【実費レビュー】アシックス×カシオ「Runmetrix(ランメトリックス)」体験レポート!ランニングフォーム分析におすすめ

yusuke saito
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初心者ランナー
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Runmetrix(ランメトリックス)ってどんなサービスですか?

そんな疑問にお答えします。

Runmetrix(以下、ランメトリックス)とはアシックスとカシオが共同開発した、ランニングフォームを分析するサービスです。

モーションセンサー(機器の名前)を腰に装着し、ランニングするだけで、あなたのフォームを分析してくれます。

一人でランニングしていると、自分がどのようなフォームで走っているか分かりません。

ランメトリックスを使うことで、毎回のランニング終わりにフォームの分析・改善案を提示してくれるので、パーソナルコーチが真横で指導してくれるような感覚を味わえます。

そこで今回は、ランメトリックスを使用してみた感想をお伝えします。

購入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Runmetrix(ランメトリックス)とは

ランメトリックスは、アシックスのスポーツ工学の知見と、カシオのセンシング技術※を融合したランニングフォームを分析するサービスです。

※センサーと呼ばれる計測器を使用して様々な情報を計測して数値化する技術のこと

独自のアルゴリズムで、あなたのフォームを分析し、アドバイスを提示するなどランニングに役立つ各種情報を提供します。

まさに、パーソナルコーチが横で指導してくれるような感覚で、あなたの成長をサポートします。

重量はわずか42g

モーションセンサー本体は、片手でラクラク収まるコンパクトな見た目です。

計測する際は、モーションセンサーを腰につけて走りますが、重量はわずか42g※。

公式サイトでは約44gと表記されている

つけていることを忘れるくらい軽量なので、ランニングに影響を与えることなく、計測できます。

一体型クリップでしっかり固定

本体一体型のクリップ仕様なので、ランニングパンツへの装着が簡単です。

2段階のスライドロックで、パンツの厚さに合わせて固定できます。

シリコンカバーで痛くない

走る際は腰に装着する関係で、肌の一部(腰部分)に直接触れてしまいます。

本体は電子機器のため、表面は硬く、シリコンカバーをつけていない状態で長時間走ると痛いです。

ですが、シリコンカバーで本体を覆うので、走っていても痛くありません。

↓ カバーなし

↓ カバーあり

雨で濡れても壊れない性能

雨や汗などで濡れても安心して使える「IPX7」相当の防水性能を実現。

大量に汗をかく夏場や雨の日のフルマラソンなど、すべてのランニングシーンに対応しています。

フルマラソンも安心のロングバッテリー

本体はリチウムイオン充電池を内蔵しており、付属のUSBケーブルで充電して使用します。

1回の充電で、約20時間の連続使用が可能です。

そのため、フルマラソン中の走行データも安心して計測できます。

他社のモーションセンサーの中には電池交換式のタイプもある中で、万が一充電が切れても、付属のUSBケーブルを使ってPCやモバイルバッテリーから簡単に充電できる点はありがたいです。

GPS機能+9軸センサーで動きを解析

本体には、加速度3軸 + ジャイロ3軸 + 磁気3軸の9軸センサーに加え、GPS機能(GPS、GLONASS、みちびき対応)を搭載。

「ピッチ」「ストライド」「接地時間」「上下動」「左右方向衝撃」「体幹の後傾」「骨盤の回転」「骨盤の左右傾き」など20種類以上のランニング指標をもとにランニング中の動きを解析できます。

