【実費レビュー】Shokz OPENRUNの性能とは?ランニングにおすすめの骨伝導イヤホンです
ランニング時でも揺れにくく、快適な装着感が味わえるイヤホンを探している方は必見です。
この記事では、Shokz(旧AfterShokz)が販売する「OPENRUN(以下、本製品)」を紹介します。
本製品は、2022年3月1日に発売した、オープンイヤー型イヤホンです。
耳を塞ぐことないため、音楽と周囲の環境音を同時に聞くことができ、ランニング時でも安全性を損なうことなく、音楽が楽しめます。
ただ、価格は17,880円(税込)と、やや割高なので、気軽に手が出せないのが難点でしょう。
この記事を読めば、実際に着用した体験談と各店鋪の最安値情報などが分かります。
本製品が気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
Shokz OPENRUNの基本情報を確認!
ブランド | Shokz |
形式 | オープンイヤー型 |
本体操作 | 物理ボタン式 |
再生周波数帯域 | 20Hz~20KHz |
対応コーデック | SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.1 |
最大持続時間 | 8時間 |
重量 | 26g |
充電時間 | 1.5時間 |
急速充電 | 10分間の充電で1.5時間再生可 |
充電コネクタ | 磁気誘導 |
専用アプリ | – |
防水性能 | IP67(水泳NG) |
発売日 | 2022年3月1日 |
価格 | 17,880円 |
公式サイト | 詳細を見る |
外箱
同梱物
中には、本体(SOUNDPEATS RunFree)と充電ケーブル、イヤホンポーチ、ユーザガイドが付属されています。
- OpenRun 骨伝導スポーツイヤホン
- マグネット充電ケーブル
- イヤホンポーチ
- ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)
- 保証書(2年保証)
↓ ユーザガイド
↓ ポーチ
シリコン素材で、イヤホンを傷つけることなく、持ち運べます。
本体
↓ 耳の形に沿ってカーブしており、耳に引っ掛けるように着用できます。
↓ 音が出る場所。スピーカーはなく、この部分から音が出ます。
骨に当てなくても、直接音は聞こえます。
ただ、上記のように装着したほうが、より音が聞こえやすいです。
↓ 右側に音量調整できるボタン(+ボタン、−ボタン)が2つ付いています。
↓ 皮膚に触れる内側はシリコン素材のようなものなので、痛くなりにくいです。
↓ 首部分の輪っかは「チタニウム」でできており、伸ばしても、すぐに元の形に戻ります。
輪っかは必要最低限の大きさなので、首を上下左右に振っても、邪魔になりづらい設計です。
充電方法
充電は、マグネットタイプの充電ケーブルで行います。
↓ マグネットなので、近づけると、引き寄せられるようにくっつきます。
Shokz OPENRUNの特徴!
続いて、本製品の特徴を紹介します。
[特徴①] 耳を塞がないので安全にランニングできる
オープンイヤー型なので、耳穴を塞がずに音楽が楽しめます。
オープンイヤー型は下記のメリットがあります。
- 周囲の音が聞こえる
- 耳の中に汗が溜まらず、清潔
- イヤホン難聴になりづらい
周囲の音が聞こえる
1つ目は耳を塞がないので、周囲の音を取り入れることができ、安全な走行が可能です。
特に、自分の視野に入っていない、背後から来る自転車や自動車の音を取り入れることができ、未然に事故を防げます。
耳の中に汗が溜まらず、清潔
2つ目は耳の中に汗が溜まりません。
カナル型(耳の中に入れる)のイヤホンを付けすぎると(耳の中が)高温多湿となり、炎症が起こりやすくなります。
↓ 耳の中に入れ込むカナル型(例:Apple AirPods Proなど)
ですが、耳を塞がない本製品はであれば、常に耳の中に空気が送られるので、清潔感を保つことできます。
イヤホン難聴になりづらい
3つ目は(カナル型に比べ、)”イヤホン難聴”になりづらいです。
イヤホン難聴とは音を伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れて起こる(耳の聞こえが悪くなる)難聴のことです。
厚生労働省のホームページにも紹介されており、大音量で音楽を聞き続けることで起こりやすくなります。
もちろん、本製品のようにオープンイヤー型でも大音量で聞けば、難聴になる可能性は高いですが、カナル型よりは防げるでしょう。
[特徴②] 迫力のある低音と大音量再生を実現
「PremiumPitch™ 2.0+」テクノロジーを搭載しており、より深い低音、より少ない振動で、より大きな音量を体感できます。
骨伝導タイプのイヤホンは頬骨を通して振動を送り、鼓膜を迂回して内耳に直接音を伝えます。
本製品は(PremiumPitch™ 2.0+テクノロジーの効果により、)より少ない振動で音を出すことができるため、骨が揺れる不快感がなく、音楽を楽しめます。
[特徴③] 急速充電
10分の急速充電で、最大1.5時間使用することができます。
ランニング時に充電が切れていても、10分であれば、着替えたり、ストレッチしている間に充電が完了しています。
Shokz OPENRUNを使った私の体験談!
