【実費レビュー】ポカリスエット アイススラリーの効果は?味や飲むタイミング解説
ポカリスエット アイススラリーの効果は?
そんな疑問にお答えします。
ポカリスエット アイススラリー(以下、本製品)は大塚製薬が販売する、身体を芯から冷やせる100gの飲み切りタイプのアイススラリーです。
アイススラリーとは細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料で、流動性が高いことから通常の氷よりも体の内部を効率よく冷やすといわれています。
深部体温を下げることができるため、夏場の熱中症対策に効果的なアイテムです。
価格は1袋 税込194円と、他の補給食と同じくらいの価格設定となります。
大塚製薬の公式通販や全国のスポーツショップ、Amazon、楽天市場(下記リンク)などで購入可能です。
ポカリスエット アイススラリーの基本情報
大塚製薬が販売する、身体を芯から冷やせる100gの飲み切りタイプのアイススラリーです。
冷凍庫で凍らせてから摂取することで、深部体温を下げることができます。
また、ミネラルを配合しているので、発汗により失われた水分やミネラルを摂取でき、熱中症対策におすすめのアイテムです。
召し上がり方法
本製品は冷凍庫で4時間以上凍らせることで、アイススラリーの効果を最大限発揮できます。
飲む際は凍らせたまま、手で揉み、柔らかくしてから飲みます。
仮に、一度溶けてしまっても、再度、凍らせることでスラリー状※に戻るため、安心です。
※氷と飲料水が混合したシャーベット状の飲料物のこと
栄養成分
本製品に入っている栄養成分は以下のとおりです。
- エネルギー:97kcal
- タンパク質:1.5g
- 脂質:0g
- 炭水化物:27.3g(糖質:21.3g、食物繊維:6.0g)
- 食塩相当量:0.11g
- カリウム:18mg
- カルシウム:1.8mg
- マグネシウム:0.5mg
汗で失われたミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム)や塩分が配合されています。
価格
1袋、税込み194円です。
1袋あたりの補給食の相場が200〜300円なので、お求めやすい価格設定になっています。
ポカリスエット アイススラリーの特徴
続いて、本製品の特徴です。
- 深部体温を下げることができる
- 汗で失われた水分、ミネラルを補給できる
- 100gの飲み切りタイプ
- 常温保存可能(賞味期限13ヵ月)
[特徴①] 深部体温を下げることができる
本製品はプレクーリングの水分補給として最適なアイテムです。
プレクーリングとは新たな熱中症対策の方法で、「ランニング前に一時的に深部体温を下げる」ことを言います。
深部体温とは
人の体温は、手足など体の中心から離れ、外環境の影響を受けやすい「皮膚温」と、脳や臓器など体の中心の機能を守るために一定に保たれる「深部体温」があります。
深部体温(中心温、芯温)は、脳や臓器など体の内部の温度で、内臓の働きを守るため、外環境の影響を受けにくく、一定に保たれています。
熱中症は、深部体温が上昇し、その熱をうまく体外に逃がすことができずに生じる症状のことを言います。
ランニング中は深部体温が上昇する、かつ太陽が照りつける屋外で行うため、熱中症になりやすいスポーツです。
- 頭痛
- 吐き気
- 身体のだるさ(倦怠感)
深部体温を下げる方法としてアイススラリーを用いることを、日本スポーツ協会がおすすめしています。
アイススラリーは氷と飲料水が混合したシャーベット状の飲料物で、通常の氷に比べて冷却効果が高いです。
そのため、ランニング前に本製品を摂取することで、”一時的に”深部体温を下げ、ランニング中の体温上昇を抑制することができます。
体温が上昇すると、余分なエネルギーを消耗してしまいます。
プレクーリングであらかじめ体温を低下させることでランニング中の体温の許容量を大きくでき、ランニングの時間を延ばすことが可能というわけです。
夏場、60〜120分程度ランニングする際に本製品を摂取して、熱中症対策すると良いでしょう。
[特徴②] 汗で失われた水分、ミネラルを補給できる
日本スポーツ協会によると、「運動中の発汗量は、1時間に2リットルに及ぶこともある」と言われています。
汗をかくことで、水分をはじめ、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルが失われます。
ミネラルが不足すると、筋肉がうまく動かせなくなり、足がツリやすくなります。
本製品にはカリウム 18mg、カルシウム 1.8mg、マグネシウム 0.5mgとミネラルが配合されているため、足ツリ予防に最適です。
補足. 0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだものが効果的
日本スポーツ協会によると、「0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料水が熱中症予防に効果的」と記載されています。
