春のマラソンより秋のマラソンが優れている理由
春のマラソンより秋のマラソンのほうが優れている理由はなんでしょうか。
- 秋(・冬)のマラソンシーズン:10〜12月
- (冬・)春のマラソンシーズン:1〜3月
一番は天候が穏やかで大荒れしにくい点が挙げられます。
春に比べ、気温や風の影響を受けにくく、どの大会でも高いパフォーマンスを発揮しやすいです。
そこで、この記事では、春のマラソンと比較して秋のマラソンがどのように優れているか解説します。
あなたも、この秋開催のマラソン大会にエントリーして、マラソン(ランニング)を楽しみましょう。
関連記事:マラソンの年間計画の立て方!初レースに向けてトレーニングプランの基本ガイド
春のマラソンより秋のマラソンが優れている理由
今回解説する、秋のマラソンが優れている理由です。
- 暑さに対応しやすい
- 天候が穏やかで大荒れしにくい
- 花粉症の影響を受けづらい
- ランニングウェアを揃える枚数が少ない
① 暑さに対応しやすい
秋のマラソンは、夏から秋の季節の変わり目に行われます。
秋とはいえ、日中20℃を超える日もあり、熱中症の危険があります。
ですが、夏の時期もトレーニングしているおかげで、身体が”暑さ”に慣れています。
耐えられないほどのキツさは感じないことから、春より走りやすいでしょう。
参考までに、下記が10〜12月開催の主要大会(2023年時)の気温一覧です。
大会名 | 開催日 | 都道府県 | 天気 | 気温(大会当日) | 気温(月平均) |
新潟シティマラソン | 2023年10月8日 | 新潟県 | 薄曇 | 平均17.5℃(最高21.9℃/最低11.9℃) | 平均16.7℃(最高21.2℃/最低12.8℃) |
いわて盛岡シティマラソン | 2023年10月22日 | 岩手県 | 雨時々晴後曇 | 平均8.9℃(最高14.2℃/最低3.6℃) | 平均13.4℃(最高19.4℃/最低8.3℃) |
水戸黄門漫遊マラソン | 2023年10月29日 | 茨城県 | 曇時々雨一時晴 | 平均14.2℃(最高18.5℃/最低9.9℃) | 平均17.0℃(最高22.6℃/最低11.9℃) |
横浜マラソン | 2023年10月29日 | 神奈川県 | 雨時々曇後晴 | 平均17.3℃(最高21.2℃/最低14.2℃) | 平均17.9℃(最高23.6℃/最低16.0℃) |
金沢マラソン | 2023年10月29日 | 石川県 | 雨時々曇一時晴 | 平均13.8℃(最高18.5℃/最低11.0℃) | 平均17.8℃(最高22.4℃/最低13.9℃) |
しまだ大井川マラソンinリバティ | 2023年10月29日 | 静岡県 | 曇一時雨後晴、雷を伴う | 平均17.2℃(最高22.4℃/最低13.6℃) | 平均19.5℃(最高24.7℃/最低15.1℃) |
ぐんまマラソン | 2023年11月3日 | 群馬県 | 晴 | 平均18.3℃(最高25.1℃/最低13.8℃) | 平均12.5℃(最高18.5℃/最低8.0℃) |
東北・みやぎ復興マラソン | 2023年11月5日 | 宮城県 | 曇後一時雨 | 平均15.3℃(最高17.4℃/最低14.1℃) | 平均11.4℃(最高16.2℃/最低7.2℃) |
下関海響マラソン | 2023年11月5日 | 山口県 | 晴時々曇 | 平均22.1℃(最高24.5℃/最低20.1℃) | 平均15.1℃(最高18.6℃/最低11.9℃) |
ちばアクアラインマラソン※ | 2022年11月6日 | 千葉県 | 晴 | 平均12.5℃(最高18.5℃/最低8.7℃) | 平均14.4℃(最高18.7℃/最低10.2℃) |
松本マラソン | 2023年11月12日 | 長野県 | 曇一時晴後雨 | 平均4.7℃(最高10.3℃/最低1.9℃) | 平均8.8℃(最高15.0℃/最低3.8℃) |
おかやまマラソン | 2023年11月12日 | 岡山県 | 雨後曇時々晴 | 平均12.0℃(最高15.1℃/最低8.6℃) | 平均12.9℃(最高18.5℃/最低7.9℃) |
福岡マラソン | 2023年11月12日 | 福岡県 | 雨時々曇一時晴 | 平均13.2℃(最高16.2℃/最低10.0℃) | 平均15.1℃(最高19.5℃/最低11.2℃) |
神戸マラソン | 2023年11月19日 | 兵庫県 | 晴後一時曇 | 平均12.8℃(最高15.4℃/最低9.8℃) | 平均14.7℃(最高18.2℃/最低11.2℃) |
