ガーミン「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」の違いを比較!どちらのモデルがランナーにおすすめ?

yusuke saito
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初心者ランナー
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「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」の違いを教えてください。

そんな疑問をお答えします。

「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」はガーミンが販売する、ランニングウォッチです。

「ForeAthlete 55」は2021年6月17日に販売を開始し、その後、2024年2月29日に「Forerunner 165」が登場しました。

位置づけは共に「エントリーモデル」で、これからランニングを始める方におすすめのウォッチとなります。

ガーミンの各モデルは数値で分かれており、数字が大きいほど機能が盛りだくさんの上位モデルとなります。

そのため、「ForeAthlete 55」より「Forerunner 165」のほうが機能は充実しています。

そこで今回は、「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」それぞれのウォッチを比較して、違いを見ていきます。

どちらを購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Forerunner 165とForeAthlete 55の概要

ガーミンは様々なランニングウォッチを販売していますが、「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」の位置づけは下記の通りです。

ガーミンのモデル
  • ForeAthlete® 35J
  • ForeAthlete 45
  • ForeAthlete 55
  • Forerunner 165
  • Forerunner 165 Music
  • ForeAthlete® 230J
  • ForeAthlete 245
  • ForeAthlete 245 Music
  • Forerunner 255
  • Forerunner 265
  • ForeAthlete® 645
  • ForeAthlete 745
  • ForeAthlete® 935
  • ForeAthlete 945
  • Forerunner 955
  • Forerunner 965

2019年以降発売モデルのみ記載、黄色の蛍光線が現在販売中のモデル

ご覧の通り、「ForeAthlete 55」の一つ上のモデルが「Forerunner 165」となります。

ともに、エントリーモデルのため、これからランニングを始める方におすすめです。

ForeAthlete 55

ForeAthlete 55_31らん
画像はForeAthlete 55

「ForeAthlete 55」は、2021年6月17日に発売したモデルです。

エントリーモデルとはいえ、ランニング・フルマラソンに必要な機能は搭載されています。

商品名ForeAthlete 55
ディスプレイサイズ1.04インチ
重量37g
稼働時間
(スマートウォッチモード)
14日間
稼働時間
(GPSモード)
20時間
音楽保存
発売日2021年6月17日
価格 (税込)32,000円
公式サイト詳細を見る

Forerunner 165

「ForeAthlete 165」は、2024年2月29日に発売したモデルです。

Forerunner 165 シリーズは、「165(スタンダードモデル)」と「165 Music(ミュージックモデル)」の2種類あります。

Forerunner 165 シリーズ
  • 165:スタンダードモデル
  • 165 Music:ミュージックモデル

違いは、ウォッチ内に音楽データを保存できるかどうかです。

「165 Music」は音楽が保存できるため、スマートフォンなしで音楽を聞くことができます。

商品名ForeAthlete 165Forerunner 165 Music
ディスプレイサイズ1.2インチ1.2インチ
重量39 g39 g
稼働時間
(スマートウォッチモード)
11日間11日間
稼働時間
(GPSモード)
19時間19時間
音楽保存
発売日2024年2月29日2024年2月29日
価格 (税込)39,800円44,800円
公式サイト詳細を見る詳細を見る

Forerunner 165とForeAthlete 55の同じ点

まずはじめに「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」ともに搭載されている機能を紹介します。

すでに「ForeAthlete 55」を持っていて、「Forerunner 165」に乗り換えを検討されている方は次の章をご覧ください。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
防水性能5 ATM5 ATM
加速度計
Body Battery™エネルギーモニター
ストレスレベル計測
消費カロリー
アラート
インターバルトレーニング
VO2 Max (最大酸素摂取量)の算出
リカバリータイム
予想タイム
トラックラン

防水性能

両モデル防水等級「5 ATM」で、水深50mに相当する圧力に対応しています。

主には、下記の状態で使用する分には壊れません。

適合内容
  • 水しぶき
  • 雨または雪
  • シャワー
  • スイミング
  • 水中への飛び込み
  • シュノーケリング

使用できない場面は「高速でのウォータースポーツ」や「スキューバダイビング」なので、普段のランニングやフルマラソンで使用する(雨の日も使用可)分には、どちらを選んでもOKです。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
防水性能5 ATM5 ATM

