マラソンの「DNS」とは?意味・DNFとの違い・欠場時の手続きまで解説

yusuke saito
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

マラソンの結果(リザルト)で「DNS」と表示されていて、「これって何?」「DNFとどう違うの?」と戸惑ったことはありませんか。

DNSはDid Not Start(出走せず)の略で、エントリーはしたものの当日にスタートしなかった“欠場”を意味します。

体調不良やケガはもちろん、練習不足の不安、悪天候、家庭や仕事の事情、移動・受付・整列のトラブルなど、DNSの理由は誰にでも起こり得るものです。

この記事では、DNSの基本的な意味から、混同しやすい DNF(Did Not Finish/途中棄権) との違いを分かりやすく整理します。

さらに、欠場したときに気になる「大会事務局への連絡は必要?」「計測チップは返却する?」「参加賞は受け取れる?」「返金はある?」といった手続き面もまとめて解説。

DNSは失敗ではなく、次も走るための判断です。読み終える頃にはモヤモヤがほどけ、次のレースに向けた準備までスッと進められるはずです。

DNS(Did Not Start)とは?

体調不良によりDNS 「いわて盛岡シティマラソン2025」

DNSは、エントリー(参加申込)はしたものの、スタート地点に立てなかった場合の棄権(欠場)を指します。

DNSは珍しいことではなく、誰にでも起こり得ます。

多くの場合、理由は次のいずれかです。

DNSになる主な原因
  • 体調不良・ケガ(風邪、胃腸不良、痛みの悪化など)
  • 練習不足による不安・モチベーション低下
  • 悪天候(大雨・強風・極端な寒さ/暑さで安全を優先)
  • 家庭や仕事の事情(急な予定変更、家族の体調など)
  • 移動・受付・整列のトラブル(寝坊、交通遅延、トイレ待ち、会場導線の混雑など)

特に大規模大会では「整列締切に間に合わない」と出走できないケースもあるため、事前の段取りが重要です。

DNSとDNFの違い

DNSとセットでよく見かけるのが「DNF」です。

DNF(Did Not Finish)とは?

23km地点でDNF 「第73回勝田全国マラソン

DNFは、スタート後にレースを途中棄権することを意味します。いわゆるリタイア/途中棄権のイメージです。

DNFになる理由は、主に次のようなものがあります。

DNFの主な原因
  • 事故・転倒などによるケガ
  • もともとの故障が悪化した
  • 体調不良(熱中症、脱水、低体温など)
  • 練習不足やペース配分ミスによる関門アウト

体調や故障が原因の場合、無理をして悪化させないための「撤退判断」としてDNFになることもあります。

違いは「スタート前か、スタート後か」

違いはシンプルです。

  • DNS:スタート地点に立てなかった(欠場)
  • DNF:スタートはしたが完走できなかった(途中棄権)

同じ「走れなかった」でも、スタート前=DNS/スタート後=DNF。この2つだけ覚えておけば、リザルトを見ても迷いません。

DNSになる主な理由

DNSの原因は、だいたい次の5パターンに集約されます。

DNSになる主な原因
  • 体調不良・ケガ(風邪、胃腸不良、痛みの悪化など)
  • 練習不足による不安・モチベーション低下
  • 悪天候(大雨・強風・極端な寒さ/暑さで安全を優先)
  • 家庭や仕事の事情(急な予定変更、家族の体調など)
  • 移動・受付・整列のトラブル(寝坊、交通遅延、トイレ待ち、会場導線の混雑など)

体調不良・ケガ(風邪、胃腸不良、痛みの悪化など)

DNS理由として最も多いのが、体調不良やケガです。

発熱や腹痛などのコンディション不良はもちろん、膝・足裏・アキレス腱などの痛みが悪化して「走ると長引く」と判断して欠場するケースもよくあります。

フルマラソンは身体への負荷が大きく、無理に出走すると回復が遅れたり、故障が慢性化したりすることも。

欠場は“撤退”ではなく、次も走るためのリスク管理と捉えるのが現実的です。

練習不足による不安・モチベーション低下

DNSの理由として意外に多いのが、「走れる気がしない」「完走できるイメージが湧かない」といった不安です。

練習量が足りなかったり、ロング走ができていなかったりすると、前日〜当日に不安が一気に膨らみ、結果的に欠場を選ぶケースがあります。

ただ、このタイプは“気持ちの問題”に見えて、実は準備が見えないことが原因になりがちです。

例えば、当日の行動(移動・受付・整列)、補給計画(何kmで何を摂るか)、ペースプラン(前半は抑える)などが固まってくると、不安はかなり減ります。

欠場になった場合も、「何が不安だったのか」を具体的に書き出しておくと、次回の改善が一気に進みます。

悪天候(大雨・強風・極端な寒さ/暑さで安全を優先)

「さいたまマラソン2026」の注意事項

大雨や強風、低温・高温など、天候が原因でDNSになるのもよくあるパターンです。

特にスタート前の待機時間は体が冷えやすく、雨風が強いと体力だけでなく気持ちも削られます。

ここで大切なのは、悪天候のDNSは「弱いから」ではなく、安全を優先した判断だということ。

転倒リスクが高い、低体温や熱中症の不安がある、視界が悪い、こうした条件が重なる日は、無理して出走するよりも欠場が合理的な場合があります。

次回に活かすなら、天候そのものを変えることはできないので、対策は「装備と段取り」です。

ポンチョ、ウインドシェル、カイロ、ゴミ袋など、“整列待ちの寒さ対策”を固定セット化しておくと、天候DNSの確率は下げられます。

家庭や仕事の事情(急な予定変更、家族の体調など)

