【実費レビュー】リポビタンアイススラリー Sportsの効果は?味や飲むタイミング解説

yusuke saito
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初心者ランナー
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リポビタンアイススラリー Sportsの効果は?

そんな疑問にお答えします。

リポビタンアイススラリー Sports(以下、本製品)は大正製薬が販売する、身体を芯から冷やせる120gの飲み切りタイプのアイススラリーです。

アイススラリーとは微細な氷と液体が混じり合った流動性のある飲料で、通常の氷に比べて冷却効果が高いことから、活動前に飲むだけで、あらかじめ深部体温を下げることができ、その後の体温上昇を抑制する効果が認められています。

深部体温を下げることができるため、夏場の熱中症対策に効果的なアイテムです。

価格は1袋 税込194円と、他の補給食と同じくらいの価格設定となります。

全国のスポーツショップやAmazon、楽天市場(下記リンク)などで購入可能です。

リポビタンアイススラリー Sportsの基本情報

大正製薬が販売する、身体を芯から冷やせる120gの飲み切りタイプのアイススラリーです。

冷凍庫で凍らせてから摂取することで、深部体温を下げることができます。

また、ミネラルを配合しているので、発汗により失われる水分やミネラルを摂取でき、熱中症対策におすすめのアイテムです。

補足

リポビタンゼリーはエネルギー補給メインの商品もあり、ランニングやレース前に摂取したい方はこちらがおすすめです。

レビュー記事:【実費レビュー】リポビタンゼリー Sportsの効果は?味や飲むタイミング解説

味は、2種類です。

  • ハニーレモン風味
  • りんご風味

召し上がり方法

冷凍庫で4時間以上凍らせる
常温で15〜20分おく
柔らかくなるまで、揉みほぐしながら飲む

本製品は冷凍庫で4時間以上凍らせることで、アイススラリーの効果を最大限発揮できます。

飲む際は常温で15〜20分おき、手で揉み、柔らかくしてから飲みましょう。

栄養成分

本製品に入っている栄養成分は以下のとおりです。

栄養成分(1袋(120g)当たり)
  • エネルギー:91kcal
  • たんぱく質:4.0g
  • 脂質:0g
  • 炭水化物:19g
  • 食塩相当量:0.14g
  • カリウム:19mg
  • カルシウム:3.6mg
  • マグネシウム:1.4mg
  • ビタミンB₁:1.8mg
  • ビタミンB₂:0.34mg
  • ビタミンB₆:1.8mg
  • ナイアシン:20mg
  • クエン酸:480mg
  • グリシン:3,600mg

汗で失われるミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム)や塩分が配合されています。

価格

1袋、税込み194円です。

1袋あたりの補給食の相場が200〜300円なので、お求めやすい価格設定になっています。

リポビタンアイススラリー Sportsの特徴

続いて、本製品の特徴です。

特徴
  • 深部体温を下げることができる
  • 汗で失われた水分、ミネラルを補給できる
  • エネルギー源のクエン酸を配合
  • 筋肉痛を予防するビタミンB₁やナイアシンを配合
  • 120gの飲み切りタイプ
  • 賞味期限が長い

[特徴①] 深部体温を下げることができる

本製品はプレクーリングの水分補給として最適なアイテムです。

プレクーリングとは新たな熱中症対策の方法で、「ランニング前に一時的に深部体温を下げる」ことを言います。

深部体温とは

人の体温は、手足など体の中心から離れ、外環境の影響を受けやすい「皮膚温」と、脳や臓器など体の中心の機能を守るために一定に保たれる「深部体温」があります。
深部体温(中心温、芯温)は、脳や臓器など体の内部の温度で、内臓の働きを守るため、外環境の影響を受けにくく、一定に保たれています。

熱中症は、深部体温が上昇し、その熱をうまく体外に逃がすことができずに生じる症状のことを言います。

ランニング中は深部体温が上昇する、かつ太陽が照りつける屋外で行うため、熱中症になりやすいスポーツです。

熱中症の症状
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 身体のだるさ(倦怠感)

