【実費レビュー】ガーミン Forerunner 255 Musicの性能とは!音楽機能搭載の万能ランニングウォッチ
Forerunner 255 Musicってどんなランニングウォッチなの?
そんな疑問にお答えします。
「Forerunner 255 Music(以下、本製品)」は、Garmin(ガーミン)が販売するGPSランニングウォッチです。
日常生活から日々のトレーニング、そしてレース本番まで幅広いシーンでランナーをサポートします。
また、音楽機能を搭載しており、スマホなしでウォッチに保存した音楽を聞きながらランニングを楽しめます。
そこで、今回は「Forerunner 255 Music」の特徴、使用してみて感じた点を紹介します。
ガーミンには様々なモデルがありますが、本製品は下記の位置付けになります。
- 【初心者】エントリーランナー向け
- ・ForeAthlete 55
- 【中級者】チャレンジランナー向け
- ・Forerunner 255 シリーズ
・Forerunner 265 シリーズ - 【上級者】シリアスランナー向け
- ・Forerunner 955 シリーズ
・Forerunner 965 シリーズ
過去フルマラソンを複数回走ったことあるランニング中級者、かつ音楽を聴きながらランニングしたい方におすすめのウォッチです。
GARMIN(ガーミン)とは
1989年にアメリカで創業され、航空、船舶、自動車、ランニングなど幅広い分野でのGPSを用いたデバイスを開発・販売している、GPSに特化した会社です。
ランニングに特化した”ForeAthlete”シリーズを2004年に発売して以来、多くのランナーに絶大な支持を得ています。
また、2020年にスポーツ・健康・フィットネス分野の生理学分析を行うFirstbeat(ファーストビート)を買収。
(Firstbeatで)20年間蓄積した10万人を超える心拍データからデータベースを開発し、睡眠やストレス、消費カロリーなどの分析データをもとに、ランナーへ最適なサポートができる機能を搭載したウォッチを開発できるようになりました。
2022年、”ForeAthlete”は”Forerunner”へと名前を変え、さらにランナーにとって使い勝手の良いウォッチを開発・販売しています。
Forerunner 255 Musicの概要
Forerunner 255 Musicとは
本製品は、2022年6月16日に発売されたランニングウォッチです。
先進のトレーニング機能を搭載したGPSウォッチで、日常生活から日々のトレーニング、そしてレース本番までランナーをサポートします。
また、Musicモデル(詳細は後述する)には音楽機能を搭載しており、スマートフォンなしで、ウォッチに保存した音楽を聞きながらランニングを楽しめます。
「Forerunner 255」の立ち位置は、フルマラソン完走を目指しトレーニングする、より高みを目指すランナー向けのモデルとなっています。
- ForeAthlete 55から、乗り換えを検討している方
- 何度もフルマラソン完走はしているが、ランニングウォッチを持っていない方
- まだ、ランニングを始めたばかりだが、今後、何度もフルマラソンに挑戦する気持ちがある方
Forerunner 255シリーズ
Forerunner 255シリーズは『255 / 255 Music』と『255S / 255S Music』の4種類あります。
商品名 | 255 | 255 Music ※1 | 255S | 255S Music |
ディスプレイサイズ (mm) | 45 | 45 | 40 | 40 |
重量 | 49 | 49 | 39 | 39 |
GPSチップ | みちびき GLONASS Galileo | みちびき GLONASS Galileo | みちびき GLONASS Galileo | みちびき GLONASS Galileo |
稼働時間 (スマートウォッチモード) | 14 日間 | 14 日間 | 12 日間 | 12 日間 |
稼働時間 (GPSモード) | 30 時間 | 30 時間 | 26 時間 | 26 時間 |
防水等級 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