ランニング向けイヤホンを選ぶ際には、「防水性能」「フィット感(付け心地)」「バッテリーの持ち」を重要視します。
そのため、上記のポイントを踏まえつつ、実際に着用して、良かった点・悪かった点をランナー目線で紹介します。
[体験談①] 揺れにくさは◎!ランニング中もズレや揺れが気にならない着用感
サブ3.5(4:40〜50/km)〜サブ4(5:30〜6:00/km)ペースで走行してみましたが、どちらのペースでもズレや揺れは全く気になりませんでした。
耳の裏側に引っ掛けて着用しますが、(イヤホンは)耳の形に合わせてカーブしています。
また、もみあげ付近に音が出る部分が固定されるため、しっかりとフィットしてくれます。
「耳の裏+もみあげ付近」でしっかり固定されるため、ランニング中も快適な着用感が味わえました。
メガネ・サングラスと同時に着用しても問題なし
耳かけ部分は、細いデザインです。
テンプル(耳にかかる部分)とイヤホンが直接触れていますが、問題なく併用できますし、揺れも気になりませんでした。
[体験談②] 長時間の着用は△!長時間付けていると、耳の裏が痛くなる
長時間付けると、”耳の裏”が痛くなります。
しっかりとフィットしますが、その分、締めつけが強いのか、長時間の着用には向きません。
(個人差はありますが、)わたしは痛み等に敏感な方なので、1時間〜1時間30分ぐらい経つと、徐々に気になり始めます。
※ランニング時に限らず、日常生活での着用も
[体験談③] 全体的に△!全体的にこもって聞こえる
音楽(ポップス、ロック、クラシック)や動画(映画、スポーツ中継、YouTube)と様々なジャンルの音を聞いてみましたが、全体的に満足して楽しむことができました。
ただ、どうもこもって聞こえ、高音の”クリアさ”がない印象です。
また、ベースやドラムの音が胸や心臓にドンドンと振動を与えるような重低音は出すことができないため、ロックバンドの音楽を楽しみたい方には物足りなさを感じるでしょう。
ランニング時に聞く分には満足ですが、自宅や電車の移動等で、高音質、かつ重低音で音楽を楽しみたい方には不向きです。
音量を上げないと、聞こえづらい
ランニング時に着用しましたが、耳の穴は通さず、骨を伝って、音を提供するため、音量を大きくしないと音が聞こえづらいです。
特に、”強風時”や”車通りの多い道”では、なおさらです。
長時間、大音量を出すと、接続している機器(スマートフォンやウォッチなど)の充電がすぐになくなってしまうのが、残念です。
[体験談④] 持ち運びは◎!耳から外した際も、安心して持ち運べる
ランニング時、イヤホンを外す機会があると思いますが、ポケットに入れずに、(輪っかが大きいので、)首にかける※ことができます。
※正しい使い方ではありませんが・・・
特に、フルマラソン時は常に付けているわけではなく、その時の気分でイヤホンを着用したり、外したりする方もいるため、とてもGOODです。
[体験談⑤] 重量は◎!26gと、長時間着用していることを苦に感じさせない軽さ
公式では約26gとありましたが、実際、測ってみると25gでした。
ジェルを購入したことある方はイメージしやすいですが、なんと、ジェル1個分よりも軽いです。
それを片耳ではなく、両耳で支えるわけなので、長時間着用していても重さは感じませんでした。
[体験談⑥] バッテリーの持ちは○!フルマラソンも安心の最大8時間連続再生
フル充電で、最大8時間連続再生が可能です。
普段のランニングで使う分には、問題ないでしょう。
フルマラソン時に使う場合でも、制限時間は長くて7〜8時間なため、問題なく使用できます。
ただ、ウルトラマラソンでは制限時間が10時間を超える大会もあるため、フルマラソンで使用する方におすすめです。
[体験談⑦] 防水性能は◎!雨の日でも使える防水性能
本製品はIP67規格に準拠した防塵性能と防水性能を備えています。
防塵性能は0が最小、6が最高性能ですが、最高性能の6を誇り、粉塵が内部に侵入しないほどの耐久性です。
防水性能は0が最小、8が最高性能ですが、上から2番目の7を誇り、水面下15㎝〜1mで30分の間、放置しても水が浸入しないほどの防水性能です。
[体験談⑧] 操作感は○!走行中でもスムーズに音量調整できる
イヤホン本体に「音量の調整」や「曲送り or 曲戻し」ができるボタンが付いています。
ボタンは耳の裏に付いていますが、ランニング中でもスムーズに押すことができます。
スマートフォン等で音量調整できますが、ウエストポーチにスマートフォンを入れる方や、ウォッチで音楽を聞く方でも音量調整しやすいです。
上位モデル「Shokz OPENRUN PRO」との比較
最後に、上位モデルである「Shokz OPENRUN PRO」と比較します。
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
骨伝導テクノロジー | 第9世代 | 第8世代 |
最大持続時間 | 10時間 | 8時間 |
充電時間 | 1時間 | 1.5時間 |
急速充電 | 5分間の充電で1.5時間再生可 | 10分間の充電で1.5時間再生可 |