福知山マラソン | 2023年11月23日 | 京都府 | 晴時々曇 | 平均12.9℃(最高19.7℃/最低7.6℃) | 平均13.3℃(最高18.4℃/最低9.0℃) |
国宝松江城マラソン | 2023年12月3日 | 島根県 | 曇一時雨後晴 | 平均9.2℃(最高14.5℃/最低5.8℃) | 平均9.3℃(最高13.6℃/最低5.6℃) |
NAHAマラソン | 2023年12月3日 | 沖縄県 | 曇時々雨一時晴 | 平均19.7℃(最高23.0℃/最低16.7℃) | 平均19.7℃(最高22.2℃/最低17.2℃) |
奈良マラソン | 2023年12月10日 | 奈良県 | 晴 | 平均12.4℃(最高19.5℃/最低6.8℃) | 平均7.7℃(最高13.1℃/最低3.4℃) |
青島太平洋マラソン | 2023年12月10日 | 宮崎県 | 晴時々曇 | 平均14.2℃(最高21.5℃/最低7.9℃) | 平均10.3℃(最高16.0℃/最低5.2℃) |
みえ松坂マラソン | 2023年12月17日 | 三重県 | 晴一時雨 | 平均6.6℃(最高11.4℃/最低3.1℃) | 平均9.1℃(最高13.5℃/最低5.3℃) |
※2年に1度の開催のため、執筆時の前回大会(2022年)の気温になります
大会によっては、12月開催で最高気温20℃の日があります。
また、最高気温25℃を超える日もあり、まだまだ暑い時期と言えます。
ですが、秋の大会に出場する場合、7〜8月の暑い時期にもトレーニングをするため、身体が暑さに慣れており、比較的、対応しやすいです。
一方、春のマラソンシーズンは高気圧や低気圧が交互に日本付近を通過するため、天候が不安定になりやすい時期です。
基本的には寒い日が多いですが、季節外れに暑い日がやってくる季節でもあります。
一方、下記が1〜3月開催の主要大会(2024年時)の気温一覧です。
大会名 | 開催日 | 都道府県 | 天気 | 気温(大会当日) | 気温(月平均) |
にしおマラソン | 2024年1月21日 | 愛知県 | 雨後晴 | 平均10.3℃(最高15.4℃/最低8.4℃) | 平均6.0℃(最高10.7℃/最低2.0℃) |
勝田全国マラソン | 2024年1月28日 | 茨城県 | 曇時々晴 | 平均3.6℃(最高10.6℃/最低-2.8℃) | 平均5.0℃(最高11.4℃/最低-0.4℃) |
館山若潮マラソン | 2024年1月28日 | 千葉県 | 晴 | 平均5.9℃(最高10.5℃/最低0.8℃) | 平均8.6℃(最高13.5℃/最低2.7℃) |
世界遺産姫路城マラソン | 2024年2月11日 | 兵庫県 | 晴後曇一時雨 | 平均6.6℃(最高10.5℃/最低3.4℃) | 平均8.7℃(最高12.1℃/最低5.6℃) |
愛媛マラソン | 2024年2月11日 | 愛媛県 | 雨時々曇後晴 | 平均6.4℃(最高11.0℃/最低1.5℃) | 平均9.0℃(最高13.3℃/最低5.3℃) |
さいたまマラソン | 2024年2月12日 | 埼玉県 | 晴 | 平均6.0℃(最高12.8℃/最低1.0℃) | 平均7.1℃(最高12.2℃/最低2.5℃) |
京都マラソン | 2024年2月18日 | 京都府 | 曇時々雨一時晴 | 平均14.2℃(最高17.8℃/最低11.7℃) | 平均7.6℃(最高11.8℃/最低4.3℃) |
高知龍馬マラソン | 2024年2月18日 | 高知県 | 晴一時雨 | 平均13.8℃(最高20.2℃/最低8.4℃) | 平均10.5℃(最高15.0℃/最低6.6℃) |
熊本城マラソン | 2024年2月18日 | 熊本県 | 晴時々曇 | 平均13.4℃(最高22.0℃/最低3.4℃) | 平均10.5℃(最高15.2℃/最低6.3℃) |
おきなわマラソン | 2024年2月18日 | 沖縄県 | 曇時々晴 | 平均21.1℃(最高24.5℃/最低17.6℃) | 平均19.8℃(最高22.7℃/最低17.8℃) |
いわきサンシャインマラソン | 2024年2月25日 | 福島県 | 晴 | 平均5.0℃(最高8.8℃/最低0.4℃) | 平均6.5℃(最高11.2℃/最低2.0℃) |