音楽機能 | – | ● | – | ● |
価格 (税込) | ¥ 49,800 | ¥ 52,800 | ¥ 47,800 | ¥ 50,800 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
どのモデルを選んでも同じ機能は搭載されています。
違いは、「画面サイズ」「重量」「稼働時間」「音楽機能あり・なし」「価格」の5項目です。
- 画面は大きく、稼働時間が長い、かつ音楽機能はいらない
- Forerunner 255
- 画面は大きく、稼働時間が長い、かつ音楽機能は欲しい
- Forerunner 255 Music
- 画面は小さく、稼働時間は短い、かつ音楽機能はいらない
- Forerunner 255S
- 画面は小さく、稼働時間は短い、かつ音楽機能は欲しい
- Forerunner 255S Music
↓Forerunner 255S
↓Forerunner 255S Music
↓Forerunner 255
↓Forerunner 255 Music(今回レビューするモデル)
Forerunner 255 Musicの外観
側面には、操作のためのボタン(左:3個、右:2個)が配置されています。
裏面には、光学式心拍計、充電端子が搭載されています。
付属品
中には、本体(Forerunner 255 Music)、マニュアル、充電ケーブルが付属されています。
- 本体(Forerunner 255 Music)
- マニュアル
- 充電ケーブル
操作マニュアルは公式サイトにPDF、Web版があるため、紙で見る機会は少ないです。
充電方法
充電ケーブルです。
充電端子にケーブルを繋げば充電できます。
ランニング時の画面
データを一目で確認できる、見やすい画面です。
画面に表示されるデータは下記の通りです。
- 上:走行時間
- 中央(左):走行距離
- 中央(右):ペース
- 下:心拍数
他にも、左側の一番下のボタンを押すことで、「ラップタイム」「ラップ距離」「ラップペース」「現在の時刻」が確認できます。
ランニング時の計測の流れは下記の通りです。
ランニング開始前にGPSの捕捉を開始(赤色のゲージ)※します。
※自動で捕捉するため、特に操作は不要です
捕捉が完了※すると、緑色のゲージに変わります。
※捕捉中(赤色)の状態でランニングを開始すると、正しく距離やペースが計測できません。
場所にもよりますが、10秒ほどで捕捉完了します。
あとは、自由に走るだけです。
走行中は「距離」「タイム」「ペース」などのデータがリアルタイムに表示され、瞬時に確認することができます。
”信号待ち”や”お店に寄った”際など計測を一時中断させたいときは、右上のボタンを押すと、計測が止まります。
再び、計測を開始したいときは、右上のボタンを押すと、計測が再開します。
ランニング終了すると、様々なデータが確認できます。
これらのデータをもとに、自分の走りを振り返ることができます。
このように、非常に簡単な操作性なので、初めてランニングウォッチを使う方でも、安心して使用可能です。
Forerunner 255 Musicの機能
続いて、本製品に搭載されている、主な機能を見ていきます。
※前モデル「ForeAthlete 55」に搭載されている機能※は省き、新機能のみ記載しています。ForeAthlete 55の機能はこちらをご覧ください。
※「ForeAthlete 55」に搭載されている機能は、すべて「Forerunner 255」にも搭載されています
- モーニングレポート
- HRVステータス
- 多数のスポーツアプリ搭載(トライアスロン対応)
- レースウィジェット
- おすすめワークアウト
- 短期的負荷
- コース作成
- 光学式心拍計
- 先進の睡眠モニタリング
- 血中酸素トラッキング
- ヘルススナップショット
- GNSSマルチバンドに対応
- ウォッチに音楽を保存
- Garmin Pay/Suica タッチ決済
モーニングレポート
起床時にその日の天気や睡眠、トレーニングの概要、HRVステータスなどの情報が表示される機能です。
身体の疲労度に合わせて、トレーニングメニューを提案してくれるため、身体を追い込みすぎずにトレーニングできます。
HRVステータス
