【ランナー目線】ランニングにおすすめのオープンイヤー型イヤホン4選
ランニングにおすすめのイヤホンを探している方必見です。
この記事では、ランニングにおすすめのオープンイヤー型イヤホンを紹介します。
耳を塞がずに音楽が聞けるイヤホンのこと
耳を塞ぐことがないため、音楽と周囲の環境音を同時に聞くことができ、ランニング時でも安全性を損なうことなく、音楽が楽しめます。
また、イヤホンを選ぶ際には、「フィット感(装着感)」「防水性能」「バッテリーの持ち」を重視しましょう。
この記事を読めば、必要な機能とおすすめのイヤホンが分かります。
ぜひ、参考にしてみてください。
ランニング時にオープンイヤー型がおすすめの理由
オープンイヤー型イヤホンとは、耳を塞がずに音楽が聞けるイヤホンのことです。
耳の中にイヤホンを入れるカナル型と違い、周囲の音を取り込めるので、安全に走行できます。
[理由①] 安全に走行ができる
耳の中にイヤホンを入れると、外の音が遮断されてしまい、背後から来た車や自転車に気づきにくいです。
『誰も来ていないだろう!』と後ろを確認することなく、走路変更やUターンすると、接触事故を起こしてしまうことも。
接触事故が起きれば、自身がケガをするだけでなく、相手も傷つけてしまいかねません。
外で走る以上、周囲に耳を傾け、安全を確保することが重要です。
[理由②] マラソン大会でイヤホン着用に制限がある場合がある
マラソン大会に出場する方で、イヤホンを着用して走りたい方必見です。
一部の大会では、イヤホンの着用に制限があります。
というのも、ランナーは大会に出場する以上、”大会関係者の指示”や”緊急車両”に耳を傾ける必要があります。
過去、「青島太平洋マラソン2018」にて、心肺停止事例が発生した際、イヤホン装着ランナーが後方から駆け付ける救護班の声に気付きにくいという事例があり、そこから本大会では「イヤホン片側装着」という条件が付いています。
それに際して、一部の大会では「イヤホンの装着は片耳のみOK」、もしくは「スタッフの指示が聞こえる音量」と公式HPに記載されている大会もあります。
なので、周りの音が聞こえるよう、”耳を塞がない”オープンイヤー型のイヤホンをおすすめします。
イヤホンの選び方
ランニング向けイヤホンを選ぶ際には、「フィット感(装着感)」「防水性能」「バッテリーの持ち」を重視します。
- フィット感(装着感)
- 防水性能
- バッテリーの持ち
もちろん”音質”も重要ですが、耳にフィットせずに揺れたり、ズレたりすると、音楽を聞くどころではありません※。
また、疲れてくると”音質”はどうでもよくなる※ので、こだわりたい方は選ぶ際の基準に入れてください。
※実体験
フィット感(装着感)
ランニングでは、着地と蹴り出しにより身体が上下左右に振動するため、フィット感・装着感が重要になります。
オープンイヤー型は耳の裏側に引っ掛けて着用しますが、カナル型に比べ、揺れにくいのでおすすめです。
↓ 耳に引っ掛けて着用するオープンイヤー型イヤホン
↓ 耳の中に入れ込むカナル型(例:Apple AirPods Proなど)
わたしもいくつかのカナル型イヤホンを着用してランニングしましたが、耳の中に汗が溜まり、徐々にフィット感が損なわれることがありました。
ですが、オープンイヤー型であれば、汗をかいても、耳の裏側で固定しているため、ズレや揺れにより、フィット感が損なわれることはありません。
防水性
汗や急な雨、砂埃でも故障しないよう、防塵・防水性能が高いイヤホンを選びましょう。
防塵・防水性能は、「IP〇〇」で記されています。
- 防塵:IP〇X
- 防水:IPX〇
↑ 〇には数字が入り、数字が大きくなるほど性能が高いことを意味します
下記が人体・固形物体に対する保護の程度(防塵)をあらわす表です。
人体・固形物体に対する保護(防塵) | 保護の程度 |
---|---|
0 | 特に保護されていない |
1 | 手からの接近からの保護 |
2 | 指の接近からの保護 |
3 | 工具の先端からの保護 |
4 | ワイヤーなどからの保護 |
5 | 粉塵からの保護 |
6 | 完全な防塵構造 |
下記が水の侵入に対する保護の程度(防水)をあらわす表です。
水の侵入に対する保護(防水) | 保護の程度 |
---|---|
0 | 水の侵入に対して特には保護されていない |
1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
2 | 垂直より左右 15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
3 | 垂直より左右 60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
7 | 既定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない |
8 | 7 等級以上の厳しい条件下で有害な影響を受けない |
例えば、「IP67」の場合は完全な防塵構造、かつ水中に機器を入れても水が浸入しない耐久性を持っていることになります。
雨の日のランニング時でも安心して使用したいなら、「IPX5」以上のものを選びましょう。
小雨であれば「IPX4」でも対応可能なので、最低限、「IPX4」のものを選びましょう。
バッテリーの持ち
普段のランニング時に使用するなら、そこまで気にしなくても大丈夫です。
ですが、フルマラソン時に使用する場合は、5〜8時間再生できるものを選びましょう。
というのも、下記のとおり、フルマラソンの制限時間は5〜7時間が一般的です。
北海道マラソン | 金沢マラソン | 富山マラソン | おかやまマラソン | 福岡マラソン | 神戸マラソン | 青島太平洋マラソン | 愛媛マラソン | 高知龍馬マラソン | 大阪マラソン | 東京マラソン | |
制限時間 | 6時間 | 7時間 | 7時間 | 6時間 | 7時間 | 7時間 | 6時間20分 | 6時間 | 7時間 | 7時間 | 7時間 |