大阪マラソン | 2024年2月25日 | 大阪府 | 雨 | 平均6.3℃(最高8.0℃/最低4.2℃) | 平均8.4℃(最高12.3℃/最低5.2℃) |
東京マラソン | 2024年3月3日 | 東京都 | 快晴 | 平均7.5℃(最高13.4℃/最低1.2℃) | 平均9.6℃(最高14.8℃/最低5.1℃) |
鹿児島マラソン | 2024年3月3日 | 鹿児島県 | 晴 | 平均8.1℃(最高15.7℃/最低2.1℃) | 平均13.6℃(最高18.8℃/最低9.2℃) |
静岡マラソン | 2024年3月10日 | 静岡県 | 晴 | 平均7.0℃(最高12.3℃/最低0.6℃) | 平均11.1℃(最高15.8℃/最低6.4℃) |
びわ湖マラソン | 2024年3月10日 | 滋賀県 | 晴後一時曇 | 平均4.5℃(最高8.5℃/最低0.8℃) | 平均7.2℃(最高11.0℃/最低3.6℃) |
鳥取マラソン | 2024年3月17日 | 鳥取県 | 曇 | 平均12.9℃(最高18.5℃/最低8.3℃) | 平均8.4℃(最高12.6℃/最低4.3℃) |
とくしまマラソン | 2024年3月24日 | 徳島県 | 雨 | 平均11.5℃(最高12.2℃/最低11.0℃) | 平均9.9℃(最高14.1℃/最低6.2℃) |
さが桜マラソン | 2024年3月24日 | 佐賀県 | 雨後時々曇 | 平均16.3℃(最高17.8℃/最低14.8℃) | 平均11.4℃(最高15.7℃/最低7.5℃) |
ふくい桜マラソン | 2024年3月31日 | 福井県 | 曇後一時晴 | 平均14.8℃(最高18.7℃/最低10.8℃) | 平均7.1℃(最高11.6℃/最低3.2℃) |
あおもり桜マラソン | 2024年4月21日 | 青森県 | 晴時々曇 | 平均11.1℃(最高17.6℃/最低7.1℃) | – |
長野マラソン | 2024年4月21日 | 長野県 | 曇時々雨 | 平均14.7℃(最高18.6℃/最低11.1℃) | – |
この時期は平均気温は6℃前後から、高い日で平均気温15℃です。
また、3月でも最高気温が20℃近い大会もあります。
この時期(12〜3月)は寒い日のトレーニングが続き、身体が暑さに慣れていません。
もし、レース一週間前は月の平均気温で推移し、レース当日だけ高気温の場合、(暑さに慣れる)準備ができず、対応が難しいです。
このことから、個人的には春より秋のマラソン大会のほうが、気温の面で優れていると言えます。
[補足] 季節外れの暑さに備えて準備できること
人間は汗をかくことで体温調節しています。
そのため、夏場に大量の汗をかくのは、”体温を下げる”ための自然現象ということです。
春は寒さが続くため、毛穴が閉じており、急な暑さに対し、大量の汗をかくことに対応していません。
もちろん、レース当日の暑さに対して身体が対応できず(体温が下がらず)、熱中症の危険も出てきます。
事前にできる準備として、サウナや半身浴で汗をかくことが挙げられます。
レース2〜3週間前から、週1〜2回サウナや半身浴で汗をかき、身体を慣らしていきましょう。
ただ、やりすぎると、かえって身体にダメージが蓄積するため、程々に行いましょう。
② 天候が穏やかで大荒れしにくい(強風が吹きづらい)
秋は春(特に2〜3月)に比べ、風が弱いため、レース当日のパフォーマンスに影響を及ぼしにくいです。
「なぜ、春は風が強いのか」、気象庁のページで解説されていました。
春になると、移動性高気圧や低気圧が交互に日本付近を通過しはじめます。移動性高気圧に覆われると晴れる日が続き、盆地では気温が上がります。盆地での地面の温度が上がると地面付近の空気も暖められるため、膨らんで(膨張)軽くなりそこの空気は上昇します。それを補うように周りからは空気が吹き込んで来ますし、強い風で上空の空気がかき混ぜられて地上に降りて来ます。午後に風の強くなる地域があるのはこのためです。
また、風速の目安は下記の通りです。
相当風速(m/s) | 説明 |
---|---|
0.0-0.2 | 静穏。煙はまっすぐに昇る。 |
0.3-1.5 | 風向きは煙がなびくのでわかるが、風見には感じない。 |
1.6-3.3 | 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動きだす。 |
3.4-5.4 | 木の葉や細かい小枝がたえず動く。軽く旗が開く。 |