”睡眠中※”に光学式心拍計で心拍を測定・分析して、心拍変動(HRV)を表示する機能です。
※睡眠中、ウォッチを着用する必要あり
「HRVステータス」はフィンランドに本社を構えるファーストビートアナリティクス社が提供するサービスです。
20年間蓄積した10万を超える膨大な計測データを持っており、心拍数のリズムだけで、ストレス値など多くの健康情報を提供することができます。
2020年6月30日にガーミンが買収したことで、ガーミンはこれらのデータを活用し、より多くの情報を提供できるようになりました。
HRVステータスを利用することで、下記のデータが確認できます。
- ストレスと回復
- 1日のうちどれだけのストレスを感じているのか、身体がそれらのストレスをどのくらい回復できているかをリアルタイムに確認
- ボディバッテリー
- 現在の体力に合わせて、適切なトレーニングメニューの提案、休息のタイミングをアドバイスする
- 睡眠の質の評価
- 睡眠時間だけでなく、睡眠の質をデータ学習させ、「どのくらい回復できているか」という点から睡眠を評価する
HRVステータスは睡眠中にデバイスを装着することで測定できます。
75ms、80msなど数値で表示され、数値が高いほどトレーニングとリカバリーのバランスが良く、心臓血管の健康状態が優れていて、ストレスからの回復力があるなど、健康状態が良い兆候であることを示します。
一方、数値が低いと、疲労や十分な回復の必要性、高いストレスなどの兆候を示します。
多数のスポーツアプリ搭載(トライアスロン対応)
トラックランやトレッドミル、プールスイム、スキー、ヨガなど、30以上のスポーツに対応。
- ランニング
- トラックラン
- トレッドミル
- バイク
- 屋内バイク
- プールスイム
- トライアスロン
- ウルトララン
- バーチャルラン
- 屋内トラック
- トレイルラン
- eBike
- MTB
- e-MTB
- ハイキング
- スキー
- XCスキー
- SUP
- ローイング
- 屋内ロー
- ウォーク
- 筋トレ
- カーディオ
- HIT
- ヨガ
- ピラティス
- ブレスワーク
- Xトレーナー
- ステッパー
赤文字:新しく追加されたアクティビティ
また、新たに、トライアスロンが登場。
トライアスロンのトレーニングやレース時に、ボタンを1回押すだけで次のアクティビティ(スイム・バイク・ラン)に移行できる機能が搭載されています。
レースウィジェット
出場するマラソン大会を指定すると、コースの詳細、天気、パフォーマンスに基づいてトレーニングのヒントや完走時間の予測を行い、次のレースの準備ができます。
初マラソンの方はすべてが初めての体験のため、様々な情報を提供してくれる、この機能は良いサポートをしてくれるでしょう。
おすすめワークアウト
1週間分のおすすめトレーニングを確認できます。
トレーニングメニューの提示は、毎日のトレーニング状況に応じて調整されます。
また、「レースウィジェット」を登録すると、そのレースに向けてトレーニングメニューが確認できるので、一人でトレーニングされている方には便利な機能です。
短期的負荷
最近のトレーニングの強度が、過去、数日間のEPOC(運動後過剰酸素消費量)の加重合計値をもとに表示されます。
ゲージは、現在の負荷の高さと、最適な負荷の範囲を示します。
コース作成
「Garmin Connect」アプリで既存のコース検索したり自分でコースを作成し、ウォッチに読み込むことができます。
マラソン大会で実際に走るルートを作成すれば、”試走”も簡単に行うことができます。
光学式心拍計
第4世代にパワーアップした光学式心拍計は4つのセンサーから6つのセンサーにアップグレード。
センサーが増えたことで精度が高くなり、より正確な心拍数の変動を測定できるようになりました。
ウォッチ内では現在の心拍数はもちろん、過去4時間の心拍数、過去7日間の平均安静時心拍数が確認できます。
先進の睡眠モニタリング
睡眠のステージはもちろん、心拍数やストレス、血中酸素レベルや呼吸をトラッキングすることができます。
睡眠の質をスコアで確認し、改善のためのアドバイスを受け取ることもできます。
血中酸素トラッキング
血液中に取り込まれた酸素のレベルを手首で測定することができます。