仮に、制限時間いっぱい音楽を聞きながら走ったとしても、バッテリー切れにならないほどのバッテリーがあると安心です。
将来的にバッテリーが消耗してくることを考えると、1回の充電でなるべく長い時間稼働するものがおすすめです。
ランニングにおすすめのイヤホン4選
それでは、本題であるおすすめのイヤホンをご紹介します。
商品名 | RunFree | OPENRUN | Float Run | ATH-CC500BT |
ブランド | SOUNDPEATS | Shokz | SONY | オーディオテクニカ |
バッテリー駆動時間 | 14時間 | 8時間 | 10時間 | 20時間 |
充電時間 | 1.6時間 | 1.5時間 | 3時間 | 2時間 |
充電ポート | USB Type-C | 磁気誘導 | USB Type-C | USB Type-C |
急速充電対応 | – | ● 10分間の充電で1.5時間の使用が可能 | – | ● 10分間の充電で2時間の使用が可能 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.1 | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.1 |
Bluetooth通信範囲 | 10m | 10m | 10m | 10m |
対応コーデック | AAC,SBC | SBC | AAC,SBC | AAC,SBC |
防水&防塵規格 | IPX4 | IP67(水泳除き) | IPX4 | IPX4 |
重量 | 31g | 26g | 33g | 35g |
専用アプリ | ● | – | – | ● |
カラー | ブラック | ブラック、グレー、ブルー、レッド | ブラック | ブラック、ベージュ |
発売日 | 2023年4月22日 | 2022年3月1日 | 2023年2月3日 | 2022年10月14日 |
価格 | 6,680円 | 17,880円 | 19,800円 | 17,600円 |
おすすめする人 | 低価格なので、初めてオープンイヤー型イヤホンを試してみたい方 | 雨の日でも音楽を聞きながらランニングしたい方 | 信頼できる「SONY」のイヤホンとあって、イヤホン選びに失敗したくない方 | ランニングだけでなく、仕事や家事など日常生活でも使用したい方 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
RunFree
SOUNDPEATSが販売する、独自設計の「ラムダ型音響空間」が搭載されたイヤホン。
大口径16.2mmダイナミックドライバーと独自の「ラムダ型音響空間」により、明瞭で透き通った高音も、深みのある豊かな低音にも優れ、パワフルで迫力ある低音を再現。
また、独自の音導管技術により、音が直接耳に届き、小さな音量でもはっきりとクリアに聴こえ、音漏れを最小限に抑えています。
さらに、人間工学に基づいた設計により、耳にしっかりと固定できて落ちにくく、かつ肌に優しいシリコン素材を使っているので、長時間の着用も快適です。
6,000円台と低価格でありながら、音質や着用感、連続再生時間など高級モデルに引けを取らない機能を盛り込んでいるので、オープンイヤー型イヤホンを試してみたい方におすすめのアイテムです。
関連記事:【レビュー】SOUNDPEATS RunFreeの性能とは?SOUNDPEATS初となるオープンイヤー型イヤホンを使ってみた
ブランド | SOUNDPEATS |
バッテリー駆動時間 | 14時間 |
充電時間 | 1.6時間 |
充電ポート | USB Type-C |
急速充電対応 | – |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
対応コーデック | AAC,SBC |
防水&防塵規格 | IPX4 |
重量 | 31g |
専用アプリ | ● |
カラー | ブラック |
発売日 | 2023年4月22日 |
価格 | 6,680円 |
公式サイト | 詳細を見る |
OPENRUN
Shokz(旧AfterShokz)が販売する、大ヒットモデルであった前モデル「Aeropex」に、急速充電機能を搭載した骨伝導イヤホン。
第8世代骨伝導テクノロジー「PremiumPitch™ 2.0+」を搭載しており、より深い低音、より少ない振動で、より大きな音量を体感できます。
より少ない振動で音を出すことができるため、骨伝導タイプ特有の骨が揺れる不快感がなく、音楽を楽しめます。
また、ネックバンド型のチタンフレームはランニング中でも安定した装着感を実現し、激しい揺れでもイヤホンが落ちないよう設計に仕上がっています。
さらに、10分間の充電で最大1.5時間使用できる「急速充電」機能を搭載し、充電忘れによるストレスを最小限抑えています。
防水防塵性能が「IP67」と、完璧な防水機能を備えているため、雨の日でも音楽を聞きながらランニングしたい方におすすめのアイテムです。
関連記事:【実費レビュー】Shokz OPENRUNの性能とは?ランニングにおすすめの骨伝導イヤホンです
ブランド | Shokz |
バッテリー駆動時間 | 8時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
充電ポート | 磁気誘導 |
急速充電対応 | ● 10分間の充電で1.5時間の使用が可能 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.1 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
対応コーデック | SBC |
防水&防塵規格 | IP67(水泳除き) |
重量 | 26g |
専用アプリ | – |
カラー | ブラック、グレー、ブルー、レッド |
発売日 | 2022年3月1日 |