加速度計

ジムなど屋内でのトレッドミル(ランニングマシン)やフィットネスバイクを使用したトレーニングを行う場合は、GPSは利用せずに計測します。

その際、距離やペース(スピード)、ピッチなどのデータは加速度計を用いますが、両モデルは加速度計が内蔵されています。

そのため、室内でトレーニングを行う場合も使用できることになります。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
加速度計

Body Battery™エネルギーモニター

ForeAthlete 55_Body Battery™エネルギーモニター_31らん
画像はForeAthlete 55

心拍変動、ストレスレベル、睡眠、そして毎日の活動レベルなどを分析し、身体的エネルギーの残量を測定する機能です。

数値は5〜100 で表示され、そのスコアが大きいほど、その日の活動や運動に費やすことのできるエネルギーが十分にあることを意味します。

反対にスコアが低いほど、体力を温存して休息をとる必要性を示します。

身体の疲労度が分かるため、ランニングするべきか、休むべきかが判断しやすいです。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
Body Battery

ストレスレベル計測

ForeAthlete 55_ストレスレベル計測_31らん
画像はForeAthlete 55

日々のストレスレベル※を計測できます。

※数値が100に近いほど、ストレスレベルが高いことを示す

ストレスが高いときには、リラックスリマインダーで心身のリラックスに最適なブレスワークを促します。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
Body Battery

消費カロリー

1日の総消費カロリーを確認できます。

アクティビティ(ランニングやウォーキングなど)ごとにも消費カロリーが表示可能です。

↓ ランニング時の消費カロリー

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
消費カロリー

アラート

設定した数値に達した場合や設定範囲外の数値になった場合に、音やバイブレーションで知らせる機能です。

下記のアラートタイプがあります(一例)。

  • 心拍:心拍数の上限値と下限値を設定し、範囲外になるとアラート(例:130〜170bpmと設定した場合、それ以外の数値になると音やバイブで知らされる)
  • ペース:ペースを設定し、範囲外になるとアラート(例:1km5分00秒から6分00秒と設定した場合、それ以外のペースになると音やバイブで知らされる)
  • 距離:任意の距離を設定し、達成ごとにアラート(例:1kmごとに設定した場合、1km通過ごとに音やバイブで知らされる)
  • カロリー:任意の消費カロリーを設定し、達成ごとにアラート(例:1,000kcalと設定した場合、1,000kcalに達すると音やバイブで知らされる)
商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
各種アラート

インターバルトレーニング

インターバルトレーニングは、疾走(ダッシュ) ↔ 緩走(ゆっくり走る)を交互に繰り返すトレーニング方法です。

インターバルのメニューは下記のようなものなので、ダッシュする距離・時間や、ゆっくり走る距離・時間を設定する必要があります。

400mインターバルの場合
  1. 400m疾走
  2. 60秒緩走
  3. 400m疾走
  4. 60秒緩走

ガーミンのウォッチでは、時間、または距離が設定可能なので、あなたに合わせたインターバルメニューが作成可能です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
インターバル

関連記事:ガーミンでインターバル設定方法!14枚の画像を使って解説

関連記事:インターバル走の効果とやり方は?400m〜1,000mの設定ペース紹介

VO2 Max (最大酸素摂取量)の算出

ForeAthlete 55_VO2 Max (最大酸素摂取量)の算出_31らん
画像はForeAthlete 55

Vo2maxとは、1分間に体重1kgあたりに、体内に取り込むことができる酸素の量のことです。

Vo2maxが低ければパフォーマンスレベルが低く、高ければ高いほどパフォーマンスレベルが高い、要は「長時間走るだけの能力がある」という指標になります。

各カラーゲージごとの、ランニングレベルは下記の通りです。

スコア別の状態
  • パープル:優れている
  • ブルー:非常に良い
  • グリーン:良い
  • オレンジ:普通
  • レッド:悪い、または非常に悪い

トレーニングを積み重ねていけば、徐々にスコアは上がっていくため、数値を上げることを目標に取り組む、良い指標となります。

また、ランニング・マラソンにおいて、「酸素」はエネルギーを生成する上で欠かせないものなので、より多くの酸素を取り込む力を確認できる優れたツールです。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
VO2 Max