疲労と回復のパラメータにもなり、パフォーマンスやフィットネスレベルの向上、ウェルネスライフをサポートします。
また、普段の生活のなかで身体的パフォーマンスに関する洞察を得ることができ、個人の健康の長期的な傾向を追跡するのに役立ちます。
ヘルススナップショット
2分間のセッションを記録して、心拍数や心拍変動、呼吸数、ストレス、血中酸素レベルなどの主な統計データを記録することができます。
心肺機能を総合的に把握するのに役立つ機能です。
GNSSマルチバンドに対応
衛星システム「GPS」「GLONASS」「Galileo」「みちびき」を搭載しており、正確な距離・ペースが計測できます。
新たに、「Forerunner 255」モデルより、(上記の)各衛星から複数の信号を追跡できる「マルチバンドGNSS測位」を搭載。
複数の周波数帯を受信できるため、遮へい物の多いビルや山間部(森林)での測位精度・速度が向上しています。
また、「SatIQ™(衛星自動選択モード)」も搭載。
こちらは環境に基づいて、最適な「衛星モード」に自動で切り替えてくれるので、毎回ランニングするエリアごとにGPSの切り替えが面倒な方に便利な機能です。
ウォッチに音楽を保存
ウォッチ本体に音楽を保存できるため、スマートフォンなしで音楽が楽しめます。
スマートフォン本体が重すぎて持ち運びたくないが、ランニング時に音楽を聴きたい方におすすめです。
「Spotify」「Amazon Music」「LINE MUSIC」など全7種類の音楽配信サービス※に対応しており、音楽配信サービスからプレイリストを同期することで、Bluetoothイヤホンを使って音楽が聴けます。
- Spotify
- Deezer
- Amazon Music
- LINE Music
- Podcasts
- playrun
- AWA Music
※各ストリーミングサービスのサブスクリプション契約が必須
スマートフォンなしで音楽が楽しめるため、手軽に走りたい方におすすめの機能です。
Garmin Pay/Suica タッチ決済
「Garmin Pay」、「Suica」に対応。
非接触型決済ソリューションを利用することで、買い物や電車での移動もスムーズです。
使用してみて感じたこと
【感想①】GPSの精度が高いので、正確な走行データが取得できる
「GNSSマルチバンド」に対応しているため、測位精度が向上しています。
下記は、本製品と前モデル「ForeAthlete 45」(GNSSマルチバンド非対応)と比較した※画像です。
※片腕に2つ装着して、同じタイミングで計測しています
全く同じコースを往復している走行データですが、本製品のほうがちゃんと道に沿って、線が引かれているのが分かります。
走行距離もより正確に測ることができるため、正確なデータを測定したい方には良い機能だと思います。
【感想②】心拍数の測定精度も高い
センサーが6つにアップグレードしたため、より正確なデータが測定可能です。
日常生活における心拍数はそこまで気にならないですが、トレーニング時の心拍数をより正確に測定できるので、とても参考になります。
下記は、本製品と前モデル「ForeAthlete 45」(センサー4つ)と比較した※画像です。
※片腕に2つ装着して、同じタイミングで計測しています
必ずしも、本製品の光学式心拍計が正確とは言えないので参考程度になりますが、「ForeAthlete 45」のデータより、本製品のデータのほうが信用できると思います。
普段のトレーニングで心拍数は気にする方なので、測定精度が高いのは、素直に嬉しいポイントです。
【感想③】スマートフォンなしで音楽が楽しめるのが、快適すぎた
以前までは普段のトレーニングからレースまで、スマートフォンを持ちながら音楽を聞いていました。
本製品を使うようになってからは、スマートフォンなしで音楽が楽しめるため、より身軽な状態で走行できます。
自宅にWi-fi環境があれば、「音楽のダウンロード」や「Bluetoothイヤホンの接続」はとても簡単に設定可能です。
普段から音楽を聞いてランニングしている方にとっては、本製品を購入する「最大の目的」と言っても良い、機能ではないでしょうか。
ただ、好きな曲をその場で変更できないのが不便
音楽を聞けるのは良い点ですが、スマートフォンのように、自由に”アーティスト”や”曲”を変更できないのが不便です。
