【実費レビュー】ピットイン エナジージェルの効果は?味や飲むタイミング解説


ピットイン エナジージェルの効果は?
そんな疑問にお答えします。
ピットイン エナジージェル(以下、本製品)は(株)明治が販売する、手軽にエネルギーやナトリウムが摂取できるジェルタイプの補給食です。
味は、ピーチ風味のみ。
価格は216(税込)と、他の補給食と比べ安いので、入手しやすいです。
Amazonや楽天(下記リンク)、全国のスポーツショップで購入可能です。
ピットイン エナジージェルの基本情報

(株)明治が販売する、手軽にエネルギーやナトリウムが摂取できるジェルタイプの補給食です。
味
味は、1種類。
ピーチ風味
以前は、「ウメ風味」「栄養ドリンク風味」があったのですが、今現在では1種類のみの販売です。
栄養成分
本製品に入っている栄養成分は以下のとおりです。
・エネルギー:170kcal
・たんぱく質:0g
・脂質:0g
・炭水化物:42.8g
・食塩相当量:0.6g
・カリウム:23.5mg
・ビタミンB1:0.50mg
・ビタミンB6:0.50mg
・ナイアシン:5.5mg
・ビタミンC:40mg
・クエン酸:1,100mg
・マルトデキストリン:42.0g
マルトデキストリン、3種のビタミンB群、ビタミンC、汗で失われるナトリウムを配合しています。
価格
1袋、税込み216円です。
1袋あたりの補給食の相場が200〜300円なので、お求めやすい価格設定になっています。
ピットイン エナジージェルの特徴

続いて、ピットインの特徴です。
・バナナ約2本分のエネルギーが摂取できる
・マルトデキストリン効果で素早くエネルギーチャージ
・汗で失われるナトリウムを配合
・疲労回復効果のあるクエン酸を配合
・何回かに分けて摂取可能なキャップ付き
・アンチ・ドーピング認証取得で大会でも使用可
【特徴①】バナナ約2本分のエネルギーが摂取できる
1袋(69g)あたり、170kcalのエネルギーが摂取できます。
これは、バナナ約2本分※のエネルギー量に匹敵するほどの量を、本製品で補えます。
※バナナ1本あたり86kcalで計算:日本食品標準成分表
「ランニング中にバナナ2本を食べる」と思うと、かなりのエネルギーを手軽に摂取できることが分かりますね。
【特徴②】マルトデキストリン効果で素早くエネルギーチャージ
わずか数分で吸収される効果を持つ「マルトデキストリン」を42g配合。
運動時の筋肉や脳のエネルギー源となる「マルトデキストリン」の特徴として、エネルギーの吸収スピードを早める効果があります。
そのため、本製品を摂取後、すぐにエネルギーを身体に供給することができ、レーススタート時からしっかり走り出すことができます。
特に、フルマラソンのような、長時間にわたり行われる競技では、1秒でも早くエネルギーを使用したいため、吸収スピードの早い「マルトデキストリン」が効率よくサポートしてくれます。
【特徴③】汗で失われるナトリウムを配合
「足つり」を防ぐ、ナトリウムを236g(= 食塩相当量0.6g)配合。
ナトリウムは汗で失われるミネラルの1種で、筋肉の収縮・弛緩の働きを保つ効果を持ちます。
ナトリウムが体内から減少することで、筋肉の収縮・弛緩がうまくいかなくなり、「足つり」が起こります。
そのため、レース中に本製品を摂取し、ナトリウムを補給することで、足つりを予防できるでしょう。
【特徴④】疲労回復効果のあるクエン酸を配合
疲労回復効果のあるクエン酸を1,100mg配合。
クエン酸は、クエン酸回路と呼ばれる回路の起点となる栄養素です。
体内に溜まった乳酸をエネルギーに変換するのがクエン酸回路の役割で、クエン酸が不足すると、この回路がうまく起動せず、エネルギーが生成されません。
また、乳酸が身体の中に溜まると疲れやすくなり、パフォーマンスに影響を及ぼします。
特に、フルマラソンのように長時間走る際は、大量のエネルギーが必要になるため、クエン酸の補給は必要です。
【特徴⑤】何回かに分けて摂取可能なキャップ付き

