【ガーミン】GPSで距離がおかしいと思ったらココを設定しよう


ガーミンのランニングウォッチのGPSがちゃんと機能していない気がする…
そんなギモンにお答えします。
ガーミンは、高精度なGPSを使用しているので、距離は正確に測定できているはずですが、実際はどうなのか?
もし、精度に不安があるなら、設定の問題かもしれませんので、今すぐに確認してみましょう。
ガーミンのGPSの精度について
GPSとは、全地球測位システム(GPS)と呼び、24機以上の衛星で構成されたナビゲーションシステムのことです。
GPSデバイス(今回で言うガーミンのランニングウォッチ)は、各衛星から信号と軌道パラメータが送信され、距離を測定していきます。
なので、ガーミン本体のGPSを「オン(起動)」にしておけば、ランニングルートの距離の測定を自動で行ってくれます(初期設定は「オン」です)。
ガーミンが搭載しているGPSは精度が高く、「木に覆われた樹林帯」や「高速ビルが立ち並ぶ都市」でも測定を維持できると言われています。
ですが、一部の電離層やその他の誤差要因で精度に影響を与えるそうですが、それでも誤差は10m以内です。
なので、多少、距離に誤差はあっても大幅なズレはなさそうですね。
ランニングアプリとの距離の比較
GPSの精度がどれだけのものなのか。
今回は「ガーミン45」と「ナイキランアプリ」で比較していきます。
ちなみに「ナイキランアプリ」は、Googleマップから算出しているので、GPSと比較すると精度はもちろん下がります。
それでは、同じコースで同時にスタートした場合の結果がこちらです。


結果は、ガーミンが10kmを測定した時点で、ナイキは11kmを超えていました。
普通に考えれば、GPSのガーミンの方が正確だと思いますが、実際はどうなんだろう?
それでは、ガーミンのGPSが本当に正しいのか設定を見ていきたいと思います。
GPS設定方法
GPSの設定方法を確認していきます。
GPSの設定は、アプリではなく、本体から行います。
スタートキー
↓
「ラン」
↓
「オプション」
↓
GPS
↓
「オフ」「GPS」「GPS+GLONASS」「GPS+GALILEO」から一つ選択
GPSの設定では、上記の4つから選択します。
GPSでも様々な種類がありますが、どう違うのか、見ていきます。
GPS
GPS(アメリカ)とみちびき(日本)の衛星システムからの信号を受信した設定です。
GPS+GLONASS
GPS(アメリカ)とみちびき(日本)、GLONASS(ロシア)の衛星システムからの信号を受信した設定です。
GLONASSとは、ロシアの衛星システムで、測位精度が向上します。
(その分、バッテリーを多く消耗します。)
「GPS+GALILEO」
GPS(アメリカ)とみちびき(日本)、GALILEO(ヨーロッパ)の衛星システムからの信号を受信した設定です。
GALILEOとは、ヨーロッパの衛星システムで、測位精度が向上します。
(その分、バッテリーを多く消耗します。)
GPSがちゃんと起動しているか確認
最後に、GPSがちゃんと起動できているか確認しましょう。
確認方法です。
スタートキー
↓
「ラン」選択でスタートキー
↓
GPS補足開始(赤色)
↓
GPS補足完了(緑色)
GPS補足完了(緑色)の状態で、ランニングをスタートしましょう。
GPS補足開始中に、スタートしてしまうと正しい距離・タイムを計測することができません。

もし、精度がおかしいなと感じたら、「GPS+GLONASS」または「GPS+GALILEO」になっているか確認しましょう。
また、毎回、使用時に電源をオンオフしている場合、GPSがうまく機能しないこともあります。
なので、できれば、電源は切らず、常につけっぱなしにすると精度は落ちにくいと思います。
ポイント
・GPSの設定は、「GPS+GLONASS」もしくは「GPS+GALILEO」のどちらかにする
・本体の電源は常につけっぱなしにする
あとは、天候や場所によって精度は変わるため、仕方ないのかなと思います。
もし、「距離がおかしい」と感じたなら、上記の設定を一度確認してみましょう。
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