深部体温を下げる方法としてアイススラリーを用いることを、日本スポーツ協会がおすすめしています。

アイススラリーは氷と飲料水が混合したシャーベット状の飲料物で、通常の氷に比べて冷却効果が高いです。

そのため、ランニング前に本製品を摂取することで、一時的に”深部体温を下げ、ランニング中の体温上昇を抑制することができます。

体温が上昇すると、余分なエネルギーを消耗してしまいます。

プレクーリングであらかじめ体温を低下させることでランニング中の体温の許容量を大きくでき、ランニングの時間を延ばすことが可能というわけです。

夏場、60〜120分程度ランニングする際に本製品を摂取して、熱中症対策すると良いでしょう。

[特徴②] 汗で失われた水分、ミネラルを補給できる

日本スポーツ協会によると、「運動中の発汗量は、1時間に2リットルに及ぶこともある」と言われています。

汗をかくことで、水分をはじめ、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルが失われます。

ミネラルが不足すると、筋肉がうまく動かせなくなり、足がツリやすくなります。

本製品にはカリウム 19mg、カルシウム 3.6mg、マグネシウム 1.4mgとミネラルが配合されているため、足ツリ予防に最適です。

補足. 0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだものが効果的

日本スポーツ協会によると、「0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料水が熱中症予防に効果的」と記載されています。

ちなみに、本製品には食塩相当量 0.14g、糖質:19gが配合されています。

食塩相当量が0.1~0.2g(100ml中)であれば、0.1~0.2%の食塩水に相当するため、本製品は最適な配合であることが分かります。

というのも、大量の汗をかいた(体内のナトリウム濃度が低下している)状態で大量の水を摂取すると、さらに、体内のナトリウム濃度が薄まり、「低ナトリウム血症」を引き起こす可能性が高まります。

