【ランナー目線】ランニングイヤホンおすすめ3選!オープンイヤー型で安全&快適に走れる

ランニングやマラソンで使えるイヤホンを探している方必見です。
本記事では、耳をふさがずに音楽を楽しめるオープンイヤー型イヤホンを中心に、ランナー目線でおすすめモデルを紹介します。
オープンイヤー型は、周囲の音を聞き取りながら音楽を楽しめるため、安全性と快適さを両立。
特に「フィット感」「防水性能」「バッテリーの持ち」は、ランニング用イヤホンを選ぶ上で欠かせないポイントです。
この記事を読めば、ランニングやマラソンに最適なイヤホンの選び方とおすすめモデルが分かります。
ぜひ参考にしてください。
ランニング時にオープンイヤー型イヤホンがおすすめの理由

オープンイヤー型イヤホンとは、耳をふさがずに音楽を楽しめるタイプのイヤホンのことです。
カナル型のように耳の中に入れないため、周囲の音を取り込みながら走れるのが大きな特徴。
普段のランニングからマラソン大会のレース中も、安全性を確保しながら快適に音楽を楽しめます。
理由① 安全に走行できる

カナル型イヤホンは外の音を遮断してしまうため、背後から近づく車や自転車に気づきにくいというリスクがあります。
「誰も来ていないだろう」と確認せずに進路変更やUターンをすると、接触事故につながる危険性も。
事故が起きれば、自分がケガをするだけでなく、相手にも迷惑をかけてしまいます。
ランニングは基本的に屋外で行うもの。
だからこそ、周囲の音に耳を傾けながら走れる環境を整えることが大切です。
オープンイヤー型イヤホンなら、安全性を損なわずに音楽を楽しめます。
理由② マラソン大会ではイヤホンに制限がある場合がある

マラソン大会に出場する方も、オープンイヤー型を選ぶメリットがあります。
大会によっては「イヤホンの使用制限」が設けられているケースがあるからです。
その理由は、ランナーが大会関係者の指示や緊急車両のアナウンスを聞き取れるようにするため。
実際に「青島太平洋マラソン2018」では心肺停止事例が発生し、救護班の声にイヤホン装着ランナーが気づきにくいケースがありました。
それを受けて大会では「片耳のみ着用可」というルールが設けられています。
ほかにも「イヤホンは片耳のみ可」「スタッフの指示が聞こえる音量で使用可」といった条件を公式に定めている大会もあります。
そのため、大会に出場するランナーには、耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンが非常におすすめです。
安全性を確保しつつ、音楽でモチベーションを高めることができます。
イヤホンの選び方
ランニングやマラソン向けのイヤホンを選ぶときは、次の3つのポイントを重視するのがおすすめです。
- フィット感(装着感)
- 防水性能
- バッテリーの持ち
音質も大切ですが、ランニング中にイヤホンが揺れたりズレたりすると集中できず、音楽どころではありません。
まずは「しっかりフィットして外れにくいこと」が最優先です。
さらに、汗や雨に強い防水性能(目安:IPX5以上)、フルマラソンでも最後まで使えるバッテリー持ちは欠かせません。
もちろん「音質」にこだわりたい方も多いでしょう。
ただ、走っていると疲労が溜まり、細かい音質よりも「快適に装着できるか」「外れにくいか」が重要になってきます。
実際に筆者自身も走りながら使っていて、最後は音質よりフィット感を重視するようになりました。
フィット感(装着感)
ランニングでは着地や蹴り出しによって身体が上下左右に揺れるため、イヤホンのフィット感・装着感は非常に重要です。
オープンイヤー型イヤホンは耳の裏に引っ掛けて装着するため、カナル型に比べてズレや揺れが少なく安定します。
↓ 耳に引っ掛けて装着するオープンイヤー型イヤホン

↓ 耳の中に差し込むカナル型イヤホン(例:Apple AirPods Proなど)

