【単独走vs集団走】ランニングを楽しむならどっち?それぞれのメリットを解説

一人で走るのと、グループで走るの、どちらが良いですか?
そんな疑問にお答えします。
ランニングのスタイルは大きく2つあり、一人で走る「単独走」と複数人で走る「集団走」があります。
結論、それぞれにメリットがあるため、どちらが良いとは言いづらく、あなたの”目標”や”性格”によって変わります。
この記事では、「単独走」と「集団走」のメリットを紹介するので、自身に合ったほうを選ぶと良いでしょう。
単独走のメリット

まず、単独走のメリットを紹介します。
- 自分のペースで走れる
- ケガする可能性が低い
- 好きなタイミングで走れる
- 精神力が鍛えられる
- 頭をリフレッシュできる
自分のペースで走れる
「単独走」の場合、自分のペースで走ることができます。
多くの人は、その日その日で、”体調”や”心理状態”が変化するものです。
元気なときや気分が良いときは力を存分に出すことができるでしょうし、逆に、仕事のストレス等で気分が乗らないときはいつもより遅いペースになる場合もあります。
「単独走」は、こうした、日々変化する体調に応じて、自分に合った最適なペースで走ることができるため、ランニングによる「ストレス」や「疲労」を最小限に抑えることができます。
好きなタイミングで立ちまったり、再び、走り出したりと、自由にペースを調整できる点がメリットです。
ケガする可能性が低い
「集団走」の場合、どうしても周りのペースに合わせる必要があり、速いランナーに「ついていこう」と頑張りすぎてしまいがちです。
自分にとって気持ち良いとされるペースよりも速いペースで走り続けると、足への負担が大きく、ケガをするリスクが高まります。
「単独走」だと、相手に気を使う必要がないため、痛みが出たり、キツければ、すぐに走るのも辞められる点がメリットです。
好きなタイミングで走れる
他の人とスケジュールを合わせる必要がないため、自分の都合の良い時間にランニングできます。
飲みの誘いや残業、天候の変化等でも柔軟に対応でき、ランニングを継続しやすいです。
「集団走」の場合、急な予定が入ったときは、断りの連絡を入れなくてはいけません。
一度ではなく、何度も起きてしまうと、相手に対して、申し訳ない気持ちになり、自分自身がストレスを抱えてしまいかねません。
「単独走」だと、仕事前や仕事終わりなど自分のライフスタイルに合わせて走れるため、よりラクにランニングを楽しめるでしょう。
精神力が鍛えられる
「単独走」の場合、自由にランニングできますが、一方で、簡単に辞めることもできます。
「走る予定だったが、今日は雨が降っているから辞めておこうかな」
「10kmの予定だったが、5kmで辞めておこう」
「30分後に走る予定だったが、野球中継の展開が面白くて、走りに行けない」
など、自分自身で決断できてしまいます。
このような誘惑に打ち勝つことができ、自分で決めた日に、決めた距離を走ることができれば、精神力を鍛えられるでしょう。
レース時に、これまで鍛えてきた精神力が試される
フルマラソン レース当日は、1回のトレーニングで、走ったことのない距離を走る※人もいるでしょう。
※1回のトレーニングで30kmまでしか走ったことない人は、残り12kmは未知の世界となる
なので、必ず、どこかのタイミングで、これまで感じたことのない「足の痛み」や「疲労感」を味わうことになります。
この極限状態でも、「気持ちが折れずに最後まで走れるか」どうかは、”あなた自身の精神力”にかかっています。
過去の練習でも「簡単に辞めていれば、レース中にリタイアを選択する」でしょうし、「誘惑に負けることなく、練習に打ち込んでいれば、最後まで走り切る選択をする」と思います。
レースは自分自身との勝負なので、練習時から「最後までやり抜く」ことを意識しましょう。
頭をリフレッシュできる
運動すると、身体はエンドルフィン(”幸福ホルモン”とも言う)という物質を放出し、気分を高め、ストレスを和らげる作用があります。
これにより、頭がクリアになり、リフレッシュされる感覚が生まれます。
また、ランニング中に好きな音楽を聴いたり、屋外で走る場合は自然に触れることで、より”頭”や”心”をリフレッシュできます。
「単独走」の場合、話しかけられることもなければ、自分から話しかけることもないので、自分だけの空間が生まれ、ランニングを楽しめるでしょう。
集団走のメリット

