」前では沿道からの応援が多く、とても元気が貰える区間でしょう。
やや疲労が溜まり出しているタイミングなので、イヤホンを装着している方は(この区間は)外し、応援を”力”に変えて進みましょう。
22km過ぎの「高崎前橋バイパス」区間はニューイヤー駅伝と同じコース
22km過ぎの「元総社町南」交差点を左折すると、「高崎前橋バイパス」区間で、片側二車線道路となります。
この区間、約3kmちょっとは、1月1日開催の『ニューイヤー駅伝』と同じコースを走ることになります。
アップダウンもなく、フラットなため、とても走りやすい区間です。
残り半分を切り、ランナーによってはペースアップしたり、再度、走りのリズムを整えるなど、残りの距離をどのように進んでいくか決めるのに最適です。
27km過ぎの「陸橋」が地味にキツい
『ニューイヤー駅伝』区間で走りのリズムを整えてから、すぐにやってくるのが27km地点の陸橋です。
10km過ぎに上った、上越線の線路がここまで続いており、再度、線路を渡るため、上り下りします。
仮にペースアップした状態のまま陸橋を上ると、ダメージを負い、30km過ぎにペースダウンしてしまうため、余裕を持って上ると良いでしょう。
27〜30kmは緩やかな下り坂となる
27kmの陸橋を下ると、30km地点まで緩やかな下り坂となります。
30km以降の、残り12kmがフルマラソンの本番と言っても良いため、下りを使って、走りのリズムを整えると良いでしょう。
32km過ぎから3kmほど直進が続く
32.2km地点には育英大学 / 育英短期大学があり、育英短期大学の「ダンス部」、「ハワイアン部」、「あばれん坊太鼓」の応援がランナーを後押しします。
育英大学 / 育英短期大学前にはエイドステーションがあり、クエン酸やBCAA配合の「梅ゼリー(SAMURAI CHARGE)」が用意されています。
しっかり栄養補給を行い、残り10kmを進みましょう。
この区間はカーブもなく、真っ直ぐ進む区間なのでリズムは作りやすいですが、その分、進んでいる感覚が薄れる区間でもあります。
また、人によっては11〜12時過ぎに走ることになり、「暑さとの勝負」にもなります。
日差しを遮る建物が一切ないので、キャップやサングラスなどで日差しを遮るグッズを着用し、日差し対策をしましょう。
36km過ぎはサイクリングロードで道が狭くなるので注意
36kmから38kmは車道から変わり、サイクリングロード(自転車・歩行者専用道路)を進みます。
車道に比べ、道が狭くなるので、他のランナーとの接触に注意して進みましょう。
37.8km地点には「前橋商業高等学校」応援部による応援サポートがあるため、ラスト5kmを気合を入れ直す意味で、切り替えましょう。
「群馬県庁」を折り返したら、残り2km
『ニューイヤー駅伝』発着所でもある「群馬県庁」が39km過ぎにあります。
↓ 『ニューイヤー駅伝』スタート・フィニッシュ地点
ここを折り返すと、ラスト2kmとなり、フィニッシュ地点が見えてきます。
また、コース最後の「給水所」と「エイドステーション」になります。
「水」、サントリーの「麦茶」、藤岡商店の「よもぎまんじゅう」などが用意されており、最後のエネルギー補給をしましょう。
利根川沿いを2km進むとフィニッシュ地点
「群馬県庁」を折り返すと、ラスト2kmは利根川沿いを進みます。
開放的な景色が広がるため、気持ちよく走ることができます。
ラスト緩やかな上りとなりますが、気合いでフィニッシュ地点の「正田醤油スタジアム群馬」へと進みましょう。
飲食ブース
メイン会場には飲食ブースがあり、様々なご飯が販売されていました。
- 上州ミート: 牛串焼き、メンチカツ
- 子持食品: もつ煮込み
- もみの木: から揚げ焼そば
- ほたかや本舗: 焼きまんじゅう
- イスウ: 上州麦風鶏からあげ
- 登利平: 上州御用鳥めし
- 菓子処古月堂: 本宿どうなつ
- みるく工房タンポポ: 飲むヨーグルト
会場周辺には飲食店はないため、飲食ブースで購入すると良いでしょう。
また、商品販売ブースではフルマラソン給食所で提供された、ぐんま名物を購入できます。
- 群馬県漬物工業協同組合青年部: 漬物スライス・梅(24.4km地点)
- 旅がらす本舗清月堂: 旅がらすミルククリーム(24.4km地点)
- 藤岡商店: よもぎまんじゅう(39.4km地点)
- 大利根漬: 梅ゼリー(31.8km地点)
- 岡田農園: かおるの梅(37.5km地点)
レース中に食べ忘れた方や、レース中に食べて美味しかったものは、ブースにて購入すると良いでしょう。
まとめ
今回は、『第33回ぐんまマラソン』の大会の様子を紹介しました。
今回、初めての出場となりました(出場は32回大会、観戦は33回大会)が、とても楽しく走ることができました。
最後に、総評です。
- 急激なアップダウンはなく、全体的に走りやすい
- エイドステーションには、ぐんま名物が用意されているのでぐんまを満喫できる
- キツい区間に応援隊が配置されており、最後まで頑張れる
- 定員5,000人なので混雑なく、また、道も広いため、自分のペースで走ることができる
- 11月とはいえ、まだまだ日中は暑い(半袖で十分なほど)ため、暑さ対策が必須!
- 駅からのアクセスが悪く、シャトルバスを使わないといけない
コースは片側二車線道路も多く、比較的、走りやすい大会です。
ただ、11月開催とは言え、気温が高く、32回、33回大会と、序盤から大量の汗をかいているランナーが多かったため、暑さ対策は必須でしょう。
また、都心と比べ、高い建物が少なく、日差しを遮る場所が少ないため、日差し対策も必須です。
33回大会は、沿道で応援していましたが、11〜12時台は動いていなくても「半袖」で十分なほど気温が高かったです。
当然、走っているランナーは私以上に暑さを感じていたため、熱中症には注意すべき大会だと感じました。
次回以降、出場を検討されている方は参考にしてみてください。
本日は以上です。
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