補給食の中では珍しく、キャップが付いています。
(キャップが付いているため、)開封時、手を汚さずに済みますし、また、一度に飲みきらなくて良いのもポイントです。
【特徴⑥】アンチ・ドーピング認証取得で大会でも使用可
本製品はアンチドーピング認証を受けているため、信頼性は担保され、安心して摂取できます。
市民ランナーにはあまり関係ありませんが、アスリートの方は「オリンピック」などに出場する際、ドーピング検査を受けます。
ですが、上記の認証を受けている食品は、ドーピング検査に引っかからないことを意味します。
要するに、アスリートの方も安心して摂取できる食品ということです。
摂取してみた感想
飲みやすい味で、美味しくいただけました。
ただ、ジェル特有のドロッとさがあるので、喉が渇いている時は飲みづらいです。
できれば、水と一緒に摂取するのをおすすめします。
パッケージにも、「そのまま、もしくは180mlの水に溶かして」と書かれていました。
本品1袋(69g)をそのまま、または180mlの水に溶かしてお召し上がりください。※水の量はお好みで調整してください。
なので、レース中に摂取する場合は給水所で水を貰い、水と一緒に摂取すると美味しくいただけます。
携帯しやすさ
携帯しやすいポーチタイプですが、キャップが付いている分、(ハーフパンツの)ポケットに入れるには少し場所をとります。
大きさはこんな感じです。

なので、バックパックやウエストポーチに入れて持ち運ぶと良いでしょう。
飲むタイミングは?
公式サイトに記載はありませんでしたが、「トレーニング・レース中は1時間に1度の摂取」が良いでしょう。
というのも、補給食は摂取してからエネルギーに変換されるまで30分かかるため、短時間で大量に摂取しても効果は実感できません。
また、ジェルは胃への負担が大きく、大量に摂取すると、”胃痛”や”むかつき”、”吐き気”を引き起こしやすくなるため、1時間に1度の摂取をおすすめしています。
摂取例
仮に、サブ4目標(4時間以内完走)※であれば、11km地点(1時間経過時)、21km地点(2時間経過時)、32km地点(3時間経過時)で摂取するという形です。
※他の目標タイムの摂取タイミングはこちらをご覧ください。
同じ味(味は1種類のため)だと飽きてしまうため、他のブランドの補給食と併用して飲みましょう。
スタート直前:他のブランドの補給食(カフェインなし)
11km地点:本製品(カフェインなし)
21km地点:他のブランドの補給食(カフェインなし)
32km地点:他のブランドの補給食(カフェインあり)
スタート直前、レース前半は「カフェインなし」の味を摂取し、(前述の通り、)25〜30km地点で「カフェインあり」の味を摂取しましょう。
カフェインには覚醒作用があるので、疲れているからこそ効果を発揮してくれます。
本製品はカフェインが入っていないため、(上記の例の場合、)11km、もしくは21km地点で摂取すると良いでしょう。
【まとめ・評価】
最後に個人的な評価です。☆5つ満点で評価しました。
味(飲みやすさ) | (3.0 / 5.0) |
効果(マラソン向きか) | (4.0 / 5.0) |
価格(入手しやすさ) | (4.5 / 5.0) |
携帯しやすさ | (3.5 / 5.0) |
総合評価 | (3.5 / 5.0) |
価格の点では、他の補給食より安く購入できるので評価は高めですが、味は水がないと飲みづらい点でこの評価となっています。
ただ、バナナ2本分の「エネルギー」や汗で失われる「ナトリウム」や疲労回復効果のある「クエン酸」が摂取できる点では、ランナーにとって嬉しい点です。
下記は、エネルギー量を100g換算した場合の各補給食の比較です。
- エネもち(362 kcal)
- Mag-onエナジージェル(292 kcal)
- WINZONE エナジージェル(287 kcal)
- チャレンジャー・パワーリキッド(282 kcal)
- スポーツようかん(282 kcal)
- KODAエナジージェル(260 kcal)
- ピットイン エナジージェル(246 kcal)
- メダリスト エナジージェル(233〜237 kcal)
- アスリチューン・ポケットエナジー(223 kcal)
『ピットイン』は上記の位置になります。
ぜひ、レースに出場される際の参考にしていただければと思います。
以上、ピットインのレビューでした。
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【要チェック】フルマラソン完走ロードマップ

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