【レビュー】ガーミンForeAthlete45の性能とは?初心者向けのランニングウォッチです
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Garmin(ガーミン)ForeAthlete 45/45Sってどんなランニングウォッチなの?
そんな疑問にお答えします。
一言で言えば、ランニング初心者におすすめのランニングウォッチです。
GPS付きなので、距離やペースが測定できるのはもちろん、心拍測定やワークアウトの作成、11時間のバッテリー駆動時間など、基本機能は揃っているモデルとなっています。
「ForeAthlete 45/45S」の主な特徴・機能は以下の通りです。
- GPS付きで距離やペースが測定可能
- 運動強度の指標となる心拍数が測定可能
- 最大酸素摂取量(VO2max)が測定可能
- 雨やシャワー中も対応の50m完全防水
- 自分好みのトレーニングメニューが作成可能
- ForeAthleteシリーズで最も軽量なモデル
- バッテリーの持ちはフルマラソンも安心の11時間
- 専用アプリとの連動で、日々のデータを確認できる
トレーニングやフルマラソン・ハーフマラソンなどの大会出場に必要な機能は揃っています。
ランニング歴4年と中堅の域まできていますが、不満もなく使用できています。
そこで、今回は、「ForeAthlete 45/45S」の特徴、使用してみて感じた点をご紹介します。
ちなみに、「ForeAthlete 45/45S」は、ガーミンForeAthleteシリーズでは、下記のポジションとなっています。
- 【初心者】エントリーランナー向け
- ・ForeAthlete 55
- 【中級者】チャレンジランナー向け
- ・Forerunner 255 シリーズ
・Forerunner 265 シリーズ - 【上級者】シリアスランナー向け
- ・Forerunner 955 シリーズ
・Forerunner 965 シリーズ
ガーミン「ForeAthlete 45/45S」概要
「ForeAthlete 45/45S」は、2019年8月1日に発売されたランニングウォッチです。
「ForeAthlete 45/45S」は、「45」と「45s」と2種類あり、重量で分かれています。
- 36g:ForeAthlete 45
- 32g:ForeAthlete 45S
「45」と「45S」は重量の違いのみで、搭載されている機能はすべて一緒です。
「ForeAthlete 45/45S」は、ForeAthleteシリーズ一番軽量のランニングウォッチとなります。
長時間腕を振り続けるスポーツのため、数グラムの差ではありますが、この差が後半の疲労に繋がります。
重量が軽いことから、女性も使いやすいランニングウォッチとなっています。
色は全4種類あり、「45」がブラックとレッド、「45S」がホワイトとアイリスとなります。
- ブラック、レッド:ForeAthlete 45
- ホワイト、アイリス:ForeAthlete 45S
「45」と「45s」でそれぞれ同じ色がないのが残念ですが、自分の好みの色で決めればいいでしょう。
ちなみにぼくは、「ホワイト」が欲しかったので、「45s」にしました。
サイズ | 39.5 x 39.5 x 11.4 mm / 外周:124-185mm |
ディスプレイ | 直径1.04インチ(26.3 mm) |
重量 | 「45」 36g 「45S」 32g |
稼働時間 | スマートウォッチモード:最大7日間 GPS モード:最大11時間 |
防水等級 | 5 ATM |
内蔵メモリ/履歴 | 200 時間分のアクティビティデータ |
稼働時間のスマートウォッチモードとは、GPSを起動していないとき、つまり日常生活で使用する際の稼働時間です。
GPS モードでも、最大11時間と、フルマラソンも問題なく使用できます。
防水等級が「5 ATM」とありますが、スイムまで対応しております。
詳しくは以下の通りです。
- 【対応可能】しぶき、雨、雪、シャワー、スイミング、飛び込み、シュノーケリング
- 【対応不可】スキューバダイビング、高速ウォータースポーツ
トライアスロンは対応していませんが、ランニングする分にはまったく問題ないでしょう。
ガーミン「ForeAthlete 45/45S」外観
私が使用しているのは、「ForeAthlete 45S」となるため、カラーは「ホワイト」となります。
正面、側面から見た外観です。
側面には、合計5つ(右2コ、左3コ)のボタンが設置されています。
↓ 裏面には、光学式心拍計、充電端子が搭載されています。
↓ 充電ケーブルです。
↓ 充電端子にケーブルを繋げば充電できます。
アップルウォッチ シリーズ5との大きさ比較
↓ ランニング中の画面です。
右上のボタンを押すことでタイマーが起動し、ランニングを終了するとき、信号待ちでタイマーを止めたいときも右上のボタンを押すだけ。
非常に簡単に距離を測定できます。
ガーミン「ForeAthlete 45/45S」の機能について
GPS付きで距離やペースが測定可能
GPSのパイオニアであるガーミンのランニングウォッチは、精度の高い測定が可能です。
GPS/みちびき(米国衛星測位システム)、GLONASS(ロシア全地球測位システム)、Galileo(EU全地球測位システム)それぞれに対応。
衛星信号から送られる位置情報を使用し、自動で速度、距離、位置を測定しています。
なので、ランニングウォッチを起動し、そのまま走ることで、「走った距離」「かかった時間」を自動で測定してくれます。
これまでランニングアプリで測定していた方も、スマートフォンを持つ必要がなくなるので、よりレース本番に近い形で走ることができます。
運動強度の指標となる心拍数が測定可能
光学式心拍計が内蔵されているので、手首に装着するだけで、トレーニング時の心拍が測定ができます。
心拍数が分かると、自分のペースに対する運動強度を知ることができます。
下記が、心拍数による運動強度 / トレーニング効果の目安です。