リカバリータイム

ForeAthlete 55_リカバリータイム_31らん
画像はForeAthlete 55

トレーニングを行った後、次のトレーニングまで必要な休憩時間を教えてくれる機能です。

オーバートレーニング※を防ぐことができ、ケガや疲労の蓄積を抑えることができます。

※疲労が十分に回復しない状態でトレーニングすること

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
リカバリーアドバイザー

予想タイム

ForeAthlete 55_予想タイム_31らん
画像はForeAthlete 55

VO2 Maxとトレーニング履歴を基に算出した、レースの予想タイムを表示する機能です。

予想タイム
  • 5キロ
  • 10キロ
  • ハーフマラソン
  • フルマラソン

(予想タイムが縮まることで、)日々のトレーニングの成果が目に見えて分かるため、モチベーションアップに繋がります。

また、マラソン大会に一度も出場したことない方の”参考値”にもなるため、ここに表示されたタイムを目標にするのも一つです。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
予想タイム

トラックラン

トラックランは、陸上競技場の400mトラックを走る際に利用する機能です。

メートル単位の距離やラップスプリットなどのデータが記録できます。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
トラックラン

Forerunner 165とForeAthlete 55の違い

続いて、「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」の違いについて見ていきます。

ここでは、「Forerunner 165」にはあり、「ForeAthlete 55」にはない機能のみ記載します。

そのため、一つでも欲しい機能があった方は、上位モデルである「Forerunner 165」の購入をおすすめします。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ディスプレイサイズ1.2インチ1.04インチ
ディスプレイタイプAMOLED半透過メモリインピクセル
重量39g37g
タッチスクリーン
稼働時間
スマートウォッチモード
11日間14日間
稼働時間
GPSモード
19時間20時間
稼働時間
マルチGNSSモード
17時間
コンパス
Garmin Pay / Suica
睡眠モニタリング
睡眠スコアと洞察
ヘルススナップショット
血中酸素トラッキング
トレーニング効果
ランニングダイナミクス
PacePro●(Lite)
レースウィジェット
ランニングパワー
音楽保存●(Musicモデルのみ)
おすすめワークアウト
HRV ステータス
モーニングレポート
価格(税込み)165:39,800円 / 165 Music:44,800円32,000円

ディスプレイサイズ

ForeAthlete 55_ディスプレイサイズ_31らん
画像は「Forerunner 255(1.3インチ)」と「ForeAthlete 55」の比較

「Forerunner 165」は1.2インチ、「ForeAthlete 55」は1.04インチです。

「ForeAthlete 55」はコンパクトなので、走行中、画面を確認する方にはやや見づらいです。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ディスプレイタイプ1.2インチ1.04インチ

ディスプレイタイプ

Forerunner 265_ディスプレイタイプ_31らん
左:MIP、右:AMOLEDディスプレイ
Forerunner 265_ディスプレイタイプ_31らん
左:MIP、右:AMOLEDディスプレイ

「Forerunner 165」はAMOLEDディスプレイ搭載により、日光が照りつける屋外でも画面が見やすいです。

上記画像はAMOLEDディスプレイ”非”搭載の「Forerunner 255」との比較ですが、AMOLED搭載モデルのほうが画面が明るく、文字が見えやすいことが分かると思います。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ディスプレイタイプAMOLED半透過メモリインピクセル(MIP)

タッチスクリーン

「Forerunner 165」はタッチパネル搭載で、”ボタン操作”に加え、”タッチ操作”の両方で操作ができます。

今や、スマートフォンの普及で”タッチ操作”が当たり前となっているため、より自然な操作を希望する方にとっては嬉しい機能でしょう。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
タッチスクリーン

衛星測位システムと精度

両モデルには、下記の衛星測位システムが用いられています。

対応している衛星測位システム
  • GPS(アメリカ)
  • GLONASS(ロシア)
  • Galileo(ヨーロッパ)
  • みちびき(日本)

ガーミンに限らず、GPS搭載のランニングウォッチは、複数の衛星システムから電波を受信して、緯度・経度・高度などを割り出し、距離を測定していきます。

そのため、GPS搭載モデルであれば、あなたの現在地を特定することができるため、自動で走行距離の計測を行ってくれます。

また、精度は「1機 → 2機」、「2機 → 3機」と、より多くの衛星システムから電波を受信したほうが精度が上がります。

4機以上の衛星が受信できれば、あなたの3D位置(緯度、経度、高度)を特定することができ、より高い精度で捕捉できます。

  • 3機受信:2D位置(緯度と経度)
  • 4機受信:3D位置(緯度、経度、高度)