下記が、計測できるランニング指標の一覧です。

ピッチ[steps/min]
1分間あたりの歩数。同じペースで数値が大きいほど、小刻みなリズムで走っている。
ストライド[m]
接地から次の接地までの1歩で進む距離。数値が大きいほど、1歩あたりの進む距離が大きい。
ストライド身長比[-]
ストライドを身長比で示した数値。ストライドは脚長の影響を大きく受けるためしばしば身長比が用いられる。
体幹の後傾[° ]
接地中に骨盤や体幹がのけぞるような動き。数値が大きいほど、体感の姿勢が不安定になっている。
上下動[cm]
走行中の身体の上下方向の動き。数値が大きいほど、大きく沈み・跳ねるような走りになっている。
上下動身長比[%]
上下動を身長比で示した数値。それぞれのペースの目安値において小さくなるほど「負担の少ない接地」のスコアが高くなる。
腰の沈み込み[%]
接地後に膝が曲がって腰の位置が下がる動き。身長を100%とした比率で表し、数値が大きいほど深く沈み込んでいる。
骨盤の左右傾き[° ]
接地している脚と反対側の骨盤が傾いて下がる動き。数値が大きいほど、接地中の骨盤が不安定な姿勢になっている。
骨盤の引き上げ[° ]
接地から蹴り出しにかけて、スイング脚側に下がった骨盤を引き戻す動き。マイナスの数値は、スイング脚側の骨盤が低い位置のまま蹴り出しており、プラスに大きいほど、スイング脚側の骨盤を高く引き上げた状態で蹴り出しができている。
骨盤の回転[° ]
骨盤をローテーションさせる動き。数値が大きいほど、骨盤を大きく回した力強い走りになっている。
骨盤回転タイミング[-]
接地の瞬間と、骨盤を回転させるタイミングのギャップ。ゼロは接地と骨盤を回転させるタイミングが一致している。マイナスに大きいほど、接地より早く骨盤を回し始めて足を身体の真下に引き付けるような動きが強調された走り、プラスに大きいほど、接地後に骨盤を大きく回してスイング脚側を前に振り出すような動きになっている。
左右方向衝撃[m/s2]
身体の左右方向にかかる衝撃の大きさ。一般的に、数値が大きいほど、左右方向の不安定性が大きい走りになっている。
蹴りだし時間[ms]
接地後に身体が沈み込んでから足が離れるまでの時間。数値が大きいほど、1歩ごとのキックに時間がかかった走りになっている。
接地時間[ms]
接地してから蹴り出して足が地面から離れるまでの時間。一般的に、ペースが速くなるほど短くなる。
接地時間率[%]
接地時間を、1周期(接地から次の接地までの時間)における割合で示した数値。
着地衝撃[m/s2]
接地の直後に身体にかかる衝撃の大きさ。一般的に、数値が大きいほど脚への負担が大きくなる。
蹴りだし加速度[m/s2]
地面を蹴り出す加速度の大きさ。一般的に、数値が大きいほど、強い力で地面をキックしている。
減速量[m/s]
接地後のブレーキの大きさ。一般的に、数値が大きいほど、1歩ごとのブレーキが大きい走りになっている。
スティフネス[kN/m・kg]
脚全体を「バネ」と見立てた時のバネの硬さ。一般的に、数値が大きいほど、接地後の沈み込みが小さく、短い接地時間で地面を蹴り出す「硬いバネ」のような走りになっている。

通信機能Bluetooth® 5.0(Low Energy)
外部接続端子マイクロUSB 端子(USB 充電)
搭載センサー9軸センサー(加速度、ジャイロ、磁気)、気圧
GPS機能GPS、GLONASS、みちびき対応
連続稼働時間約20時間
本体サイズ幅43.7mm ×高さ63.6mm ×奥行き19.6mm(本体カバー含む)
質量約44g(本体カバー含む)
価格(税込)¥14,080
公式サイト詳細を見る
created by Rinker
G-SHOCK SPORTS(ジーショック スポーツ)

ランメトリックスの使い方

使用方法は簡単で、モーションセンサー本体を腰につけて走るだけ。

モーションセンサーは腰の中央に垂直になるよう、ランニングパンツに固定します。

また、GPSを内蔵しているので、スマートフォンを持たずに走ることができます。

下記が、一連の流れです。

腰に装着する

センサーを起動させ、ランニングパンツの腰の中央に、本体を装着します。

本体にボタンがあり、2秒以上長押しすると、センサーが起動します。

ランニングを開始する

起動している状態で、本体のボタンを1回押すと、計測が始まります。

なので、スマートフォンを持たなくても計測可能※です。

※専用のアプリケーションからでも計測は可能です

オートポーズ機能で、立ち止まった際に計測ストップ

信号待ちなどで立ち止まると、本体が感知し、計測をストップ。

再び、走り出すと計測をリスタートします。

一切操作することなく、正しいランニングデータを計測できるスグレモノです。

ランニング終了時にセンサーを止める

ランニング終了時に、本体のボタンを2回連続で押す(ダブルクリック)と、計測が終了します。

アプリでデータを確認する

計測が終了すると、自動でアプリにデータが転送されます。

あとは、アプリを起動し、走行データを確認しましょう。

ランメトリックスでできること

続いて、ランメトリックスでできることをご紹介します。

  • フォームスコアの確認
  • ランニングフォームの分析
  • トレーニングプランの作成

【特徴1】フォームスコアの確認

6つの軸で評価

モーションセンサーで計測したデータを基に、6つの軸で評価※。

※アシックススポーツ工学研究所 監修

下記の6つの軸で評価されます。

骨盤を軸とした全身の連動
身体の各部位をバランスよく使うための動きができているかを表すスコア
動きの力強さ
ストライドを伸ばして力強い走りをするための動きができているかを表すスコア
スムーズな重心移動
効率よく前に進むために、左右ブレやブレーキを小さく抑えられているかを表すスコア
負担の少ない接地
衝撃による負担を抑えるために、腰にかかる力を小さく保てているかを表すスコア
安定した姿勢
筋や関節などへの負担を抑えるため骨盤の不安定な動きがないかを表すスコア
左右対称性
左右で特徴に差がなく、均整の取れた走りができているかを表すスコア

また、6つの軸のスコアを基に、総合スコアを算出してくれます。

■59点以下
特徴的な動きの弱点が総合スコアを下げており、その原因によっては走り続けることによる身体の負担や記録の伸び悩みが考えられる
■60~69点
習慣的に走るランナーの多くは60点台となる場合が多い
■70~79点
フルマラソンを何度も完走し、記録に挑戦できるランナーに多い
■80点以上
アスリートレベルの走りができている。目指すべき場所

