秋のマラソンより春のマラソンが優れている理由

秋のマラソンより春のマラソンのほうが優れている理由はなんでしょうか。

一番は、最も記録が出やすい点が挙げられます。

秋に比べ、気温が低く、マラソンを走るには最適な気温のため、高いパフォーマンスを発揮しやすいです。

そこで、この記事では、秋のマラソンと比較して春のマラソンがどのように優れているか解説します。

あなたも、この春開催のマラソン大会にエントリーして、マラソン（ランニング）を楽しみましょう。

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秋のマラソンより春のマラソンが優れている理由

今回解説する、春のマラソンが優れている理由です。

① 最も記録が出やすい気温

マラソンの最適な気温についての論文によると、「マラソンに最適な温度は6-8℃で、この気温の日は高いパフォーマンスを発揮できる」いう結果が発表されました。

内容は、2001〜2010年までの10年間、パリ、ロンドン、ベルリン、ボストン、シカゴ、ニューヨークの計6大会に出場した、約180万人の参加者を対象に、高いパフォーマンスを発揮できる”環境要因”を調査したものです。

環境要因は「温度」「湿度」「露点温度」「気圧」などの項目で、結果は「温度」がもっとも影響の大きい環境要因であったと結論づけました。

6〜8℃が最も記録が出やすく、逆に、温度が上がると、パフォーマンスが低下する（タイムが遅くなる）という結果も出ています。

ちなみに、男子マラソン日本記録は鈴木健吾（富士通）選手が「びわ湖毎日マラソン（2月）」で出した2時間4分56秒です。

歴代2位の2時間5分29秒の記録は大迫傑選手が「東京マラソン（3月）」で達成しており、どちらも気温が低いこの時期に行われた大会です。

春のマラソンは気温が低い日が多いため、記録更新に挑戦する方におすすめです。

[参考] 1〜3月開催の主要大会（2024年時）の気温一覧

下記が1〜3月開催の主要大会（2024年時）の気温一覧です。

この時期は平均気温は6〜8℃が多く、（沖縄開催を除き、）高い日でも平均気温16℃です。

秋のマラソンは平均気温が15℃前後、また、最高気温は25℃を超える日もあり、春に比べると暑い時期と言えます。

なので、春のマラソンは”寒さ”と欠点はありますが、熱中症や脱水症のリスクは少ないです。

「暑いほうが得意」、「寒いほうが得意」など人それぞれ好みが異なるため、「寒いほうが得意」という方に春マラソンをおすすめします。

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② 新作のランニングシューズが選べる

各ブランドの人気モデルは、毎年、新しいモデルが発売されます（毎年新型iPhoneが発売されるように）。

そして、新型モデルの発売日は、毎年ほぼ同じタイミング（時期）となっています。

秋のマラソン大会に向けた6〜8月、春のマラソンに向けた10月、そして1〜2月が比較的、発売の多い時期となります。

下記が各ブランドの毎年バージョンアップされている人気モデルの発売時期です。

初めてフルマラソンに挑戦する場合、半年前からトレーニングを開始します。

仮に、3月1日の大会に出場する場合、半年前の9月1日からトレーニングを開始することになります。

上記の時期を見ると、9月1日の段階では6〜8月発売の新作シューズが選択でき、最新の機能が備わったシューズを履くことができます。

秋のマラソンの場合、4〜5月からトレーニングを開始するため、新作が発表される前にシューズを選ばなければなりません。

新しいもの好きの方にとっては選択肢が多い、春のマラソンがおすすめです。

各ブランドの人気モデルの発売時期は、ランニングシューズのモデルチェンジの時期は？最適なタイミングで最新モデルを購入しようにまとめています。

③ トレーニング期間が長く、じっくり準備できる

マラソン大会は一年中開催されていますが、一般的にはマラソンシーズンは10〜3月となります。

そのため、2〜3月の大会を終えたランナーはオフ期間へと入ります。

そして、10〜12月開催のマラソン大会は4月からエントリーが開始されるため、エントリー後、大会に向けてトレーニングを開始します。

もし、周りに秋のマラソンにエントリーしている方がいれば、一緒にトレーニングを始めると良いでしょう。

1〜3月の春マラソンに出場する方は、4月からトレーニングを開始すれば、仮に2月の大会に出る場合、10ヶ月も時間があります。

上記のように、フルマラソンを走り切るための土台作りが半年もの間、行えます。

仮に、同じ4月からトレーニングを開始するとして、11月の大会に出る場合、7ヶ月しかありません。

フルマラソンは42kmもある過酷な競技です。

せっかく高い参加費を支払って出場するからには、十分すぎる準備期間を設け、フルマラソン完走を目指しましょう。

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④ 秋マラソンの課題を春マラソンに活かすことができる

秋マラソンの時期を10〜12月、春マラソンを1〜3月とした場合、秋のレースから春のレースまで、2〜3ヶ月期間が空きます。

秋のレースに出場すれば、下記のような課題が見つかるかもしれません。

2〜3ヶ月であれば、少し休養しても大幅にスタミナや筋肉量が落ちることはありません。

また、直近の出来事（レース）なので、反省点や課題が頭の中に残り、よりトレーニングに打ち込めます。

逆に、春マラソン（1〜3月）→秋マラソン（10〜12月）とした場合、期間が空きすぎてしまい、『もうフルマラソンは走らなくていいや！』と熱が冷めてしまうかもしれません。

そういった点で、秋→春のほうが期間が短く、前回（秋マラソン）のレースの反省を活かしやすいです。

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まとめ

今回は、秋のマラソンと比較して春のマラソンのほうが優れている点を解説しました。

改めて、春のマラソンが優れている理由です。

「トレーニング時間がたくさん欲しい」、「新作ランニングシューズから選びたい」、「記録更新を狙いたい方」は春のマラソンのほうが優れている思います。

もちろん、秋のマラソンもおすすめなので、あなたに合った季節の大会にエントリーしてみてください。

本日は以上です。

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Yusuke Saito

マラソンランナー

初心者のためのマラソンブログ「31らん（さいらん）」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 4:06:27（第32回ぐんまマラソン） 【ハーフマラソン】 1:46:18（第39回フロストバイトロードレース）【10キロ】42:47　【5キロ】19:08　【1キロ】3:17　マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。