続いて、集団走のメリットを紹介します。
- モチベーションが上がる
- スキルアップできる
- 安全にランニングできる
モチベーションが上がる
他の人と一緒に走ることで、”刺激”を貰うことができ、ランニング時に立てた「目標」に向け、より頑張ることができます。
「フルマラソン〇時間以内に完走」
「3ヶ月後までに〇kg痩せる」
など目標に向けてランニングを始めたが、途中でモチベーションが低下した際は、「集団走」を行いましょう。
一緒に頑張れる仲間がいるだけでも、ランニングに対する考え方は、良い方向に変わります。
スキルアップできる
「集団走」では、他のランナーから直接的、間接的に”ペース配分”や”フォーム(走り方)”、”呼吸法”など、ランニングに必要な知識を学ぶことができます。
いまはネットが普及し、文章や動画等で学ぶことはできますが、あなたの走り方に対し、直接、アドバイスを貰ったほうがより成長できます。
また、真後ろから経験豊富なランナーの走り方や身体の動かし方などを見るだけでも、多くのこと得ることができるでしょう。
安全にランニングできる
「集団走」の場合、(あなた自身が)体調が悪くなったり、足を痛めた場合でも、すぐに助けてくれます。
周りに誰もいない、かつスマホを持たずに一人で走っているときに、足を捻ってしまい、動けなくなってしまうと、助けを求めることができません。
「集団走」では、万が一のトラブルでも対応しやすい点がメリットでしょう。
単独走と集団走どちらを選ぶべき?

「単独走」「集団走」それぞれにメリットがあるため、どちらが良いとは言いづらいです。
”ランニングを始めた目的”や”自身の性格”、”安全面”を考慮し、決めると良いでしょう。
ランニングを始めた目的によって変わる
どのような目的でランニングを始めたかによっても変わってきます。
健康のために始めたのであれば、自分の好きなタイミングで走れる「単独走」のほうが向いているかもしれません。
走りたいと思ったときに家を出て、音楽を聴きながら、のんびり走るのは一人でなければできません。
一方、フルマラソンで記録更新を目指す方であれば、刺激を貰える「集団走」のほうが向いているかもしれません。
ペース配分やレースに向けた戦略を学ぶには、自分よりレベルの高い人に聞くほうが”近道”です。
短時間で結果を出したい方は刺激が貰える「集団走」、マイペースに走りたい方は「単独走」がおすすめです。
話すことが好きであれば、集団走がおすすめ
「集団走」の場合、一緒に走っている方と会話をしながら、走ることもあります。
また、ランニング後にランチをしたり、飲みにいったりする場合もあるため、社交的な方のほうが向いています。
一人の空間が好きな方やおしゃべりがあまり好きでない方は、「単独走」のほうが”気楽”です。
安全性を考慮するなら、集団走がおすすめ
ランニングは、身体に負担がかかるスポーツです。
(前述の通り、)「単独走」の場合、”急な体調の悪化”や”ケガ”などのトラブルの対処がしづらく、危険と隣合わせなところもあります。
特に、女性の方は、怪しい人に話しかけられたり、後を追われる(ストーカー)場合もあります。
また、一人の場合、(集団で走るより)ドライバーが気づきにくいため、明るい色の服を着たり、リフレクターを装着することが大事です。
こうした観点から、安全性が高いのは「集団走」です。
ですが、中には、一人で走るのが好きって方もいると思いますので、
「スマートフォンを携帯して、いつでも連絡できる環境を整える」
「防犯ブザーなどの護身用グッズを携帯して、自分の身を守る」
「ストーカー対策として、毎回のルートを変える」
「明るい色の服を着たり、リフレクターアイテムを装着する」
など、できることから始めましょう。
ランニングを楽しむためには、自分自身を守りつつ、ランニング環境を整えることが重要です。
まとめ
今回は「単独走」と「集団走」のメリットを紹介しました。
それぞれにメリットがあるため、自分に合ったほうを選んだり、併用すると良いでしょう。
最後に、周りにランニングをしている友達がいないが、複数人で走る方法を紹介します。
それは、ランニングイベントに参加することです。
(株)アールビーズが運営している「e-moshicom(イー・モシコム)」では、全国各地で開催されている「イベント」や「練習会」を検索することができます。
- 山手線一周ラン(約40km)
- フルマラソンとまったく同じコースを走る
- 桜の名所を走るお花見ラン
- 散歩や旅行雑誌をもとに、行きたい場所を巡る
e-moshicomで気になったイベントに参加し、イベント参加者と一緒に、集団で走る楽しさを味わいましょう。
イベントでは、共通の趣味(ランニング)を持つ人々と一緒に走ることができるため、新たな友情を築く素晴らしい機会です。
このイベントを通じて、ラン友ができるかもしれませんし、良い刺激を貰えるかもしれません。
ぜひ、興味ある方はイベントに参加してみてください。
本日は以上です。
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