私自身もカナル型イヤホンを使ってランニングした経験がありますが、長時間走ると耳の中に汗が溜まり、フィット感が徐々に悪化することがありました。
一方、オープンイヤー型なら耳の裏側でしっかり固定されるため、汗をかいてもズレにくく、安定した装着感が続きます。
防水性
ランニング用イヤホンは、汗・雨・砂埃といった外的要因に耐えられる防水性能が欠かせません。
特に長距離ランやマラソンでは汗の量も多くなるため、防塵・防水性能の高いモデルを選びましょう。
防塵・防水性能は 「IP◯◯」 という規格で表されます。
- 防塵性能:IP◯X(◯の部分が数字。大きいほど強力)
- 防水性能:IPX◯(◯の部分が数字。大きいほど耐水性が高い)
下記が人体・固形物体に対する保護の程度(防塵)をあらわす表です。
人体・固形物体に対する保護(防塵) | 保護の程度 |
---|---|
0 | 特に保護されていない |
1 | 手からの接近からの保護 |
2 | 指の接近からの保護 |
3 | 工具の先端からの保護 |
4 | ワイヤーなどからの保護 |
5 | 粉塵からの保護 |
6 | 完全な防塵構造 |
下記が水の侵入に対する保護の程度(防水)をあらわす表です。
水の侵入に対する保護(防水) | 保護の程度 |
---|---|
0 | 水の侵入に対して特には保護されていない |
1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
2 | 垂直より左右 15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
3 | 垂直より左右 60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
4 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
6 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
7 | 既定の圧力、時間で水中に没しても水が浸入しない |
8 | 7 等級以上の厳しい条件下で有害な影響を受けない |
- IPX4以上 … 汗や小雨程度なら安心
- IPX5以上 … 雨の日ランでも問題なく使える
- IP67 … 完全防塵かつ水没にも耐えられる(アウトドアや過酷な環境でも安心)
ランニングであれば、最低でもIPX4以上を選ぶのが理想。
雨の日や大会中も安心して使いたいなら、IPX5以上を推奨します。
バッテリーの持ち
普段のジョギングや短時間のランニングであれば、バッテリー持続時間をそこまで気にする必要はありません。
しかし フルマラソンで使用する場合は最低5時間以上、できれば8時間前後再生できるモデルを選ぶのがおすすめです。
多くの大会では制限時間が 5〜7時間程度 に設定されています。
- 北海道マラソン :6時間
- 金沢マラソン :7時間
- 富山マラソン :7時間
- おかやまマラソン :6時間
- 福岡マラソン :7時間
- 神戸マラソン :7時間
- 青島太平洋マラソン :6時間20分
- 愛媛マラソン :6時間
- 高知龍馬マラソン :7時間
- 大阪マラソン :7時間
- 東京マラソン :7時間
最低ラインは5時間
→ フルマラソンを音楽とともに走り切れる安心感
8時間以上なら安心
→ 制限時間いっぱいでも切れにくい
10時間以上なら万能
→ フルマラソンはもちろん、ウルトラマラソンや長時間トレーニングにも対応可能
また、バッテリーは使い続けるうちに徐々に劣化していくため、購入時点で余裕をもった稼働時間を確保しておくと安心です。
【厳選】ランニングにおすすめのオープンイヤー型イヤホン3選

それでは、本題であるおすすめのイヤホンをご紹介します。
商品名 | ![]() OpenRun Pro 2 | ![]() OpenFit 2+ | ![]() Suunto Wing 2 |
ブランド | Shokz | Shokz | Suunto |
バッテリー駆動時間 | 12時間 | 11時間(イヤホン単体) 最大48時間(充電ケース使用時) | 12時間 付属のパワーバンク使用でさらに +24時間 |
充電時間 | 1時間(フル充電) | 1時間 | 1時間 |
充電ポート | USB-C | USB-C | USB-C |
急速充電対応 | ◯ 5分充電で約2.5時間の再生が可能 | ◯ 10分充電で約2時間の再生が可能 | ◯ |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.3 |
Bluetooth通信範囲 | 10m | 10m | 10m |
マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
対応コーデック | SBC | SBC、AAC | SBC、aptX Adaptive |
防水&防塵規格 | IP55 | IP55 | IP66 |
重量 | 30.3g | 9.4g(イヤホン片側) | 35g |
専用アプリ | あり | あり | あり |
発売日 | 2024年8月28日 | 2025年6月 | 2025年9月26日 |
価格 | 27,880円 | 27,880円 | 27,800円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
OpenRun Pro 2