ちなみに、本製品には食塩相当量 0.11g、糖質:21.3gが配合されています。
食塩相当量が0.1~0.2g(100ml中)であれば、0.1~0.2%の食塩水に相当するため、本製品は最適な配合であることが分かります。
というのも、大量の汗をかいた(体内のナトリウム濃度が低下している)状態で大量の水を摂取すると、さらに、体内のナトリウム濃度が薄まり、「低ナトリウム血症」を引き起こす可能性が高まります。
実際、2002年のマラソンレースで”水の飲み過ぎ”が原因で「低ナトリウム血症」による死亡事故が続けて起こっています。
「低ナトリウム血症」の対策は、「塩飴」や「塩分タブレット」など、”塩分”も同時に摂取することです。
本製品は塩分も補給できるため、「熱中症」「低ナトリウム血症」ともに対策できているアイテムです。
[特徴③] 100gの飲み切りタイプ
本製品は1袋100gで、飲みきりサイズのパウチ形状です。
片手で持てる大きさなので、ランニング中に飲むことも可能です。
また、走りながらでも開封しやすい作りになっている点もGOODです。
[特徴④] 常温保存可能(賞味期限13ヵ月)
本製品は常温で保管し、必要な時に冷凍庫で凍らせて、飲むことができます。
公式サイトに賞味期限は「製造日より13ヵ月」と記載されているため、冬場(12〜3月)に購入しても、飲むタイミングである夏場(7〜8月)※まで問題なく保存できます。
※ランニング時に飲むことを想定
わたしは2023年7月にAmazonで購入しました※が、賞味期限2024年4月のものが届いています。
賞味期限13ヵ月ではありませんでしたが、30℃を超える日が続く7〜8月の間で、すぐに飲み切ってしまうため、問題ないでしょう。
摂取してみた感想
味・食感
味は「ポカリスエット」そのままで、とても飲みやすいです。
甘さ控えめなので、食欲がないときや疲れているときでも、グビグビ飲めるほどの味でした。
また、食感はシャーベットのような、シャリシャリとした舌触りです。
飲み物のような感覚でグビグビ飲め、身体の”熱”が和らぐ感じが分かるほど、冷たさが味わえます。
冷たい飲み物よりすぐに身体を冷やせるため、暑い日にはとても美味しくいただけるでしょう。
ランニング前に摂取してみた
気温35℃の日に試してみました。
この日は室温30℃近くありましたが、10分ほど待つことで、いい感じに溶けていました。
シャーベット状の本製品を摂取すると、深部体温が下がったからか、身体の熱が一気にひいた感覚になり、35℃のとてつもない暑さでも、問題ないくらい身体が元気になりました。
走り始めの最初の1〜2kmは涼しい(秋ごろ)日と変わらないほどの気持ちよさで、足もよく動いてくれました。
アイススラリーを飲まない日は、走り始めの足取りが重いため、深部体温を下げたことによる効果はより実感できました。
この日は30分でランニングを終えたが、結果、35℃の日に本製品を摂取すると、気持ちよく走れるのは”30分”ということが分かりました。
これ以上走ると、体温がどんどん上がり、とてもツラい状態で走ることになっていたと思います。
アイススラリーを摂取せずに35℃の中を走ると、(気持ちよく走れる時間が)”10分”が限界なため、とても効果があることを実感しました。
ランニング後に摂取してみた
ランニング後はシャワーを浴びている間に、冷凍庫から取り出し、シャワー後に摂取しました。
ランニング中はたくさんの汗をかき、ミネラルや水分を失っているため、水分・栄養補給には最適です。
また、深部体温を下げられるため、ランニング中に上がった体温を下げる際にも有効です。
水道水で腕や首を冷やしたり、氷の入った浴槽に入るなど身体の外側から冷却するのと同時に、身体の内部から冷やし、熱中症を防ぎましょう。
飲むタイミングは?
日本スポーツ協会によると、下記のタイミングが推奨されています。
運動前 | |
運動中 | |
休憩中 | |
運動後 |
プレクーリングの効果を発揮するなら、ランニング前の摂取がおすすめです。
また、ランニング後に深部体温を下げる際にも有効です。
ランニング中はあまり推奨されていませんでしたが、効果が全くないわけではありません。
ただ、ランニング中は深部体温が上昇し続けており、本製品を摂取したところで深部体温が低下しにくいことが考えられます。
そのため、「ランニング前」「ランニング後」「休憩中」といった、体温が上昇しにくいタイミングの摂取がおすすめです。
まとめ
今回は大塚製薬が販売する、アイススラリーを紹介しました。
改めて、本製品の特徴です。
- 深部体温を下げることができる
- 汗で失われた水分、ミネラルを補給できる
- 100gの飲み切りタイプ
- 常温保存可能(賞味期限13ヵ月)
本製品はプレクーリングの水分補給として最適なアイテムです。
夏場は”熱中症”になる恐れがあるため、本製品を摂取して熱中症対策しましょう。
ランニングに限らず、仕事前や勉強の合間など、体温を下げたいときに有効です。
ぜひ、興味ある方は取り入れてみてください。
本日は以上です。
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