価格 | 17,880円 |
公式サイト | 詳細を見る |
Float Run
SONYが販売する、耳の前にスピーカーが浮く構造を採用したイヤホン。
骨を揺らす骨伝導イヤホンによる不快感や、耳の中に挿入するカナル型のような圧迫感がないため、より快適な装着感を実現。
また、16mmドライバー搭載により、厚みある低音域から、透明感ある高音域にいたるまで、バランスの良い高音質が楽しめます。
さらに、IPX4相当の防滴性能 、10時間のバッテリー搭載など、使い勝手のいい機能を数多く搭載しています。
安心、かつ信頼できるブランド「SONY」のイヤホンとあって、イヤホン選びに失敗したくない方におすすめのアイテムです。
ブランド | SONY |
バッテリー駆動時間 | 10時間 |
充電時間 | 3時間 |
充電ポート | USB Type-C |
急速充電対応 | – |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
対応コーデック | AAC,SBC |
防水&防塵規格 | IPX4 |
重量 | 33g |
専用アプリ | – |
カラー | ブラック |
発売日 | 2023年2月3日 |
価格 | 19,800円 |
公式サイト | 詳細を見る |
ATH-CC500BT
オーディオテクニカが販売する、第3の聴覚経路「軟骨伝導」を活用した、世界初のイヤホン。
「軟骨伝導経路」を活用した独自の振動構造を採用し、耳穴を塞ぐことなく、高音質な音楽再生や通話を実現。
また、オンライン会議や通話時に話し手の声のみを抽出し、相手にはその声のみをクリアに届ける高性能なintelliGo社「AIノイズリダクション技術(AIVC)」を搭載しており、声以外の余計なノイズはカットされるため、快適なコミュニケーションを実現します。
さらに、約20時間使える安心のロングバッテリーに、充電を忘れても、約10分の充電で約2時間の連続再生が可能な「急速充電」機能も搭載し、より使いやすい機能が盛り込まれています。
ランニングなどのスポーツだけでなく、仕事や家事など日常生活でも使用したい方におすすめのアイテムです。
ブランド | オーディオテクニカ |
バッテリー駆動時間 | 20時間 |
充電時間 | 2時間 |
充電ポート | USB Type-C |
急速充電対応 | ● 10分間の充電で2時間の使用が可能 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.1 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
対応コーデック | AAC,SBC |
防水&防塵規格 | IPX4 |
重量 | 35g |
専用アプリ | ● |
カラー | ブラック、ベージュ |
発売日 | 2022年10月14日 |
価格 | 17,600円 |
公式サイト | 詳細を見る |
まとめ
今回は、ランニングにおすすめのイヤホンをご紹介しました。
改めて、下記がおすすめのイヤホンです。
商品名 | RunFree | OPENRUN | Float Run | ATH-CC500BT |
ブランド | SOUNDPEATS | Shokz | SONY | オーディオテクニカ |
バッテリー駆動時間 | 14時間 | 8時間 | 10時間 | 20時間 |
充電時間 | 1.6時間 | 1.5時間 | 3時間 | 2時間 |
充電ポート | USB Type-C | 磁気誘導 | USB Type-C | USB Type-C |
急速充電対応 | – | ● 10分間の充電で1.5時間の使用が可能 | – | ● 10分間の充電で2時間の使用が可能 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.1 | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.1 |
Bluetooth通信範囲 | 10m | 10m | 10m | 10m |
対応コーデック | AAC,SBC | SBC | AAC,SBC | AAC,SBC |
防水&防塵規格 | IPX4 | IP67(水泳除き) | IPX4 | IPX4 |
重量 | 31g | 26g | 33g | 35g |
専用アプリ | ● | – | – | ● |
カラー | ブラック | ブラック、グレー、ブルー、レッド | ブラック | ブラック、ベージュ |
発売日 | 2023年4月22日 | 2022年3月1日 | 2023年2月3日 | 2022年10月14日 |
価格 | 6,680円 | 17,880円 | 19,800円 | 17,600円 |
おすすめする人 | 低価格なので、初めてオープンイヤー型イヤホンを試してみたい方 | 雨の日でも音楽を聞きながらランニングしたい方 | 信頼できる「SONY」のイヤホンとあって、イヤホン選びに失敗したくない方 | ランニングだけでなく、仕事や家事など日常生活でも使用したい方 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
どれも、素晴らしいアイテムです。ぜひ、参考にしてみてください。
本日は以上です。
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【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ
フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
購入すべきランニンググッズ
完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
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