5.5-7.9 | 砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く。 |
8.0-10.7 | 葉のある灌木がゆれはじめる。池や沼の水面に波頭がたつ。 |
10.8-13.8 | 大枝が動く。電線が鳴る。傘はさしにくい。 |
個人的には風速3m/s未満は「今日はそこまで風は吹いていないな!」と感じ、5m/sを超えると、「今日は風が強いな!」と感じます。
8m/sを超えると、まっすぐ進むことができず、左右に振られながら走行している印象です。
ここで、同じエリアで開催されている秋マラソンと春マラソンの風速を比較して見ていきます。
【長野県】
●松本マラソン(11月)
開催日 | 天気 | 気温(大会当日) | 風速(大会当日) | 風速(11月平均) |
2023年11月12日 | 曇一時晴後雨 | 平均4.7℃ (最高10.3℃/最低1.9℃) | 平均2.3m/s (最大7.9m/s) | 平均2.2m/s (最大9.5m/s) |
2022年11月13日 | 曇後雨 | 平均11.8℃ (最高19.4℃/最低6.8℃) | 平均2.2m/s (最大6.4m/s) | 平均2.4m/s (最大9.4m/s) |
●長野マラソン(4月)
開催日 | 天気 | 気温(大会当日) | 風速(大会当日) | 風速(4月平均) |
2024年4月21日 | 曇時々雨 | 平均14.7℃ (最高18.6℃/最低11.1℃) | 平均1.2m/s (最大3.1m/s) | – |
2023年4月23日 | 晴 | 平均9.1℃ (最高16.3℃/最低4.0℃) | 平均4.1m/s (最大8.7m/s) | 平均3.2m/s (最大11.0m/s) |
2022年4月17日 | 晴後一時雨 | 平均8.5℃ (最高18.7℃/最低0.1℃) | 平均2.2m/s (最大6.9m/s) | 平均2.8m/s (最大10.7m/s) |
平均、最大風速ともに4月のほうが数値が高く、11月のほうが風が弱いことが分かります。
【兵庫県】
●神戸マラソン(11月)
開催日 | 天気 | 気温(大会当日) | 風速(大会当日) | 風速(11月平均) |
2023年11月19日 | 晴後一時曇 | 平均12.8℃ (最高15.4℃/最低9.8℃) | 平均3.5m/s (最大6.9m/s) | 平均3.5m/s (最大11.8m/s) |
2022年11月20日 | 曇時々雨一時晴 | 平均16.0℃ (最高19.1℃/最低12.6℃) | 平均8.6m/s (最大11.8m/s) | 平均3.4m/s (最大11.8m/s) |
●世界遺産姫路城マラソン(2月)
開催日 | 天気 | 気温(大会当日) | 風速(大会当日) | 風速(2月平均) |
2024年2月11日 | 晴後曇一時雨 | 平均6.6℃ (最高10.5℃/最低3.4℃) | 平均3.4m/s (最大6.7m/s) | 平均3.5m/s (最大15.1m/s) |
2023年2月26日 | 曇時々みぞれ一時晴 | 平均4.9℃ (最高7.3℃/最低2.4℃) | 平均3.7m/s (最大8.0m/s) | 平均3.4m/s (最大14.0m/s) |
平均風速は同じですが、最大風速は2月のほうが数値が高いため、11月のほうが風が弱いことが分かります。
ちなみに私は、2023/2024年シーズンは3つのフルマラソンを走りましたが、そのときの風速は下記の通りです。
開催日 | 大会名 | 気温 | 風速 | 感想 |
2023年10月29日 | 水戸黄門漫遊マラソン | 平均14.2℃ (最高18.5℃/最低9.9℃) | 平均1.7m/s (最大3.3m/s) | 風が強いという印象はない |
2023年12月3日 | 湘南国際マラソン | 平均9.3℃ (最高15.5℃/最低4.3℃) | 平均2.3m/s (最大5.5m/s) | 向かい風のときは風の強さを感じた |
2024年2月12日 | さいたまマラソン | 平均6.0℃ (最高12.8℃/最低1.0℃) | 平均2.8m/s (最大6.3m/s) | 追い風のときも風が吹いているのを感じ、向かい風のときはキツく感じた |
10月の『水戸黄門漫遊マラソン』は平均風速1.7m/s、最大風速3.3m/sだったため、風の影響はなく、とても走りやすかったのを覚えています。