実際、2002年のマラソンレースで”水の飲み過ぎ”が原因で「低ナトリウム血症」による死亡事故が続けて起こっています。

「低ナトリウム血症」の対策は、「塩飴」や「塩分タブレット」など、”塩分”も同時に摂取することです。

本製品は塩分も補給できるため、「熱中症」「低ナトリウム血症」ともに対策できているアイテムです。

[特徴③] エネルギー源のクエン酸を配合

クエン酸は、「クエン酸回路」と呼ばれる回路の起点となる栄養素です。

体内に溜まった”乳酸”をエネルギーに変換するのが「クエン酸回路」の役割で、クエン酸が不足すると、この回路がうまく起動せず、エネルギーが生成されません。

また、乳酸が身体の中に溜まると疲れやすくなり、パフォーマンスに影響を及ぼします。

そのため、ランニング前に摂取し、「クエン酸回路」を起動させ、エネルギーの生成を手助けしましょう。

特に、長時間走る際は、大量のエネルギーが必要になるため、クエン酸の補給は必要です。

[特徴④] 筋肉痛を予防するビタミンB₁やナイアシンを配合

ランナーが摂取しておきたいビタミンB1・B・B6やナイアシンといった栄養素が配合されています。

「ビタミンB1」と「ナイアシン」を一緒に摂ることで糖質の代謝が高まり、効率よくエネルギーを生成できます。

また、乳酸が筋肉に溜まりにくくなるため、筋肉痛予防にも効果的です。

「ビタミンB₂」と「ビタミンB₆」を一緒に摂ることで肌の再生力がアップし、傷ついた肌を修復する効果があります。

ランナーは紫外線によって肌が傷つきやすいため、肌の再生に役立ちます。

[特徴⑤] 120gの飲み切りタイプ

本製品は1袋120gで、飲みきりサイズのパウチ形状です。

片手で持てる大きさなので、ランニング中に飲むことも可能です。

また、キャップが付いているので、飲み口が衛生的なのもGOODです。

[特徴⑥] 賞味期限が長い

わたしは2023年7月にAmazonで購入しましたが、賞味期限2024年8月のものが届いています。

約1年間持つため、仮に、冬場(12〜3月)に購入しても、飲むタイミングである夏場(7〜8月)※まで問題なく保存できます。

リポビタンアイススラリー Sportsを摂取してみた感想

味・食感

味は「リポビタンD」をベースに、レモンの酸味が合わさっており、とても飲みやすいです。

この酸っぱさは、汗をたくさんかいた起床後やランニング後など、食欲がないときや疲れているときでも、グビグビ飲めるほどの美味しさを与えています。

また、食感はシャーベットのような、シャリシャリとした舌触りです。

飲み物のような感覚でグビグビ飲め、身体の”熱”が和らぐ感じが分かるほど、冷たさが味わえます。

冷たい飲み物よりすぐに身体を冷やせるため、暑い日にはとても美味しくいただけるでしょう。

冷たいものを食べたり、飲んだりすると、お腹を壊す(お腹が冷える)方は注意して食べましょう。

ランニング前に摂取してみた

34〜35℃の日に試してみました。

常温で15〜20分待つとのことでしたが、室温は30℃近くあったため、10分ほどでいい感じに溶けてました。

本製品を摂取すると、深部体温が下がったからか、身体の熱が一気にひいた感覚になり、35℃のとてつもない暑さでも、問題ないくらい身体が元気になりました。

走り始めの最初の1kmは涼しい日と変わらないほどの気持ちよさで、足もよく動いてくれました。

この日は30分でランニングを終えたが、結果、35℃の日に本製品を摂取すると、気持ちよく走れるのは”30分”ということが分かりました。

これ以上走ると、体温がどんどん上がり、とてもツラい状態で走ることになっていたと思います。

(後述しますが、)深部体温を下げずに35℃の中を走ると、(気持ちよく走れる時間が)”10分”が限界なため、とても効果があることを実感しました。

個人的に、1番おすすめのタイミングです

ランニング中に摂取してみた

同じく、34〜35℃の日に試してみました(ランニング前に摂取してみた日とは別日に実施)。

4時間以上凍らせたものをランニング直前に冷凍庫から取り出し、(本製品を)携帯して走ります。

ランニング開始直後は「保冷剤」のような役割を果たし、手のひらや首を冷やすのに最適でした。

5〜6分ほどで中身が溶け、冷たい飲み物状態となったため、そのタイミングで摂取しましたが、氷もなく、ただの冷たい飲み物でした。

気温が高いのもあり、120mlという少量では身体が冷却された感じもなく、満足感はありませんでした。

というのも、本製品はシャーベット状で、氷のように冷たい状態で食べるのが適切なため、氷が溶け、冷たい飲み物状態になっては意味がありません。

冷たい飲み物を飲む目的であれば、途中でコンビニやスーパー、自動販売機でペットボトルを購入したほうが良いです。

身体を冷却する目的であれば、「保冷剤」を手で持ったほうが良いです。

また、ランニング前に深部体温を下げていないせいか、10分ほどで疲れがやってきたため、いかにランニング前に深部体温を下げておくべきかが分かりました。

そういった意味で、ランニング中に摂取しても深部体温が下がった感じもなく、暑さに慣れた感じもなかったため、あまりおすすめできないタイミングであることが分かりました。

個人的に、1番おすすめしないタイミングです

ランニング後に摂取してみた

ランニング後はシャワーを浴びている間に、冷凍庫から取り出し、シャワー後に摂取しました。

夏場はシャワーを浴びたにもかかわらず、ドライヤーで髪の毛を乾かしている間に、汗がドバドバ出るため、身体を冷やすには最適なタイミングです。

また、ランニング中、たくさんの汗をかき、ミネラルや塩分、水分を失っているため、水分・栄養補給には最適です。

ランニング中に体温がとても上がっているからか、摂取しても身体が冷えた感じがしませんでしたが、飲まないよりかは効果はあるでしょう。

クーラーで部屋を冷やせば、そのうち深部体温は下がるため、ランニング後は水分・栄養補給として最適であることが分かりました。

「ランニング前」の次におすすめのタイミングです

リポビタンアイススラリー Sportsを飲むタイミング

日本スポーツ協会によると、下記のタイミングが推奨されています。

運動前
運動中
休憩中
運動後

プレクーリングの効果を発揮するなら、ランニング前の摂取がおすすめです。

また、ランニング後に深部体温を下げる際にも有効です。

ランニング中はあまり推奨されていませんでしたが、効果が全くないわけではありません。

ただ、ランニング中は深部体温が上昇し続けており、本製品を摂取したところで深部体温が低下しにくいことが考えられます。

そのため、「ランニング前」「ランニング後」「休憩中」といった、体温が上昇しにくいタイミングの摂取がおすすめです。

(先程の)感想の通りで、わたしも「ランニング前」と「ランニング後」の摂取をおすすめします。

まとめ

今回は大正製薬が販売する、アイススラリーを紹介しました。

改めて、本製品の特徴です。

特徴
  • 深部体温を下げることができる
  • 汗で失われた水分、ミネラルを補給できる
  • エネルギー源のクエン酸を配合
  • 筋肉痛を予防するビタミンB₁やナイアシンを配合
  • 120gの飲み切りタイプ
  • 賞味期限が長い

本製品はプレクーリングの水分補給として最適なアイテムです。

夏場は”熱中症”になる恐れがあるため、本製品を摂取して熱中症対策しましょう。

ランニングに限らず、仕事前や勉強の合間など、体温を下げたいときに有効です。

ぜひ、興味ある方は取り入れてみてください。

本日は以上です。

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Yusuke Saito
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マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 4:06:27(第32回ぐんまマラソン) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)【10キロ】42:47 【5キロ】19:08 【1キロ】3:17 マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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