「プレイリストの一番最初の曲から再生する」、もしくは「シャッフルで再生する」のみ、操作できます。
そのため、日頃からその瞬間瞬間で、スマートフォンで曲を変えている方にとっては、使いづらいでしょう。
各ストリーミングサービスのサブスクリプション契約が必須
「Spotify」「Amazon Music」「LINE MUSIC」など全7種類の音楽配信サービス※に対応していますが、それぞれサブスクリプション契約が必須です。
- Spotify
- Deezer
- Amazon Music
- LINE Music
- Podcasts
- playrun
- AWA Music
※各ストリーミングサービスのサブスクリプション契約が必須
普段から利用している配信サービスが上記にあれば良いですが、ない場合は月1,000円ほど課金する必要があります。
普段、「Apple Music」や「YouTube Music」などを利用している方にとっては、出費が増えるため、悩ましいところですね。
【感想④】他のガーミン利用者と比較できるので、自分の現在地が確認できる
「Garmin Connect」アプリで、他のガーミン利用者と『週単位の平均距離』や『睡眠時間』などのデータが比較できます。
”走行距離”や”ペース”などのランニングの記録を、他人と比べる必要は全くありませんが、1ヶ月、3ヶ月と、ある期間ごとに振り返る際に活用できます。
初めは、一番左にいたが、半年後には中央に行くことができれば、モチベーションアップに繋がります。
特に、一人で走っている方は、周りの情報が入ってきにくいため、役立つでしょう。
【感想⑤】HRVステータスにより、健康状態が分かる
HRVステータスは睡眠中にデバイスを装着することで、光学式心拍計で心拍を測定・分析して、心拍変動(HRV)を表示する機能です。
健康状態が良いのか、疲労が溜まっているため休養をとったほうが良いのか、といったアドバイスをしてくれます。
確かに、「身体が疲れているな〜」と感じるときは、「睡眠スコア」や「HRVステータス」のスコアが低い場合が多いです。
そのため、『10km走 → 5km走(or 休息)』に予定変更するなど、プラン変更の対応がしやすいため、次の日に疲労を溜め込みすぎないメリットがあります。
本製品を導入する前では分からなかったデータなので、常にこれらのデータを気にするようにしています。
【感想⑥】モーニングレポートで本日のトレーニングの概要が確認できる
起床すると、モーニングレポートの画面に自動で切り替わります。
レポートでは「トレーニングメニュー」「睡眠時間」「HRVステータス」「天気」などが確認できます。
特に、「トレーニングメニュー」の提示は、身体の疲労度に合わせて、最適なメニューを提案してくれるため、初心者の方に便利な機能となっています。
【感想⑦】バッテリーの持ちがよく、1週間充電しなくても使える
GPSの使用頻度にもよりますが、1週間充電しなくても使えるほど、バッテリーの持ちがよいです。
本製品の稼働時間は、下記の通りです。
- スマートウォッチモード: 約 14 日間
- GPSモード: 約 30 時間
- マルチGNSSモード: 約 25 時間
- マルチGNSSマルチバンドモード: 約 16 時間
複数の衛星システムの信号を追跡できる「マルチGNSSマルチバンドモード」はバッテリーの消耗が激しいため、起動しつづけると、すぐにバッテリーがなくなってしまいます。
ですが、日常生活のみ(GPSを起動しない)で使用する分には、十分すぎるほどバッテリーが持ちます。
ずっと腕に装着していると、充電するのを忘れてしまうので、稼働時間が長いのはありがたいです。
上位モデル「Forerunner 265」との比較
最後に、上位モデルである「Forerunner 265」と比較します。
ここでは、上位モデルにはあり、「Forerunner 255 Music(本製品)」にはない機能のみ記載します。
そのため、一つでも欲しい機能があった方は、上位モデルの購入をおすすめします。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
発売日 | 2023年3月2日 | 2022年6月16日 |