それでは、各モデルに搭載されているGPSモードを紹介します。

GPSモード説明捕捉数精度Forerunner 165ForeAthlete 55
GPS「GPS」と「みちびき」の衛星システムから信号を受信した設定2機
GPS + GLONASS「GPS」と「みちびき」と「GLONASS」の衛星システムから信号を受信した設定3機
GPS + Galileo「GPS」と「みちびき」と「Galileo」の衛星システムから信号を受信した設定3機
マルチ GNSS「GPS」と「みちびき」と「GLONASS」と「Galileo」の全システムの信号を受信した設定4機

「Forerunner 165」には、4機の衛星が受信できる「マルチ GNSS」が搭載されています。

一方、「ForeAthlete 55」は最大3機までしか受信できません。

そのため、GPSの精度を求める方は、より多くの衛星システム受信できる「Forerunner 165」を選びましょう。

関連記事:【ガーミン】GPSで距離がおかしいと思ったらココを設定しよう

稼働時間

稼働時間は、ほとんど差はありません。

フルマラソンに出場する場合、(フルマラソンの)制限時間が5〜7時間なので、どちらでも良いでしょう。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
稼働時間
(GPSモード)
19時間20時間
稼働時間
(マルチGNSSモード)
17時間

コンパス

自動校正機能付きの3軸電子コンパスが搭載されています。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
コンパス

Garmin Pay / Suica

「Garmin Pay」、「Suica」に対応。

対応する加盟店や交通機関などで非接触型決済での支払いができるため、買い物や電車での移動もスムーズです。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
Garmin Pay / Suica

睡眠モニタリング/睡眠スコア

Forerunner 265_睡眠モニタリング/睡眠スコア_31らん
画像はForerunner 265
Forerunner 265_睡眠モニタリング/睡眠スコア_31らん
画像はForerunner 265

ウォッチを装着したまま就寝すると、自動で「睡眠時間」と「睡眠レベル」、「睡眠中の動き」を記録します。

日々の”睡眠の質”が点数(スコア)で表示され、改善のためのアドバイスを受け取ることもできます。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
睡眠モニタリング

ヘルススナップショット

Forerunner 265_ヘルススナップショット_31らん
画像はForerunner 265

2分間のセッションを記録して、心拍数や心拍変動、呼吸数、ストレス、血中酸素レベルなどの主な統計データを記録することができます。

心肺機能を総合的に把握するのに役立つ機能です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ヘルススナップショット

血中酸素トラッキング

Forerunner 265_血中酸素トラッキング_31らん
画像はForerunner 265

血液中に取り込まれた酸素レベルを手首で測定することができます。

正常値は96〜100%で、95%未満まで下がると血中酸素濃度が低いと言われています。

疲労と回復のパラメータにもなり、パフォーマンスやフィットネスレベルの向上、ウェルネスライフをサポートします。

また、普段の生活のなかで身体的パフォーマンスに関する洞察を得ることができ、個人の健康の長期的な傾向を追跡するのに役立ちます。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
血中酸素トラッキング

トレーニング効果

Forerunner 265_トレーニング効果_31らん
画像はForerunner 265

有酸素運動能力と無酸素運動能力にトレーニングがもたらす効果を数値で示したものが、「トレーニング効果」です。

数値は”ユーザープロフィール”と”心拍数”、”アクティビティの継続時間や強度”、”運動中に蓄積したEPOC値”を基に算出されます。

下記が、「有酸素トレーニング」と「無酸素トレーニング」の位置づけです。

  • 有酸素トレーニング:中程度の一定したペースで行なう運動や、180秒以上継続して運動するインターバルを含むワークアウトは、有酸素性エネルギー代謝を促し、有酸素運動能力に高い向上効果をもたらす
  • 無酸素トレーニング:10秒から120秒までの短いインターバルを高強度で繰り返し行なうワークアウトは、無酸素性キャパシティの向上にかなり高い効果をもたらす
トレーニング効果値有酸素向上効果無酸素向上効果
0.0〜0.9効果なし効果なし
1.0〜1.9効果 小効果 小
2.0〜2.9有酸素フィットネスの維持無酸素フィットネスの維持
3.0〜3.9有酸素フィットネスの向上無酸素フィットネスの向上
4.0〜4.9有酸素フィットネスのさらなる向上無酸素フィットネスのさらなる向上
5.0過度なトレーニング
十分な休息なしではリスクあり
過度なトレーニング
十分な休息なしではリスクあり

「普段のトレーニングがどのくらい効果があるのか」がすぐに確認できる機能です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
トレーニング効果