2月の『さいたまマラソン』は平均風速2.8m/s、最大風速6.3m/sでしたが、終始、風の強さを感じるレースで、向かい風のときは顔を下に向けるほどキツかった印象があります。
個人的には、風速5m/sを超えるとキツさを感じます。
そのため、10月の『水戸黄門漫遊マラソン』は最大でも3.3m/sと、風は弱いほうだと言えます。
強風に対して抵抗がない方、強風が好きな方は関係ありませんが、風の影響を受けたくない方は秋のマラソンを選ぶと良いでしょう。
③ 花粉症の影響を受けづらい
春(2月中旬)になると、日本で最も飛散量の多いスギやヒノキが飛散し始めます。
日本ではスギ花粉に悩む人が圧倒的多いことから、「春=花粉の時期」というイメージが浸透しています。
ですが、秋も花粉が飛んでいるため、秋頃に症状が出る方はいますが、そこまで多くないことから秋は走るのに最適な季節という評価です。
私は花粉症持ちで、鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状が出るため、2〜3月はランニングどころではありません。
花粉症の方は、どれだけ症状がキツいか分かると思いますので、ストレスなく走りたい方にとっては秋がおすすめです。
④ ランニングウェアを揃える枚数が少ない(安く抑えられる)
秋のマラソンは「半袖シャツ + ハーフパンツ」でちょうどよい気温のため、ランニングウェアを揃える枚数が少なく済みます。
要は、初期費用が安く抑えられます。
初めてフルマラソンに挑戦する場合、半年前からトレーニングを開始します。
仮に、12月1日の大会に出場する場合、半年前の6月1日からトレーニングを開始することになります。
6月はすでに気温が高く、半袖シャツでも十分な日が多いことから「半袖シャツ + ハーフパンツ」でOKです。
下記は、暑い時期のランニングウェアの基本構成です。
- 半袖シャツ
- ハーフパンツ
- ソックス
- (+α)キャップ
最低限、これらのアイテムがあればOKです。
暑い時期は安いブランドで3,000円程度、人気ブランドで10,000〜15,000円で揃えられます。
一方、下記は、寒い時期のランニングウェアの基本構成です。
- 長袖シャツ or アンダーウェア
- ロングパンツ or ロングタイツ
- (+α)ジャケット
- ソックス
- (+α)手袋
- (+α)アームカバー
- (+α)カーフスリーブ
- (+α)ネックウォーマー
- (+α)ビーニー
夏場は「半袖シャツ + ハーフパンツ」を揃えれば良かったですが、冬場は上記のアイテムが必要になります。
また、冬物アイテムは生地の厚さにより価格が変わり、生地が厚くなるほど価格が上がります。
寒い時期はやや寒い日(薄手)※1で15,000円程度、とても寒い日(厚手)※2の場合は35,000円※ほどかかります。
※1:8℃前後、※2:0℃前後
1回きりのフルマラソンであれば、そこまでウェアにお金をかけたくないと思います。
秋は安く抑えられるため、初めてのフルマラソンにおすすめの季節です。
↓ オールシーズン(夏)のウェア価格
関連記事:ランニングウェア一式揃えるのにいくらかかる?ランニング初心者のためのガイド【オールシーズンVer.】
↓ 冬のウェア価格
関連記事:冬のランニングウェア一式揃えるには総額いくら必要?ランニング初心者のための服選びガイド
まとめ
今回は、春のマラソンと比較して秋のマラソンのほうが優れている点を解説しました。
改めて、秋のマラソンが優れている理由です。
- 暑さに対応しやすい
- 天候が穏やかで大荒れしにくい
- 花粉症の影響を受けづらい
- ランニングウェアを揃える枚数が少ない
「寒いのが苦手な方」、「花粉症持ちの方」、「1度きりのフルマラソンに挑戦する方」は秋のマラソンのほうが快適だと思います。
もちろん、春のマラソンもおすすめなので、あなたに合った季節の大会にエントリーしてみてください。
本日は以上です。
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関連記事:フルマラソンに出場するのにどのくらいの費用がかかるの?参加費の内訳と節約方法を紹介
関連記事:フルマラソン過去の天気一覧
【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
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【完全版】初心者がフルマラソン完走するためのロードマップ