家庭や仕事の都合でDNSになるのも、決して珍しくありません。

急な出勤や出張、家族の体調不良、育児や介護など、生活の優先順位は状況によって変わります。

このタイプで引きずりやすいのが、「申し込んだのに行けなかった」という後悔です。

でもマラソンは趣味である以上、どうしてもコントロールできない事情は起こります。

大事なのは「今回は仕方なかった」と割り切りつつ、次回のためにスケジュールの余白を少し作ることです。

例えば、前泊を検討したり、当日の移動時間にバッファを持たせたり、家族と事前に予定を共有しておくなど、“欠場になりにくい設計”をしておくと安心感が違います。

移動・受付・整列のトラブル(寝坊、交通遅延、トイレ待ち、会場導線の混雑など)

DNSの中でも「防げたかもしれない」と後悔が残りやすいのが、移動・受付・整列のトラブルです。

寝坊、電車遅延、駐車場が埋まっていた、会場が広くて迷った、トイレ待ちが長すぎたなど、大規模大会ほど起こりがちです。

特に注意したいのは、整列締切に間に合わないと実質出走できないケースがあること。

「会場には着いたのに走れなかった」というDNSは、ここで起きます。

対策はシンプルで、当日ではなく前日までに勝負をつけます。

  • 到着目標を「スタートの90〜120分前」に固定
  • 会場の入口・導線・トイレ位置を事前確認
  • 持ち物を前夜に完成させる(ゼッケン・計測チップ・安全ピンなど)
  • 早めのトイレ→荷物→もう一度トイレ、の“型”を作る

段取りが固まるだけで、当日の焦りが減り、DNSリスクも大きく下がります。

関連記事:マラソン当日の過ごし方!起床・朝食・会場到着のベストタイミング完全ガイド

DNSに関するよくある質問(FAQ)

Q
欠場する場合、大会事務局に連絡は必要ですか?

多くの大会では必須ではないことが多いです。

ただし、要項に記載がある場合や、リレー・特別枠などは連絡推奨です。

迷ったら大会要項を確認しましょう。

Q
計測用チップ(タグ)は返却が必要ですか?

大会によります。

返却不要(使い捨て)もあれば、返却が必要(レンタル)な大会もあります。

要項の「計測チップの扱い」を確認し、必要なら期限内に返送します。

Q
参加賞(Tシャツ・タオル等)はDNSでももらえますか?

これも大会次第です。

  • 事前送付:DNSでも手元に届くことが多い
  • 会場受け取り:欠場だと受け取れないケースが多い
  • 郵送対応:条件付きで可能な大会もある

参加賞が欲しい場合は、要項の受け取り方法を事前にチェックするのがおすすめです。

Q
DNSだと参加費は返金されますか?

基本的に返金不可の大会が多いですが、対応は大会ごとに異なります。

返金規定がある場合もあるので、要項の「返金・キャンセル規定」を確認してください。

Q
DNSは今後の大会エントリーに影響しますか?

一般的な市民マラソンでは、次回の抽選やエントリーに不利になることは基本ありません。

ただし、招待枠など特別枠はルールが異なる可能性があります。

Q
DNSになりそうなとき、出走するか欠場するかの判断基準は?

明確なルールはありませんが、目安は次の通りです。

  • 発熱・強い倦怠感・胃腸不良がある
  • 歩行でも痛む/走ると鋭い痛みが出る
  • 天候が危険(強風・豪雨・極端な寒暖差)

無理に出て悪化させるより、回復を優先した方が結果的に得なことが多いです。

Q
DNS後の気持ちの切り替え方は?

DNSは失敗ではなく「次も走るための判断」です。

落ち着いたら原因を「体調・段取り・環境・メンタル」に分けて整理し、次回の改善策を1つだけ決めると前向きに切り替えやすいです。

まとめ

DNSはDid Not Start(出走せず)の略で、エントリーはしたものの、当日にスタート地点に立てなかった「欠場」を指します。

DNSは決して珍しいことではありません。

体調不良やケガ、練習不足による不安、悪天候、家庭・仕事の事情、移動や整列のトラブルなど、誰にでも起こり得る理由で発生します。

また、欠場時の連絡が必要かどうか、計測チップの返却、参加賞の受け取り、返金の扱いは大会ごとに異なります。

気になる場合は、大会要項を事前に確認しておきましょう。

そしてDNSは失敗ではなく、次も走るための判断です。

原因を冷静に整理し、「次の改善策を1つ」決めるだけでも、次のレースに確実につながります。

本日は以上です。

関連記事:マラソン持ち物チェックリスト保存版!フルマラソン当日の必需品&便利グッズ【初心者向け】

関連記事:フルマラソン1週間前の過ごし方!食事や練習メニュー紹介

関連記事:フルマラソンの「グロスタイム」とは?ネットタイムとの違いや目安を初心者向けに解説

関連記事:マラソン途中棄権(DNF)とは?リタイアの原因と立ち直るための5つのステップ

【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。

初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。

マラソン大会の選び方

購入すべきランニンググッズ

完走するためのトレーニング方法

レース前日や当日の過ごし方

▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ

フルマラソン完走を目指す方におすすめ!
サプリメント「カツサプ」

カツサプは「乳酸をエネルギーに変換」「筋肉痛の軽減」「足つりの軽減」を実感できる画期的な商品です。

主に、「ここ一番で力を発揮したい(記録更新)」、フルマラソン本番時に摂取することを目的に作られています。

>> レビュー記事はこちら

ABOUT ME
Yusuke Saito
Yusuke Saito
マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
記事URLをコピーしました