解像度 (ピクセル) | 416 x 416 | 260 x 260 |
ディスプレイタイプ | AMOLED | 半透過メモリインピクセル(MIP)カラー |
稼働時間 (スマートウォッチモード) | 約 13 日間 | 約 14 日間 |
稼働時間 (GPSモード) | 約 20 時間 | 約 30 時間 |
タッチスクリーン | ● | – |
トレーニングレディネス | ● | – |
価格 (税込) | ¥62,800 | ¥52,800 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る |
発売日
本製品は2022年6月16日に発売開始に対し、「Forerunner 265」は2023年3月2日に発売開始しています。
より最新モデルを求める方にとっては、「Forerunner 265」一択でしょう。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
発売日 | 2023年3月2日 | 2022年6月16日 |
ディスプレイタイプ
新しく、色鮮やかな「AMOLED」タッチディスプレイが搭載されています。
夜間や日光が照りつける時間帯など視界が悪い場所でも、高い視認性を実現しています。
主に、夜間にランニングする方はディスプレイが見やすくなり、(ディスプレイを)何度も確認する手間が省けて、ありがたいですね。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
ディスプレイタイプ | AMOLED | 半透過メモリインピクセル(MIP)カラー |
稼働時間
稼働時間は本製品のほうが、若干ではありますが、長いです。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
稼働時間 (スマートウォッチモード) | 約 13 日間 | 約 14 日間 |
稼働時間 (GPSモード) | 約 20 時間 | 約 30 時間 |
稼働時間 (マルチGNSSマルチバンドモード:) | 約 14 時間 | 約 16 時間 |
1回の充電で、より長い時間使いたい方は本製品のほうが良いですね。
タッチスクリーン対応
「Forerunner 265」はタッチスクリーン対応で、従来の”ボタン操作”に加え、”タッチ操作”の両方で操作できます。
今や、スマートフォンの普及で”タッチ操作”が当たり前となっているため、より自然な操作を希望する方は最新モデルがおすすめです。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
タッチスクリーン | ● | – |
トレーニングレディネス
「睡眠の質」、「リカバリータイム」、「トレーニング負荷」などのデータに基づいて、今日はトレーニングを頑張る日なのか、それとも休息のために気楽に過ごす日なのかを知ることができる機能です。
身体の状態に合わせて提案してくれるため、自身を追い込むことなく、日々のトレーニングに打ち込むことができるでしょう。
ただ、本製品に「HRVステータス」機能があるため、そこまで必要な機能ではないでしょう。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
トレーニングレディネス | ● | – |
- 色鮮やかで、見やすい「AMOLED」ディスプレイが良い方
- タッチ操作をしたい方
- 「トレーニングレディネス」が欲しい方
これらが不要であれば、「Forerunner 255」シリーズで十分です。
価格も1万円違うため、”ディスプレイ”や”タッチ操作”のために1万円出すなら、「液晶保護フィルム」や「ランニングダイナミクスポッド※」の購入をおすすめします。
※ピッチ、ストライド幅、地面接地時間と接地時間バランス、上下動、上下動比など、重要なデータを分析できる機器です。これらの生体力学的測定値は、自身のランニングフォームの改善や理解に役立ちます。
関連記事:【実費レビュー】ガーミン「Forerunner 265」の性能とは!AMOLEDディスプレイ搭載のランニングウォッチ
関連記事:ガーミン「Forerunner 255」と「Forerunner 265」の違いを比較!どちらのモデルがランナーにおすすめ?
