ガーミン45、45sを使ってて「距離がおかしい!?」と思ったことありませんか?
そんなギモンにお答えします。
ガーミンは高精度なGPSを使っているので距離が正確だと思っていますが、実際はどうなのか?
もし、精度に不安があるなら設定で変更することができますので、今すぐに確認してみましょう。
ガーミンのGPSの精度について

まず始めに「GPS」とはなにか?
全地球測位システム(GPS)とよび、24機以上の衛星で構成されたナビゲーションシステムのことです。
どんな気象条件でも稼働し続け、使用料やセットアップ費用がかからないので、誰でも利用することができます。
GPSデバイス(今回で言うガーミンのランニングウォッチ)では、各衛星から信号と軌道パラメータが送信され、距離を測定していきます。
ですので、ガーミンのGPSをオンにしておけば、ランニングルートの距離の測定も簡単に行えます。(ちなみにガーミンはトレーニングを開始する際に自動でオンに切り替わります。)
精度も高く、「木に覆われた樹林帯」や「高速ビルが立ち並ぶ都市」でも測定を維持できると言われています。
ですが、一部の電離層やその他の誤差要因で精度に影響を与えるそうですが、それでも10m以内の精度だそうです。
ガーミンのGPSは精度高い方なので、距離に誤差はあっても大幅なズレはなさそうですね。
ランニングアプリとの距離の比較
GPSの精度がどれだけのものなのか、見ていきたいと思います。
今回は「ガーミン45」と「ナイキランアプリ」で比較していきます。
ちなみに「ナイキランアプリ」は、googleマップの距離で算出しているので、GPSと比較すると精度はもちろん下がります。
それでは、同じコースで同時にスタートした場合の結果がこちらです。


(左)ガーミン (右)ナイキ
10キロ走で測定をし、ガーミンが10キロの段階でストップしました。
すると、ナイキでは11キロを超えていました。
1キロごとのペースも全然違う結果!!!
普通に考えれば、GPSのガーミンの方が正確だと思いますが、実際はどうなんだろう?
それでは、ガーミンのGPSが本当に正しいのか設定を見ていきたいと思います。
ガーミン45、45sのGPS設定方法
ガーミン45、45sのGPS設定方法を確認していきます。
GPSの設定はアプリではなく、本体から行います。
スタートキー
↓
「ラン」
↓
「オプション」
↓
GPS
↓
「オフ」「GPS」「GPS+GLONASS」「GPS+GALILEO」から一つ選択
GPSの設定では、上記の4つから選択します。
GPSでも様々な種類がありますが、どう違うのか、見ていきます。
「GPS」
GPSとみちびき(準天頂衛星システム)のみの受信。
「GPS+GLONASS」
GPSとみちびき、GLONASSの信号を受信。
GLONASSとはロシアの衛星システムで測位精度が向上します。
(バッテリーを多く消耗します。)
「GPS+GALILEO」
GPSとみちびき、GALILEOの信号を受信。
GALILEOとはEUの衛星システムで測位精度が向上します。
(バッテリーを多く消耗します。)
GPSがちゃんと起動しているか確認する!
先ほど、GPSの設定を確認していただきましたが、最後にGPSがちゃんと起動できているか確認しましょう。
確認方法ですが、
スタートキー
↓
「ラン」選択でスタートキー
↓
GPS補足開始(赤色)
↓
GPS補足完了(緑色)
GPS補足完了(緑色)の状態で、ランニングをスタートしましょう。
GPS補足開始中にスタートしてしまうと正しい距離・タイムを計測することができませんので!

もし、精度がおかしいなと感じたら、「GPS+GLONASS」または「GPS+GALILEO」になっているか確認しましょう。
また、「精度がおかしい」と感じる人は、今まで無料の「ランアプリ」を使用してトレーニングしていたからだと思います。
先ほども伝えましたが、「ナイキ ランアプリ」はgoogleマップの位置情報で距離を測っています。
なので、ガーミンのGPSの設定で「GPS+GLONASS」または「GPS+GALILEO」にすれば正しい測定ができるでしょう。
一部、誤差があるそうですが、天候によるものなので仕方ないのかなと感じました。
「距離がおかしい」と感じたなら、上記の設定を一度確認してみましょう。
ガーミン45の他の設定はこちらをご覧ください。