ランニングダイナミクス

「ランニングダイナミクス」はランニングフォームに関するデータが計測できる機能です。

ウォッチ本体にはフォームの指標を計測可能な加速度計が搭載されており、各データの確認ができます。

ランニングダイナミクス
  • ピッチ:1分間あたりの左右合計の歩数
  • 上下動:1歩あたりの身体の上下動の幅
  • 接地時間:1歩あたりの地面に足がついている時間
  • 歩幅:1歩あたりの歩幅
  • 上下動比:歩幅に対する上下動幅の比率。数値が低いほどランニングフォームが良い

参考までに、経験豊富な速いランナーほど、接地時間が短く(200ms未満)、上下動と上下動比が小さく、ピッチが速い傾向にあります。

日々のランニングから、自身のフォーム改善に役立つ機能です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ランニングダイナミクス

PacePro

「PacePro」は上り坂や下り坂を含めたコースのペース戦略を作成する機能です。

イーブンペースで走るのか、元気があるスタート時はスピードを上げて走るのかなど好みのペースプランが作成できます。

また、上り坂、下り坂も考慮されており、「上り坂は速く走る、もしくはゆっくり走る」、「下り坂は速く走る、もしくはゆっくり走る」といった設定も可能です。

レース当日はリアルタイムで目標ペースとの比較、目標タイムからどれだけ速いか遅いかが表示されます。

目標タイムや好みのペース配分、コースデータに基づくガイドで、目標達成をサポートします。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
PacePro

レースウィジェット

Forerunner 265_レースウィジェット_31らん
画像はForerunner 265
Forerunner 265_レースウィジェット_31らん
画像はForerunner 265
Forerunner 265_レースウィジェット_31らん
画像はForerunner 265

出場するマラソン大会を指定すると、大会当日までのカウントダウンと、予想タイム、天気情報が表示されます。

また、大会のコースデータがある場合は、コースの高度データや、マップの確認、PaceProの追加も行えます。

初マラソンの方はすべてが初めての体験のため、様々な情報を提供してくれる、この機能は良いサポートをしてくれるでしょう。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
レースウィジェット

ランニングパワー

「ランニングパワー」は、ランニング中の運動量をリアルタイムで測定する機能です。

手首の光学式心拍計で、ランニング中に地面を蹴ったときに発生する運動量(パワー)が分かります。

ランニング時、スピードを速めればランニングパワーは上昇し、緩めればパワーは低下します。

また、上り坂を走っているときは、平地を同じペースで走っているときよりもパワーは上昇します。

1分ごと、1kmごとにどれだけのパワーを生み出しているかが分かるため、自身のペース改善に役立てることができます。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ランニングパワー

音楽保存

「Forerunner 165 Music」はウォッチ本体に音楽を保存でき、スマートフォンなしで音楽が楽しめます。

スマートフォン本体を持ち運びたくないが、ランニング時に音楽を聴きたい方におすすめです。

「Spotify」「Amazon Music」「LINE MUSIC」など全7種類の音楽配信サービス※に対応しており、音楽配信サービスからプレイリストを同期することで、Bluetoothイヤホンを使って音楽が聴けます。

※利用可能な配信サービス
  • Spotify
  • Deezer
  • Amazon Music
  • LINE Music
  • Podcasts
  • playrun
  • AWA Music

※各ストリーミングサービスのサブスクリプション契約が必須

スマートフォンなしで音楽が楽しめるため、手軽に走りたい方におすすめの機能です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
音楽保存●(Musicモデルのみ)

おすすめワークアウト

Forerunner 265_おすすめワークアウト_31らん
画像はForerunner 265
Forerunner 265_おすすめワークアウト_31らん
画像はForerunner 265

1週間分のおすすめのトレーニングを確認できる機能です。

トレーニングメニューの提示は、毎日のトレーニング状況に応じて調整されます。

また、「レースウィジェット」を登録すると、出場するレースに向けてトレーニングメニューが確認できるので、一人でトレーニングされている方には便利な機能です。

「Forerunner 165」は製品版で全ての機能が利用できますが、「ForeAthlete 55」は体験版となります。

製品版と体験版の違いは、下記のとおりです。

製品版と体験版の違い
  • Forerunner 165:トレーニング負荷、トレーニングステータス、フィットネスレベル、リカバリータイム、アクティビティ履歴からワークアウトをおすすめする
  • ForeAthlete 55:トレーニング負荷、トレーニングステータスを除いたフィットネスレベル、リカバリータイム、アクティビティ履歴からワークアウトをおすすめする
商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
おすすめワークアウト●(Lite)