心拍数値 | 強度 / 効果 |
心拍数97 | 運動前のウォーミングアップ |
心拍数117 | 心地いいペースで脂肪燃焼率が最高の心拍ゾーン |
心拍数135 | ややキツイ強度で持久力の向上に適したゾーン |
心拍数169 | 強度が高く、スピード能力の向上に適したゾーン |
心拍数178 | 全速力に近い強度で最大酸素摂取量の向上に適したゾーン |
このように、心拍数を確認することで、自分が今どのような状態か確認することができます。
最大酸素摂取量(VO2max)が測定可能
最大酸素摂取量(VO2max)を測定することができます。
最大酸素摂取量(VO2max)とは、1分間に体重1キロあたり取り込むことができる酸素の量で、VO2max数値が高ければ高いほど、長時間走ることができるようになります。
なので、最大酸素摂取量(VO2max)の数値が高い人ほど、マラソンのタイムも良いと言われています。
最大酸素摂取量(VO2max)を強化するには、ジョギングやLSDといったゆっくり走るトレーニングやインターバル走のようなスピード練習が効果的です。
雨やシャワー中も対応の50m完全防水
先程ご紹介しましたが、雨やシャワーなど、日常的に使用する分には問題ありません。
詳しくは以下の通りです。
- 【対応可能】しぶき、雨、雪、シャワー、スイミング、飛び込み、シュノーケリング
- 【対応不可】スキューバダイビング、高速ウォータースポーツ
もちろん、雨の日のレースでも故障することなく、測定してくれます。
ForeAthleteシリーズで最も軽量なモデル
「ForeAthlete 45/45S」は、ForeAthleteシリーズ一番軽量のランニングウォッチとなります。
腕の疲労を少しでも軽減したい方におすすめです。
バッテリーの持ちはフルマラソンも安心の11時間
GPS起動時のバッテリー稼働時間は、最大11時間となります。
制限時間の長いフルマラソンでも7〜8時間のため、問題なく使用することができます。
ランニング以外にも様々なアクティビティが利用可能
ランニング以外に、様々なアクティビティが利用可能です。
使用してみて感じた点
とにかくつけている感覚がないほど軽い
最大の特徴である「軽さ」には、正直驚きました。
腕につけている感覚がないくらい軽いです。
また、ランニング中に、現在走った距離やタイムを確認するために、ディスプレイが見えるように腕を上げるのですが、その際も「重量」を感じません。
これまでスマートフォンを持ちながら走っていた方は、スマートフォンの重さやアプリを起動して現在の距離を確認する手間が省けます。
自分好みのトレーニングメニューが作成可能
はじめのうちは、時間やペースを気にせず、自由気ままにランニングをすると思います。
だが、フルマラソンを経験し、更にレベルアップしたいランナーは、様々な練習を取り入れることになります。
スピードを鍛えるインターバル走やペース感覚を養うペース走、持久力を鍛えるLSDなど、トレーニング方法は様々です。
その中でもインターバル走は、200mや400mを走るトレーニングなのですが、デフォルトの測定方法である1kmごとでは正しく測定することができません。
だがしかし、「ForeAthlete 45/45S」には、自分好みのトレーニングメニューが作成できる機能があります。
詳しくは、下記で解説していますが、自分好みにアレンジできるため、トレーニングの幅が広がり、自分自身を強くすることができるでしょう。
関連記事:ガーミンでインターバル設定方法!14枚の画像を使って解説
専用アプリとの連動で、日々のデータを確認できる
ガーミンの専用アプリ「Garmin Connect」を使えば、日々のトレーニングを記録することができます。
走った距離、ペース、最高速度、心拍数など、様々なデータがアプリ上で管理可能です。
特に始めたばかりの人の場合、スピードや走行距離が増えていくごとに成長していると感じやすいので、モチベーションアップにも繋がります。
また、SNS(ツイッター、インスタグラムなど)に走った記録を投稿すれば、ランニング好きな方と交流することができるので、ぜひ投稿してみてください。
関連記事:ガーミンアプリのインストール方法は?11枚の画像を使って解説
まとめ
今回は、「ForeAthlete 45/45S」の紹介をしました。
改めて、「ForeAthlete 45/45S」の特徴です。
- GPS付きで距離やペースが測定可能
- 運動強度の指標となる心拍数が測定可能
- 最大酸素摂取量(VO2max)が測定可能
- 雨やシャワー中も対応の50m完全防水
- 自分好みのトレーニングメニューが作成可能
- ForeAthleteシリーズで最も軽量なモデル
- バッテリーの持ちはフルマラソンも安心の11時間
- 専用アプリとの連動で、日々のデータを確認できる
日々のトレーニングやフルマラソンなどの大会で使用する際に必要な機能は揃っているモデルとなります。
なので、ランニングを始めて半年〜1年経ち、「そろそろ心拍、VO2maxが測定できるランニングウォッチが欲しいな」という方は、ぜひ候補の一つに入れていいと思います。
冒頭でもお伝えしましたが、ランニング初心者におすすめのランニングウォッチです。
個人的にも、3年使用していますが、壊れることなく、使い続けられています。
最後に、ガーミンForeAthleteシリーズ購入で悩まれている方へ。
下記の機能が必要でないなら、「ForeAthlete 45/45S」を購入するのが一番コスパ良いです。
上記の機能をつけると価格も上がるため、3万円以上出せない方は、2万円前半で購入できる「ForeAthlete 45/45S」が良いと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
以上、「ForeAthlete 45/45S」でした。
関連記事:【2024年版】ガーミンおすすめランニングウォッチ9選!各モデル徹底比較
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