Shokzが販売する「OpenRun Pro 2」は、ランナーのために進化したオープンイヤー型イヤホンです。
最大の魅力は、耳をふさがずに音楽を楽しめること。
走りながら周囲の環境音を自然に取り込めるため、安全性を確保しながらトレーニングに集中できます。
従来の骨伝導イヤホンでは難しかった低音表現も、独自のDual Pitch™ テクノロジーによって大幅に改善。
骨伝導と空気伝導を組み合わせることで、力強い低音とクリアな高音を両立しました。
これまで「骨伝導は音が軽い」と感じていた人も驚くような迫力あるサウンドを体感できます。
バッテリーは1回の充電で最大12時間再生が可能。
フルマラソンはもちろん、ウルトラマラソンにも対応できるスタミナを備えています。
さらに5分間の急速充電で2.5時間使用できるクイックチャージ機能も搭載。ランニング直前に充電を忘れても安心です。
重量はわずか30g。チタニウムフレームが頭の形に自然にフィットし、耳の裏でしっかり固定されるため汗をかいてもズレにくい設計です。
標準サイズに加えて Miniサイズ も展開されており、小顔や女性ランナーにもぴったりフィットします。
防水規格はIP55に対応。汗や雨に強く、日々のトレーニングや大会でも安心です。
また、最新のBluetooth 5.3とマルチポイント接続にも対応。スマホとPC、あるいは2台のスマホを同時に接続できるため、ランニングだけでなく仕事や日常生活にも活躍します。
走ることがもっと楽しく、安全で快適になる――そんな体験を求める方に自信をもっておすすめできる一台です。
ブランド | Shokz |
バッテリー駆動時間 | 12時間 |
充電時間 | 1時間(フル充電) |
充電ポート | USB-C |
急速充電対応 | ◯ 5分充電で約2.5時間の再生が可能 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
マルチポイント | 対応 |
対応コーデック | SBC |
防水&防塵規格 | IP55 |
重量 | 30.3g |
専用アプリ | あり |
発売日 | 2024年8月28日 |
価格 | 27,880円 |
公式サイト | 詳細を見る |
OpenFit 2+

Shokzが販売する「OpenFit 2+」は、周囲の音を自然に感じながら音楽に没入できるオープンイヤー型イヤホンです。
低音と高音をそれぞれ専用のスピーカードライバーで処理する構造を採用し、17.3mmのスーパーローフリクエンシーユニットによる深みのある重低音と、別ユニットが奏でるクリアな高音域を両立しています。
さらにDualBoost™ 技術によって音の厚みと迫力が増し、オープンイヤー型の弱点とされがちな低音不足をしっかり補ってくれるため、バスのビートも鮮明に響き、曲の細部まで楽しめるサウンドに仕上がっています。
バッテリーはイヤホン単体で約11時間、充電ケースを併用すれば最大48時間の長時間再生が可能です。
10分間の充電で約2時間使えるクイックチャージ機能も備えているため、忙しい日やランニング直前に充電を忘れてしまっても安心です。
耐汗・防水防塵性能はIP55に対応しており、汗をかくランニングや突然の小雨でも問題なく使える設計になっています。
軽量で耳に優しくフィットするデザインは長時間の装着でも快適さを保ち、普段使いからワークアウトまで幅広く活躍します。
接続性も進化しており、最新のBluetooth 5.4を搭載しているため接続は速く安定しています。
さらにマルチポイント接続に対応しているので、スマホとタブレット、あるいはPCなど複数のデバイスを同時に接続でき、シーンに応じてシームレスに切り替えが可能です。
操作面では物理ボタンとタッチコントロールの両方を備えており、誤操作を防ぎながら直感的に音量や曲の切り替えができるのも魅力です。
ランニングやジムでのトレーニングはもちろん、通勤や通学、日常生活のあらゆるシーンで快適に使える高性能イヤホン。それが「Shokz OpenFit 2+」です。
ブランド | Shokz |
バッテリー駆動時間 | 11時間(イヤホン単体) 最大48時間(充電ケース使用時) |
充電時間 | 1時間 |
充電ポート | USB-C |
急速充電対応 | ◯ 10分充電で約2時間の再生が可能 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
マルチポイント | 対応 |
対応コーデック | SBC、AAC |
防水&防塵規格 | IP55 |
重量 | 9.4g(イヤホン片側) |
専用アプリ | あり |
発売日 | 2025年6月 |
価格 | 27,880円 |
公式サイト | 詳細を見る |
Suunto Wing 2