操作性 | (5.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
防水性能 | IP55 | IP67(水泳NG) |
重量 | 29g | 26g |
価格 | 23,880円 | 17,880円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
OPENRUN PROのほうが優れている点
第9世代の骨伝導テクノロジーを搭載
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
骨伝導テクノロジー | 第9世代 | 第8世代 |
最新の第9世代の骨伝導テクノロジー(TurboPitch™)を搭載。
2つのCoreCushion(低音増強ユニット)をトランスデューサを内部に配置することで、これまで同様のクリアな中高音域再生とともに深みのある低音も実現。
8世代目より、サウンド、ビート、コーラスのすべての音楽体験がアップデートされています。
最大持続時間は10時間
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
最大持続時間 | 10時間 | 8時間 |
「OPENRUN」より2時間長い再生が可能です。
充電時間は1時間
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
充電時間 | 1時間 | 1.5時間 |
「OPENRUN」より30分短い時間で充電が可能です。
5分間の充電で1.5時間再生可能な急速充電
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
急速充電 | 5分間の充電で1.5時間再生可 | 10分間の充電で1.5時間再生可 |
「OPENRUN」より5分短い時間で、1.5時間再生可能です。
ボタンが大きく押しやすい
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
操作性 | (5.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
「OPENRUN」よりボタンが大きくなったことで、ランニング中の誤操作を減らすことができます。
OPENRUNのほうが優れている点
防水性能が高い
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
防水性能 | IP55 | IP67(水泳NG) |
「OPENRUN PRO」はIP55の規格に準拠した防塵性能と防水性能を備えており、性能が落ちます。
ただ、IP55でも雨に対応しているので、ランニング時は影響ないでしょう。
3gではあるが軽い
商品名 | OPENRUN PRO | OPENRUN |
---|---|---|
重量 | 29g | 26g |
たった3gではありますが、「OPENRUN」のほうが軽いです。
ただ、比べてみても、差は感じにくいので、気にならないでしょう。
Shokz OPENRUNをおすすめする人・しない人!
続いて、本製品をおすすめする人・おすすめしない人を紹介します。
おすすめする人
耳にしっかりとフィットするため、揺れにくく、ランニング時に最適です。
また、IP67の規格に準拠した防塵性能と防水性能を備えているので、水には強く、雨の日も安心して使うことができます。
特に、マラソン大会は雨天決行なので、フルマラソン時でも音楽を聞きたい方におすすめです。
おすすめしない人
高級イヤホンのように重低音や高音質な音はでないため、音質にこだわりがある方にも不向きです。
価格も17,880円と、決して安いわけではないので、コスパ重視の方にはおすすめできません。
Shokz OPENRUNを最安で買えるのはAmazon!Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングとの価格差を解説!
公式サイト | 17,880円 (税込) |
Amazon | 15,198円 (税込) |
楽天 | 23,635円 (税込) |
Yahoo!ショッピング | 20,604円 (税込) |
スーパースポーツゼビオ | 取り扱いなし |
スポーツデポ・アルペン | 17,880円 (税込) |
「Amazon」が15,198円と、公式サイトより安く購入できます。
各通販サイトで行われるセールによって価格は変動するため、常にチェックすると良いでしょう。
まとめ
今回は、Shokzが販売する「Shokz OPENRUN」を紹介しました。
改めて、耳を塞がないので、音楽と周囲の環境音を同時に聞くことができ、ランニング時でも安全性を損なうことなく、音楽が楽しめます。
装着感も良く、ランニング時もズレないので、ストレフリーです。
ぜひ、興味を持った方はランニング等で使用してみてください。
本日は以上です。
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