【実費レビュー】CW-X 5本指ソックス(BCR610)をフルマラソンで検証!足裏・足首の疲れは軽減する?
長時間走ると、「足裏」や「足首」がしんどくなりませんか?
2〜3時間のロング走やフルマラソンで、「足裏がじわじわ痛い」「足首がグラつく」そんな足トラブルを経験したことがある方は必見です。
クッション厚めのシューズに変えても、疲れが根本的に減らない…。
それなら、“ソックスを変える”だけで悩みが軽くなるかもしれません。
そこで今回紹介するのが、CW-Xの「5本指ソックス(以下、BCR610)」です。
ひと言でいうと、テーピングのように足を支えてくれるサポートソックス。
この記事では、BCR610の特徴と、実際に使ってみた感想を分かりやすくまとめます。
CW-X 5本指ソックス(BCR610)の基本スペックと特徴






| 商品名 | 5本指ソックス(BCR610) |
| ブランド | CW-X(シーダブリューエックス) |
| カラー | BS、DR、IV、LG、OV、RP |
| サイズ 足長 (cm) | S:22~24 M:24~26 L:26~28 |
| 素材 | ポリエステル、綿、その他 |
| 品番 | BCR610 |
| 価格(税込) | 2,530円 |
| 公式サイト | 詳細を見る |
【特徴①】CW-X独自のテーピング原理で足首&アーチをサポート







BCR610の大きな特徴は、CW-X独自のテーピング発想を取り入れた「ダブルアーチサポート構造」。
足首まわりと、足裏の縦・横アーチをバランスよく支えてくれる設計です。
走っている途中に足がグラつきやすい人や、足裏がじわじわ疲れてくる人にとっては、安定感が増して疲労を軽減しやすいのが魅力。
履き心地としては、「テーピングしているような安定感」に近いイメージです。
【特徴②】5本指仕様でムレにくく、地面をつかみやすい



つま先は5本指タイプ。
指が1本ずつ独立することで、指先まで力を入れやすくなり、地面をつかむ感覚が出やすいのがメリットです。
さらに、汗がたまりやすい指の間も蒸れにくく、指同士の擦れ(不快感や皮むけ)を減らしやすいのも嬉しいポイントです。
【特徴③】抗菌防臭&ユニセックス・サイズ展開
つま先とかかと部分には抗菌防臭機能を搭載。
シューズ内はニオイがこもりやすいので、地味に助かる機能です。
サイズはユニセックスで、S(22〜24cm)/M(24〜26cm)/L(26〜28cm)の3展開。
男女問わず選びやすく、プレゼントにも使いやすい仕様になっています。
CW-X 5本指ソックス(BCR610)を実際に使ってみたレビュー






ロング走・フルマラソンでの体感


フルマラソン「第20回 湘南国際マラソン」で実際に着用しました。
ペースは5:50/km、コースはほぼフラットで、42kmを完走しています。

スタート直後に感じたのは、5本指ならではの指の動かしやすさ。
指先まで自然に力が入り、軽快に走れる感覚がありました。
事前に「ダブルアーチサポート構造」と聞いていたため、「締め付け感が強いのでは?」と少し不安もありましたが、履いてみると意外なほど自然な履き心地。
普通のランニングソックスとほとんど変わらない感覚でした。
それでいて、足裏の縦・横アーチをバランスよく支えられているのが分かる、不思議な安定感があります。
この効果を特に実感したのは、疲労が出始める20km以降。

これまでのレースでは、足裏の疲れや「攣りそうな違和感」が出ることが多かったのですが、今回はそれがほとんどありませんでした。
さらに、30km以降の終盤でもアーチの落ち込みが抑えられている感覚があり、足裏の疲労感は普段よりも明らかに軽かったと感じています。
「後半で足裏が持たない」「アーチが崩れてくる感じが苦手」というランナーには、特に効果を実感しやすいソックスだと思いました。
フィット感・生地の厚み・シューズとの相性


生地の厚みは、薄め〜普通程度。
感覚としては、タビオの「レーシングラン 五本指」とほぼ同じくらいの厚さです。
厚すぎないため、着地時の路面感覚をしっかり掴めつつ、シューズ本来のクッション性もきちんと感じられました。
「ソックスの存在感が強すぎて感覚が鈍る」ということはありません。
フィット感も良好で、足全体に自然に沿う印象。
サイズはMサイズを選びましたが、普段履いているランニングソックスと同じサイズ感で問題ないと感じました。
特別にサイズアップ・ダウンを考える必要はなく、いつも選んでいるサイズをそのまま選ぶのがおすすめです。
良かった点・イマイチな点(正直レビュー)

良かった点
・足首&アーチサポートで、後半がラクになりやすい
ダブルアーチサポート構造のおかげか、足首のグラつきが抑えられて安定感があります。特に疲れが出やすい後半でも、足裏の負担が軽く感じました。
・5本指+抗菌防臭で、ムレとニオイ対策もできる
指の間の汗がこもりにくく、ムレや不快感が減りやすいのがメリット。つま先&かかとの抗菌防臭機能もあり、シューズ内のニオイ対策としても安心感があります。
イマイチ / 注意点
・一般的なソックスより価格は高め
価格は2,530円前後なので、普段使いのソックスと比べるとやや高く感じると思います。
・サポート感が合わない人もいる
しっかり支えてくれる分、ふわっとした“ゆるい履き心地”が好きな人には、少し合わない可能性があります。
・足裏の滑り止めはない
滑り止めがないため、シューズのサイズが大きすぎると、靴の中で足が動いてしまうことも。気になる場合は、シューズのフィット感の見直し(紐の締め方含む)がおすすめです。
こんな人に特におすすめ

・足裏や足首の疲労感が気になり始めたランナー
20kmを過ぎたあたりから足裏が重くなる、足首が不安定に感じる、そんな変化を感じている人に向いています。
・フルマラソン完走、サブ4/サブ3.5を目指して練習量が増えている人
走行距離が伸びてくると、シューズだけではケアしきれない足の負担が出てきます。日々のロング走やレース本番で、足元の安定感を高めたい人におすすめです。
・扁平足気味で、アーチの崩れが気になっている人
土踏まずの落ち込みや、足裏がすぐに疲れるタイプの人には、アーチを支えてくれる感覚が分かりやすいソックスです。
最後にサイズの確認!

サイズは、「S」「M」「L」の3種類です。
サイズは足長(素足)の長さとなります。
- S: 22~24
- M: 24~26
- L: 26~28
足長のサイズ(cm)

私は素足が25.0cmなので「Mサイズ」を購入しましたが、ちょうどよいサイズ感でした。

”足長”はシューズのサイズではないため、間違えないように購入しましょう。
まとめ
今回は、CW-Xが販売する「5本指ソックス」の紹介をしました。
CW-X「5本指ソックス(BCR610)」は、5本指の走りやすさに加えて、足首〜足裏アーチをテーピングのように支えるサポート感が魅力のソックスでした。
履き心地は意外と自然なのに、疲労が出やすい20km以降〜終盤で足裏の違和感が出にくく、後半の粘りを助けてくれる感覚があります。
一方で、価格はやや高めで、ゆるい履き心地が好きな人には合わない可能性も。
とはいえ、足裏・足首の疲れが課題になってきた人や、ロング走〜フルマラソンを走る頻度が増えている人にとっては、シューズを変える前に試す価値のある選択肢です。
「最近、後半で足が持たない」「アーチが落ちる感じがする」そんな人は、足元のアップデートとしてBCR610を一度試してみてください。
以上、5本指ソックスの紹介でした。
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【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
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