Suuntoが販売する「Suunto Wing 2」は、ランナーのために設計されたオープンイヤー型ヘッドフォンです。
耳をふさがない骨伝導デザインを採用しているため、音楽や音声ガイドを楽しみながらも周囲の音をしっかりと聞き取ることができ、車や自転車の接近にも素早く気付けます。
安全性とモチベーションを同時に高めたいランナーにとって理想的なアイテムです。
音質は従来より大きく進化し、高音域や中音域はクリアに、低音域は力強く再現されます。
さらにデュアルマイクが風切り音を抑制するため、強風の中やスピード走行中でも仲間との通話がスムーズです。
時速30kmで走っていても声がはっきり伝わる安定感は、ランニング中の安心感につながります。
重量はわずか約35g。チタンとシリコンを組み合わせたフレームが頭にしっかりフィットし、長距離ランでもズレにくく快適です。
バッテリーは最大12時間連続再生に対応しており、フルマラソンはもちろんウルトラマラソンまでカバー。
付属のパワーバンクを使えばさらに24時間延長でき、週末のロング走や合宿にも十分対応できます。
急いで出発する朝も、5分のクイックチャージで約1時間使えるので安心です。
防水・防塵性能はIP66をクリア。真夏の汗をかくトレーニングや、雨の日のランでも心配はいりません。
さらに動きに合わせて点灯するLEDライトが搭載されており、夜間ランニング時に存在をアピールしてくれるのも大きな魅力です。
ヘッドモーションコントロールにより、頭を軽く動かすだけで曲送りや通話操作が可能。
走行中にポケットやウェアを探して操作する必要はありません。
専用アプリと連携すれば、音質調整やLEDライトのカスタマイズも自由自在。
Suuntoのスポーツウォッチと組み合わせれば、走行中に距離やラップタイムをリアルタイムで音声通知してくれるため、トレーニングの質をさらに高めることができます。
日々のジョグから本番のレースまで、ランニングライフをより安心で楽しくするための最強の相棒になるはずです。
ブランド | Suunto |
バッテリー駆動時間 | 12時間 付属のパワーバンク使用でさらに +24時間 |
充電時間 | 1時間 |
充電ポート | USB-C |
急速充電対応 | ◯ |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
Bluetooth通信範囲 | 10m |
マルチポイント | 対応 |
対応コーデック | SBC、aptX Adaptive |
防水&防塵規格 | IP66 |
重量 | 35g |
専用アプリ | あり |
発売日 | 2025年9月26日 |
価格 | 27,800円 |
公式サイト | 詳細を見る |
まとめ

今回は、ランニングにおすすめのイヤホンをご紹介しました。
改めて、下記がおすすめのイヤホンです。
商品名 | ![]() OpenRun Pro 2 | ![]() OpenFit 2+ | ![]() Suunto Wing 2 |
ブランド | Shokz | Shokz | Suunto |
バッテリー駆動時間 | 12時間 | 11時間(イヤホン単体) 最大48時間(充電ケース使用時) | 12時間 付属のパワーバンク使用でさらに +24時間 |
充電時間 | 1時間(フル充電) | 1時間 | 1時間 |
充電ポート | USB-C | USB-C | USB-C |
急速充電対応 | ◯ 5分充電で約2.5時間の再生が可能 | ◯ 10分充電で約2時間の再生が可能 | ◯ |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.3 |
Bluetooth通信範囲 | 10m | 10m | 10m |
マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
対応コーデック | SBC | SBC、AAC | SBC、aptX Adaptive |
防水&防塵規格 | IP55 | IP55 | IP66 |
重量 | 30.3g | 9.4g(イヤホン片側) | 35g |
専用アプリ | あり | あり | あり |
発売日 | 2024年8月28日 | 2025年6月 | 2025年9月26日 |
価格 | 27,880円 | 27,880円 | 27,800円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
- 大会やロード中心のランナーには「Shokz OpenRun Pro 2」
- 日常の生活も含め幅広く使いたいランナーには「Shokz OpenFit 2+」
- 夜間やトレイル、長距離挑戦のランナーには「Suunto Wing 2」
どれも、素晴らしいアイテムです。ぜひ、参考にしてみてください。
本日は以上です。
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フルマラソン出場までの流れをまとめました。
初めてフルマラソン出場する方を対象に、下記の内容が分かります。
マラソン大会の選び方
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完走するためのトレーニング方法
レース前日や当日の過ごし方
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