わたしの場合、「骨盤を軸とした全身の連動」「動きの力強さ」の点数が低い結果になりました。

確かに、『バランスが悪いな』と思いながら走っている瞬間があるため、骨盤のバランスを整えるトレーニングが必要だということが分かります。

また、(下記のように)1kmごとに6つの軸と総合スコアが確認できます。

走り始めと終盤でどのようにフォームが変化しているのか、カーソルを移動させて確認できます。

忘れないよう、その日のうちに、1kmごとの自身の走りを振り返りつつ、データと照らし合わせることで、これまで分からなかった自身のフォームが明らかになるでしょう。

1kmごとに20種類以上のランニング指標が確認できる

総合スコアだけでなく、20種類以上の各ランニング指標を1kmごとに確認できます。

「上下動」や「腰の沈み込み」などの数値をみて、自身のフォームの分析を行います。

例えば、「腰の沈み込み」の場合

腰の沈み込み[%]
接地後に膝が曲がって腰の位置が下がる動き。身長を100%とした比率で表し、数値が大きいほど深く沈み込んでいる※。
※数値が大きい=負担がかかっているということ

公式にて、「腰の沈み込み」について目安値が記載されており、下記の通りになります。

ペース3:00/km4:00/km5:00/km6:00/km
目安値3.33.43.43.5

わたしの場合、(上記の画像から)5:00/kmのペースで、スコアが3.8〜4.2

一方、目安値は5:00/kmのペースで、スコアが3.4なので、わたしは目安値より数値が大きいことが分かります。

「数値が大きいほど深く沈み込んでいる」ということから、わたしは腰が大きく沈み込むフォームで走っていることになります。

このように、他の項目も、公式が出した目安値を基に、数値を追っていくと、徐々に自身のフォームの改善点が分かってくるでしょう。

各ランニング指標の目安値は、こちらで確認できます。

【特徴2】ランニングフォームの分析

アニメーションで表示

「意識したいフォーム」と「(現在の)自分のフォーム」がアニメーションで表示され、改善点をアドバイス。

正面、横、後ろからと、360度すべての角度から、正しいフォームとの違いを確認できます。

また、アニメーションで表示されている(動きがある)ことで、腕振りや足を出す角度など、身体の動きに対する理解を深めることができます。

本来であれば、誰かに動画を撮影してもらわなければ、自分のフォームは確認できません。

ですが、ランメトリックスであれば、モーションセンサーをつけて走るだけで、かつアプリで簡単にフォームの確認ができる点が優秀です。

最適なトレーニングプログラムを提示

現在のフォームを基に、あなたに合った「ストレッチ」「筋トレ」メニューを提示してくれます。

動画で丁寧に解説してくれるので、一人でも取り組むことができます。

ランニング前後の「ストレッチ」と「筋トレ」で筋力アップを図り、総合スコアを上げられるようにサポートします。

【特徴3】トレーニングプランの作成

フルマラソン挑戦から運動不足の解消まで、あなたの目的・レベルにあった練習プランを自動で作成してくれます。

プランは、下記の4つの目標から作成できます。

RUN FASTER
ランニングスピードのベースアップを図りたい
RUN LONGER
後半の失速を抑え最後まで快適に走りきりたい
RUN EASIER
日々のランニングを気軽に楽しみたい
BE HEALTHIER
まずは無理なくランニング習慣を身につけたい

また、「5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソン」の目標からひとつ選択。

さらに、「レース日」「練習頻度」「練習強度」を設定することで、プログラムが作成できます。

あとは、提示されたスケジュールにそって、トレーニングメニューをこなすことで、効率的に目標を達成できます。

まとめ

今回は、アシックスとカシオがアシックスとカシオが共同開発したランメトリックスをご紹介しました。

モーションセンサーを腰に装着しランニングするだけで、あなたのフォームを分析してくれる、便利なサービスです。

最後に、2週間のお試しレンタルサービスの紹介です。

ランメトリックスは14,080円と、決して安いわけではありません。

「どのような計測ができるか確かめたい」「機械操作が苦手なので使いこなせるか分からない」など興味はあるが、自分に合うか不安な方はレンタルサービスを利用してみると良いでしょう。

2週間(14泊15日)レンタル料金は2,980円(税込)と、1日あたり約200円で利用できます。

500円の割引クーポン配布

「レンティオ」にアクセスするだけで、レンタル注文時に500円の紹介割引が自動的に適用されます。>> 「レンティオ」にアクセスする

ぜひ、興味ある方は購入・レンタルして体験してみてください。

本日は以上です。

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Yusuke Saito
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マラソンランナー
初心者のためのマラソンブログ「31らん(さいらん)」運営者。2018年6月にランニングを始め、年間2,500km走ってます。これまでの記録は、【フルマラソン】 3:57:54(ちばアクアラインマラソン2024) 【ハーフマラソン】 1:46:18(第39回フロストバイトロードレース)。マラソン大会に向けた流れやトレーニング方法、ランニンググッズを紹介していきます。
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