HRV ステータス

Forerunner 265 HRV ステータス 31らん
画像はForerunner 265

”睡眠中※”に光学式心拍計で心拍を測定・分析して、心拍変動(HRV)を表示する機能です。

※睡眠中、ウォッチを着用する必要あり

「HRVステータス」はフィンランドに本社を構えるファーストビートアナリティクス社が提供するサービスです。

20年間蓄積した10万を超える膨大な計測データを持っており、心拍数のリズムだけで、ストレス値など多くの健康情報を提供することができます。

2020年6月30日にガーミンが買収したことで、ガーミンはこれらのデータを活用し、より多くの情報を提供できるようになりました。

HRVステータスを利用することで、下記のデータが確認できます。

  • ストレスと回復:1日のうちどれだけのストレスを感じているのか、身体がそれらのストレスをどのくらい回復できているかをリアルタイムに確認
  • ボディバッテリー:現在の体力に合わせて、適切なトレーニングメニューの提案、休息のタイミングをアドバイスする
  • 睡眠の質の評価:睡眠時間だけでなく、睡眠の質をデータ学習させ、「どのくらい回復できているか」という点から睡眠を評価する

HRVステータスは睡眠中にデバイスを装着することで測定できます。

75ms、80msなど数値で表示され、数値が高いほどトレーニングとリカバリーのバランスが良く、心臓血管の健康状態が優れていて、ストレスからの回復力があるなど、健康状態が良い兆候であることを示します。

一方、数値が低いと、疲労や十分な回復の必要性、高いストレスなどの兆候を示します。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
HRV ステータス

モーニングレポート

Forerunner 265 モーニングレポート 31らん
画像はForerunner 265
Forerunner 265 モーニングレポート 31らん
画像はForerunner 265

毎朝、起床時にその日の天気や睡眠、トレーニングの概要、HRVステータスなどの情報が表示される機能です。

身体の疲労度に合わせて、トレーニングメニューを提案してくれるため、身体を追い込みすぎずにトレーニングできます。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
モーニングレポート

まとめ

今回は、「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」の比較をしました。

改めて、下記が両モデルに搭載されている機能です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
防水性能5 ATM5 ATM
加速度計
Body Battery™エネルギーモニター
ストレスレベル計測
消費カロリー
アラート
インターバルトレーニング
VO2 Max (最大酸素摂取量)の算出
リカバリータイム
予想タイム
トラックラン

一方、下記が「Forerunner 165」と「ForeAthlete 55」の異なる点です。

商品名Forerunner 165ForeAthlete 55
ディスプレイサイズ1.2インチ1.04インチ
ディスプレイタイプAMOLED半透過メモリインピクセル
重量39g37g
タッチスクリーン
稼働時間
スマートウォッチモード
11日間14日間
稼働時間
GPSモード
19時間20時間
稼働時間
マルチGNSSモード
17時間
コンパス
Garmin Pay / Suica
睡眠モニタリング
睡眠スコアと洞察
ヘルススナップショット
血中酸素トラッキング
トレーニング効果
ランニングダイナミクス
PacePro●(Lite)
レースウィジェット
ランニングパワー
音楽保存●(Musicモデルのみ)
おすすめワークアウト
HRV ステータス
モーニングレポート
価格(税込み)165:39,800円 / 165 Music:44,800円32,000円

仮に、私が両モデルで迷っているとしたら、「Forerunner 165」を選びます。

価格は3万円台と、そこまで変わらないのに、搭載されている機能が大きく異なります。

また、「ForeAthlete 55」は2021年に発売されているのに対し、「Forerunner 165」は2024年です。

ガーミンは上位モデルを発売すると、すぐに、その一つ下のモデルを販売終了するため、サポート面を考えると新しいモデルを購入すると思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

本日は以上です。

レビュー記事:【実費レビュー】ガーミン「Forerunner 265」の性能とは!AMOLEDディスプレイ搭載のランニングウォッチ

関連記事:【2024年版】ガーミンおすすめランニングウォッチ5選!各モデル徹底比較

関連記事:ガーミン「Forerunner 265」と「Forerunner 165」の違いを比較!どちらのモデルがランナーにおすすめ?

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マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 4:06:27(第32回ぐんまマラソン) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)【10キロ】42:47 【5キロ】19:08 【1キロ】3:17 マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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