上位モデル「Forerunner 965」との比較
続いて、上位モデル「Forerunner 965」と比較します。
ここでは、上位モデルにはあり、「Forerunner 255 Music(本製品)」にはない機能のみ記載します。
そのため、一つでも欲しい機能があった方は、上位モデルの購入をおすすめします。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
発売日 | 2023年4月4日 | 2022年6月16日 |
解像度 (ピクセル) | 454 x 454 | 260 x 260 |
ディスプレイタイプ | AMOLED | 半透過メモリインピクセル(MIP)カラー |
稼働時間 (スマートウォッチモード) | 約 23 日間 | 約 14 日間 |
稼働時間 (GPSモード) | 約 31 時間 | 約 30 時間 |
タッチスクリーン | ● | – |
リアルタイムスタミナ | ● | – |
トレーニングレディネス | ● | – |
日本詳細地形図 | ● | – |
価格 (税込) | ¥84,800 | ¥52,800 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る |
発売日
本製品は2022年6月16日に発売開始に対し、「Forerunner 965」は2023年4月4日に発売開始しています。
より最新モデルを求める方にとっては、「Forerunner 965」一択でしょう。
商品名 | Forerunner 265 | Forerunner 255 Music |
発売日 | 2023年4月4日 | 2022年6月16日 |
ディスプレイタイプ
新しく、色鮮やかな「AMOLED」タッチディスプレイが搭載されています。
夜間や日光が照りつける時間帯など視界が悪い場所でも、高い視認性を実現しています。
主に、夜間にランニングする方はディスプレイが見やすくなり、(ディスプレイを)何度も確認する手間が省けて、ありがたいですね。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
ディスプレイタイプ | AMOLED | 半透過メモリインピクセル(MIP)カラー |
稼働時間
Forerunnerシリーズ最大の稼働時間を持ちます。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
稼働時間 (スマートウォッチモード) | 約 23 日間 | 約 14 日間 |
稼働時間 (GPSモード) | 約 31 時間 | 約 30 時間 |
稼働時間 (マルチGNSSマルチバンドモード:) | 約 19 時間 | 約 16 時間 |
1回の充電で、より長い時間使いたい方は「Forerunner 965」のほうが良いですね。
タッチスクリーン対応
「Forerunner 965」はタッチスクリーン対応で、従来の”ボタン操作”に加え、”タッチ操作”の両方で操作できます。
今や、スマートフォンの普及で”タッチ操作”が当たり前となっているため、より自然な操作を希望する方は最新モデルがおすすめです。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
タッチスクリーン | ● | – |
リアルタイムスタミナ
現在のスタミナの残量をリアルタイムで確認できます。
スタミナの残量を把握することで、レース後半のスタミナ切れを防ぐ際におすすめです。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
リアルタイムスタミナ | ● | – |
トレーニングレディネス
「睡眠の質」、「リカバリータイム」、「トレーニング負荷」などのデータに基づいて、今日はトレーニングを頑張る日なのか、それとも休息のために気楽に過ごす日なのかを知ることができる機能です。
身体の状態に合わせて提案してくれるため、自身を追い込むことなく、日々のトレーニングに打ち込むことができるでしょう。
ただ、本製品に「HRVステータス」機能があるため、そこまで必要な機能ではないでしょう。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
トレーニングレディネス | ● | – |
日本詳細地形図
フルカラーの日本詳細地形図が搭載されています。
土地勘のない場所やレース中でも道に迷わないようにナビゲートしてくれます。
商品名 | Forerunner 965 | Forerunner 255 Music |
日本詳細地形図 | ● | – |
- 色鮮やかで、見やすい「AMOLED」ディスプレイが良い方
- タッチ操作をしたい方
- 「リアルタイムスタミナ」が欲しい方
- 「トレーニングレディネス」が欲しい方
- 「日本詳細地形図」が欲しい方
- 稼働時間が長いほうが良い方
これらが不要であれば、「Forerunner 255」シリーズで十分です。
「Forerunner 965」はForerunnerシリーズ最上級モデルなので、すべての機能が使いたい方におすすめです。
まとめ
今回は、GARMIN(以下、ガーミン)が販売する「Forerunner 255 Music」について紹介しました。
改めて、本製品はフルマラソン完走を目指しトレーニングする、より高みを目指すランナー向けのモデルとなっています。
上記で、上位モデル「Forerunner 265」「Forerunner 965」と比較しましたが、欲しい機能が一つもなければ、本製品を選択すればOKです。
逆に、欲しい機能が一つでもあれば「Forerunner 265」「Forerunner 965」をおすすめします。
- ForeAthlete 55から、乗り換えを検討している方
- 何度もフルマラソン完走はしているが、ランニングウォッチを持っていない方
- まだ、ランニングを始めたばかりだが、今後、何度もフルマラソンに挑戦する気持ちがある方
- 上位モデルである「Forerunner 265」「Forerunner 965」にある機能の中で欲しい機能がない方
ぜひ、参考にしてみてください。
本日は以上です。
関連記事:【2024年】初心者におすすめランニングウォッチ15選!人気ブランドと選び方をご紹介
関連記事:【2024年版】ガーミンおすすめランニングウォッチ9選!各モデル徹底比較
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
▼詳しくはこちら
【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